【男子日本代表】日本代表12名 もう誰が決まっても、誰が外れても、不思議ではない/国際強化試合 東京大会に向けて

日本代表12名 もう誰が決まっても誰が外れても不思議ではない/国際強化試合 東京大会に向けて

現在、ワールドカップに向けて国際強化試合を行なっている男子日本代表候補は15名とこれまで予選から日本代表を引っ張ってきた選手たちがいる。この国際強化試合を6試合終えた今、12名もう誰が決まっても、誰が外れても、不思議ではない程、どの試合も一人ひとりがアピールした内容となり国際強化試合もいよいよ残り3試合、有明アリーナでのアンゴラ、フランス、スロベニア戦東京大会となる。

その中で、これまで負けた試合は2試合。韓国遠征の初戦の負けをしっかり課題に対してアジャストし2戦目は勝利した。ニュージーランド戦(太田)では1試合目は河村勇輝が代表復帰して躍動し勝利、2戦目は強度高いフィジカルに苦戦して、相手にアジャストされ日本のバスケが出来なかった。その敗戦の課題となったのは、やはりリバウンドになる。そこに対してホーバスHCは試合後の会見で、「ジョシュ、ユータが入るんだったら全然問題ない。4番、5番は川真田か、井上か、飛勇か。この試合で誰がリバウンドを取れる、誰がフィジカルで負けるという判断ができた」とコメントした。

そして、東京大会から参加する渡邊雄太、ジョシュへの期待が大きい。渡邊雄太は公開練習で自身の現在のコンディションで70%ほどで、残りは強化試合で合わせて本番までに仕上げていくという。

2番、3番の激戦区となるポジションについては「今まで富永が良いバスケットやっていたけど、今日はあまり良くなかった。マコが今日良いバスケットをして、シュートもドライブも良かった。本当に2番、3番は難しいです」

ガードとして色んな組み合わせを試している西田と原の組み合わせでももっと見たかったと話すと「西田はポイントカードのプレーもよくやっているし、ディフェンスコンタクトも全然問題ないバスケットができていてすごく良かった。金近は久しぶりに金近らしいバスケットが見られて良かったです」とインパクトを残した。

どの選手が残ってもおかしくない、毎試合、選手達は日本の勝利と共に自分のプレーも出し切り、アピールし続けた結果、ニュージーランド戦試合後の会見で「メンバーはアンゴラ戦までこのまま行く可能性もあります。本当に難しいよ」と、トム・フォーバスHC は締め括る。

毎試合毎に、新しい選手が加わり組み合わせやローテーションも様々となり、残り3試合の強化試合で調子がよかった選手が選ばれる構想となる、有明アリーナでの東京大会でワールドカップ出場する12名が決まる。

 

日本代表候補15名

比江島慎 (SG / 191cm / 宇都宮ブレックス)
須田侑太郎 (SG / 190cm / 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
富樫勇樹 (PG / 167cm / 千葉ジェッツ)
原修太 (SF / 187cm / 千葉ジェッツ)
渡邊雄太 (SF / 206cm / フェニックス・サンズ)
ジョシュ・ホーキンソン (C/PF / 208cm / サンロッカーズ渋谷)
馬場雄大 (SG / 195cm / -)
吉井裕鷹 (SF / 196cm / アルバルク東京)
川真田紘也 (C / 204cm / 滋賀レイクス)
渡邉飛勇 (C / 207cm / 琉球ゴールデンキングス)
西田優大 (SG / 190cm / シーホース三河)
井上宗一郎 (PF / 201cm / 越谷アルファーズ)
富永啓生 (SG / 188cm / ネブラスカ大学)
河村勇輝 (PG / 172cm / 横浜ビー・コルセアーズ)
金近廉 (SF / 196cm / 千葉ジェッツ)

 

日本代表試合スケジュール

◉国際強化試合 東京大会
有明アリーナ
8月15日(火) 19:00 tipoff 日本 vs アンゴラ
17日(木) 19:00 tipoff 日本 vs フランス
19日(土) 15:00 tipoff 日本 vs スロベニア

