【女子日本代表】日本代表12名決定/恩塚HC「走り勝つシューター軍団」林咲希、馬瓜ステファニーコメント 女子オリンピック世界最終予選 (OQT)

【女子日本代表】日本代表12名決定/恩塚HC「走り勝つシューター軍団」林咲希、馬瓜ステファニーコメント
女子オリンピック世界最終予選 (OQT)

パリオリンピック出場権をかけた世界最終予選( OQT)が2/8からハンガリーでいよいよ開催される。前日会見が現地のヨーロッパから行われた。

林咲希キャプテン
「アジア競技会からの課題を見据え、「40分間走り勝つこと、最後まで自分たちのバスケットをする」とオンライン会見の対応では、初戦のスペインは初めての対戦としてフィジカルの面も大きさに注目していても走ること足を止めることなくバスケットをすると話し、また星杏里の離脱に関しても言及し、必ず五輪のキップを掴んで帰ると意気込みを語った。

馬瓜ステファニー
WNBAキャンプから合流したステファニーも直前合流し、ペイント、ディフェンス面での役割など選ばれたからには日本代表の勝利に貢献することを語るなど、恩塚HCからは直前ではあるがアジャストするバスケIQなど期待がかかる。

ハンガリー・ショプロン
2月8日(木)24:30〜日本 vsスペイン(世界ランキング4位)
2月9日(金)26:00〜日本 vs ハンガリー(19位)
2月11日(日)23:00〜日本 vs カナダ (5位)

<放送・配信>
NHK BS 生中継
DAZN 生配信

 

チームメンバー12名

恩塚 亨 HC
鈴木 良和 AC
今野 駿 AC

#3 馬瓜 ステファニー (PF / 182cm / MOVISTAR ESTUDIANTES)
#4 川井 麻衣 (SG / 171cm / トヨタ自動車 アンテロープス)
#8 髙田 真希 (C / 185cm / デンソー アイリス)
#12 吉田 亜沙美 (PG / 165cm / アイシン ウィングス)
#15 本橋 菜子 (PG / 164cm / 東京羽田ヴィッキーズ)
#18 野口 さくら (PF / 182cm / アイシン ウィングス)
#23 山本 麻衣 (PG / 163cm / トヨタ自動車 アンテロープス)
#27 林 咲希 (SG / 173cm / 富士通 レッドウェーブ)
#30 馬瓜 エブリン (PF / 180cm / デンソー アイリス)
#31 平下 愛佳 (SG / 177cm / トヨタ自動車 アンテロープス)
#32 宮崎 早織 (PG / 167cm / ENEOSサンフラワーズ)
#88 赤穂 ひまわり (PF / 184cm / デンソー アイリス)

平均:174.4cm、27.4歳

また、星杏璃選手は欧州到着後現地活動で怪我して「左膝前十字靭帯断裂」と診断され代表から離脱した事が発表された。

大会公式サイトhttps://www.fiba.basketball/oqtwomen/hungary/2024

 

【Wリーグ】FINAL①トヨタ自動車が3連覇へ王手/前半一気に引き離し後半追い上げるENEOSを振り切る 大神雄子HC「我慢ができるチームになっている」

【Wリーグ】FINAL①トヨタ自動車が3連覇へ王手/前半一気に引き離し後半追い上げるENEOSを振り切る 大神雄子HC「我慢ができるチームになっている」

遂にWリーグ2022-23シーズンチャンピオンを決める戦いになった、ENEOSサンフラワーズとトヨタ自動車アンテロープス。
ENEOSは12月に行われた皇后杯で決勝でデンソーを破り優勝して10連覇している。40分出場の渡嘉敷来夢の「1対1は負けられないし、負けてない、自分を止められるのは自分、本当にパスをくれた仲間達に感謝」と2冠を目指してここまできた。先週行われたセミファイナルでもリーグ1位のデンソー相手に死闘を繰り広げて2連勝でファイナルに勝ち上がり、長岡と共にインサイドで強さを見せてきた。宮崎、林、星とアウトサイドと合わせて優勝の返り咲きを狙う。

