【It Roster025】 五十嵐圭『集大成と新たな挑戦』B1からB3に降格した新潟を立て直す覚悟を持ってきた

【It Roster025】 五十嵐圭『集大成と新たな挑戦』B1からB3に降格した新潟アルビレックスBBを立て直す覚悟を持ってきた

五十嵐圭
長年に渡って日本のバスケットを牽引してきた選手。若い頃から圧倒的な人気を博してきた五十嵐は、2016-21 新潟アルビレックスBB、その後は群馬へ、そして今シーズン、地元になる新潟アルビレックスBBに復帰した。

新潟アルビレックスBBは、新潟県の名門チームとしてB1に所属してきたが昨シーズンにB2に降格してシーズンを終えた結果、誰もが驚くB3へ降格となる。

そこで、新体制を組み直す新潟は、Wリーグでも監督を経験した鵜澤新HCになり、そこに白羽の矢がたったのが、五十嵐圭だ。
五十嵐は昨シーズンまでB1で優勝を目指す群馬クレインサンダーズに3シーズン所属してしていた。怪我もありなかなかプレータイムを望めない日々も過ごしていた。この日、新潟ホームでの五十嵐圭の練習をみて、44歳の年齢にも関わらず、真骨頂のスピードスターと呼ばれてきた、速さやゲームをコントロールする力は健在だと感じた。何よりもファンブースターは五十嵐がコートで躍動する姿を見たい。そして今シーズンそれが実現する。

4シーズンぶりにオレンジのユニフォームに袖を通す五十嵐は「選手としてしっかりプレーすること、そしてこのクラブを立て直すこと」この想いでB3に降格した新潟アルビレックスBBへ復帰した。そんな中、五十嵐にここに至る経緯やここからの想いを聞くことができた。

 

五十嵐圭へJbasketインタビュー

J:なぜこのチームに復帰をしたのか教えてください

「新潟からのオファーをいただいた中で、自分自身も新潟を離れはしましたが、ずっと新潟の動向は気になっていました。B1からB2、B2からB3という降格を見てきて、素直に残念だなっていう気持ちと、ただ何もできない悔しい気持ちと、色々な思いがあった中で新潟からお話をいただきました。
1番はまず選手としてしっかりとプレーをする、プレーでチームを引っ張って欲しい部分と、もう1つはこのクラブを立て直して欲しいと声をかけていただいたことでした。 自分自身にとってもカテゴリーが変わる、B2、B3と経験したことがなかったけど、ただ、群馬でも過去2シーズンは、なかなかコートへ立つ時間も限られて、 思うように自分自身もプレーできていなかったところもあったので、B3というカテゴリーというよりは、自分自身がしっかりとプレーをする、自分の「集大成」という位置付けで今回戻ってきました。

戻ってきたからには、チームのためになるプレーをするのはもちろんです!それとはまた別に、B3まで落ちてしまったクラブを、選手としてどのように立て直していけるかが、自分にとっての新たな挑戦かなと思っています」。

 

J:新潟をどのように盛り上げて引っ張っていこうと思っていますか

「やはりここ数年で離れていってしまったファン、ブースターの皆さんがたくさんいらっしゃると思うので、そういった方たちに、また戻ってきてもらえるように、そして新しいファンの皆さんたちも、来場してもらえるようにしたいです。
そのためには、まずはしっかり勝つ試合を見せること、そして、また見たい面白いって思ってもらえるようなチームにしていきたいですし、そういうチームを作っていきたいと思っています」。

 

J:鵜澤新HCとは旧知の仲ですが
どんな感じでチームを作られていますか

「自分がこの新潟に戻ってこようと思った1つの要因として、やはり鵜澤がこのチームでヘッドコーチをするというのがすごく大きかったです。僕自身、プレイヤーとして1番長く一緒にプレーしたのが鵜澤なので、やはりそういった意味でも、自分自身、プライベートも含めて本当にに1番信頼している人間がこのチームの指揮を執る、その中で自分自身も一緒にこのクラブを立て直したいなって思いました。
鵜澤は、1つ年下ではありますけど、彼自身も引退をして、 WJBLでアシスタントコーチ、ヘッドコーチと経験もしてきてますけど、ただ、Bリーグのヘッドコーチとしては初めてなので、そういった分はお互いのサポートしながら、コミュニケーションを取りながらやっていければいいかなと思っています」。