◉FIBAバスケットボールワールドカップ2023
8月25日(金)〜9月10日(日)
沖縄グループステージ :沖縄アリーナ(日本)
決勝ステージ;マニラ・フィリピン

日本戦スケジュール
8月25日 (金) 21:10 tipoff 日本 vs ドイツ
8月27日 (日) 21:10 tipoff 日本 vs フィンランド
8月29日 (火) 20:10 tipoff 日本 vs オーストラリア

 

【男子日本代表】第1次強化合宿参加メンバー全26名発表/アジア競技大会、W杯トレーニングキャンプ、ディペロップキャンプと3つに分けて招集

【男子日本代表】第1次強化合宿参加メンバー全26名発表/アジア競技大会、W杯トレーニングキャンプ、ディペロップキャンプと3つに分けて招集

ワールドカップトレーニングキャンプには、現在NBAインディアナ・ペイサーズのプレドラフトワークアウトに参加している富永啓生(ネブラスカ大)も名を連ねている。

今回の招集は3つに分けて代表合宿を行うことが決まった。
①第19回アジア競技大会へ向けたメンバーの選考
9月23日 (土) 中国・杭州

② FIBAバスケットボールワールドカップ2023直前合宿、ここに向けた一部選手の事前トレーニング6月下旬より実施予定

③ディベロップメントキャンプ
将来的な男子日本代表チームの強化を目的

 

第19回アジア競技大会 候補メンバー

安藤周人 (SG /190cm /アルバルク東京)
齋藤拓実 (PG /172cm /名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
今村佳太 (SG /191cm /琉球ゴールデンキングス)
熊谷航 (PG /173cm /信州ブレイブウォリアーズ)
マシュー・アキノ (C /205cm /信州ブレイブウォリアーズ)
寺嶋良 (PG /179cm /広島ドラゴンフライズ)
細川一輝 (SG /187cm /三遠ネオフェニックス)
牧隼利 (SG /188cm /琉球ゴールデンキングス)
川真田紘也 (C /204cm /滋賀レイクス)
小酒部泰暉 (SG /187cm /アルバルク東京)
西野曜 (SF /199cm /サンロッカーズ渋谷)
赤穂雷太 (SF /196cm /横浜ビー・コルセアーズ)
八村阿蓮 (PF /196cm /群馬クレインサンダーズ)
高島紳司 (SG /191cm /宇都宮ブレックス)
市川真人 (C /206cm /白鷗大学)
米山ジャバ偉生 (PF /190cm /千葉ジェッツ)

 

FIBA2023ワールドカップトレーニングキャンプメンバー

馬場雄大 (SG /195cm / – )
吉井裕鷹 (SF /196cm /アルバルク東京)
テーブス海 (PG /188cm /滋賀レイクス)
渡邉飛勇 (C /207cm /琉球ゴールデンキングス)
西田優大 (SG /190cm /シーホース三河)
井上宗一郎 (PF /201cm /サンロッカーズ渋谷)
富永啓生 (SG /188cm /ネブラスカ大学)
金近廉 (SF /196cm /千葉ジェッツ)

 

ディペロップメントキャンプメンバー

山ノ内勇登 (C /207cm / ポートランド大学)
山崎 一渉 (SF /200cm / ラドフォード大学)

 

スタッフ

ヘッドコーチ トム・ホーバス(公益財団法人日本バスケットボール協会)
アソシエイトヘッドコーチ コーリー・ゲインズ (公益財団法人日本バスケットボール協会)
アシスタントコーチ 勝久ジェフリー(川崎ブレイブサンダース)
アシスタントコーチ 佐々宜央(宇都宮ブレックス)

 

 

【ワールドカップ】アジア地区予選window6に向けて日本代表 富樫、河村、比江島合宿メンバー18名を発表/橋本、細川初選出

【ワールドカップ】アジア地区予選window6に向けて日本代表 富樫、河村、比江島合宿メンバー18名を発表/橋本、細川初選出

JBAがワールドカップアジア地区予選Window6に向けて日本代表直前合宿招集メンバーが1/31に発表された。橋本晃佑(三河)と細川一輝(三遠)はトム・ホーバスJAPANになってからは初の代表招集となる。最終エントリーメンバーの12名は、改めて各試合の前日に発表される予定。

