【HEROES pickup story】NBA ALL-STAR 2025 vol.2
河村勇輝が新たな挑戦の章を刻み始める
「NBAでプレイするのは僕のミッション
いつカットされるか分からない世界
今ある1分1秒を大切に、本契約を掴みたい」
河村勇輝(23)は29日(日本時間30日) メンフィス・ハッスルの本拠地にて、メキシコシティ・カピタネス戦にスターターとして今季Gリーグ最終戦を、5本の3ポイントシュートを含む21得点、8アシストの活躍でチームの勝利に貢献した。ハッスルは、チャンピオンシップ出場は逃したが、河村勇輝はGリーグ1年目で、24試合出場し、平均31分出場、12.4得点、7.8アシスト、2.7リバウンド、3ポイント成功率は41%、そしてN B A 最 後 の 試 合 で は、28分出場、 12得点 (FG 3 / 8 、3P 3 / 7 ) 5リバウンド、 5 アシスト、 1スティール、±/ + 2 9 。NBA初のシーズンで、得点、リバウンド、アシストでキャリアハイを更新 。慣れないポジションでも最後まで河村勇輝らしく挑み、 シュートフォームを改善しながら素晴らしいスタッツで締めくくった。
NBA 2024-25 シーズン、エグジビット10契約から、ツーウェイ契約をして、
Gリーグオールスターに選ばれるなど瞬く間に目の前の壁を越える活躍
河村勇輝が、NBAの舞台へ挑戦するために渡米したのが2024年の秋だ。「僕が夢を叶えることが、夢を追いかける子供たちへの励みになると思います。僕の夢の延長線上には、子供たちの夢がある。だからこそ、その夢を掴み取り、叶えてあげられるような選手になりたいと思っています。」と、熱い想いを語り、NBAメンフィス・グリズリーズのキャンプへ向けて日本を旅立つ。
2024年の夏「エグジビット10」契約合意の発表をした後、10月からのキャンプへ合流し、すぐの10月19日に「ツーウェイ契約」を締結すると次は10月25日(日本時間26日)にグリズリーズvsロケッツ戦のアウェイで途中出場。3分34秒のプレータイムで、1アシストを記録して、日本人4人目となるNBAデビューを果たした。
173センチの小さなポイントガード河村勇輝が、ついにNBAの舞台に立つ。ツーウェイ契約だが、コートでの河村は得意のスピードとノールックパスなどアシストで魅せる。そして、待ちに待ったスリーポイントを決めた瞬間も感情をあらわにして自分を鼓舞するシーンも忘れられない。数年先かもしれないと、NBAデビューを期待した日本のファンには堪らない瞬間となった。
ツーウェイ契約として、Gリーグのコートでは30分以上のプレータイムでダブルダブルと無双している河村だが、NBAグリズリーズでは、ガベージタイムと言われる試合終了まえの数分と出番は少ないのが現状だ。短い時間でもコートへ入れば、アピールしなければならない立場、いつ呼ばれてもいいように常に準備をしてチャンスを待つ。そのガベージタイムが近くなると、会場から「YUKI〜!」の声が聞こえてくる。
その声が徐々に大きくアリーナで響き渡ってくる。誰もが興奮したのがあの声援だ。地元グリズリーズファンだけではなく、敵地アウェイのアリーナでも「WE WANT YUKI! WE WANT YUKI!」と声援が聞こえてくるまでになったのだ。そして、ついに河村勇輝は今シーズン、NBA ALL-STAR 2025 のGリーグ・アップネクストゲームにファン投票1位となって選出された。
河村勇輝の切り拓く未来、そしてミッションを成し遂げる為に
超一流の選手たちが集結するアメリカNBAの世界の中で、ここぞという場面で活躍するスーパースターが集うのがオールスターだ。河村を4ヶ月半ぶりにカメラにおさめると、やはり身体はひと回り大きく全体的にフィジカルをさらに鍛えてきたことが充分伝わってきた。渡米後の短い期間だが、目標の一つであるNBAのコートに立ち、Gリーグのコートを駆け抜ける姿を見せてきた。今回のGリーグのオールスターに選ばれた事は、ここまでくるのに並大抵の努力ではなく、トレーニングに多くの時間を割いたことに違いない。