また3連覇を狙うトヨタ自動車は、大神雄子HCに代わりチームが若手中心に一新。ハンドラーの山本と川井がチームの司令塔と得点源になり、インサイドでは梅澤、オールラウンダーのステファニーがいて、平下など強力なアウトサイドで決める選手を擁して、セミファイナルもシャンソンを相手に2連勝して勝ち上がって、若手中心のチームもこのファイナルでの3連覇に向けて勝ち上がってきた。

4/15(土) 武蔵野の森総合スポーツプラザ
3.975人
ENEOS 47-55 トヨタ自動車
1Q 11-19
2Q 6-19
3Q 18-11
4Q 12-6

<トヨタ自動車>
#3 馬瓜ステファニー 14得点 10Reb 5AST
#23 山本麻衣 13得点 8Reb 3AST
#4 川井麻衣 11得点 4AST

#10 渡嘉敷来夢 17得点 11Reb 4AST 4STL
#59 星杏璃 10得点 4AST

ボールムーブよくコーナーからステファニーがドライブとズレを作ってジャンパー決めて連続得点して入るトヨタ自動車。ENEOSもインサイドから長岡、星のドライブで押し込んで得点とインサイドで両チーム攻めていく。トヨタ自動車はピックからミスマッチを徹底して作っていく。お互いインサイドでのディフェンスも厳しく激しくいく。
ENEOSは渡嘉敷と宮崎を起点に展開して得点する。トヨタ自動車も1対1からの山本は強く、ドライブして得点やコーナーから川井からのパスでスリーポインと更に3連続得点して山本の得意なプレーが出て勢い付けてリード。ENEOSのヘルプが追いついていかない展開になり19-11トヨタ自動車リードで1Q終える。

なんとか流れを戻したいENEOSは渡嘉敷のインサイドから得点して入るが、トヨタ自動車はステファニーのインサイドでのミスマッチを突き2桁得点差にする。
ENEOSはトヨタ自動車のプレッシャーあるディフェンスに中々シュートを決められず、トヨタ自動車は決めていき我慢の時間帯が続く。
オフェンスリバウンドを取ってセカンドチャンスから得点するトヨタ自動車は30-15とダブルスコアで試合の主導権を一気に握る。38-17で折り返す。

何とか食らいつきたいENEOSは長岡のスリーポイントで入る。トヨタ自動車はやはり川井がENEOSの勢いを止めるスリーポイントを決める。前半中々入らなかった星が渡嘉敷からのパスでスリーポインをようやく決める。星が連続スリーポイント決めてリズムをチームにもたらす。そしてアウトサイドから渡嘉敷のインサイドで得点していき49-35トヨタ自動車リードで最終へ。

渡嘉敷からキックアウトで高田がスリーポイント沈めて入るが、川井が必ずこういう所で得点して返す、それでも高田が連続スリーポイント決める。両チームのインサイドでの身体を張ったプレーがゲームを盛り上げる。
10点差で渡嘉敷のスティールからブレイクで林が決めて遂に一桁得点差、8点差にする。残り2分の最終局面になり、林から渡嘉敷で6点差にする。一気に持って行くか ENEOS、守り抜くかトヨタ自動車。残り1分23からENEOSボールだったがトヨタ自動車が守り、オフェンスリバウンドで絡んで時間も取り、川井がドライブして得点と大事な場面での得点はトヨタ自動車が決めてリードを最後守り勝利してGame1を制した。Game2は翌日4/16に行われる。

 

 

試合後コメント

 

大神雄子HC (トヨタ自動車)
「チームを一言で言うなら、我慢ができるチームになっているとつくづく思います。経験豊かなENEOS選手に対してもしっかりと我慢できる選手がいるのが証明できたんじゃないかなと思います。
渡嘉敷選手、林選手、長岡選手と経験ある選手が相手にいる。
ステファニーと山本もオリンピック出てますが大会数や経験は少ないと思います。なので1つのミスで交代する、しっかりと使って自信をつけさせると2つあって、私は後者でそれを全員で補っていくのがチームスタイルなので、時に我慢と辛抱がありシーズン通してチームが出来上がってきていると思います」

 

馬瓜ステファニー(トヨタ自動車)