 

下記の7つの質問はフルバージョンの動画でご覧ください。

J:新潟に復帰して今はどんな気持ちですか

J:なぜこのチームに復帰をしたのか教えてください

J:新潟をどのように盛り上げて引っ張っていこうと思っていますか

J:スピードスターとしてプレーされてきましたが、緩急含めたどんなプレーを意識されていますか

J:鵜澤新HCとは旧知の仲ですが
どんな感じでチームを作られていますか

J:自身も日本代表🇯🇵の核として活躍
されていましたが、今の日本はどう感じていますか

J:自身とチームの今シーズンの
見どころを教えてください

 

動画🎥

 

日本のバスケットを長きに渡って牽引してきた五十嵐が、まだ叶えていないのがリーグ優勝になる。トップリーグでプレーし続けてきたが、2018-19シーズンで新潟は地区優勝をしたがリーグ優勝はいまだにないことになる。
今回、新潟に移籍してカテゴリーはB3になるが、現役選手である五十嵐の初のリーグ優勝も最大の見どころにもなるので注目していきたい。五十嵐は、年齢に関係なく軽快に体が動く選手。コートで躍動する44歳をこれからもさらに注目したい。

 

この開幕前の取材の日も五十嵐は激しい練習を楽しんでいる。

 

新チームでの決起会では4年ぶりのユニフォーム姿を見せてファンブースターが復帰に喜んだ。

 

キャリア

PG/ 180cm / 1980年5月7日生まれ/
44歳 / 新潟県上越市

◉北陸高校
◉中央大学 インカレ 3位、準優勝

2003-09 日立サンロッカーズ
2009-10 トヨタ自動車アルバルク
2010-16 三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ
2016-21 新潟アルビレックスBB
2021-24 群馬クレインサンダーズ
2024- 新潟アルビレックスBB

日本代表🇯🇵
2003年 第22回ユニバーシアード
2003年 FIBAアジア選手権
2005年 FIBAアジア選手権
2006年 FIBA世界選手権(ワールドカップ)
2007年 FIBAアジア選手権
2009年 FIBAアジア選手権

【Bリーグ】折茂武彦引退セレモニーから新シーズンに向かって/ 日本バスケ界に革命を起こしてきた折茂代表と佐古賢一HCの挑戦、新たな伝説を作るレバンガ北海道

【Bリーグ】折茂武彦引退セレモニーから新シーズンに向かって/ 日本バスケ界に革命を起こしてきた折茂代表と佐古賢一HCの挑戦、新たな伝説を作るレバンガ北海道

新シーズンに向けてBリーグが動き出している。9/3にレバンガのファンイベントが行われた。
折茂武彦代表は「3年ぶりとなるオフラインでのTIPOFFイベント開催をファンの皆さまと一緒に迎えることができて嬉しく思います。」代表として新たなスタートを、CSにチャレンジするシーズンを迎える。

また2年目を迎える佐古賢一HCは「私は昨季からチームを率いていますがこのようなイベントは初めでしたので、新鮮且つ、ファンの皆さまとの距離を縮めることができたと思いますし、なにより楽しかったです。」と CS出場に向けて動き出している。日本のバスケット界に革命を起こしてきた2人。

また、このBリーグのようなプロリーグになるために尽力を尽くしてきたレバンガ北海道折茂武彦代表と佐古賢一HC。
日本バスケボール史上で代表する二人の貢献、そしてようやく日本代表以外で同じチームで日本一を目指す。もちろん、選手として2人がコートで同じユニフォームを着て躍動するシーンを見ることが出来なかったが、代表とHCという立場で日本一を目指し、日本代表する選手を輩出を、レジェンド折茂武彦、ミスターバスケットボール佐古賢一は新たな高みを目指す。

今年の6月に延期されていた折茂武彦引退試合が行われた。それはBリーグを代表する現役選手、またBリーグ前身のJBLで活躍した選手が集まった。
改めて折茂代表の功績、人柄、命を削って選手でありながらレバンガ北海道のチーム運営をしてきた事。
色々な思いが詰まった引退セレモニーになった。それも振り返っていきたい。

 

