9月16日(土)Bリーグ開幕に向けてプレシーズンゲームが各チームが最終段階に入っている。この日は、川崎ブレイブサンダースと宇都宮ブレックスの試合が行われた。ワールドカップから日本を牽引してきた比江島慎はBリーグ開幕にむけて、比江島らしいプレーでチームに貢献して勝利にチームを導いた。そのプレーは、キレキレでゲームを支配し、圧倒する力強さとしなやかさで宇都宮のエースとして存在感を存分に見せて開幕を迎える。

9/16(SAT) 川崎市とどろきアリーナ
プレシーズンゲーム
川崎 71-81 宇都宮
1Q 19-25
2Q 19-21
3Q 13-7
4Q 20-28

<宇都宮>
#6 比江島慎 22得点
<川崎>
#22 ニック・ファジーカス 15得点

比江島は積極的にディフェンスして得点していくプレーを見せる。身体の疲れを感じさせなく(取材では身体は疲れている談) 力強く、インサイドにアタックしていき、チームでもボールムーブよくゲームを進めていく。また川崎は新加入のロスコ・アレンも積極的に得点していく。宇都宮は強度高く、攻守にわたり川崎を上回る展開に。
後半、川崎が徐々にディフェンスの強度が上がり得点差を詰めていき追いつく川崎が宇都宮にオフェンスをやらせず3Qは7点に抑える。
勝負所では、宇都宮新加入のD.Jニュービルと川崎新加入選手ウィンブッシュが決め切っていく。試合は、１ポゼッション差で終盤になり、プレシーズンゲームだがシーズンさながらの戦いを見せる。

そしてここから比江島慎が魅せた。ドライブからバスカン、そしてスリーポイントと決め切り、更にペイントアタックからキックアウトで渡邉に渡しスリーポイント決め、最後には自らスリーポイントを決め切り最後は2桁得点差に一気に広げる。比江島慎の存在感を存分に魅せた試合になった。

比江島慎

Ｊ：ピックから動きで角度も低く深く感じて何か更に加えてますか
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「そうですか、、笑。そんな意識はしてないですけど身体は調子いいですね、一回仕上がっているので、今日は疲れましたが動きはいいですね。代表よりアタックする役割がよりあると思うのでそこを意識してます」
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「今日の試合は川崎は力があるチームなので僕たちがやってきたものが出せたかなと思います。しっかりDFで我慢して最後勝ち切れたのは自信にしていいし、まだまだ完成度が低いのでここから作っていきたいです」
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ニック引退について
「彼が日本バスケットボール界に与えてくれた影響は計り知れないし、実際中国のワールドカップに導いてくれたのは彼なので、そこは本当に感謝したいです。Bリーグから居なくなるのは想像出来ないですが、NBAでいったらレブロンみたいな感じだと思うので、まだまだ現役でやれると思ってますが、彼が決めた判断であれば、最後のレギュラーシーズンでの対戦を噛み締めてやっていきたいと思います」
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佐々宜央 HC

Ｊ：メンバーのローテーション、タイムアウト早め早めで動いている中でどんな考えと手応えですか
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「紳司が怪我で離脱している事とギャビンも出てない所もありますけど、こういう感じでローテーションしていきたいですね。やっぱりD.Jが入ってくれたので、慎のプレータイム、今日は少し多かったけど、全然負担が違うので休める。最後もD.Jからパスを出して決まる理想の形になりました。慎とD.Jがどうどう共存するかが注目されますが、現場の僕もそうで、D.Jはチームプレーヤーなので”もっとやっていいよ”という所もあります。最後に慎が決めてD.Jが喜んでいる姿が1番いいなと思ってますし、色々ローテーション考えてやっていきます」
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Ｊ：日本代表期間はどのようにチームと関わってやってきましたか
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「実を言うと練習行ってたんですよ。沖縄からも一回帰ってます！。空けた2.3日はありましたが、基本的にはトムの理解もあって合宿も東京であったので宇都宮に帰ってました。色んな方の協力もあって、今回ケビンコーチが来てくれたり、リーダーシップある田臥さんもいて、代表とチームとずっとやってました。今日のバスケットも代表に影響される事もありますし、感じると思います。いい部分は使っていかないといけないし、何より大事なのは来年オリンピックありますし、慎がいますし、あまりにもBリーグ過ぎるバスケットにならないように、その中でトムのアシスタントもやらせてもらっている中で、どこまでBリーグでそれが出来るか、今チャレンジしてやってます」

Bリーグ2023-24シーズンは10月5日に開幕にし、宇都宮は10月7日に群馬と開幕初戦を迎える。

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