Bリーグ

【BリーグCSファイナル】広島が創設10年目で悲願の初のリーグ制覇チャンピオンを掴みとる🏆”下剋上じゃけぇ”

【BリーグCSファイナル】広島が創設10年目で悲願の初のリーグ制覇チャンピオンを掴みとる🏆”下剋上じゃけぇ”

「日本生命 B.LEAGUE FINALS 2023-24」
5/28(TUE) 横浜アリーナ 12,209人

広島は西地区3位でワイルドカードでCSに出場してきた。クォーターファイナルでは、中地区優勝の三遠に連勝すると、セミファイナルでは西地区優勝の名古屋Dを2勝1敗で勝利してファイナルへ進んできた。ファイナルも昨シーズンのB1優勝した西地区2位の琉球をGame3で2勝1敗で撃破して、広島が掲げてきた下剋上を示した。

Game3
琉球 50-65 広島
1Q 12-17
2Q 17-18
3Q 11-11
4Q 10-19

<広島>
#13 ドウェイン・エバンス 13得点 9Reb 3AST
#12 中村拓人 12得点
#10 ケリー・ブラック・ジュニア 9得点 6Reb 4AST
#30 山崎稜 8得点 3AST

<琉球>
#4 ヴィック・ロー 16得点
#30 今村佳太 10得点 7Reb
#45 ジャック☀︎クーリー 9得点 7Reb
#14 岸本隆一 8得点

アウトサイドから打っていきリバウンド取ってセカンドチャンスで連続得点する広島。広島のゾーンディフェンスからスイッチディフェンスが効いている。山崎がオープンからスリーポイントを決めていき、広島は自分たちのペースを作り、中村がスリーポイントを決める。17-12で広島リードで1Q終える。広島のディフェンスが琉球のオフェンスを止めていい流れを作る。

広島は上澤のスリーポイントから入り、琉球の松脇が返せばブラックシアー、メイヨがスリーポイントを決めて広島がスリーポイント6/12として2桁得点差をつける。琉球は岸本のディープスリーで息を吹き返す。さらに強度高いディフェンスでターンオーバーを誘発して追い上げに入る。広島のドライブから果敢にアタックして得点を重ね35-29で広島リードで前半を折り返す。スリーポイントは琉球が3/13で23%、広島が6/16で37%。

後半に入って、今村の連続の得点ではいる琉球。ロー、ダーラム、岸本、松脇、今村にしてハードにボールを動かしてどう広島を撹乱するのかで、広島は対応してブラックシアーのドライブからオープンの山崎に渡りスリーポイントを決め切る。ブラックシアーの幅のある得意のプレーを見せる。その後、中々攻め手がなく我慢の時間がお互いつづき、11-11となった3Qが終わって46-40広島リードで最終クォーターへ。

お互い激しい攻防が続き、今村のドライブで得点し、ディフェンスで貢献している三谷がペイントから得点してリードを保つ。中村のスリーポイントで2桁得点差にする。琉球はなかなか広島のスイッチディフェンスを攻めあぐねてロースコアに抑えられてしまう。そこからエバンスのインサイドでの得点で更にリードを広げて、勢い増す広島は残り2分から琉球は攻めるが得点出来ず、広島がリードをしっかり守り琉球から勝利して悲願のリーグ制覇に成し遂げた。

 

ロースコアの展開で最大リードが15点と広島の力を見せつけた試合になり、3Pシュートも大事な場面で決め切った。3ポイントの9/26で34.6%と高くはなかった。琉球は更に下回り4/24で16.7%だった。広島の効果的な3ポイントが大きなポイントなった。もう1つ大きなポイントは、広島のスイッチディフェンスだ。琉球の強力なオフェンスを徹底したスイッチディフェンスが光った。アウトサイドの岸本、今村のスリーポイントを抑えるために、ヘルプディフェンスはせずに、更にタフショットを打たせるという素晴らしいディフェンスが勝利に導いた。そのディフェンスで琉球から奪ったターンオーバーは19本。リバウンドも互角で踏ん張った。
そして、広島はワイルドカードからの下剋上からの初優勝。B.LEAGUE 5クラブ目の王者となり、B2を経験したクラブとしては初の快挙を成し遂げた。


BリーグファイナルMVPに山崎稜、日本生命ファイナル賞に 中村拓人が選出された。

Bリーグ
Jbasket

Jbasketライター

-バスケットボール 専門メディア

twitter : @jbasket_web
Instagram : @ jbasket_web