Jbasketインタビュー
折茂武彦代表

ー逆境から這い上がってきた要因についてー

「唯一曲げなかったのがプレーオフスタイルですね。学生の時から「スコアラー」としてやっていきたいと思ってきたのでそのスタイルを崩さなかった。
それが,チーム、コーチ、選手が入れ替わろうがそこのプライドは持っていました。
トヨタ時代は自分の為だけにバスケットをして、結果、自分の数字を出さないといけないという思いが人一倍強かったので、求められている事も含めてやれたのかな。
北海道に来てからはバスケット以外の部分が大変すぎたので、プレーヤーとして中々チームを勝たせる事が出来なかったけど、自分のスタイルだけは貫通した27年間だった。
負けるのが辛いですから、それでもファンは応援してくれてぼくにとって大きかったし、選手、スタッフも助けてくれて、人の思いを知ったのが北海道でした。来てよかった。 「スコアラー」の部分も貫けた。

 

ー佐古賢一とはー

高校時代から仲良くさせてもらった。一緒のチームでやれる事はなく、したかったけど現実的は、日本代表でしか出来なかった。
若い時から日本のバスケットを変えたいという思い、メジャーな競技にしたいと話してきた。
オリンピックに出れば変わるんじゃないかということで戦ってきた。
結果オリンピックには手は届かなかったんですけど、これがどういう縁か、この歳で一緒のチームで立場は違うけど、僕にとってはワクワク感と幸せが強いんです。
まずは、レバンガ北海道を佐古賢一に強くてしてもらいたい。その最大限のサポートは僕はしたいと思っている。
バスケット界に革命の前に、まずはこのレバンガ北海道をなんとか上に持っていきたい。野球、サッカーのようにバスケットが日本でメジャーになる、これが全てだと思っている。
その思いは、いまでも、佐古賢一、僕も持っているので、バスケット界に自分たちが何が出来るかをもう一度2人で話しながら、バスケット開幕に布石が打てるように努力したいと思っています。」

 

佐古賢一HC

「折茂も嬉しかったと思う。この日42得点はさすがだなと。自分も楽しめたし、現役、引退した選手も楽しめてよかった。真のレジェンドじゃないかな。果たして折茂を超えられる選手が出てくるのだろうか。折茂は究極の負けず嫌い。足の怪我がなければあと1.2年は続けていたんじゃないかな。

現役時代は、代表でしか一緒にプレーしてないけど、どんな選手につかれても、自分を貫き通す折茂のスタイルをリスペクトしていたし、大好きですね。
折茂に尖った印象はないですね。むしろぼくの方が尖っていた。折茂は北海道に来てから変わった。トヨタの時はまさしく王様、自分がやることを徹底していた。北海道では勝てなかったから、色々学んだと思う。人間が丸くなるのは良いことで、それが成長。今は北海道を背負っていて、自分を追い込める。目つき、顔、何かを背負うのは、器、成長なんじゃないかな。
若い時は、自分をアピールする事で精一杯で、それから段々後輩が出てきて、色んなことが見えてきて、学びに行ってる、それも必要。ぼくも折茂の為に頑張った。折茂も頑張った。

最高に楽しかった

折茂とのマッチアップも実現できて、渾身のドライブする事が出来た。
同じチームで出来て僕も痺れた!
ラストショットの後、ハグした後、やっぱり一緒にプレーしたかったなと感じました。現役時代に一緒になる事が最大のモチベーションだったなと。今こういう場面を頂いたのは感慨深かった。
今現在北海道に尽力して、挑戦する中で、折茂代表、横田CEOが先頭で引っ張ってくれている環境下で自分ができる事、前略で結果を出していきたい。トム・ホーバス日本代表HCが参戦してくれて、色々代表の話もしました。とにかく、折茂のレバンガを強いチームにしたいという思いを少しでも力を貸せればと思っています。」

 

2人の関係性が改めて凄く強い絆と時代を背負ってきた2人だけがわかる世界があることが伝わってきた。

また、ハーフタイムでは、朝山(広島)と折茂代表のやりとりから、佐古派、折茂派のどっちだというユーモアある楽しい時間になり、各選手も呼ばれて答えるシーンもあり、竹内公輔、五十嵐圭、そして田臥勇太まで巻き込んで盛り上がり、2人の功績を讃えていた。また折茂代表は、「みんな佐古派閥だって言ってますけど、実際は僕ですから(笑)。はい!僕がバスケット界の最大派閥を誇ってますからね(笑)僕をいじれるのは僕のキャラですから、なかなか佐古賢一をいじれる人はいないですからね。」と話した。

