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【Bリーグ】横浜BCが連敗から全員で勝ち取った大きな勝利/最後は須藤昂矢の渾身の逆転3ポイント

【Bリーグ】横浜BCが連敗から全員で勝ち取った大きな勝利/最後は須藤昂矢の渾身の逆転3ポイント

横浜BC須藤が試合終了間際に逆転3ポイントを決めて三河に逆転勝利🔥連敗ストップ

シーホース三河は力を見せて22勝11敗、川崎を抜いて中地区2位でにつけている。横浜はホームで2連敗中14勝19敗6位につけて負けられない一戦は激しい戦いとなり最後の最後で決着がついた。

1月31日(WED) 横浜国際プール
横浜BC 75-74 三河
1Q 19-24
2Q 18-17
3Q 17-18
4Q 21-15

<横浜BC>
#1 ジェロード・ユトフ 18得点 6Reb
#5 河村勇輝 14得点 8AST
#30 須藤昂矢 13得点(3P3/5)
#15 デビン・オリバー 10得点 9Reb
#40 ジョシュ・スコット 12Reb 8得点 4AST

<三河>
#54.ダバンテ・ガードナー 22得点 8Reb 4AST
#10 ジェイク・レイマン 20得点 9Reb

三河はエース西田、横浜はカイ・ソットが欠場した。大事な入りは三河がイニシアチブを取る。ガードナーが2本のスリーなど決めて10-2でリードする。ディフェンスで対応していきたい横浜は序盤離されると厳しくなるので喰らいつく。河村の立体的なパスで得点すると三河はしっかりアウトサイドから決めてリードしていく。
横浜はペイントアタックがカギになっているがリードは許すものの1Qから積極的にペイントアタックからオフェンスが展開されていて後は決め切れるか、なんとかリバウンド頑張ってセカンドチャンスから得点に絡んでいく。
三河は圧倒する力を持つインサイド陣が優位性を保つ中、ユトフとキング開で繋いでインサイドで得点していくが、三河はガードナーのポストプレーが上手く流れを渡さない。横浜の重たい時間帯があるなか三河はしっかりフリーを作ってアウトサイドから決め切っていき2桁得点差にする。横浜は前節からスリーポイントのアテンプトよりペイントアタックから2ポイントのアテンプトが多く積極的に体を当ててオフェンスを作っている。

後半入りが大事の所を三河はガードナーのポストプレーなど幅広いプレーを抑えられずリードを広げていく三河。横浜は早めにタイムアウト取ってどう対応するのか、河村のバスカンで勢いつけたいが三河は安定のレイマンそして久保田を起点に得点を重ね、再び2桁得点差に引き離す。
しかし慌てる事なく横浜は松崎のスティールから粘り強く我慢してディフェンスしてボールを動かしてスリーポイント決めて2点差まで詰めより、そして同点に追いつく横浜に流れが来るとキング開のブロックとペイントアタックからレイアップで、遂に逆転する。会場のボルテージも上がり国際プールのファンの声も一層響き渡るが、同点のまま最終局面に入っていくと三河は横浜はここから勝ち切る為に、どのようにボールと人を動かしてオフェンスを組み立てるか。いいディフェンスを見せてスリーポイント決める横浜がリードを広げた。それでも三河は1分切ってイデソンが逆転スリーポイントを沈める。激しい攻防から残り12秒2点リードの三河に対して須藤がスリーポイント決め切って残り2秒を守りきり大逆転勝利で試合を決めた。

今シーズン最大の大歓声に包まれた横浜国際プールになったのではないか。試合後の会見でも思いが伝わってきた。

 

試合後インタビュー🎙

河村勇輝(横浜BC)

J:スペース大きく視野広く展開してチームも自信持ってプレーし打ち続けていた事についてどう感じてますか

J:最後に逆転してからチームに大きく落ち着かせるジャスチャーしていましたがどのように思ってましたか

最後に
「常に後押ししてくれるファンやブースターの方々の存在は大きく、チームウィンだけではなく、ファン ブースターウィンだったので感謝したいです。」

 

