今シーズン琉球ゴールデンキングスから名古屋ダイヤモンドドルフィンズに活動の場を移した今村佳太。新天地に選んだ名古屋Dから新たに挑戦する想いとは。
今村の移籍した理由、日本代表で得た課題やメンタルコントロール、そして海外挑戦、海外で参考にしている選手の事などを普段聞けないバスケットに対する想いを深掘りして聞いた。今村は、琉球と昨シーズンから2025-26シーズン3年契約という複数年契約を結んでいたが、海外挑戦を含めた新たなチャレンジをしたいと公式よりコメントをリリースして6月14日に双方合意の上で契約解除した。今村は琉球に移籍後はBリーグチャンピオンに上り詰め、天皇杯、EASLも、常にトップチームに君臨する琉球ゴールデンキングスに、献身的に貢献してきたからこその複数年契約だった。
それを解除してまでなぜ名古屋Dに移籍したのか。
今村のオフェンス力はリーグでも屈指の魅力がある。琉球での昨シーズンは、1試合平均28分10秒出場、13.4得点、3.5リバウンド、3.1アシスト、3ポイント成功率32.2パーセントのスタッツを残した。優勝を争った広島との試合、怪我をおして気を吐き、ベンチに戻っても鼓舞する今村の姿は印象深く、琉球ファンからも圧倒的な期待と人気を得て、琉球を3年連続ファイナル進出させて大きく貢献した。そしてホーバスJAPANになっても日本代表として選出される。アジア競技大会、五輪選考のアジアカップ予選で持ち味を活かせたプレーをみせ、トム・ホーバスから認められた今村は、この夏のパリ五輪選考にも選ばれた。最後の国際強化試合でもプレータイムを得られたが、パリ五輪へは繋がらなかった。
”今まだ自分には何かが足りない”
見えた課題に日本代表で更なる高みへ繋がる
何が足りなかったのか。パリ五輪の12名に残れなかった。日本代表で得た課題が見え心は大きく動いた事がわかる。自分になにが必要なのか。インタビューで今の気持ちを聞いて、今村佳太の進化はまだ始まったばかりだと思わされた。
名古屋へ移籍した理由のひとつ「ショーンHCの速いバスケットでいい状況判断をして1ステップ成長するために移籍しました」と見えた課題を明確にし移籍の理由を語った。今に納得できず向き合い目指す位置へむけ、更にワンランク上げていく今村佳太の見ている先を期待して追い続けたい。
J:今シーズン名古屋Dへの移籍の理由を教えてください
「名古屋DのショーンHCのバスケットボールスタイルが気になっていました。僕はオーストラリアのバスケットボールが好きでもありショーンさんのバスケットボールにすごく興味があって、ありがたいことに誘って頂いて来たという流れになります。
自分としては、特に日本代表でなかなか選出されなくて、自分として今何が足りないんだろうっていう事を客観的にすごく考えた時に、“速い展開の中でどれだけいい状況判断であったり自分の個性っていうのがどう表現できるか”自分にはまだ足りない部分があるなって思っていました。
前チームの琉球ではアップテンポというよりは、しっかりとしたハーフコートバスケであったり、組み立てるチームでそれが自分のスタイルにも合ってると思うんですけが、やっぱり自分としてワンステップ成長するためには その部分が必要だったんじゃないかなと思って、今移籍を決断しました」。
J:名古屋Dでのチームメイトや見どころを教えてください
「ありがたいだろうから、言いたくはないんですけど(笑顔)、95年組がいるんですけど、やっぱり僕の同級生の齋藤選手や佐藤選手はすごく付き合いも長いですし、一昨年や去年で言えばアジア競技大会の一緒に戦ってますし、
何回か一緒にプレーさせてもらう機会もあったんですけど、あうんの呼吸じゃないですけど、こういう事をやりたいんだろうなとか、こういう事を求めてるんだろうな、みたいなことが分かったもするので、すごくやりやすい部分もあります。そこの連携は見ててもすごく気持ちいいものがあるんじゃないかなって思っているので、自分たちが出てる時にそういうパフォーマンスだったりを見てもらえたらと思っています」。
インタビューは下記のYouTubeにてご覧頂けます。
J;体は絞りましたか
J;名古屋での生活はどうですか
J:どんなオフを過ごしていましたか
J:パリ五輪について、その中で注目選手や感じたこと、さらに何が凄いのかを教えて下さい
J:今シーズン名古屋Dへの移籍の理由を教えてください
J:そこをショーンHCと
どのようにアップさせていきますか
J:移籍で大事にしていることを教えてください
J:海外でプレーすることへどんなイメージを持っていますか
J:日本一を獲る、想いについて
J:チームやショーンHCに求められているもの
J:メンタルコントロールはどのようにされてますか
J:名古屋Dでのチームメイトや見どころを教えてください
J:最後にこれをご覧になっている
皆様にメッセージをお願いします
SG・SF/191cm/ 新潟県出身/ 28歳
新潟県立長岡工業高校 / 新潟経営大学
2017-20 新潟アルビレックスBB
2020-24 琉球ゴールデンキングス
2024- 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
日本代表
2022 2023FIBAW杯予選window2
2023 第19回アジア競技大会@中国・杭州
2024 FIBAアジアカップ2025予選 Window1