【Bリーグ】川崎が名古屋を圧倒してGame1を制す/ 熊谷尚也「チームのために仕事をしなければいけないと吹っ切れた」

【Bリーグ】川崎が名古屋を圧倒してGame1を制す/ 熊谷尚也「チームのために仕事をしなければいけないと吹っ切れた」

チャンピオンシップ
QF Game1 5/14(土)川崎市とどろきアリーナ
川崎 97-71 名古屋D
1Q 24-14
2Q 22-16
3Q 31-20
4Q 24-21

<川崎>
藤井祐眞 21得点 7アシスト
熊谷尚也 14得点
マット・ジャニング 13得点
前田悟 10得点
ジョーダン・ヒース 10得点 8リバウンド

<名古屋>
スコット・エサトン 19得点 13リバウンド
狩野祐介 12得点

クォーターファイナルが始まり、シーズン終盤から勢いに乗る東地区2位の川崎と怪我人出て厳しい状況の西地区3位の名古屋DとのGame1の対戦が行われた。

ゲームの入りは、怪我から復帰してチームに大きく貢献している川崎熊谷がスリーポイント含む連続スリーポイントで7-0でランする。名古屋Dも外国籍選手が2人欠く中でも狩野がスリーポイント、エサトンが得点を決めて追い上げていくが、熊谷が1Qでスリーポイント含む9得点あげて川崎を牽引する。

2Qで名古屋Dは狩野がスリーポイントを決めて、今シーズン3P成功率賞の凄さを見せる。その後は、川崎の強度の高いディフェンスが名古屋Dのオフェンスを止める。42-30川崎リードで折り返す。

後半に入っても、川崎のディフェンスは名古屋Dのオフェンスを4本スティールしてシャットアウトしていく。またこのクォーターで川崎はオフェンスもラッシュをかけていく。ファジーカス、アギラールのインサイドと熊谷、藤井のアウトサイドから猛攻が始まる。名古屋も返していくが点差は広がり73-50で最終クォーターへ。
川崎の広げたリードは大きくそのままのリードを保ち、若手の増田、前田が更に得点を重ねていき97-71と大きく点差をつけてGameを川崎が勝利する。

 

試合後コメント


佐藤賢次HC

「クォーターファイナルをとどろきアリーナで開催する権利を自分たちで勝ち取ってここに戻ってきたので、あとはファミリーの皆さんが背中を押してくれるから自信を持ってアグレッシブにやろうと試合前に話したことを選手たちがやってくれました。
ゲームプランとしては、シーズンを通して選手たちが練習で積み重ねてきたシュートを打ち切って終わることや、相手にトランジションを出させない、リバウンドをとって相手にセカンドチャンスを与えないといったポゼッションをしっかりコントロールするということが一番重要なポイントでしたが、今日のスタッツからも名古屋さんの激しいフルコートプレス、オフェンスリバウンドをしっかりコントロールすることができたと思います。
(ファミリーの「MORE MOVE」が届いていたか)最高でした!とどろきアリーナが大好きです! 」

 


熊谷尚也(川崎)

「相手がどうこうというよりも川崎らしいバスケットを40分間やろうということをミーティングで話していたので、その通り頑張りました。コートでは強くプレーするだけなので、それが数字に表れたことはすごく良かったと思いますし、明日に向けて良い内容のゲームができたと思います。怪我とかで良いコンディションで試合に入れていないこともあったと思うんですが、コンディショニングチームのサポートであったり、穂坂ACが、できればやりたくない(ほど大変な)ワークアウトを組んでくれてコートに送り出してくれたように、みんなの支えがあって復帰できたということがあって、それにしっかり応えなくちゃいけない、チームのために仕事をしなければいけないと吹っ切れたのがここ数試合自分の持ち味が出せている理由なのかなと思います。」

 


藤井祐眞(川崎)