 

須藤昂矢 (横浜BC)

「試合の入りは三河さんのシュートタッチが良くて苦しい入りだったんですけど、自分達でディフェンスのゲームに持っていく事が出来ました。ベンチから出てくる選手がそれぞれディフェンスでエナジーを出して自分達の持ち味であるディフェンスの強度を高めていけたのが凄く大きかったと思います。」

最後のショットを決めた事について
「その直前にイ デソン選手に自分がマークついていて決められてしまったので、やり返さないといけないという気持ちもありました。最後の場面でオリバー選手が上手くマークマンを引き付けてくれていいパスをくれたので、自分としてもいいタイミングで、いいシュートを打てたかなと思ってます。
中々勝ててないチーム状況で自分がシュートを決めてチームに貢献出来たのは凄く嬉しく思います。」

 

青木勇人HC (横浜BC)

J:今日勝ち切れた中でペイント、リバウンド、信じて打ち続けた3ポイントについて教えて下さい

「ペイントについてはダバンテ・ガードナー選手という強力な選手がいるのでどうやって守っていくのかをチームとして遂行する事が出来たと思ってます。その上をいく得点力を持っているのでそこに対して頭を下げずにプレー出来るかどうかを選手達が我慢しながらやってくれたと思います。

リバウンドについては、アスレチックな選手が揃っているので簡単にボールウォッチャーになってジャンピングコンテストで取ろうとするとどうしても負ける部分があるので、とにかくヒットして勢いを止める事と5人でリバウンド行って絶対自分達のものにしようという所を意識して挑みました。リバウンドがコントロール出来たのは大きかったと思います。

3ポイントシュートについては、前半の確率が10%代で苦しい所はありましたが、それでもディフェンスで我慢出来たので、正しいシュートを打っていれば、いつも練習で力を持っている選手達がいるので、オープンやチームで見つけたグレイトショットであれば打ち切る事が大事と伝えていて、打ち切ってくれました。」

 

“もどかしい”について

前節島根戦での質問に対しての答えを青木HCが振り返って更に付け加えて三河戦後に説明して頂きました。

「先日”もどかしい”と伝えた事は、シンプルに強度を持ってプレー出来れば若い選手達が迷いなくプレー出来ると思ってます。ただ去年程強度が保っていない中で選手達に色んなアジャストメントを入れながらプレーする事でシンプルにプレー出来ずに少し考えながらプレーする所が多くなっていると感じています。
そういう意味で迷いの生まれが
1番”もどかしい”と思っています。
この間の試合を経て、今日のように自分達のアイデンティティをしっかり表現しながら我慢して試合が出来れば今日のような試合が出来るのでまた戦っていきたいと思ってますし、考えてました。」

 

ライアン・リッチマンHC(三河)

「自分達のアイデンティティを出す事が出来なかった試合でした。ペイントでのスコア、決めないといけないレイアップ、1on1でボールについている選手が守り切る事が足りなかったという事だったと思います。西田優大選手がいたかいないかという問題ではないと思ってます。自分達がやらないといけない事がやれきれなければこういう結果になる事を学べた試合だったと思います。
ヘルプというのは最終的に信頼するものですが、ヘルプに依存する訳ではない。そこはボールについている選手が止める、そこが信頼と依存のバランスが崩れてしまった結果があると思います。
もちろん河村選手は素晴らしいです、ペイントにタッチしてからキックアウトという持ち味を持っています。やりたいプレーをやらせ過ぎてしまったのを自分達が学ばないといけないと思ってます。
最終的に何をやり切らなければいけないのか、学んで次に行けるのかそうでないのか自分達次第だと思っていて、学んで進んでいきたいと思ってます。」

ライアン・リッチマン 34歳
◉2013-16 NBAワシントン・ウィザーズ(ビデオコーディネーター)
◉2016-19 NBAウィザーズ AC
◉2019-20 Gリーグ キャピタルシティゴーゴーHC
◉2020-23 NBAウィザーズ AC
◉2023- Bリーグ シーホース三河HC

 

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Jbasketライター

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