琉球ゴールデンキングスは、今シーズンリーグ戦では現在、西地区27勝12敗で堂々の首位を走っている。今シーズンもEASLに出場して「FINALFOUR」(ファイナル4)進出を決めている。
昨シーズンの琉球はEASLで予選グループで3勝3敗で予選敗退した。今シーズンは予選で5勝1敗としてしっかりファイナルラウンドにコマを進めた。リーグ戦、天皇杯、EASLとタフなスケジュールの中でも琉球の強さをしっかりと発揮して今大会に臨むことになる。この2週間でEASLと天皇杯とチャンピオンとなる可能性がある琉球は2冠をしっかり狙って戦うと桶谷HCがコメントし、岸本、小野寺も意気込みを語った。
EASL2024-25シーズンは2024年10月2日から開幕して、今シーズンを締めくくる東アジア王者決定戦として、2つのグループから勝利した4チームによる「ファイナル4」が2025年3月7日準決勝、9日決勝にマカオ特別行政区のスタジオシティイベントセンターで開催され各国の最高峰リーグからトップ4クラブが集結し、東アジア最強のクラブを決定する。
EASL出場チームは、B.LEAGUE(日本)、P.LEAGUE+(チャイニーズ・タイペイ)、KBL(韓国)、PBA(フィリピン・バスケットボール協会)さらに香港、マカオのトップリーグで優勝・準優勝を果たしたクラブの計10チームが出場し、東アジアのチャンピオンの座をかけて戦い、日本からは、B.LEAGUE2023-24シーズン上位成績2チームの琉球ゴールデンキングスと広島ドラゴンフライズが「ファイナル4」へ進出を決めている。
桶谷大HC
「このファイナルラウンドに進めたことが、チームにとってすごいいい経験になりますし、レギュラーシーズン中ですけど、海外のチームと戦うことはチームにとってプラスになることもたくさんあるので、もちろんゲーム数が多く、スケジュール的にタフな部分はあるんですけど、本当にファイナルラウンドに進めたことで、まず金曜日の試合をしっかり勝って決勝進出して優勝して、いい流れでまたレギュラーシーズン、天皇杯に向けて走っていきたいと思っています。
アジアで1番を決める大会はEASLとなってくれば、もっともっと盛り上がってくると思いますし、その価値は出てくると思います。だからこそ、今このチャンスがある時に、アジアの1番になりたいです」。
戦い方について
「台湾チームは得点力が非常に高いチームと見てますし、準備できることはしていきたいです。金曜ゲームとなっていて、水曜ゲームからの金曜ゲームなので、タフな部分もあると思うんですけど、スカウティングしながら、ゲームの中でアジャストしながらゲームを作っていくのが1番大切なことだと思ってます。
僕はやっぱり、岸本隆一だと思ってるんです。やっぱり勝負強い選手がいるっていうのは、少なからず接戦になった時に実力差はそこで出てくると思うんで。
やっぱり岸本隆一がいるっていうのは、本当にキングスにとってはすごく心強いもんだと思います。脇も勝負強さを出してくれてますし、本当にどんな状況でも、やっぱりみんな1発勝負になれば諦めない、最後までこのゲームを作ることをやりきろうとしている。そこらへんは最終的に岸本がいるから接戦にも持っていけるかなと思ってるんです。
もう1つは、大一番になった時に、3ポイントやトランジションがバンバンできなくなると思うんですよ。その時にセカンドチャンスが取れるチームがやっぱり有利になってくると思うんで、ジャックやアレックス、ビックローがリバウンドを取るので、ポジションゲームでもやっぱり有利に立てるんじゃないかと思ってます」。
スケジュールについて
「スケジュール的には、広島と対戦してEASLで、次に島根と対戦して、天皇杯という、なかなか簡単ではないんですけど、ただこの1ヶ月の間に2つのタイトル取れるチャンスがあるので、楽しみながらというよりも、そこに行ける人たちは自分たちだけというのをちゃんと理解して、その価値に対してしっかりプライドを持って戦いたいなって思ってます」。