折茂代表はこの時「楽しくて幸せだった。現役選手、レジェンド選手達、佐古を筆頭にこうして一緒にプレー出来て幸せな時間だったなと思います。多くのファンが埋め尽くしてくれて、自分の中で区切りがつけられてスッキリしています。」と話し、セレモニーの最後にコートキスをしたことについては、
「コートにキスしたのは、台本になかったけど、この27年間、北海道に来てから13年間プレーして、本当に沢山の人に支えてもらった感謝の気持ちとプレーする最後の機会になり、このコートに帰ってくる事はない、そういう意味を込めてサヨナラをしました。コートの中の景色はいいなと思った。」と振り返った。

また、現役選手も多数参加してくれた事については、「比江島(慎)と(田中)大貴は会場を盛り上げてくれて感謝してる。竹内兄弟は代表とかはまだ学生だったし、川村卓也もそうですしみんなそれぞれプレー、オフコートでも良い関係を築いてこれた。トム・ホーバスは初めての外国籍選手とプレーして間近で色んな事を教わってお手本になった選手だった。」とみんなに感謝を述べていた。

 

試合後の会見

トム・ホーバス日本代表HC

「オリモと30年前にチームメイトになりました。7年間一緒にプレーしてあの時といまのオリモは全然違う。すごい大人になった。バスケだけじゃなくて、心も出したと思う。彼がいなかったらレバンガ北海道はない。
オリモの友達としてプライドがある。日本のバスケの為に上がるイベントになった。
27年間もプレーするとは思わなかった。スーパースターになった。昔の友達、レジェンド達と会えて楽しかった。みんな本当に頑張った。
トヨタ時代はオリモは自由な人でしたよ(笑)
みんなトヨタの車を乗るのに、オリモはデカイアメ車を乗ったり。バスケ以外の話もした。一緒に大人になった。
最近は日本のバスケットの未来についても、オリモと一緒に色々やりたいな。オリモの考えも面白い、どうやってパートナーシップやって日本バスケットを強くするかとか考えた。」

 

田臥勇太(宇都宮ブレックス)

◉折茂武彦代表について
「昔からお世話になっていた大先輩でしたので一緒にプレー出来て、折茂さんのプレーを見れたのも、43得点!? それは凄いですね。さすが折茂さんですね。プロスタートがトヨタだったので、折茂さんがいてくれて凄い勉強になっていい経験をさせてもらいました。

◉佐古賢一HCについて
PGで佐古さんは小さい頃から見てきた大先輩です。こういう形でしたけど、やっぱりあの威圧感!!ルーキーで対峙した時に、トラッシュトークされた事もあったので、ああいう形でまた出来たんですけど、やはり威圧感は凄かったです。」

 

五十嵐圭(群馬クレインサンダーズ)

◉折茂代表について

「往年の選手、現役のBリーガー、沢山のファンの前でしっかり折茂さんを送ることが出来て良かったです。
エピソードはここで話せない話ばっかりです笑
オンコートよりオフコートでお世話になっていたので食事だったり、歳は離れているけど気さくに話せてアドバイスももらいましたね。
オンコートでは日本代表で世界選手権で一緒にコートに立てたのが思い出です。

◉佐古賢一HCについて
佐古さんは、マッチアップもさせてもらったし、高校、大学の先輩で、(田臥)勇太が言ったように、久々にこういった形でマッチアップ出来て本当に威圧感というか、見た目もそうだと思うんですけど、それ以上にコートの中での存在感、そこは自分達には真似できない、佐古さんの独特な存在感を凄く感じました。」

 

比江島慎(宇都宮ブレックス)

