
EASL(東アジアスーパーリーグ)1次リーグA組で、宇都宮ブレックスは1月21日、ブレックスアリーナ宇都宮で香港イースタンと対戦。83―74で競り勝ち、通算成績を2勝2敗とした。予選突破に向けて大きな1勝となった。
なお、EASLの1次リーグは各組4チームによるホーム&アウェー方式で行われ、各チームが6試合を戦う。上位2チームが決勝トーナメント(ファイナル4)に進出するレギュレーションとなっている。
EASL (East Asia Super League) 25-26
1/21 (WED) ブレックスアリーナ
宇都宮ブレックス 83 – 74 香港イースタン
スタッツ
EASLという国際舞台で、比江島慎が語ったのは、判定への対応、チームとしての成長、そしてアジアの頂点を見据えた明確な目標だった。
EASL 1次リーグA組で、宇都宮ブレックスは香港イースタンに勝利し、通算2勝2敗。予選突破へ前進した。
国際舞台ならではの判定基準やプレースタイルへの対応が求められる中、この試合で比江島慎が示したのは、冷静な“アジャスト”と、すべてのタイトルを見据えた明確な覚悟だった。


試合後に比江島慎に聞いた。
J:今日はファウルに対してやりづらさを感じているように見えましたが、普段対戦していない相手に対してどうアジャストしていったのでしょうか
比江島
「単純に“笛の基準”が違うというのはあります。Bリーグや前回の審判だったらファウルになっていたかもしれない場面もありましたが、そこは試合の中でアジャストしなきゃいけない。ただ、プレッシャーをかけずにやってしまうと、相手の好きなようにやられてしまう」
EASL特有の判定基準を受け止めつつも、強度を落とさないこと。その難しさと重要性を比江島は強調する。

比江島
「EASLのチームはBリーグとスタイルが少し違って、1対1が多め。そこはチーム全員でもっと意識を持って止めていかなければならない。台湾の時もやられてしまった部分があったので」
一方で、次戦に向けては確かな手応えも口にした。
比江島
「次は相手のことが分かった状態でもう少しアジャストできると思います。BCL(チャンピオンズリーグ)などでもこういう経験はしてきているので、そこはみんな大丈夫だと思います」
そして、ジーコHCにも聞いた。
J:世界、アジアに行くために今日は大事な一戦だったと思います。チームで『優勝』や『世界に向けて勝っていく』ことについて、どんなことを共有していますか
ジーコHC
「こういう大会は非常にタイトなスケジュールで試合が来ます。コーチ陣がゲームプランを準備し、それを遂行できるかどうかは選手次第。チームとしては、良い習慣(ハビット)をどんどん身につけて、成長していければいいと思っています」
短期決戦の国際大会において、重要なのは“一試合ごとの完成度”ではなく、継続的な成長。その視点をジーコHCは示した。
J:同じ質問を比江島選手にもお願いします
比江島
「チームとしては『すべてのタイトルを獲る』というところを重要視しています。EASLはまだ獲ったことのないタイトルですし、非常に重要なタイトルの一つです」
その言葉には、Bリーグを背負う意識もにじむ。
比江島
「千葉Jや広島が優勝している中で、Bリーグとしてのプライドを持ってやらなきゃいけない。個人としても、ぜひ欲しいタイトルです」
そして最後に、この舞台への率直な想いを明かした。
比江島
「クラブチームとしてアジアの強豪と試合ができるのは本当に大きな経験ですし、そこを楽しみながらやれています」

判定への対応、プレースタイルの違い、タイトな日程。
EASLは、簡単な舞台ではない。
それでも、宇都宮ブレックスは「すべてのタイトルを獲る」という明確な目標を共有し、選手とコーチが同じ方向を向いて歩みを進めている。
比江島慎が語った“アジャスト”と、ジーコHCが示した“良い習慣の積み重ね”。
この一戦は、その覚悟と成長を確かに示した一歩だった。
◉1月22日時点での順位表◉
GROUP A
1 位:ソウルSKナイツ 3勝2敗
2位:台北富邦ブレーブス 2勝2敗
3位:宇都宮ブレックス 2勝2敗
4位:香港イースタン 2勝3敗
GROUP B
1 位:桃園パウイアンパイロッツ 4勝1敗
2位:琉球ゴールデンキングス 3勝1敗
3位:メラルコボルツ 3勝2敗
4位:マカオブラックベアーズ 0勝6敗
GROUP C
1 位:アルバルク東京 3勝1敗
2位:ニュータイペイキングス 3勝2敗
3位:ザックブロンコス 3勝2敗
4位:昌原LGセイカーズ 1勝5敗