EASLは2日目を迎えて2試合が行われた。日本代表の一つとして出場の琉球ゴールデンキングスが登場した。渡邉飛勇がワールドカップアジア地区予選から戻ってきて完全復帰の様子を呈して、更に新加入のフィリピンの将来を担う202cm SF/PF 22歳の注目のカール・タマヨがプロデビューした。
また大戦相手のサンミゲルビアメンには、ファハルドやCJペレスといったフィリピン代表も所属している。
3/2 日環アリーナ栃木
琉球ゴールデンキングス 96-68 サンミゲルビアメン
1Q 24-17
2Q 25-11
3Q 21-20
4Q 26-20
<琉球>
#3 今村佳太 20得点(3P4/9)
#45 ジャック・クーリー 20得点 16Reb
#14 岸本隆一 14得点(3P4/9)
#7 アレン・ダーラム 13得点 16Reb
琉球はインサイドからクーリーがフリースローから得点していく、この試合通してクーリーはインサイド、リバウンドでハードワークしてチームに貢献して琉球の強さを見せた。ディフェンスも1Qから琉球らしい激しいディフェンスで相手にリズムを乗せない。岸本のスティールからレイアップ、アレン・ダーラムの得点、岸本の3Pシュートといい流れで得点をしていく。
今村がペイントアタックからフリースローを決めて、フリッピンのアシストからジャック・クーリーが豪快なダンクを叩き込む。サンミゲルはキャメロンの所からの得点を重ねていくが、琉球は今村が得点していく。
そしてカール・タマヨがプロデビュー戦としてコートインする。リバウンドからそのままレイアップに持ち込み初得点して24-17で1Q終える。
2Q直ぐにボールムーブ良く小野寺がスリーポイントを決める。フリッピンのオフェンスリバウンドからそのまま得点して、サンミゲルもシュートを打つが決まらず、琉球のインサイドは強くダーラムがゴール下から押し込んで得点する。琉球のインサイドの強さは試合を通してリバウンド、得点とサンミゲルが止める事はできなかった。
サンミゲルはディフェンス頑張るが、琉球はブレイクから岸本がフリーからスリーシュートを決めて、渡邉飛勇はダンクシュート、今村のスリーシュートと琉球のオフェンスを見せて一気に得点して引き離していき49-28琉球リードで前半を折り返す。
得失点差も最後は大事になるのでしっかり琉球の試合をしていきたいこの試合、後半も前半から好調の今村がスリーポイントシュートを決めて、後半追い上げたいサンミゲルの出鼻を挫いていく。
インサイドも同じくダーラム、クーリーが強さを見せて、ファウルも取りバスケットカウントワンスローしっかり決めて琉球のペースで試合を運んでいく。
その後サンミゲルがなんとか追い上げようと連続得点をするシーンが続くが、攻撃の手を緩めず戦い続けたいキングスはタマヨのインサイドでの得点や岸本、小野寺選手がスリーポイント決め切って70-48とリードして最終へ。
4Qはゲームを支配している琉球がしっかりコントロールしてアウトサイド、インサイドと攻撃して、守りリードをしていく。松脇が決めて、続いて小野寺、そして岸本がスリーポイントでリードを広げる。リバウンドもサンミゲルが33に対して、琉球は52と圧倒した。クーリー、ダーラムはダブルダブルと力を見せ96-68でEASLで初戦を勝利した。
桶谷HC(琉球)
「プラン通りのバスケットを遂行してくれましたし、レギュラーシーズン中にやっている細かい事を大事にしようと話して選手達が1ポゼッション1ポゼッションを丁寧にプレーしてくれました。ゾーンで流れを崩してしまったけど、全体的にファーストパンチを見せることができ、主導権を握りながらバスケットができました。
相手のビッグマン達に対してキングスのビッグマン達が本当にハードワークしてアドバンテージ取ってくれた。得失点差はあると思いますが、こういう大会で1ポゼッションを丁寧にやることがキングスの良さでもあるので今後の試合に繋がる試合になったと思います。」
今村佳太(琉球)
J:OFやDFでも相手の動きが完全に見えての素晴らしいパフォーマンスについて
「今日はオープンな選手を見つけることができチームとしてボールをシェアする事が出来たのでいい形で自分達のやりたいバスケットができたと思います。
ディフェンスの部分でもスカウティングしたものをしっかり自分達で考慮して出来たので非常によかったです」
J:初対戦の相手で大事にしてる事は
「出だしの部分を大事にしてて、相手と拮抗してしまったけど自分達のスタイルとしては我慢強く戦う事なのでそこが1番大事だと思います。我慢して我慢したのでそこがこの点差になったと思います。」
J:安定したハイスコアを今シーズン出してますね
「前半戦は苦しい場面が多かったですけど、少しずつチームとしての形が出来てきた上で自分のパフォーマンスが上がって来ました。今年は獲れるタイトルを貪欲に獲っていきたいので、そういう気持ちがコートに出ていると思ってます。」
ジャック・クーリー(琉球)
「非常にいいゲームでした。Bリーグの試合と比べると多少アジャストする必要がありましたがHCのゲームプランもよかったですし、相手が素晴らしいチームなので試合を通して常に集中していました。基本的なことを大切にしながらチームとしてプレーできましたので今回の結果に満足しています」
J:日本でプレーして他の国と戦う事へのモチベーション、楽しさ、目標を
「チームでプレイ出来る時はいつも楽しいです。アジアのこの地域のプレイヤーはいいアスリートが揃っていると思いますのでリーグの代表としてこの仕事ができる事がいつも楽しいと感じてます。目標は勝ちたいと思ってます。いつもHCが言うのは1つ1つのプレイを、1試合1試合ずつ大事になるのでまずは土曜日に勝って日曜日のチャンピオンシップに臨みたいです。」
カール・タマヨ(琉球)
「プロとして初めての試合で勝利を飾ることができ、とても良い試合になりました。キングスでプレイ出来る事は非常にシステムも優れていてみんなとプレイする事を楽しんでます。この試合で多くの自信を得ました。もっと練習しないといけないこと、シュートも決めてチームにアジャストしなければならないことがたくさんあります。もっと経験を積んでチームにも貢献していきたい。まずはチームが勝利できることが自分にとって一番幸せなことです。
小さい頃からプロ選手になることが夢でしたし、デビュー戦で少し緊張もしましたが、良い緊張感だったと思います。次はシュートを決められるように引き続き努力していきたいと思います。」