クォーターファイナル三河に2連勝して初の準決勝進出のホーム開催の名古屋Dに対して、中地区1位の三遠を2連勝で撃破した広島が勢いつけての注目の対戦になった。
Game1
広島が後半に名古屋Dを一気に追い上げて逆転し、チームが対応して勝利をもぎ取った
日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023-24 5/18(SAT) セミファイナル
ドルフィンズアリーナ
名古屋D 75-79 広島
1Q 23-13
2Q 22-18
3Q 3-24
4Q 27-24
<広島>
#8 ケリー・ブラックシアー・ジュニア 21得点 4AST
#12 中村拓人 17得点
#30 山崎稜 13得点
<名古屋D>
#43 スコット・エサトン 14得点 9Reb 5AST
#11 須田侑太郎 12得点 (3P4/8)
#10 ティム・ソアレス 12得点 9Reb
試合入りは、お互いのディフェンスで厳しい攻守が繰り返して名古屋Dが速いメンバーチェンジして、須田のジャンパーでリードしていく。そして張本のスリーポイントで一気に会場のボルテージを上げる。広島のサイズの大きさを、メンバーを変えても名古屋Dは、張本、佐藤でしっかり対応して広島を止める。そして齋藤、張本のスリーポイントが決まり23-13名古屋Dリードで1Q終える。
2Q.に入って、インサイドでのリバウンドの強さが上まわり、須田のスリーポイントでりードを広げる。ディフェンスもマンツーマンとゾーンディフェンスを上手く混ぜながら、広島を攪乱して流れを掴んでいく。追い上げる広島に名古屋Dのディフェンスのギアが上がり、45-31名古屋Eがリードして折り返す。
後半は、前半無得点だったエバンスを起点に得点して、フリーを作って中村がスリーポイントを決める。広島のシーズン終盤の強さをCSに入ってこの流れを作っていける強さを見せる。一気に1桁得点にしてさらに山崎のスリーポイントで1点差までに追い上げる。1-14のランで広島の強さを見せる。そしてブラックシアーのスリーポイントで遂に逆転して流れを後半一気に変える。このクォーター24-3で55-48となり広島リードで最終クォーターへ。
佐藤がスリーポイントで返すが、中村、船生がスリーポイントを決め切り、名古屋Dは広島のオフェンスを止められない。須田、中東のスリーポイントで名古屋が息を吹き返し、張本のスリーポイントで2点差に追いつくが、最終局面で広島が1分切って3点リードして、残り16秒で5点リードし、しっかりコントロールして79-75と広島が接戦を勝利した。
日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023-24 5/19 (SUN) セミファイナル
Game2 ドルフィンズアリーナ
名古屋D 83-77 広島
1Q 27-17
2Q 24-20
3Q 18-20
4Q 15-20
<名古屋D>
#43 スコット・エサトン 18得点 7Reb
#1 レイ・パークスジュニア 14得点 5Reb
#10 ティム・ソアレス 13得点 5Reb
#34 ジョシュア・スミス 10得点 4Reb
#2 齋藤拓己 9得点 6AST
<広島>
#13 ドウェイン・エバンス 25得点 9Reb 6AST
#30 山崎稜 16得点 (3P4/6)
#8 ケリー・ブラックシアー・ジュニア 10得点
#12 中村拓人 10得点
ゲーム入りから名古屋Dが先行して得点していくが、広島も落ち着いて、中村がボールを動かして得点する。ディフェンスを仕掛ける広島に名古屋Dは速い展開で得点して流れを引き寄せる。広島はブラックシアーとメイヨ、エバンス、名古屋Dはソアレスのスリーポイント合戦で27-17と名古屋リードで1Q終える。
2Qでは、引き離す名古屋に高さとスピードでコーナーをうまく使って、船生からマーフィーといい流れを作っていく。激しいディフェンスからターンオーバーさせて得点して2桁得点差にする。名古屋Dの齋藤レイ、広島の山崎がスリーポイントを入れあって51-37で名古屋リードで折り返す。
後半入りは、名古屋Dがしっかり作って齋藤からソアレスに渡りスリーポイントで入る。ボールを簡単に持たせず、ディフェンスで締めていく名古屋に対して着実に得点を重ねていくエバンスに、山崎のスリーポイントで10点差にして、広島の前日の勢いを彷彿させる展開と感じるシーンもあったが69-57と名古屋Dがリードして最終クォーターへ。
追い上げる広島に須田がノーマークを作ってスリーポイントを決め切って会場のボルテージはマックスに。点差がついてからの広島はCS に入ってから強さを見せ続けている。3分切って7点差まで詰める。2分を切って中村がドライブから得点して5点差にする。名古屋はオフェンスでセットして作るがシュートがなかなか決まらない展開が続くが、なんとか守って残り1分切り、残り23秒で5点リードして最終局面まで試合を進めて、最後の広島オフェンスを凌いでリードを守り、Game2を勝利した。
日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023-24 5/20(MON) セミファイナル
ドルフィンズアリーナ
名古屋D 73-79 広島
1Q 13-23
2Q 22-15
3Q 25-21
4Q 13-20
<広島>
#13 ドウェイン・エバンス 28得点 7Reb 6AST
#30 山崎稜 19得点 (3P4/7)
#24 ニック・メイヨ 19得点 4Reb 4AST
<名古屋D>
#1 レイ・パークスジュニア 20得点 (3P4/7)
#11 須田侑太郎 12得点
#12 中東泰斗 10得点 5Reb 4AST
激闘の3連戦は、須田のスリーポイントで始まる。山崎が杉に入れ返していく。このシリーズでしっかり得点して広島の苦しい時間帯を何度もチームを救う。ビッグマンラインナップでは、河田とスミスのお互いのマッチアップを変えて激しいメンバーチェンジを繰り返すところもこのシリーズの見所になった。そし広島の山崎が連続スリーポイントでリードを広げて広島がイニシアチブを取る。
2Qに入って、広島は河田、ブラックシアー、メイヨで得点して、名古屋Dにディフェンスを絞らせずにいい展開をしてリードする。苦しい名古屋Dは須田のセットされたスリーポイントが決まりくらいつく。またガードの中村と齋藤とのマッチアップの対戦もお互い激しくやりあう。更に速い展開で名古屋Dが離された得点を詰めていき、須田のスリーポイントのバスカンで会場のボルテージはマックスになり、エサトンのドライブで遂に追いつき、38-35広島リードで折り返す。
後半に入って、お互い激しいディフェンスは続く中で、レイ・パークスのスティールすれば、山崎がスリーポイントでお返しするなどして、1ポゼッションが大事になってくる。広島はディフェンスからブレイクを出して、スリーポイントもエバンスが決めていき点差をつける。そこからレイ・パークスが3本連続スリーポイントで一気に追い上げて60-59名古屋Dがリードして最終クォーターへ。
広島がリードして入る4Q、更に激しいディフェンスからブラックシアーがファウルアウトで残り5分で同点になる。そこから広島がエバンスが勝負強さを見せて、スリーポイントを決め切る。さらに山崎がシュートを決めて大事な最終局面で7点差にして残り32秒、2点返した名古屋Dに広島は、ファウルゲームに対応してリードをしっかり守り勝利をする。セミファイナル2勝してファイナル進出を決めた。
今シーズン引退を表明している、ミスタードラゴンフライズの朝山正悟。自身の地元である横浜で有終の美を飾ることを広島チーム全員で思っていて、有終の美へ、ファンからもSNSで最後の戦いに熱い想いを寄せられている。