「チャンピオンシップをホームで迎えることができて本当に嬉しく思っています。個人的には出だしが大事になると思っていて、その出だしでシュート入らない部分はありながらも、いいディフェンスから10点近いリードで試合に入ることが出来たので、そこは非常によかったと思っています。
チャンピオンシップは勢いに乗ったチームが試合を優位に進められると思いますし、本当によかったです。明日も勝ってストレートでセミファイナルに行きたいと思います。」

 

ショーン・デニスHC(名古屋)
「今日もタフな試合になることは予想していましたが、サイズのディスアドバンテージがある中、選手たちは攻守ともにアグレッシブにプレーしてくれたと思います。外国籍選手が少ない中、シュートが外れ、ターンオーバーが増えてしまったことが今回の敗因だと考えます。しっかり気持ちを切り替えて、今日の課題を修正できるよう頑張ります。」

 


狩野祐介(名古屋D)

「外国籍選手が2人いない中、勝利するためにはどのようにプレーをすれば良いのか、レギュラーシーズンからチーム全員で考えてきました。今日の試合では、前半は五分五分で戦えましたが、後半は川崎の高身長の外国籍選手たちにインサイドから得点を奪われ、リバウンドが取れず、苦しい展開になって敗れました。しかし、自分たちのやれることは精一杯プレーできたと思いますので、また明日に向けてしっかり準備していきます。」

【Bリーグ】B1リーダーズ7部門決定 /得点王ロング初受賞、アシスト王 富樫勇樹2年ぶり2回目 リバウンド王 サイズ初受賞/B2リーダーズ

【Bリーグ】B1リーダーズ7部門決定 /得点王ロング初受賞、アシスト王 富樫勇樹2年ぶり2回目 リバウンド 王サイズ初受賞/B2リーダーズ 

B.LEAGUE 2021-22 シーズン B1各部門のリーダーズとコメント

 

B1リーダーズ

得点王
ショーン・ロング (レバンガ北海道) 25.0 初受賞

コメント(チーム公式HPより)
「得点王を獲得することができたのは、チームメイト、コーチングスタッフ、そしてファンの方々のサポートのおかげです。本当に感謝しています。
よい時も悪い時もあった波のあるシーズンでしたが、それも含めていい経験となりました。
日本での1年目のシーズンでしたが、素晴らしい時間を過ごすことができましたし、自身の将来の糧となったシーズンであると思います。
本当にありがとうございました。」

 

アシスト王
富樫勇樹 (千葉ジェッツ) 6.4 2年ぶり2回目

リバウンド王
セバスチャン・サイズ (アルバルク東京) 12.4 初受賞

 

スティール王
パブロ・アギラール (川崎ブレイブサンダース)
1.6 初受賞
(写真提供川崎ブレイブサンダース)

コメント(公式HPより)
今シーズンのスティール王になることができてすごく嬉しいです。ディフェンスすることが好きですし、ディフェンスでチームをヘルプすることが好きです。オフェンスだけではなくディフェンスすることがすごく大事だと思っています。このチームでの自分の役割はしっかりとエナジーを持ってディフェンスをして、相手のオフェンスを読んでスティールすることですし、得意としているところですが、自分ひとりの力ではなくチーム全員のおかげでスティール王になることができました。 そして、スティールでチームを助けることができて本当に嬉しく思っています。」

 

ブロック王
アレックス・デイビス(秋田ノーザンハピネッツ)
1.5 2年連続2回目

コメント(チーム公式HPより)
「2年連続でブロック王のタイトルを受賞でき、とてもうれしいです。私はこのリーグの優れたプレーヤーたちを相手にディフェンスをすることに誇りを持っています。この賞は今季自身で設定した目標の一つでもありました。このような機会をいただいたチームメート、クラブ、そしてリーグに感謝しています。」

 

ベスト3P成功率賞
狩野祐介 (名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
52.9%(50%越えは初) 2年連続2回目

(写真提供 : 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)

コメント(チーム公式HPより)
「2年連続で受賞ができたこと、また歴代の3Pシュート成功率賞の中でも過去最高の数字を記録できたことを大変嬉しく思います。
自分がシュートを決めることができたのは、打ちやすい状況を作ってくれた仲間のアシストのおかげでもあるので、本当に感謝しています。
来週から始まるチャンピオンシップに向け、引き続き精進して参りますので、応援よろしくお願いします。」

