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[NBA] 渡邊雄太 振り返る「2WAY契約は今シーズンまでて本契約に値すると思われないとNBAの挑戦が終わってしまう状況だった」

[NBA]渡邊雄太 振り返る「2WAY契約は今シーズンまでて本契約に値すると思われないとNBAの挑戦が終わってしまう状況だった」

5月18日(日本時間22:00)にラプターズで渡邊雄太のオンライン会見が行われた。今シーズンを振り返る会見になった。

今シーズン開幕前にラプターズのトレーニングキャンプに参加して。2WAY契約をしてシーズンに入る。4月にはとうとう念願の本契約に至った。

今シーズンスタッツ(1試合平均)
50試合出場
スターター4試合
14.5分出場
4.4得点
3.2リバウンド (0.7オフェンスリバウンド、2.5ディフェンスリバウンド)
0.8アシスト 0.5スティール
0.4ブロック 3P成功率40.0%
43.9%FG%成功率 82.8%FT%成功率
0.4ターンオーバー 1.1パーソナルファウル
6.7pt(貢献度) 0.9点得失点差

 

今シーズン振り返って

11月にLAでミニキャンプから始まって、トレーニングキャンプから2WAYに結びつけて、本契約に至ったので中身の濃いシーズンだったと思う。もっと勝ちたかった。思ったよりチームは勝てなかった。シーズンでは違う街に行ったり、コロナで選手がいなくなったり、たくさんしんどい状況はあった。でもチームはまとまっていたし、同じゴールを目指していたし、自分自身も色んな波があったけど、本当に楽しい1シーズンだった。
スタッツでは3P成功確率は目標の40%は超えることができた。オフェンスではペイント、2Pでの確率を上げればチームの助けになると思うので課題になると思う。

 

厳しい時にコミュニケーション、技術的にどんな修正点をしたのか

常に練習し続けた、諦めずにやり続けたのが1番大きかった。今シーズンに必ず結果を残さないと、2WAY契約は今シーズンまでで、来シーズン以降本契約に値すると思われないとNBAの挑戦が終わってしまう状況だった。常に体育館にいって練習し続けたのが自信に繋がった。シーズン後半シュートが打てて決められたのは、今までの努力が結びついてきたと思う。

 

今シーズンでどういった面が大変だったか

オールスター明けが自分自身も上手くいかなく、プレータイムも減ってチームも勝てない時期が1番しんどかった。勝ちにこだわりたいのでコートに立ってプレーしたいのに出来なかった。それが辛かった。
その中でラウリー、バンブリートが先頭に立って常にチームを引っ張ってリーダーシップを取っているのを見て見習わないといけないと思った。今後長いキャリアを積んでいくのにそれを見れて大きな収穫だった。

 

今後必要なこと

波がある選手は使いにくい。自分は波が大きいシーズンだった。そこを改善してプレーできれば使ってもらえると思うし、高いレベルをキープしていくとが必要だと思っている。
およそ90試投数で40%の成功なので、もっともっと試投数を増やして高い確率を目指していきたいし、勝つに繋がる選手になっていきたい。もっと出来ると自分は思っている。

 

日本の10代のバスケットを頑張ってる選手たちへ

自分もみんなと同じ頃日々努力してきた。みんなも色んな目標があると思うけど、日々頑張ってもらえればと思う。


日本への帰国、オリンピックに向けて日本代表への合流はNBAの関係でまだスケジュールは未定との事。NBAと日本のチームとも話しながら決める予定になっている。
渡邊雄太を日本で見ることを沢山のバスケットファンが待ち望んでいる。

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編集長J

編集長Jライター

Basketball Journalist / Podcaster
Bリーグ、NBAの情報を配信。ミスターバスケットボール 佐古賢一氏と20代前半に出会いバスケに感銘を受けて20年以上自身もバスケをしている。

twitter : @jbasket_web Instagram : @ jbasket_web