ワールドカップ2023は、8/25-9/10の期間でフィリピンをメイン会場に沖縄、インドネシアの共催になる。全部で32カ国が出場で、ヨーロッパ12カ国、アメリカ大陸7カ国、アフリカ5カ国、アジア・オセアニア8カ国で戦う。日本は開催国枠で出場が決まっていて、現在17カ国が決定しており今月で全て出場国が決定する予定になっている。その後4月に一次リーグの予選組み合わせ発表される。

 

日本代表

ホーバス トム HC
ゲインズ コーリー アソシエイトHC

選手18名
ファジーカス ニック (C/207cm/川崎ブレイブサンダース)
比江島 慎 (SG/191cm/宇都宮ブレックス)
エヴァンス ルーク (C/203㎝ /ファイティングイーグルス名古屋)
永吉 佑也 (PF/198cm/ライジングゼファー福岡)
須田 侑太郎 (SG/190cm/名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
安藤 誓哉 (PG/181cm/島根スサノオマジック)
橋本 晃佑 (PF/203cm/シーホース三河)
富樫 勇樹 (PG/167cm/千葉ジェッツ)
安藤 周人 (SG/190cm/アルバルク東京)
齋藤 拓実 (PG/172cm/名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
アキノ マシュー (C/205cm/信州ブレイブウォリアーズ)
細川 一輝 (SG/187cm/三遠ネオフェニックス)
吉井 裕鷹 (SF/196cm/アルバルク東京)
川真田 紘也 (C/202cm/滋賀レイクス)
テーブス 海 (PG/188㎝/滋賀レイクス)
西田 優大 (SG/190cm/シーホース三河)
井上 宗一郎 (PF/201cm/サンロッカーズ渋谷)
河村 勇輝 (PG/172cm/横浜ビー・コルセアーズ)

平 均 191.3cm、 27.5歳
川真田紘也選手は日本代表育成強化合宿として参加

 

放送・配信

2月23日 (木・祝) 15:00 tipoff
日本(38位) vs. イラン(20位)
日本テレビ系 14:55〜 [生放送]
DAZN 15:00〜[LIVE配信]
TVer 14:55〜[LIVE配信]

2月26日 (日) 14:05tipoff
日本(38位) vs. バーレーン(84位)
テレビ朝日系列 13:55〜[生放送]
DAZN 14:05〜[LIVE配信]
TVer 13:55〜[LIVE配信]

放送・配信開始時間等詳細
◉テレ朝バスケ
https://www.tv-asahi.co.jp/basketball/

◉日テレバスケ部
https://www.ntv.co.jp/basketball/

◉DAZN
https://www.dazn.com/ja-JP/competition/Competition:efjj10y98b8fdydorzb4ainoq

 

【Bリーグ】井上宗一郎(SR渋谷)夢だった日本代表を実現し更に進化を遂げる 今シーズン優勝目指す/Jbasketインタビュー

【Bリーグ】井上宗一郎(SR渋谷)夢だった日本代表を実現し更に進化を遂げる 今シーズン優勝目指す/Jbasketインタビュー

現在、日本代表でもスリーポイントで頭角を表してきたサンロッカーズ渋谷の井上宗一郎。今シーズンが始まりバイウィークに入る前の頃、SR渋谷の練習で居残りシュート練習を終えた後、爽やかに体育館へ戻って来てくれた。

201cm、23歳の井上は、特別指定からBリーグシーズン開幕からプロ契約選手としてスタートを切った。

井上といえば、トム・ホーバスJAPANの中で、もっとも光を放つ選手の1人である。ビッグマンでありながら、シューターとして日本代表で開花している。
井上は福岡大学附属大濠高校で全国のトップ選手として活躍、高校生でBリーグ「ライジングゼファー福岡」で特別指定選手となる。
大学は筑波大学、インサイドプレーヤー、シューターとして活躍し、再び「三遠ネオフェニックス」でも特別指定選手としてプレーする。そして最後のインカレでは3位に入賞、3位決定戦では現在、横浜BCに所属のキング開(専修大学)との熱戦で勝利し涙を流すシーンが印象的だった。※10代、大学時代のエピソードも、下記のJbasketインタビューでご覧ください。