J:ENEOSにバスケットをさせなかった大事な出だしについて 「それぞれが役割を果たす事が重要だと思っていてインサイドでは渡嘉敷選手や長岡選手を守るという事が大事で、ガード陣はしっかりスピードを止めて乗せない事が大事と思ってました。そこをフォーカスしてやってたので相手の点を抑える事が出来、それぞれが集中してDFしてRebを取って守り切れたのが大きく、自分達のリズムに乗れたと思います。 後半プレッシャーでボールが止まってしまい得点が伸びなかったのが課題と改めて思ってます。」

 

山本麻衣 (トヨタ自動車)

J:ENEOSにバスケットをさせなかった大事な出だしについて 「まずみんながコートで役割を果たせた事でトヨタの流れになったと思うので、その中でも自分はピックの所をアタックする、DFがある程度どうやってついてくるかは前回の試合見て把握していたので、そこをしっかり突いていけるように最初からリングにアタックする事を心掛けてやっていました。 DF面では宮崎選手にボールプッシュさせないなど、前からしっかりピックアップしてやられないように、それがENEOSのリズムになってくるのでしっかり抑えるように考えて入りました。
前半は思い切って立ち向かっていいプレーが出来ました。後半に課題があるのでプレッシャーが強くなってもどう対応して攻めるか、ピックをどの位置でするか等を明日修正して臨みたいです。

 

渡嘉敷来夢(ENEOS)
「初戦なのでどんな形でも勝ちたかった。ENEOSのバスケットが悪い中でも後半いい所が出たと思います。個人的にも久しぶりのファイナルで少し緊張、恐怖心を感じて、でも明日からは失うものは何もないと気持ちを切り替えていきたいです」

J:中と外の手応えはどうでしたか

「明日は絶対入ると思います!
そしてアウトサイドが気持ちよく打てるように自分が相手を引きつけて、そこにしっかりパスをだして、外れても自分がRebを取れるようにしたいです。そこが1番のアドバンテージだと思うので自分が居るから打てるというのを証明したいです」

 

星杏璃 (ENEOS)
「入りは凄く悪かったと 思います。相手のDFも中に寄って外が打てる状況だったんですが、自分も前半6本打って外しているので、外のシュートが入らないと中も空かないと思います。今日は中をアジャストされていたのでガード陣がもっとやれるべき事があったと反省してます」

 

佐久本智 HC(ENEOS)
「ゲームの出だしに相手のプレッシャーを受けてしまって中々流れを作れなかった。渡嘉敷に入れて展開するうちのバスケットが前半できなかったが、後半は気持ちを切り替えてDFからやれたんですが20点差を縮められなかったです」

J:ハイプレッシャーのDFに対してHCからみて選手はどう感じてましたか

「今シーズン久しぶりのファイナルで緊張した事もあったと思いますが、こういう舞台で自分達のプランをゲームでしっかり出来ないとこの結果になってしまう。でも明日は反省踏まえて出だしから激しいDF、得意なスピードや渡嘉敷中心にやっていきたいと思ってます」

 

【Wリーグ】SF①トヨタ自動車がシャンソンを破り3連覇へ向けてファイナル進出 指揮官大神雄子「凄い嬉しい!その一言です!良い準備をしてファイナルに臨みたい」

【Wリーグ】SF①トヨタ自動車がシャンソンを破り3連覇へ向けてファイナル進出 指揮官大神雄子「凄い嬉しい!その一言です!良い準備をしてファイナルに臨みたい」

4月8日〜10日で2戦先勝方式で武蔵野の森総合スポーツプラザにて「京王Presents Wリーグプレーオフ 2022-2023」が開催中で、前日のGame1はトヨタ自動車がシャンソンから勝利してGame2になる。
シャンソンの鵜澤潤HCは色んな仕掛けをしたが上手く行かない時間帯があったとコメントして、小池は相手のOFリバウンドを取らせない事が重要と話してGame2に臨む。またトヨタ自動車はリバウンド、OFのバリエーション、DFの強度と追い上げられた時にしっかりチームで遂行して勝利へとGame2に臨む。後がないシャンソンの入りにも注目が集まる。