岸本隆一
「昨シーズンはファイナルラウンドに行けずに終わってしまって悔しい思いをしたんですけど、今シーズンは予選からみんなで助け合いながら、なんとか1位通過を勝ち取って、いい形でセミファイナルにこれてるので、すごく個人的に楽しみにしています。
セミファイナルは、海外のチームと戦う上では、やっぱり試合の中でいかにアジャストするかっていうのはすごくキーになるかなと思っていて、Bリーグの中ではある程度戦い方を分かり合った上で戦ってはいるんですけど、海外のチームはどうしても試合の中で予期せぬことが起こりやすいので、そこに対して自分たちがいかにアジャストしながら戦えるのかがすごくキーになるかなと思ってます」。
戦い方について
「セミファイナルだからといって、いきなり何か特別なプレーが生まれるとは思っていないので、前半戦自分たちが積み上げてきたもの、ディフェンスからハードワークして、しっかりオフェンスに繋げていくところをまず出せたらいいかなって思ってます。個人的には、セミファイナルだったりファイナルという舞台は本当に特別な舞台だと思うので空気感を、レギュラーシーズンとかやっぱり全く違うので、そういう空気感を楽しんでいけるようにして、最終的にはその上で勝ちをみんなで掴めるようにやっていけたらいいかなと思います」。
エースとして
「(その仕事が重いのか軽いのか) 重たさに変わるのか、それともそれを超えて自分の自信になっていくのかというのは、本当に紙一重のところなんです。自分なりに練習の段階からそういうシチュエーションを意識して練習してるつもりなので、それが今のところ試合には繋がってるかなっていう感覚ですかね。
ただ、試合の中で接戦にしなくて済むのであれば、それに越したことはないので、試合の序盤から1つ1つ積み上げた先に、最終的にその試合の中で調子が良かったりと、最後に任される状況に繋がっていくと思うので。色々言ってますけど、あんま深く考えてないですね(笑顔)。自分なりにそれが自分の役目だと受け入れて、結果は色々ありますけど、いずれにしても次に繋がることだと信じてやっています」。
日本を代表して戦うという気持ちについて
「正直、僕の中ではそこまで日本を代表して戦ってるって意識は、おこがましいというか、そういう気持ちもあるので、そこまで意識はしてないんです。
ただ、自分たちの戦い方が各国にとっての日本のバスケットボールの印象にはなるっていう自覚はあるので、そこはやっぱりなめられないようにというか、そういう自覚は持って戦ってます。自分たちが海外のチームと戦い、日本を代表するようなチームだって言えるような結果を最後残せるのが、今の状況ではベストなのかなと思ってます」。
小野寺祥太
「まず初めてファイナル4に出場できるので、しっかり日本のバスケットボール、Bリーグの代表として出ることを自覚して戦っていきたいと思います。その中でも本当にキングスらしさを出して、しっかり沖縄にタイトルを持ってこれたらなと思っています」。
国際試合について
「僕自身慣れてきた部分もありますし、チームも慣れてきた部分もあると思うので、雰囲気や体育館のコートの質、リングの形など、慣れてきた部分もあるので、予選でマカオでやってるので、本当にいい雰囲気でチームとして臨めるのかなと思っています」。
ポイントとなることは
「本当にBリーグのレギュラーシーズンと変わらないと思います。その中でも最初の5分が本当に大切になってくると思ってますし、やっぱりその部分でしっかりと僕らの強度の高いディフェンスを見せられれば、よりいいキングスのバスケットになっていくのかなって思ってます」。
U-NEXTで独占配信
3/7(金) 19:40
広島ドラゴンフライズ vs ニュータイペイキングス
3/7(金) 22:10
琉球ゴールデンキングス vs 桃園桃園パウイアンパイロッツ
3/9(日)
3位決定戦:17:10
決勝:20:10