「折茂さんの引退試合に呼んで頂いて、レジェンドたちと同じコートに立てて、かけがえのない瞬間になりました。

自分の持ち味も出せて喜んでもらえてたら良かった。折茂さんも凄いプレーをして改めて偉大な選手だと思いました。オールスターくらいから食事へ連れて行ってくれたり、なんでも話せて、相談も乗ってくれたりしてました。僕が大学の時、天皇杯で初対戦で折茂さんは1人別次元でしたね。シュート、クイックリリースを止められなかった。折茂さん1人にやられました。トップシューターを感じました。こんな機会ないので僕が楽しかった。嬉しかった。」

 

竹内公輔(宇都宮ブレックス)

「この場に入れた事に嬉しく思います。先輩方、お客さんの前で対戦する事が出来てほんとに素晴らしい時間を過ごす事が出来ました。折茂さんとは言えない話ばっかりなんですけど(笑) 言える話は、オールスターで獲った100万円はみんなが食事しているところに行って「俺でつけといて」とみんなから取らせてくれた賞だからと筋を通す人です。
27年やるのもありえないのにシュートに磨きをかけて27年間に本当に尊敬します。あり得ないです。考えられないです。はい。本当に楽しかった。」

 

桜井良太(レバンガ北海道)

「みんなが打たせてくれても42得点は凄いなと。引退に踏ん切りつけて、いい顔を見れてよかった。嬉しかったです。49歳までつづけて、若い選手とも対等に話して仲良くして、凄いなと中々居ない選手です。

 

それぞれの選手が折茂代表に感謝の気持ちが充分伝わる会見となった。そして今シーズンレバンガ北海道は悲願のCS出場に向けて発進している。キャプテンの闘将 橋本竜馬はtipoffイベントで

「あと1か月後にはシーズンが開幕しますが、一丸となって頑張ろうと思えました。
これからのプレマッチ、開幕戦に向けて良い準備をして、チーム一丸となって頑張りたいと思います。」とベテランは燃えている。折茂代表、佐古HCと橋本CAP、桜井とレバンガの力をここから見せてくれるに違いない。間も無く開幕!!

【Bリーグ】開幕2戦連続延長の末、群馬が宇都宮を制す/ B1昇格立役者ジョーンズ27得点 10リバウンド

【Bリーグ】開幕2戦連続延長の末、群馬が宇都宮を制す/ B1昇格立役者ジョーンズ27得点 10リバウンド

10月2日宇都宮vs群馬 第2戦
@ブレックスアリーナ

宇都宮 81-86 群馬
1Q 17-19
2Q 15-18
3Q 14-16
4Q 24-17
OT 11-16

<群馬>
トレイ・ジョーンズ 27得点 10リバウンド
オンドレイ・ヴァルヴィン 14得点
アキ・チェンバース 12得点
マイケル・パーカー 11得点

<宇都宮>
ジョシュ・スコット 19得点
比江島慎 16得点
遠藤祐亮 15得点

昨日の開幕戦ではOTの接戦を群馬が勝利し、本日も同じ対戦カードの第二戦。
群馬は新加入の五十嵐のゲームメイクとトレイジョーンズやオンドレイのコンビネーションプレイに注目。
対する宇都宮はロシターとギブスの二枚看板が移籍し、今シーズンから加入のフィーラーとアイザックが穴を埋めれるかに期待。

開始早々宇都宮はスクリーンスイッチの連携が取れず何度もズレを作られ得点をを許してしまう。
群馬は山崎、トレイジョーンズが連続で3Pを決め、宇都宮は早めのタイムアウトを取る。
その後宇都宮スコットのDFリバウンドから徐々にリズムを作り喜多川の3P、テーブスのアシストで応戦。
群馬はアウトサイドシュートが決まらず思うように点数も伸びず。32−37と群馬リードで前半終了。

後半の宇都宮は遠藤、渡邉の連続3Pと比江島の果敢なドライブにファウルを誘い逆転に成功。
しかし群馬のオンドレイやトレイジョーンズはすぐさま反撃をしシーソーゲームが続き手に汗握る4Q残り1分。
宇都宮のスコットがゴール下で奮起し得点をあげるも勝ち越す事ができず2日連続のOTとなった。

OTは群馬新加入の五十嵐が決定打となる3Pを沈め、宇都宮はホーム戦2敗と痛いスタートとなった。

 

 