4/5(土) 武蔵野の森総合スポーツプラザ
セミファイナル①
Game2

トヨタ自動車 66-56 シャンソン
1Q 22-12
2Q 16-19
3Q 10-16
4Q 18-9

<トヨタ自動車>
#3 馬瓜ステファニー18得点 13Reb
#23 山本麻衣17得点 8Reb 3AST
#4 川井麻衣 12得点 8AST

<シャンソン>
#4 イゾジェ ウチェ 17得点 12Reb
#1 小池遥 10得点 10Reb 11AST
#14 𠮷田舞衣 7得点

インサイドからステファニーが1対1の強さを見せて得点して入る。梅澤もミドルから得点、シャンソンはこのゲームも小池が起点となってドライブから仕掛けてパレイが得点して離されずについていく。オフェンスリバウンドを踏ん張って得点する。
それでも山本、平下と決め切っていきリードを広げる。ディフェンスで対応しないと一気に点差がついてしまう。その勢いで川井のスリーポイント.ステファニーで22-5と流れをもっていくトヨタ自動車。22-12で1Q終える。

トヨタ自動車の攻撃は止まらず、中々止められないシャンソン。ハンドラーの山本と川井でしっかりコントロールしていく。シャンソンはインサイドからパレイ、ウチェが決めていく、トヨタ自動車のオフェンスリバウンドを一回で取り切っていきたいが、ファウルや得点に繋げられる。シャンソンもディフェンス、リバウンドからリズムを掴み得点して返し6点差まで追い上げる。𠮷田と平下のマッチアップも見応えある。
点差がつく時はトヨタ自動車のオフェンスリバウンドからの強さが出てまた2桁得点差にしてここからまた粘り返していき、38-31トヨタ自動車リードで折り返す。
リバウンド トヨタ自動車32(OF15)、シャンソン15(OF7)

後半はパレイ、小池の得点で3点差にしていい入りをするシャンソン。トヨタもスペースあれば山本がディープスリーを決めてリードを保つ。𠮷田がドライブからアタックして平下を4ファウルにさせてフリースロー決めて2点差チームを引っ張る。こういう場面ですぐさま山本がスリーポイントを決めて引き離す。
シャンソンは少ない人数でも強い気持ちが出て、インサイドでのカギのウチェも気を吐き1点差まで追い上げ、イゾジェのフリースローで同点に追いつく。小池からイゾジェへインサイドでバスカンで遂に逆転する。またしてもここで山本のスリーポイントで、また逆転して最終へ。

4Qで金田のスリーポイントが炸裂して逆転して入る。お互いディフェンスのギアが上がっている中でのプレー1つが大きく影響する。ウチェもディフェンスリバウンド、オフェンスでペイントと身体を張ってのプレーオフが続く。
トヨタ自動車もペイントアタックしてボールムーブして攻めるが得点は拮抗していく。カギのトヨタ自動車のオフェンスリバウンドから得点してリードを広げる。残り2分切ってシャンソンが攻めきれず、トヨタ自動車が得点してリードを7点に広げる。食らいついてきたシャンソンだったがトヨタ自動車のディフェンスを攻めきれずタイムアップで66-56でトヨタ自動車が勝利して、3連覇へ向けてファイナル進出を決めた。

 

 

試合後コメント

大神雄子HC(トヨタ自動車)
「凄い嬉しい!その一言です!
勝つ事が選手にもコーチにも自信になります。若いチームでしっかり勝ち切れた事、ファイナルに上がれたことを嬉しく思います」

J:山本選手、川井選手のハンドラーのファイナルでの戦いについて

「私も現役中は今は吉田亜沙美さんですね。よく2ガードでやってて楽しいの一言です。
2人の1番良い所はオンボールでのハンドラーでボールを失くさない所、しっかりペイントまでアタック出来るのが、ポストに入れるだけではなくて相手のDFを収縮させてから平下、梅木、山本ももちろん、いいシューターがいるからこそバランスを強調してきました。ステファニーは中も外も出来るので色んな武器になるものをファイナルでこういうのもあるの?と皆さんにも楽しみにして欲しいと思います。
相手も自分達の強みを知っているので必ずそこにプレッシャーかけてくるのでしっかり良い準備をしてファイナルに臨みたいです」

 

山本麻衣(トヨタ自動車)
「今日のゲームは簡単にいく試合ではなく苦しい時間帯が多かったんですが最後の最後まで我慢して全員で声を掛け合って、もう一回自分達のDFリバウンドに戻って取り切ることが出来たのでそれが勝ちに繋がったと思います」

