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【Wリーグ】SF①トヨタ自動車がシャンソンを破り3連覇へ向けてファイナル進出 指揮官大神雄子「凄い嬉しい!その一言です!良い準備をしてファイナルに臨みたい」

【Wリーグ】SF①トヨタ自動車がシャンソンを破り3連覇へ向けてファイナル進出 指揮官大神雄子「凄い嬉しい!その一言です!良い準備をしてファイナルに臨みたい」

4月8日〜10日で2戦先勝方式で武蔵野の森総合スポーツプラザにて「京王Presents Wリーグプレーオフ 2022-2023」が開催中で、前日のGame1はトヨタ自動車がシャンソンから勝利してGame2になる。
シャンソンの鵜澤潤HCは色んな仕掛けをしたが上手く行かない時間帯があったとコメントして、小池は相手のOFリバウンドを取らせない事が重要と話してGame2に臨む。またトヨタ自動車はリバウンド、OFのバリエーション、DFの強度と追い上げられた時にしっかりチームで遂行して勝利へとGame2に臨む。後がないシャンソンの入りにも注目が集まる。

4/5(土) 武蔵野の森総合スポーツプラザ
セミファイナル①
Game2

トヨタ自動車 66-56 シャンソン
1Q 22-12
2Q 16-19
3Q 10-16
4Q 18-9

<トヨタ自動車>
#3 馬瓜ステファニー18得点 13Reb
#23 山本麻衣17得点 8Reb 3AST
#4 川井麻衣 12得点 8AST

<シャンソン>
#4 イゾジェ ウチェ 17得点 12Reb
#1 小池遥 10得点 10Reb 11AST
#14 𠮷田舞衣 7得点

インサイドからステファニーが1対1の強さを見せて得点して入る。梅澤もミドルから得点、シャンソンはこのゲームも小池が起点となってドライブから仕掛けてパレイが得点して離されずについていく。オフェンスリバウンドを踏ん張って得点する。
それでも山本、平下と決め切っていきリードを広げる。ディフェンスで対応しないと一気に点差がついてしまう。その勢いで川井のスリーポイント.ステファニーで22-5と流れをもっていくトヨタ自動車。22-12で1Q終える。

トヨタ自動車の攻撃は止まらず、中々止められないシャンソン。ハンドラーの山本と川井でしっかりコントロールしていく。シャンソンはインサイドからパレイ、ウチェが決めていく、トヨタ自動車のオフェンスリバウンドを一回で取り切っていきたいが、ファウルや得点に繋げられる。シャンソンもディフェンス、リバウンドからリズムを掴み得点して返し6点差まで追い上げる。𠮷田と平下のマッチアップも見応えある。
点差がつく時はトヨタ自動車のオフェンスリバウンドからの強さが出てまた2桁得点差にしてここからまた粘り返していき、38-31トヨタ自動車リードで折り返す。
リバウンド トヨタ自動車32(OF15)、シャンソン15(OF7)

後半はパレイ、小池の得点で3点差にしていい入りをするシャンソン。トヨタもスペースあれば山本がディープスリーを決めてリードを保つ。𠮷田がドライブからアタックして平下を4ファウルにさせてフリースロー決めて2点差チームを引っ張る。こういう場面ですぐさま山本がスリーポイントを決めて引き離す。
シャンソンは少ない人数でも強い気持ちが出て、インサイドでのカギのウチェも気を吐き1点差まで追い上げ、イゾジェのフリースローで同点に追いつく。小池からイゾジェへインサイドでバスカンで遂に逆転する。またしてもここで山本のスリーポイントで、また逆転して最終へ。

4Qで金田のスリーポイントが炸裂して逆転して入る。お互いディフェンスのギアが上がっている中でのプレー1つが大きく影響する。ウチェもディフェンスリバウンド、オフェンスでペイントと身体を張ってのプレーオフが続く。
トヨタ自動車もペイントアタックしてボールムーブして攻めるが得点は拮抗していく。カギのトヨタ自動車のオフェンスリバウンドから得点してリードを広げる。残り2分切ってシャンソンが攻めきれず、トヨタ自動車が得点してリードを7点に広げる。食らいついてきたシャンソンだったがトヨタ自動車のディフェンスを攻めきれずタイムアップで66-56でトヨタ自動車が勝利して、3連覇へ向けてファイナル進出を決めた。

 

 

