【男子日本代表】FIBA世界ランキング男子日本代表が21位にランクアップ／富樫勇樹「本気でベスト8を目指しチャレンジしたチームを誇りに思います」

【男子日本代表】FIBA世界ランキングに男子日本代表が21位にランクアップ／富樫勇樹「本気でベスト8を目指しチャレンジしたチームを誇りに思います」

FIBAが2024年パリオリンピック大会の後に世界ランキングを発表。男子日本🇯🇵代表が21位にランクアップされた。金メダリストのアメリカ🇺🇸はトップの座を維持し、フランス🇫🇷 セルビア🇷🇸 カナダ🇨🇦がトップ 5 にランクインとなる。

日本はワールドカップ2023以前（36位）ワールドカップ後（25位）と今大会（21位）と大きくランキングアップした。

トム・ホーバスJAPAN体制からファイブアウトの戦略、二人の小さなポイントガードがいる12人のチームで戦ってきた。４８年ぶりの自力五輪出場も、アンダードックと言われた日本は世界の強豪国相手に驚きを与えた。

オリンピックの最中にもFIBAは開催国フランス相手に完全アウェイの中で戦った試合、特に河村勇輝の奮闘にフィーチャーする。

この試合の4クオーター、日本のエースの八村塁（NBAレイカーズ）が退場となるアクシデント。だが、日本代表の結束力は増した。河村勇輝のスリーポイントなどで逆転劇みせた。残り10秒までは勝ちを思わせた死闘となる。延長戦にもつれ込み勝利は逃したが、河村はクラッチショットを決め切り6本の3ポイントシュート含め29得点、7リバウンド、6アシストの活躍をみせる。ブラジル戦でも21得点、10アシストのダブルダブルを記録するなど、河村勇輝の1試合平均スタッツは、20.3得点、3.3リバウンド、7.7アシストという驚異的な数字を残した。

【23歳のポイントガードは、シニア代表デビューからわずか2年で初めてのオリンピックに出場した。彼はオリンピックに出場した全男子選手の中で2番目に背の低い選手だった。グループリーグを突破することができなかったにもかかわらず、彼はその名を一躍有名にした】FIBA引用

そして河村特集だけではなく、キャプテン富樫勇樹とフランス代表の最年少ウェンバンヤマの身長差も海外メディアにも多数とりあげられるなど日本は世界に注目されるチームとなった。

決勝までいったフランスとアメリカの試合をみて、改めて男子日本代表が、強豪と互角に戦えた時間帯があり接戦に持ち込んだ戦いを見せたことで日本は強くなったんだと思い出させる。日本の結果は全敗となったが、ブラジル戦が終わると渡邊雄太は円陣で「みんな胸を張って日本へ帰ろう」と声をかけ上を向いた表情からも想いが伝わってきた。

大会終了後、キャプテンの富樫勇樹は「2度目のオリンピックが終わりました。悔しい結果ですが、感謝の気持ちしかないです。本気でベスト8を目指しチャレンジしたチームを誇りに思います。リールにもたくさんの人が応援に来てくれました。テレビでの応援もありがとうございます」と、SNSにてコメントを出した。

今回のパリ五輪はNBA組の八村塁、渡邊雄太が加わり日本史上最強と期待された。５２年ぶりとなる五輪での1勝は持ち越されたが、ワールドカップからパリ五輪が終わると“15位”ランクアップした。トム・ホーバスJAPANはショック・ザ・ワールドを見せた。これから、もっと日本代表は強くなると、次のロス五輪も待ち遠しいと思わせてくれた。ここまで選手と一緒の気持ちを持って現地へ行ったファン、日本から声援を送り続けた日本中のファンにも大いに期待できた大会となったに違いない。

日本代表12名ロスター

#2 富樫勇樹 (PG / 167cm / 千葉ジェッツ)
#4 ジェイコブス晶 (SF / 203cm / ハワイ大学)
#5 河村勇輝　(PG / 172cm / 横浜ビー・コルセアーズ)
#6 比江島慎　(SG / 191cm / 宇都宮ブレックス)
#7 テーブス海　(PG / 188cm / アルバルク東京)
#8 八村塁　(PF / 203cm / ロサンゼルスレイカーズ)
#12 渡邊雄太　(SF / 206cm /千葉ジェッツ)
#18 馬場雄大　(SF / 195cm / – )
#24 ジョシュ・ホーキンソン (C・PF / 208cm / サンロッカーズ渋谷)
#30 富永啓生 (SG / 188cm / – )
#34 渡邉飛勇　(C / 207cm / 信州ブレイブウォリアーズ)
#91 吉井裕鷹　(SF / 196cm / 三遠ネオフェニックス)

平均：193.7cm、26.4歳