J:川井選手と共にハンドラーとしてどのようにプレーしてますか

「自分がボール持ち過ぎる時間帯、上手く行かない時に川井選手にボールを預けて色んなシューターのポジションになれるという、1人でやらなくていいのは凄く心強いです。川井さんがボールを持っている時はシュートを狙うつもりで自分は動いていていつでもパスを出してくれて、どこにいても見てくれます。2ガードで出ていて本当に今年のチームはいいです!」

川井麻衣(トヨタ自動車)
「昨日に続いて入りはよかったですけど、後半に詰められてしまう流れでした。ずっと声をだしてコミュニケーション取って我慢する時に出来てこういう結果に繋がったと思います」

J:山本選手と共にハンドラーとしてどのようにプレーしてますか

「私はアシストが多く、去年までシュートをあまり打つ事が出来なかったですけど、今年はそこを自分の強みに変えようとしてきた結果、シュートかパスかのセレクトを出来るようになってきています。
どちらかというとアシストをしたいので、シューター陣にスペースを見るようにして、P&Rを使ったりして自分のミスが続いている時は山本にお願いしていて、私はパス、山本は得点と、そんなイメージを持ってバランスが取れています。山本がいてくれて心強いし、楽しいです!」

 

鵜澤潤HC(シャンソン)
J:リバウンドの重要性、難しさを教えてください

「ウチェのかにゅうでアドバンテージがかなり大きかったです。ただウチェに頼るのではなくて全員でRebの意識を高めないと難しいのかなと。ボックスアウト、身体のコンタクト、強さとトヨタさんの方が一枚上手だったのでしっかりと向き合ってやっていかないとSF以上の世界は難しいと思いました。とにかくチームにDFとReb、ルーズボールを1番大事に掲げてるので、今日はそこのRebで負けてしまって、選手も感じているので、Rebの大事さをコーチとして改めて感じてましたのでこれから選手達に言い続けていきたい」

 

𠮷田舞衣 (シャンソン)
「みんなが繋げてくれたボール、コーチ陣が考えたセットプレーが自分にきた時にシュートを決め切れなかった、自分の力不足だった思います。苦しかった時もみんな、HCや小池選手についていって良かったと思えるチームで、戦えてよかったです。

J:皇后杯から更にチームを牽引してきてどんな事を得ましたか

「シューターとしてプレーしていますが、3Pを抑えにくるチームがあるので、シューターだからこそ他にできる事を自分で見つけてOFでも DFでももっともっと頑張らないといけないなとずっと思い続けてやってきたんですけどまだまだ自分は未熟だと思うのでもっと成長出来るように頑張りたいと思います。」

 

小池遥(シャンソン)
「3Qで同点に追いついて逆転出来たんですけど、その時のいい流れが4Qまで続かなくて、いい所でミスだったりリバウンドを取られてしまって相手にチャンスを与えてしまったところが負けた原因かなと思います。前回チャンピオンのトヨタさんはそういった所が徹底して出来ているとやってて思いました。
チームで出てなかった選手、試合毎に活躍する選手が違ったりといい事だと思うし、そこは自信になったのでそれを来年、この負けを無駄にしないようにもっとステップアップ出来たらと思ってます。」

 