 

ベストFT成功率賞
橋本竜馬(レバンガ北海道) 92%(92/100) 初受賞

受賞コメント(レバンガ北海道公式HPより)
「ベストFT成功率賞のタイトルを取ることができました。
いつものルーティン通りに打つこと、フリースローラインに立ったときは必ず入ると言い聞かせて打つことを意識していましたが、タイトルが近づくにつれて緊張している自分を感じ、まだまだ度量が小さいなと思っていました。
ただ、最終戦までこのタイトルを競っていた晴山ケビン選手(富山)と試合後お互いに讃え合えたこと、最終戦まで緊張感を切らさずにできたことは、彼のおかげでもあると思います。
本当に今シーズン全56試合の積み重ねの賞であると思いますし、100本ものフリースローを打てたことも自分自身の成長を感じることができました。今回の受賞に満足することなく、これからも選手としてチームとして成長していきたいです。」

 

B2リーダーズ

得点王
LJ・ピーク (熊本ヴォルターズ)
23.7 初受賞

アシスト王
俊野達彦 (愛媛オレンジバイキングス)
6.2 初受賞

リバウンド王
アイザック・バッツ (越谷アルファーズ)
14.0 2年連続2回目

スティール王
マイルズ・ヘソン (佐賀バルーナーズ)
2.2 初受賞

ブロック王
ベンジャミン・ローソン (熊本ヴォルターズ)
1.8 初受賞

ベスト3P成功率賞
河野誠司 (山形ワイヴァンズ)
43.7% 初受賞

ベストFT成功率賞
道原紀晃 (西宮ストークス)
85.5% 初受賞

【Bリーグ】CSに向けて 岸本(琉球) 富樫(千葉) 藤井(川崎) 安藤(島根) 田中(A東京) 狩野(名古屋D) 田臥(宇都宮) 中山(秋田)

【Bリーグ】CSに向けて 岸本(琉球) 富樫(千葉) 藤井(川崎) 安藤(島根) 田中(A東京) 狩野(名古屋D) 田臥(宇都宮) 中山(秋田)

Bリーグチャンピオンシップがまもなく始まる。5/10(火)に各チームの選手がメディアに向けてオンライン会見が行われた。
クォーターファイナル対戦チーム毎にコメント掲載しているが、画面越しから選手、チームの状態や気持ちが伺える。

 

琉球 vs 秋田

岸本隆一(琉球)
「長いレギュラーシーズンが終わってようやく自分達としてはスタートラインに立って目標とする場所に挑戦出来る状態になったというのが今の気持ちです。優勝する為に毎日を積み重ねて来たので今週チームとしてしっかり戦っていきたいと思ってます。
今シーズン、チームで怪我があってどういう状況下でもそれぞれが自分の役割を全うする事は例年になく凄く強かった。チームメイトの怪我が多くて、準備していたものが変わることが何度もありましたが、その度にそれぞれが自分の役割をより激しく全うしていこうと、それが結果として伴って自信に繋がりました。
数字や評判に惑わされずに、自分達が何をやってきたか、いい集中力を持って戦っていきたいと思ってます!」

中山拓哉(秋田)
「崖っぷちの状況からチャンピオンシップに出場する事が出来たのが嬉しいです。その中でクラブ初の出場、僕たちにとって失うものは何もないので全力でチャレンジしていきたいです。
琉球さんとはシーズンで戦ってないので、また西地区1位で今シーズン最高勝率を出している琉球さんと戦える事は秋田にとってもいいチャレンジだと思う。チームが一つになって全力で持っているものを出していきます。
琉球さんは、オフェンス、ディフェンスもトップクラスですので、僕たちがやるべき事はディフェンスだと思うのでそこからいい流れを作っていっていい武器になっているスリーポイントに繋げて出せればチャンスはあると思って頑張ります!」

 