試合後コメント

大神雄子HC(トヨタ自動車)
「凄い嬉しい!その一言です!
勝つ事が選手にもコーチにも自信になります。若いチームでしっかり勝ち切れた事、ファイナルに上がれたことを嬉しく思います」

J:山本選手、川井選手のハンドラーのファイナルでの戦いについて

「私も現役中は今は吉田亜沙美さんですね。よく2ガードでやってて楽しいの一言です。
2人の1番良い所はオンボールでのハンドラーでボールを失くさない所、しっかりペイントまでアタック出来るのが、ポストに入れるだけではなくて相手のDFを収縮させてから平下、梅木、山本ももちろん、いいシューターがいるからこそバランスを強調してきました。ステファニーは中も外も出来るので色んな武器になるものをファイナルでこういうのもあるの?と皆さんにも楽しみにして欲しいと思います。
相手も自分達の強みを知っているので必ずそこにプレッシャーかけてくるのでしっかり良い準備をしてファイナルに臨みたいです」

 

山本麻衣(トヨタ自動車)
「今日のゲームは簡単にいく試合ではなく苦しい時間帯が多かったんですが最後の最後まで我慢して全員で声を掛け合って、もう一回自分達のDFリバウンドに戻って取り切ることが出来たのでそれが勝ちに繋がったと思います」

J:川井選手と共にハンドラーとしてどのようにプレーしてますか

「自分がボール持ち過ぎる時間帯、上手く行かない時に川井選手にボールを預けて色んなシューターのポジションになれるという、1人でやらなくていいのは凄く心強いです。川井さんがボールを持っている時はシュートを狙うつもりで自分は動いていていつでもパスを出してくれて、どこにいても見てくれます。2ガードで出ていて本当に今年のチームはいいです!」

川井麻衣(トヨタ自動車)
「昨日に続いて入りはよかったですけど、後半に詰められてしまう流れでした。ずっと声をだしてコミュニケーション取って我慢する時に出来てこういう結果に繋がったと思います」

J:山本選手と共にハンドラーとしてどのようにプレーしてますか

「私はアシストが多く、去年までシュートをあまり打つ事が出来なかったですけど、今年はそこを自分の強みに変えようとしてきた結果、シュートかパスかのセレクトを出来るようになってきています。
どちらかというとアシストをしたいので、シューター陣にスペースを見るようにして、P&Rを使ったりして自分のミスが続いている時は山本にお願いしていて、私はパス、山本は得点と、そんなイメージを持ってバランスが取れています。山本がいてくれて心強いし、楽しいです!」

 

鵜澤潤HC(シャンソン)
J:リバウンドの重要性、難しさを教えてください

「ウチェのかにゅうでアドバンテージがかなり大きかったです。ただウチェに頼るのではなくて全員でRebの意識を高めないと難しいのかなと。ボックスアウト、身体のコンタクト、強さとトヨタさんの方が一枚上手だったのでしっかりと向き合ってやっていかないとSF以上の世界は難しいと思いました。とにかくチームにDFとReb、ルーズボールを1番大事に掲げてるので、今日はそこのRebで負けてしまって、選手も感じているので、Rebの大事さをコーチとして改めて感じてましたのでこれから選手達に言い続けていきたい」

 

𠮷田舞衣 (シャンソン)
「みんなが繋げてくれたボール、コーチ陣が考えたセットプレーが自分にきた時にシュートを決め切れなかった、自分の力不足だった思います。苦しかった時もみんな、HCや小池選手についていって良かったと思えるチームで、戦えてよかったです。

J:皇后杯から更にチームを牽引してきてどんな事を得ましたか

「シューターとしてプレーしていますが、3Pを抑えにくるチームがあるので、シューターだからこそ他にできる事を自分で見つけてOFでも DFでももっともっと頑張らないといけないなとずっと思い続けてやってきたんですけどまだまだ自分は未熟だと思うのでもっと成長出来るように頑張りたいと思います。」

 

小池遥(シャンソン)
「3Qで同点に追いついて逆転出来たんですけど、その時のいい流れが4Qまで続かなくて、いい所でミスだったりリバウンドを取られてしまって相手にチャンスを与えてしまったところが負けた原因かなと思います。前回チャンピオンのトヨタさんはそういった所が徹底して出来ているとやってて思いました。
チームで出てなかった選手、試合毎に活躍する選手が違ったりといい事だと思うし、そこは自信になったのでそれを来年、この負けを無駄にしないようにもっとステップアップ出来たらと思ってます。」

 

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Jbasketライター

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