〈jbasket Kei’s Eye〉
今シーズンの群馬はHCにトーマスを迎え入れた。新体制に外国人選手達も上手くアジャストしていて順調な出だしであった。
宇都宮はボールコントロールもでき、得点力のあるロシターの役割が居なくなり、ボールの展開がイマイチ良くない。
これからマッチングして更に良くなるだあろうが今シーズンは今日の様な厳しい状況でしっかり勝ちにいけないとな、、、と思われるゲームだった。

【Bリーグ】B1開幕カード 北関東ダービー宇都宮vs群馬 リーグ最年長になった 田臥と、五十嵐コメント

【Bリーグ】B1開幕カード 北関東ダービー宇都宮vs群馬/リーグ最年長になった 田臥と、五十嵐コメント

2021-22 Bリーグが、9/30から開幕

北関東の宇都宮vs群馬
この2チームは、宇都宮ホームのブレックスアリーナにて10/1.2対戦カードとなる。

宇都宮は、外国籍選手の入れ替わり、群馬は念願のB1参入と話題の2チーム。

北関東ダービーとして今シーズン盛り上がっていくだろう。
リーグの最年長になる田臥勇太選手と五十嵐圭選手がチームを代表してコメントを出した。

2人の掛け合いも和やかな中に日本のバスケットを牽引してきたなんとも言えない雰囲気に最後はなった。

今年41歳、同い年の2人の対戦もたのしみになる。

 

宇都宮ブレックスvs群馬クレインサンダーズ

宇都宮
田臥勇太選手

選手も変わって新しいチームとしてシーズン通して成長して、まずは開幕戦をファンの皆さんと戦えるのを楽しみにしてます。
今シーズンは優勝目指して戦っていきたい。1試合1試合成長しながら、みんなと力合わせてやっていきたい。

オリンピック、パラリンピックでは日本代表が頑張ってくれたと思います。心に響くバスケットをして盛り上げていくシーズンにしたい。

五十嵐選手とは40歳を過ぎてもこうやってプレーして試合で戦えるのは嬉しいし、相変わらずキレキレのプレーもしていて刺激になってます。

宇都宮ブレックス試合スケジュール
https://www.utsunomiyabrex.com/schedule/

 

群馬
五十嵐圭選手

B1初挑戦のチームで、選手やスタッフも大幅に入れ替わった中で、中々上手く行かない事もありますが、新たなスタートを切って、個人的にも移籍をしたので、新たな気持ちで頑張っていきたいと思ってます。

プレシーズンゲーム名古屋戦では失点が多かった、ディフェンスの部分でまだまだ修正しないといけないとこがあるので、シーズンを通してしっかり出来る様に取り組んでいきたい。

今シーズンの目指すところは優勝ですが、そこにいくまでにチャンピオンシップに進出しなければいけない。まずそこをやっていきたい。

オリパラについて、いい結果を残してくれたおかげで日本のバスケットが注目されている。コロナ禍のBリーグでプレーさせてもらえることに感謝しながらプレーしていきたいと思ってます。

田臥選手とは同い年で、今シーズンに関してリーグ最年長になっている中で、コートで対戦できるのはお互い刺激にもなってますし、まだまだ若い選手に負けない思いで2人で頑張っていけたらいいと思ってます。

群馬クレインサンダーズ試合スケジュール
https://g-crane-thunders.jp/schedule/

第57回 CHAMPIONSHIP 2018-19 TIP OFF EVENT 2019年4月22日配信

ポッドキャスター=橋本J、写真=オガワブンゴ

《CHAMPIONSHIP 2018-19 TIP OFF EVENT》

・遠藤祐亮(栃木)、篠山竜青(川崎)・・・[6:21〜]
・富樫勇樹(千葉)、大塚裕土(富山)・・・[11:57〜]
・岸本隆一(琉球)、安藤周人(名古屋D)・・・[15:56〜]
・五十嵐圭(新潟)、田中大貴(A東京)・・・[18:56〜]

B.LEAGUE2018-19 ポストシーズンの日程等はこちらからご確認ください。







橋本 J Hashimoto J
Basketball Journalist / Podcaster
Bリーグ、NBAの情報を配信。
ミスターバスケットボール 佐古賢一氏と20代前半に出会いバスケに感銘を受けて20年以上自身もバスケをしている。
また、広島ドラゴンフライズ球団設立時TAKEOFF大使務める。
twitter:@k2_superj / Instagram:@k2superj