【皇后杯】準々決勝①トヨタ自動車がロースコアを勝ち切り準決勝へ進出/川井麻衣15得点チームハイの貢献

【皇后杯】準々決勝①トヨタ自動車がロースコアを勝ち切り準決勝へ進出/川井麻衣15得点チームハイの貢献

いよいよ第89回皇后杯、全日本バスケットボール選手権大会の準々決勝が始まった。14日は2ゲーム、15日2ゲーム、17日準決勝、18日決勝戦が行われる。

ファイナルラウンド
準々決勝①
12/14(水)
トヨタ自動車 56-51 トヨタ紡織
1Q 17-19
2Q 13-13
3Q 10-7
4Q 16-12

<トヨタ自動車>
#4 川井麻衣 15得点(FG6/6 FT3/4)
#3 馬瓜ステファニー 11得点 9Reb
#28 シラ ソハナ ファトー ジャ10得点

<トヨタ紡織>
#8 東藤なな子 21得点
#18 伊波美空 13得点

試合は東藤のドライブから、川井が得点で入る。この試合通して東藤の積極的なペイントへのアタックがトヨタ紡織を牽引した。そのトヨタ紡織はダブルチームでディフェンスを仕掛けていき、オフェンスではボールムープよく展開して河村がインサイトから決めれば梅澤も決めていく。リバウンドもみんなでハッスルしていくトヨタ紡織はシュートが決まってはいかないが、ディフェンスからオフェンスといいムーブをしていく。シラ ソハナ ファトー ジャの3連続得点するも東藤がスリーポイントを決めてリズムをトヨタ紡織が掴んでいき19-17リードの1Qにする。

トヨタ紡織は東藤がフリーをしっかり作ってアウトサイドから3本目のスリーポイントとインサイドからと決めていく。トヨタ自動車へのディフェンスから山本が打開してドライブからジャンパー決めて流れを変えていく。トヨタ紡織も押し返して32-30トヨタ紡織リードで折り返す。

後半流れを変えたいトヨタ自動車はインサイドからもオフェンスするが、トヨタ紡織のディフェンスはダブルチーム、寄りが早くトヨタ自動車らしいボールムーブが出来ない時間帯が続いていったが、コーナーから梅澤のインサイドに繋いで、ようやく得点して追いつき、ロースコアの中トヨタ紡織のペースで進んできてたがここで逆転する。
一気に畳み掛けたいトヨタ自動車に対して、ディフェンスでしっかり守り、東藤の個人技で打開してついていくトヨタ紡織、40-39トヨタ自動車リードで最終へ。

ロースコアで入った4Qは、1本が大事になる展開になる。トヨタ紡織のディフェンスの強度は落ちず、伊波のジャンパーで逆転する。ペイント内のディフェンスを徹底して守り抜くトヨタ紡織。
ステファニーのフリースローから逆転して、インサイドでステファニーからシラ ソハナ ファトー ジャにハイローでの繋ぎがようやく出てリードする。トヨタ紡織は離されずについていき、残り1分切ってワンポゼッションの2点差。
残り32秒から山本がドライブからバスカンで3点プレーで勝負強さをここで見せてトヨタ自動車に大きな得点を与える。この得点を守り切りトヨタ自動車は準決勝にコマを進めた。
トヨタ紡織はロースコアな展開して一進一退で戦ったが、僅かな差での惜敗となった。

 

試合後コメント

川井麻衣(トヨタ自動車)
J: ロースコアの中で勝ち切れたのは?

「今日は難しい試合になると思っていたので沢山声を出そうと思って入りました。紡織が時間をかけてOFしてくるので自分達の速いバスケットをさせないようにリズムを崩してきたので、そこに対応するのに時間がかかりましたがチームとして40分間声をかけて我慢出来ました」

J: 自身のプレーについて

「パスでチームをコントロールするバスケットが多いですけど、チームの状況で何が必要か準備して日々シュートを狙う練習をコツコツやり続けてるので迷わず打つ事が出来ました。みんなも当たっている私にパスをくれてチャンスをくれたので決め切れてホッとしてます」

 

【Bリーグ】A東京が追い上げる北海道を振り切りCSホームコート2位を死守/北海道5連勝ならず

【Bリーグ】A東京が追い上げる北海道を振り切りCSホームコート2位を死守/北海道5連勝ならず

4/27(水) アリーナ立川立飛
A東京 82-73 北海道
1Q 17-15
2Q 22-20
3Q 26-18
4Q 17-20
<A東京>
田中大貴 24得点
セバスチャン・サイズ 19得点 16リバウンド
小酒部泰暉 14得点 6アシスト

<北海道>
ショーン・ロング 36得点 16リバウンド

怪我人を抱えるA東京は、吉井、笹倉、平岩が出場機会を得て若手布陣で4連勝中の勢いある北海道戦に挑んだ。素晴らしい活躍でチームに貢献した。

大事な場面での抜群のシュート決定力を見せた田中大貴がスリーポイントやジャンパー、アシストをしっかり決めてA東京がリードをしていく。
点差がついても連勝中の北海道は焦ることなく、Bリーグ現在平均24.4得点の得点王ロングがインサイドから得点していく。A東京は田中大貴だけではなく、ウィングの小酒部もドライブ、ジャンパーと積極的に得点していく展開にするのでリードは続いていく。インサイドではサイズがリバウンドの強さを見せて、出場時間も37分とほぼフル出場した。

