競技者なら一度はここでプレーを夢見る聖地代々木第二体育館での一戦
第17節 1/11(SAT) 代々木第二体育館
Game1 2984名
A東京 61-78 名古屋D
1Q 21-27
2Q 10-16
3Q 15-26
4Q 15-9
<名古屋D>
齋藤拓実 16ポイント 9アシスト
スコット・エサトン 15ポイント 10リバウンド
今村佳太 10ポイント
<A東京>
セバスチャン・サイズ 13ポイント
ライアン・ロシター 6ポイント 11リバウンド
レオナルド・メインデル 10ポイント
小酒部泰暉 10ポイント
<前半>
名古屋Dは出だしからオールコートディフェンスで東京にプレッシャーを与えリズムを作り出した。齋藤や今村のシュート、さらには途中出場の佐藤も要所で3ポイントを決めるなどでリードする。東京はテーブスがケガからの復帰戦となったがミスが目立ち途中交代。小酒部・メインデルが応戦するもチームのファウルトラブルもあり追いかける苦しい展開が続いた前半。
<後半>
名古屋の勢いは止まらない。強度の高いディフェンスは東京のゲームコントロール奪い、斎藤・スコットの連続得点やアイザイヤのダンクが炸裂し20点差と開く。東京はロシターやグダイティスのインサイドでファウルを誘い食らい付くが最後まで流れは作れないまま試合終了。中地区対決初戦は名古屋Dが圧勝した。
試合後Jbasketインタビュー🎙️
ショーン・デニスHC(名古屋D)
「本日の試合は完全にウチのリズムで支配したと思います。特にディフェンスやフィジカル面では対応できました。そしてチェンジングディフェンスも良かったです。今日のゲームは今期一番のいい出来になったと思いますが明日は東京さんもテンポを上げてくると思うので、自分たちのプレイを明日もできるように挑みます」。
J:開始早々ディフェンスで東京を圧倒し、リズムを作りながらもベンチメンバーも同じ強度で戦い抜けたと思います。どんな試合の入りを意識されていましたか
「オフェンス面では集中して相手を崩す事、ディフェンス面ではチェンジングで相手を困らせる事です、恐らくこの展開を繋げることがウチのベストだと思います。その事を選手が集中して40分戦い抜けました」。
今村佳太(名古屋D)
「自分たちのバスケットがプラン通りに出来たと思います。その中でも自分たちのシステムを信じてやり続けることができたので今日の結果になったと思います」。
J:本日の試合ではかなりアグレッシブにプレーされていた様に思います。良いチーム状況を続けていく中で優勝経験がある今村選手が皆に伝えるべきことはありますか。
「そうですね、リーグでの優勝することが正しいことであると思っています。それぞれのチームで正しさは別にあると思いますが、強いチームや優勝するチームの共通点はやり続ける強さがある事だと思います。その中で自分ができることはコートに立ち続ける事で勝利に貢献することだと考えます。だからこそコミュニケーションが大事でありそれぞれの選手に積極的に話すことを心がけています」。
デイ二アス・アドマイティスHC(A東京)
「今日の試合に関しましてのポイントはエネルギーレベルです。我々のミスが出だしから続いてしまいました、そして一つ一つのプレーが後手にまわって自分たちの目指しているスピード感あるバスケットができませんでした。セカンドチャンスやファストブレイクポイントを許してしまい敗因が顕著に表れた
試合になり自分らしさがありませんでした」。
J:1Q開始2分でタイムアウトを取られました。具体的に内容をお聞きしたいのですが先ほど仰いましたエネルギーで負けている事を伝えたのですか?
「事前にミーティングをしていた名古屋さんのシステムに簡単にやられてしまい対応出来ていなかったので再確認をしたのと、入りが悪かったので目を覚ませと気合を入れなおすように伝えました。ただ名古屋さんの思い通りにプレーをされ我々は止めることができませんでした。目の前の40分に集中し明日は切り替えて挑みます」。
ライアン・ロシター(A東京)
「今日は自分たちのバスケットが何もできないまま最悪の結果となりました。フィジカル面やアグレッシブ面、さらには気持ちでも負けてしまった。水曜日の天皇杯のゲームでは我々らしい良いプレイができましたが、今日の試合の入りはふわっとしてしまった事が敗因です。明日は修正してアグレッシブに戦いたいと思っています」。
J:ガード陣が崩れてしまった際はロシター選手がフロアバランスを作ることも多いと思いますが、明日に向けてはどう臨みますか」
「そうですね、ここ数試合負けてしまった時もそうですがガード陣に対して非常にプレッシャーを与えられている事が多いと感じます。明日はウィングプレイヤーが正しいポジショニングとる事が大事になります。スペーシングを作り出して良いオフェンスの組み立てをしていくと結果が良くなると思います。テーブス選手もまだ本調子ではないのですが逃げ腰にならずにタフにプレイします」。
J basket Kei’s Eye
名古屋Dの選手にインタビューをする中で〈自分たちのシステムを信じて〉とよく耳にする。これまでには信じ切れずに自分たちでリズムを崩してしまった。なども聞くこともある。個々のプレーでの貢献は勿論だが大事な局面では特に1勝を勝ち取るための〈信じる心〉が完成すると名古屋Dの後半戦は更に面白くなっていく感がしてならない。