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【Bリーグ】川崎・米須玲音、怪我から復帰し今季初スターター 名門クラブ復活へ、PGとして見えた課題と手応え

【Bリーグ】川崎・米須玲音、怪我から復帰し今季初スターター 名門クラブ復活へ、PGとして見えた課題と手応え

ゲームを読む力と判断の速さ、そして抜群のパスセンス。川崎、そして日本代表としても期待されるポイントガードが米須玲音だ。

昨年9月のプレシーズンゲームで右肩を負傷。手術を受け、全治未定の大怪我となった。今シーズン開幕前からインジュアリーリストに登録され、前半戦はリハビリと治療に専念。2月13日付でリストから抹消され、約5か月ぶりに公式戦のコートへ戻ってきた。

2月14日、B1東地区の川崎ブレイブサンダースに所属する米須玲音が、右肩関節脱臼から復帰。Bリーグ第23節、宇都宮ブレックス戦で今シーズン初出場を果たした。
そして第25節、3月11日ホームにて群馬クレインサンダーズ戦で今シーズン初のスターターとして出場し、約26分出場で15得点、3ポイント4本、8アシストと存在感を見せた。
復帰後は5試合に出場し、平均15分46秒で4.4アシストを記録。3ポイント成功率45.0%、フリースロー成功率100%と高い効率を見せ、限られた出場時間の中でもゲームメイク能力の高さを示している。

群馬戦後、今シーズン初スターターとなった米須玲音に試合と現在の状態について話を聞いた。

J:今シーズン初スタートでした。リハビリ期間もありましたが、どうでしたか。

米須玲音
「そうですね。まあでも、普通に『スタートだからこうやってやろう』っていう気持ちが表に出たというよりかは、いつも通り試合に出たら出たで、コートに立ったら自分の役割を全うするということでした。
ただ、スタートの出だし、チームとしてなかなかいい流れで入れなかったので、自分としては落ち着いて入れた部分はあったんですけど、もっとゲームコントロールのところでやれていれば、あんな大量失点にはなっていなかったかなという反省はあります」

J:試合の入りの部分についてはどう感じていますか。

米須玲音
「やっぱりボールが停滞していた部分があったので、もっと自分が要求して、シンプルなプレーをコールしてボールムーブをしていれば、もっといいシュートで終われていたと思いますし、その次につながるディフェンスもちゃんとできていたんじゃないかなというふうに思います」

大河との2ガード「2人で出ると楽しい」
J:若手の大河選手と一緒に出る時間もありました。

米須玲音
「そうですね。2ガードに限らず、一人一人が脅威になることが求められていると思います。2ガードになったから攻めやすいとかではなくて、3ガードでも2ガードでも、一人一人が脅威になることが大事だと思います。
一度、大河と一緒に出た時があって、その試合後にも2人で話しましたけど、やっぱり『2人で出ると楽しい』というのはありました。
2人ともガードとして色々分かっていますし、周りも見えているのでやりやすいというのはあります。
その中で自分たちが周りを引き出す役割を果たしていければな、もっともっとやっていこうというふうには話しました」

3ポイント「自分でメイクして打つ形を」
J:スリーポイントについてはどう考えていますか。

米須玲音
「ここ数試合でスリーは入っていますけど、自分でメイクして打つスリーというのがまだ自分の中で出せていない部分ではあるので、そこをもう少しできれば本数も増えてくるんじゃないかなと思っています。シュートは水物でもありますし、打っていくことも大切だと思います。
フリーの時に待ちすぎてしまう部分もあるので、自分のタイミングでもう打つというところを決めてプレーしています。
竜青さんにも『外れても続けていけば感覚もつかめるし、そのうち入ってくる』と言われているので、そこは意識してプレーしています」

J:残り18試合、どんな戦いにしていきたいですか。

米須玲音
「残り18試合ですが、ホームでできる試合は残り5試合です。その5試合に限らず、この18試合を1試合1試合大事に戦っていきたいと思っています。
勝ち負けはありますけど、何かを残していかないといけないと思っていますし、これだけお客さんが見に来てくださっているので、チケットを買って『また見たい』と思ってもらえるように、自分たちがコートでプレーして、一緒に試合を戦っていけたらなと思っています」

Jbasket視点
東山高校時代から世代トップクラスのポイントガードとして注目を集め、高校時代には特別指定選手として川崎でプレー。将来を嘱望される存在だ。

本来であれば今シーズン、川崎のポイントガードとしてチームを牽引することが期待されていた米須。肩の怪我により長くコートに立つことができなかったが、ついに復帰を果たし、再びその才能をコートで示していく。

長いリハビリ期間を乗り越え、ようやくコートに戻ってきた米須玲音。ゲームを読む力と卓越したパスセンスで、再びチームを動かしていく。
シーズンは残り18試合。若きポイントガードのゲームメイクが、川崎にどんな流れをもたらすのか注目される。名門クラブ復活への鍵を握るのは、その司令塔の成長かもしれない。

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Jbasketライター

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