その後踏ん張る北海道はA東京のオフェンスを抑えて同点にする。A東京は、笹倉が得点していいリズムを作り、平岩がロングについてA東京のインサイドを死守する。それでも北海道は離されず得点していくが、後一歩のところでフリーを作りスリーポイントを狙うが中々決まらず逆転には至らない。

後半に北海道はターンオーバーが増えてしまい流れを掴めない苦しい時間帯になる。一方田中大貴はシュートを確実に決めて、じわじわと北海道を引き離していく。小酒部もゲームをコントロールしてアシストも増やす。たまらず北海道はタイムアウトを取って、チームでディフェンして、得点して押し上げていき5点差まで詰める。

対して、田中大貴は試合を通して北海道が抜きたい所をしっかり抑えてシュートを決めて圧倒的なエースとしての存在感を見せる。2ケタ得点差から1桁得点差にするが最後詰め切れずA東京がリードを保ち勝利する。

CSのホームコートアドバンテージを取るためにここから負けられない試合が続く。北海道にとっては悔しい負けで5連勝には至らなかった。

 

試合後コメント

小酒部泰暉(A東京)
「ロング選手に対するディフェンスの部分で、リバウンドを許してしまう場面 が多いことが前半の課題でした。後半はガード陣もリバウンドに絡むことで、課題を徐々に改善することができ、リードを保ったまま勝利することのできた試合だったと思います。オフェンス面では、得点に繋げてもらいアシストは伸びましたが、終盤の勝負どころのミスなどで、相手に流れ渡してしまい、引き続き頭を使ってプレー したいと思います。この先の試合は順位にも関わってきますし、一つも落とすことは出来 ないので、一戦一戦気持ちを入れて戦っていきたいと思います。」

 

笹倉怜寿(A東京)
「欠場する主力選手が複数いるなかで、若手選手たちがどれだけチームにエネルギーを与えられるかを考えながらより一層気を引き締めて試合に臨みました。持っているもの全てを出そうと思って、短い時間でしたが、それがしっかり結果につながってよかったと思います。」

 

ルカHC(A東京)
「シーズン終盤でライアン、テイラー、アレックスが怪我でいない中、40分間、最後までチーム 全体で戦って勝てた。OFとDFでもゲームプランはあった。相手にガードのプレッシャーをかけられた。OFはバランス良かった。大事なゲームをファイトしてくれて勝てて良かった。」

 

佐古賢一HC(北海道)
「今日は、我々が追う展開で苦しい展開でした。全体的にターンオーバーが出てしまった。アルバルクさん外国人選手が決めた戦い辛いゲームになった。追いきれなく悔しいです。セカンドチャンスを与えたく無かった。サイズ選手たちのリバウンドがかなり強かった。セカンドチャンスを減らしたい。全体的にファウストブレイクが出せなかったが、また諦めらずいい雰囲気を作っていきたい。スリーポイントが13本打って1本しか無い、展開からバリエーションが少なかった。ショーン選手は、最後は疲れも出てターンオーバーも出てしまったのは、休ませられなかったベンチサイドの反省もある。連勝中で勢いあったので勝ちたかったが、残りの試合も全力で戦いたい。

 

ショーン・ロング(北海道)
A東京は非常にチームが整っていて強く、自分達がやるべきことをやれなかった。全力を尽くしたつもりでしたがやはり足りなかった。ディフェンスのところでもう少ししっかりやらなければいけない部分があると改めて感じました。
40分間の試合で疲労というのがないと言ったら嘘になるが、しっかりやっていかなければいけない。」

 

また試合前には、Wリーグ2連覇を果たしたトヨタ自動車アンテロープスの選手が2連覇の報告と三好選手の引退挨拶が行われた。参加選手は、#2長岡萌映子、#4川井麻衣、#12三好南穂 #14平下愛佳、#45河村美幸でアリーナを盛り上げた。