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【天皇杯】接戦から抜け出し千葉ベスト8へ 原修太27得点3P5本決め切る「カップ戦は結果が全てなので多分みんな満足してる」

【天皇杯】接戦から抜け出し千葉ベスト8へ 原修太27得点3P5本決め切る「カップ戦は結果が全てなので多分みんな満足してる」

天皇杯3次ラウンド
10/31 ウィンドヒルくしろアリーナ

千葉J 88-75 北海道
1Q 27-25
2Q 27-15
3Q 19-21
4Q 15-14

<千葉>
#31 原修太 27得点(3P5/7)
#4 ヴィック・ロー 16得点
#33 ジョン・ムーニー 16得点 9リバウンド

<北海道>
#5 アレックス・マーフィー 18得点
#2 ドワイト・ラモス 14得点 8リバウンド
#8 高橋耕陽 12得点

試合は、千葉の原、富樫のスリーポイントで千葉がすっといい入りをする。北海道はモータム、マーフィーと繋いでいく。
北海道は闘将、橋本を中心に組み立てていく、ディフェンスから流れを作り、千葉に最後まで対応していけるかがポイントになる。千葉はボール展開を速く、フリーにしてシュートを決めていく。
北海道はラモスのフィジカルの強さ、マーフィーでの得点を見せて千葉に同点に追いつき、高橋のスリーポイントで逆転する。

北海道はボールプッシュしてからインサイド、アウトサイドと昨シーズンより確実に得点力がアップしていて、オフェンスバリエーションが増えている。あとはディフェンスで相手のオフェンスをどれだけ抑えられるか。見応えある1Qになり、27-25千葉Jリード。

2Qの入りも両チーム好調で、得点の入れ合いから始まり、千葉原の決定力は増して行く。北海道もスティールから得点してリードしていきオフェンスの爆発力を見せる。
徐々に千葉のリードが広がるが、ラモスのフロースローで食らいつく北海道。
橋本と大倉のPGマッチアップも見応えあり、原はインサイドでペイントアタックしてフィジカルの強さも見せてバスカンで3点プレーで、この後北海道は得点取れず54-40と千葉がリードして折り返す。

後半に入って、ペイントアタックからキックアウト、ピックからといいオフェンスをしている北海道はシュートがリングから嫌われてしまう。その間千葉Jはしっかり得点を重ねていく。
ローとムーニーもインサイドとアウトサイドでチームに貢献していく。北海道はここから引き離されず得点して1桁得点差に戻し、73-61で最終クォーターへ。

4Q中野のスリーポイントから入り追い上げたいが、千葉のオフェンスを止められない。千葉は大倉、原、そして富樫が得点をあげるので差が埋まらない厳しい時間帯になる。
千葉は速い展開、そしてフリーを作って決め切り、そのまま最後まで強さを見せていき、88-75で北海道に勝利してベスト8にコマを進めた。
北海道はミスターバスケットボール、佐古賢一HCを中心に確実にチーム力は上がっている、シーズンを通してチーム変革をしている最中で一戦一戦が勝負になっている。オフェンス力はあり、ディフェンスの対応がここから強度を上げていけるはずだ。

 

ベスト8進出チーム

北海道会場
千葉ジェッツ
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

長野会場
アルバルク東京
信州ブレイブウォリアーズ

三重会場
島根スサノオマジック
群馬クレインサンダーズ

宮崎会場
横浜ビー・コルセアーズ
三遠ネオフェニックス

 

試合後コメント

パトリックHC(千葉J)公式SNSより

「難しい状況でしたが2日間勝てて良かったです。今日は原が攻守ともに貢献してくれて、ムーニーもインサイドをよく守ってくれました。次のラウンドに進めるのはとても嬉しいです。リーグ戦から6連勝でバイウィークに入れるので気持ちの面でもリフレッシュできるかなと思います。」

 

原修太(千葉J) 公式SNSより

「昨日はかなりコンディションが悪かったんですが、今日はしっかり休んで臨めたので皆動けていたかと思います。昨日の課題だった前からのプレッシャーを掛けるところで、北海道#0 橋本選手にプッシュされたりもしましたが、後半は徐々にアジャストできたかなと思います。
欲を言えばもう少し離して勝ちたかったですが、カップ戦は結果が全てなので多分みんな満足してると思います。また、応援してくれた皆さん、ハロウィンのイベントよりバスケットを選んでくれてありがとうございます。本当に力になりました!」

 

佐古賢一HC(北海道)

「全体的には自分たちが目指していた戦術戦略で進められましたが、前半、(千葉J)原選手の高確率な3PTに苦しむ場面がありました。ここに我慢強くついていきたいと思っていたところ、2Qの後半など、3Pを要所で決められる時間帯に自分たちのオフェンスの足が止まってしまい、ここが悔やまれる時間帯となりました。
後半はしっかりディフェンスからマインドを切り替えて戦うことができたので、苦しい時間帯でどんどん気持ちを切り替えて、ゲームにアジャストしていく必要があると感じています。ただ、何が良くて、何が悪いか、悪い時間帯はどのようにして点を繋いでいくべきかがしっかり整理されてきたので、バイウィーク中は自分たちが目指すバスケの基盤をより強固にする時間にできますし、リーグ戦再開後のゲームが楽しみです。」

 

橋本竜馬(北海道)

「全体を通して良い部分もあった中、勝ち切れなかったというところは、自分たち一人ひとりの我慢や、一つのプレーに対しての強度が、千葉Jさんの方が上回っていたと改めて感じたので、このバイウィーク中に自分たちが何をするべきかを見つめ直す時間にしなければいけないです。

最終的に13点差になってしまいましたが、先行された時に着実に点差を縮めていき逆転するためには、毎日の練習での積み重ねが大切になってきます。次回千葉Jさんと対戦する時には、同じ展開になったとしてもしっかりと逆転できるようにチームで準備していきたいと思います。」

 

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Jbasketライター

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