インカレ後にサンロッカーズ渋谷に、日体大の小川麻人と共に特別指定選手として契約しチームに合流した。その後プロ契約選手として、サンロッカーズ渋谷と契約し現在至っている。「プロチームでは厳しい言葉をかけられる事で自分にとってプラスになる」と言うが、プレイタイムでも大学とは違い変化はでてくる。

 筑波大学時代の井上

元NBA選手が多い渋谷では、ポジション的にも中々プレータイムが貰えない状況が続く中で、大学までフルタイムに近い時間プレーしていた井上は、プロでは短い時間に結果を出していかないといけない状況で苦しむ時もあった。出た時間は、一つ一つ、大切に全力で自身の力を出し切る事。自身ではディフェンスの強度をもっと上げていく事、スリーポイントの決定率を上げていく事、リバウンドでチームに貢献する事と、Bリーグでの新たな目標にチャレンジしていた。

そこに、日本代表でトム・ホーバスHCが就任してから若手やインサイドプレーヤーを新たに探していた時に井上に光が当たる。
井上は日本代表でプレーする事を目標にしてきた経緯があるのでチャンスが巡ってきた。トムHCは5アウトのスタイル、フリーになればアウトサイドからシュートを打つプレーヤーを求めていた。
井上はしっかり準備してやってきたので、代表に招集されてから、自身の能力、パフォーマンスを出す事が出来た。日本代表の試合でも打ち切り、決め切っていく。

メンバーも入れ替えが多い日本代表候補だが、トムHCの試合後会見でも常に井上の名前が上がる程になる。

今年のFIBAアジアカップ2022では、ベスト8でオーストラリアに負けはしたが、NBA渡邊雄太(ネッツ )が不在の中、NCAAで活躍する富永啓生、富樫勇樹(千葉)がスコアしていく試合で井上も次に得点して日本を引っ張った。
コメントでも「個人的にはスイッチディフェンスが多くて、スイッチした後の課題だなと感じましたし、手応えとしては武器のスリーポイントが通用する事がわかったのでチャンスが有れば狙っていきたい。

シュートに自信を持ち、
「試合は負けに決まりかけている時でも、次に繋がる雰囲気にしたいと最後のメンバーで話していたので、それが結果に繋がったと思います」と進化していく。

更に
「目の前の試合を大事に、出ているプレータイムを全力を尽くしてしっかり役割を全うしたら勝てると思うので自分も肝に銘じて頑張りたいと思ってます」と、スリーポイントを決めて日本代表の選手としてプライドを覗かせる。

8月に行われた、ワールドカップ2023アジア地区予選window4アウェーイラン戦ではスターターとして出場して、カザフスタン戦では、スリーポイントを3本しっかり決めて日本代表に貢献してきた。

来年のワールドカップに出場するのみならず、進化して日本代表としてプレーしたいと井上は、オリンピックにも意欲を示す。
そして、今シーズンBリーグでは、サンロッカーズ渋谷悲願のBリーグ制覇に向けて戦って行くためにプレーの幅、決定力を上げてチームに貢献していく。プレータイムが厳しい渋谷でこれからどう活躍してチームに貢献していくかが注目になる。

 

Jbasketインタビューでは、チームメイトとの話や、バスケット以外でも、プライベートでの日々や、楽しい性格、個性も感じる事が出た対談インタビューをご覧下さい。

トークテーマ
・筑波大学時代
・特別指定選手
・バンクフリースロー
・プロとは
・音楽、ファッション
・ライフワーク
・日本代表について
・トム・ホーバスから学んだ事
・日本代表への思い
・今シーズンは

そしてフリースロー対決!!

井上宗一郎SNS
Instagram
http://www.instagram.com/so16_15

Twitter
https://twitter.com/so16_75

井上宗一郎キャリア

1999年5月7日生まれ
23歳 東京都出身
201cm

福岡大学附属大濠高校
ライジングゼファー福岡(2017-18)特別指定選手
筑波大学
三遠ネオフェニックス(2020-21) 特別指定選手
サンロッカーズ渋谷(2021-)

日本代表
ワールドカップ2023アジア地区予選選出