
「りそなグループ B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2026 IN NAGASAKI」は、日本バスケットボール界を代表する選手たちが一堂に会し、競技性とエンターテインメントが交差する“特別な舞台”だ。
2026年は、長崎を舞台に初の3日間開催。街全体がバスケットに包まれる中で迎えたDAY3は、この週末のクライマックスにふさわしい一日となった。
オールスターの主役は、
最後にすべてを持っていった。地元・長崎の大歓声を背に、田中大貴がMVPに輝いた。
Scene|「ただ、楽しかった」
MVP受賞後、田中が最初に口にしたのは、意外なほどシンプルな言葉だった。
「この3日間、本当に純粋に楽しめました。
地元・長崎で開催されたオールスターは、改めて“最高だな”と感じる時間でした」
特別に狙っていたわけではない。
ただ、その場を楽しみ、その瞬間に集中した結果が、MVPという形になった。
Moments|流れを変えた“最初の一本”
試合を振り返ると、田中は序盤の1本を挙げた。
「最初のシュートが入ってくれたので、それがすべてかなと思います。
そこからいい流れに乗れました」
流れを読む。空気をつかむ。オールスターという舞台でも、それは変わらなかった。
ベンチでは、富樫勇樹が“うちわ”でMVPをアピール。その場面を思い出し、田中は照れたように笑った。
「恥ずかしかったですけど、すごく嬉しかったですね。
シュートが入って本当に良かった。これ以上ないオールスターでした」

Scene|ブザービーター、9本目の3ポイント
そして迎えた、試合のラスト。9本目の3ポイントが、ブザービーターでリングを射抜いた。言葉はいらない。会場がすべてを物語っていた。
田中大貴、ここにあり。
その一投が、オールスターの夜に強烈な余韻を残した。


BeyondGame|長崎から、未来へ
試合後、話題は開催地・長崎へ。
「長崎のパワーをすごく感じました。ベルカも調子が良くて、街全体が盛り上がっている。年を重ねるごとに、バスケットの熱が高まっているのを実感します」
そして最後は、子どもたちへのメッセージ。
「このイベントを通して、長崎から上を目指す子どもたちがどんどん出てきてくれたら嬉しい。この結果も、長崎開催じゃなかったら生まれていない。心から感謝しています」
オールスターは、ただの“お祭り”じゃない。
夢を見るきっかけを、確かに残した。

Another Scene|富永啓生という“もうひとつの熱”
一方、B.BLACKでは初出場の富永啓生 (北海道)が両チーム最多31得点。
「公式戦より、もっとはっちゃけられました。
オールスターは笑いとか、どよめきが必要。
普通のシュートじゃ面白くないかなと思って、いろいろ工夫しました」
振り向きざまの3ポイント。
少し遠めからの一投。
“魅せる”を本気でやる姿勢が、会場を沸かせた。

Jbasket 視点
勝負も、遊び心も、想いも。
そのすべてが交差したDAY3。
一瞬のプレーが、物語になる。
オールスターは特別だ。
そしてこの夜は、確かに長崎の記憶になった。