束の間のこの夢の舞台には、日本代表で親友の富永啓生も同じチームとして参戦、公開練習や試合でもこの時間を存分に楽しんでいた。試合が始まり河村勇輝のチームが入場すると、満員の会場から「YUKI〜YUKI!!」と世界中から集まったファンの声援が一斉に聞こえてくる。試合が進むと、河村のアンダーからのパスで得点されると会場は盛り上がり、試合を終えた河村のもとには、会場に集まった大勢のファンがサインを求めて押し寄せた。
現状に満足はしていない。
試合後は囲み取材で世界中から集まった記者たちからの質問やJbasket インタビューにも笑顔で応える河村だが、時折みせる鋭い表情にこの世界の厳しさが伝わってきた。
J :初めてのGリーグオールスターお疲れ様です!あっという間でしたね
河村「そうですね。もう一瞬だったような気がします。オールスターは、これまでのNBAの試合やGリーグとはまた違った雰囲気というか、別のパワーを感じました。楽しめたことが何より大事だと思っています。」
J :この会場でもたくさんのファンの声援が聞こえていましたが河村選手へはどういう風に聞こえて感じられましたか。
河村「皆様の声援には本当に感謝しています。応援してくださるファンがいなければ、このオールスターにも出場できなかったので、心から感謝の気持ちを伝えたいと思います。」
本契約を掴むための次の目標
「NBAでプレイするのは僕のミッション」
J :NBAでは、2メートル級の選手たちを目の前にして強い気持ちが伝わって来ます。河村選手の内側の気持ちを聞かせてください
河村「小柄な選手でもNBAでプレイできることを証明したい。そして今日も、日本やアジアから多くの方が応援に来てくださっている。
そんな方々に、「小さくてもNBAでプレイできるんだ」と感じてもらえるような存在になりたい。それが自分の使命のひとつだと思っています。」
今ある1分1秒を大切にしたい
J : NBAの残りのシーズン、どんな時間の使い方を過ごしていこうと思いますか
河村「いつカットされるかわからない状況の中で、とにかく毎日、自分の価値を証明し続けることが大切だと思っています。
ハッスルであれグリズリーズであれ、プレイタイムが与えられたら、その場で全力を尽くし、自分がプレイできることを示さなければならない。
先のことを考えすぎず、今日1日、1分1秒を大切にしながらプレイできればいいなと思っています。」
未知の領域に挑み続ける河村勇輝
日本を離れてまだ4ヶ月半ほどしか過ぎていない。渡米から1ヶ月でNBAのコートへ立つのは偉業だ。この時の経過は光の如く瞬く間に過ぎ、あっという間に世界に173センチの日本のポイントガード「YUKI KAWAMURA」の名を知らしめた。だが現状に満足はしていない。河村の次なる目標は本契約を勝ち取ることだ。
NBAでは決して大きくない選手であっても、コートに立って活躍することができるという夢を持ち続ける。本契約までの1分1秒を大切にする時間、活躍の瞬間も、河村勇輝を目に焼き付けたい。
NBAのオフィシャルタイムキーパーである、スイス時計ブランドTISSOT(ティソ)の
河村勇輝を起用した広告ビジュアル。河村の力強い視線と腕元に輝くPRXが印象的だ。
広告ビジュアルでは、ティソのアイコンPRXに、ブラックからメタリックブルーの反射へと変化するグラデーション文字盤のモデルを着用。スイス時計の伝統を受け継ぎながら、革新的な技術を融合した一本は、河村にふさわしい存在感を放つ。
ティソ PRX パワーマティック 80 ブラックグラデーション(広告着用モデル)
T1374071105101
ケース径40mm、自動巻き、最長80時間パワーリザーブ、100m防水
¥107,800(税込)
※価格は2025年4月末時点のものです
#TISSOT #PR