◉千葉 vs 宇都宮

富樫勇樹(千葉)
「まずはチャンピオンシップに出場出来た事に嬉しく思いますし、東地区1位でホームコートアドバンテージで船橋アリーナで試合出来ることは自分達にとってなりよりも力になります。レギュラーシーズンの結果としてはいい終わり方が出来たと思います。
特に最終戦の2試合は本当に厳しい試合でした。勝ち切れたというのはCSに向けて本当にチームとしても最高の準備で臨めると思ってます。
ブレックスはインサイド、フィジカルの強さ、リバウンドだったり、そこをまず止めないと勝利はないと思う。チーム全員わかっているので試合でどれだけ強みを止められるか、お互い知り尽くした中での試合なので大事にやっていきたい。」

田臥勇太(宇都宮)
「長いレギュラーシーズン戦ってきてチームとしても成長し続けてきたシーズンでした。ここからチャンピオンシップをしっかりと更にチームとしてまとまって勝つことに拘って全員で戦いたいと思います。
千葉さんは富樫選手を中心に攻撃力あるチームなので、そこを抑える事かポイントになる。トランジッションを得意としているチームなのでそこもなんとか抑えられるようにしていく事、リバウンド取ってオフェンスに繋げるのが大事になってくる。
キャプテンとしては、40分間の中で流れがあるのでいい時も悪い時もみんなでポジティブに前を向いて戦い続けられるようにその時その時必要な事を心掛けて声がけしていければと思ってます。」

 

◉川崎 vs 名古屋D

藤井祐眞(川崎)
「昨年はセミファイナルで負けています。昨シーズンはアウェイ、アウェイと連戦だったけど今シーズンはクォーターファイナルをホームで開催できるという事で優勝のチャンスもあると思ってますし、悲願の初優勝に向けて頑張っていきたいと思ってます。
僕たちはサイズにアドバンテージがあるのでインサイド陣がキーマンになると思う。名古屋はアウトサイドがキーになると思います。

狩野選手!ベスト 3P 成功率賞おめでとうございます!!(狩野選手笑)
スリーポイントを警戒しないといけないと思ってます。」

 

狩野祐介(名古屋D)
「個人としてCS初めてなのでチーム一丸となって楽しくバスケットを出来ればいいかなと思ってます。
川崎はサイズが大きいですしゴール下の得点がかなり多いので注意するべき所だと思います。そして藤井選手もそうですけどファジーカス選手もキープレーヤーになるのでしっかり止めないといけないと思います。うちは、齋藤拓実選手だったり、レイパークスJr選出だったりどんどんアタックして、シューターの僕たちが決めればいい戦いになると思ってます。」

 

◉島根vsA東京

安藤誓哉(島根)
「クラブ初のチャンピオンシップに臨める事を大変ワクワクしていますし、個人としても2年ぶりのチャンピオンシップになるので、クラブの期待と自分の新たな挑戦という意味で楽しみにしています。
A東京は、リバウンドが非常に強く、サイズ、ロシター、カークとインサイドのリバウンドに気をつけたい事、まあディフェンスが強度なのでどれだけ僕たちが走っていけるかというのも非常に大事だと思ってます。
ポイントガードとして、キャプテンとしてみんなの期待を一つにして戦っていく為に先頭に立っていきたいと思ってます。」

田中大貴(A東京)
「昨シーズンうちはCSに出場する事ができなかったので、非常に楽しみにしてます。ホームでの開催は叶わなかったですけど、いい準備をして、タフな戦いになると思いますけど、自分達の持てる力を全て発揮できるチャンピオンシップになればいいと思ってます。
今怪我人が多くて若い選手が試合に出てるが、興奮したり焦ってしまったりあると思いますが、そういう時に自分がコートの内外で自分の態度で落ち着くことが出来るように出来ればいいと思います。
島根は一緒にやっていた安藤選手や高い能力の選手がレベルの高いバスケットをやっているので、ホームですしチームとしても高まっていると思うので、気持ちの部分で引かないように準備してして臨めればいいと思ってます。」