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【NBA】河村勇輝NBAメンフィス・グリズリーズ エグジビット10契約会見「最大の目標NBAのコートに立つこと、必ず夢を実現させて帰ってきたい」

【NBA】河村勇輝NBAメンフィス・グリズリーズ エグジビット10契約会見「最大の目標NBAのコートに立つこと、必ず夢を実現させて帰ってきたい」

7/9 (TUE) NBAへ挑戦する河村勇輝の会見が行われた。河村はNBAメンフィス・グリズリーズとエグジビット10の契約をして契約合意会見が行われた。

「NBAのコートに立つことが1番の目標。必ず夢を実現させて帰ってきたい」

ワールドカップ後、海外から注目されていた河村勇輝が、7月6日(土)の午前中にグリズリーズからイグジビット10の申し出を受けて合意が決まった。複数のチームからオファーがあった中からグリズリーズに決めたのは、一番熱意のあったチームだった。

「小柄な僕にオファーを複数のチームからオファーをしていただいたことが、何より嬉しいことでした。もちろん驚いた部分もありました」と答えた。

J basket特別編集【HEROES】でも聞いていたが、河村はNBAチャレンジの為に昨シーズンは、グリズリーズで2WAY契約をしていたジェイコブ・ギルヤード選手に注目していた事を聞いていた。

「僕のような体格の選手が2WAYでプレーされていたんですけど、 そのような選手になってほしいという具体的な話ですごくビジョンが見えたから」。とグリズリーズからも、具体的なメッセージを受けた事などもあり、決めた理由を明かした。

スケジュール的にはパリ五輪以降に、横浜BCに一旦合流してグリズリーズとのイグジビット10契約の締結までは横浜BCの選手として活動する予定になっている。また、ファンブースター向けに、交流するイベントを企画しているという。

渡邊雄太からはグリズリーズやハッスルの環境であったりとか、組織の素晴らしさを聞いていた。そして覚悟を持ってプレーすることを話した。
グリズリーズから求められているところは、プレイメイキング、アシストと得点のバランスをGMやHCから求められている。

9月に契約締結予定、その後トレーニングキャンプ参加へ。開幕ロスターを勝ち取れなかった場合でも傘下のGリーグチームで活動や金銭のインセンティブがある契約がエクジビット10の契約になる。かつて渡邊雄太も同契約からラプターズでロスターを勝ち取った。先日富永啓生が発表したばかりだ。富永とは将来、お互いのユニフォームを交換しようと会話したエピソードも聞けた。

Jbasketインタビュー

J:前回NBAに関しての取材をさせていただいた時に、team KAWAMURAを作るとしたらチームに入れたい選手はいますかと聞いたところ「グリズリーズにいて2WAY契約の選手で“ジェイコブ・ギルヤード選手”の名前を挙げられてました。先ほども名前が挙がっていましたが

「身長、体重、体格もほぼ一緒で、結果を残してる姿を見て、勇気をもらえた」と彼のプレーをみて、自分にどう自信を持てたのかをもう少し聞かせてもらえますか

「そうですね。本当にこの話がある前からジェイコブ・ギルヤード選手はすごく注目していて、常に試合を見て、 どうすればあのサイズでNBAで活躍することができるのかというのは見て研究してきたつもりなので、まさかこのタイミングでそういった縁があって、グリズリーズに行くことができたのはすごく嬉しいですし、 本当にグリズリーズの先方からも言われてる通り、そのプレイメイキング、アシストのところはやはりジェイコブ・ギルヤード選手もすごく長けてた選手だと思いますし、 そういったところでは近しい部分があるかなって思っていますが、ギルヤード選手を目指すということもそうですけど、自分にしかできないことだったり、自分の強みもあるので、より最高の自分でいられるように毎日ハードワークを続けたいなと思います」。

 

富永選手との話

「アメリカの大学生活のことは聞いていてすごく成長して帰ってきて、毎年のようにスキルアップ、レベルアップして帰ってくる彼の姿は、すごく刺激的でした。彼と共にこのタイミングでNBAという1番レベルの高いところに挑戦できることはすごく嬉しいことです。 彼とはお互い契約がこうなった時には絶対頑張ろうなと、必ず一緒にコートに立ってユニフォーム交換したいなと話もしました。彼と一緒にコートに立って、日本のファンの皆さんが喜んでもらえるような形になれば最高だなとは思います」と、一瞬の笑顔もみれた。

NBAへの道について

「現実的に考えればまだまだ足りないところは正直いっぱいありますし、バスケットの面もたくさんあれば、言語の面も慣れる慣れないといけない部分もたくさんあると思います。
来年はすごく難しいチャレンジですが、2年目、3年目になった時には、必ず自分の進化を発揮しなければいけないですし、僕も今年で23歳で、海外ではそう若くない方だと思ってるので、まずは来年自分のプレー、力をまずは評価してもらいたいと思ってますね」。

 

キャリア

2001年5月2日生まれ
172cm/75kg/山口県柳井市出身

福岡第一高校
東海大学中退

2019-20 三遠ネオフェニックス(特別指定選手)
2020-22 横浜ビー・コルセアーズ(特別指定選手)
2022-24 横浜ビー・コルセアーズ

🇯🇵日本代表歴
U16男子日本代表/U18男子日本代表/U20男子日本代表/U22男子日本代表/国体福岡県代表/FIBA バスケットボールワールドカップ2023アジア地区予選(Window3〜6)男子日本代表/FIBAアジアカップ2022 男子日本代表/SoftBankカップ2022 バスケ子日本代表国際強化試合/ FIBAバスケットボールワールドカップ2023
男子日本代表/FIBAアジアカップ2025予選 Window1男子日本代表

受賞歴
2019-20:新人賞ベストファイブ
2022-23:第98回天皇杯ベスト5/レギュラーシーズン最優秀選手賞 (MVP)/レギュラーシーズンベスト5/新人賞/リーダーズ(B1)アシスト王/ココロ、たぎる。賞/レギュラーシーズン最優秀インプレッシブ選手賞 (MIP)
2023-24:リーダーズ(B1)アシスト王/レギュラーシーズンベスト5

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Jbasketライター

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