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【EASL開幕】広島ドラゴンフライズが怪我人多く緊急事態の中で香港イースタンから大きな1勝をあげる/朝山正悟HC 上澤 市川コメント

【EASL開幕】広島ドラゴンフライズが怪我人多く緊急事態の中で香港イースタンから大きな1勝をあげる/朝山正悟HC 上澤 市川コメント

広島が前半に作ったリードを守って勝利

昨シーズンBリーグ王者の広島ドラゴンフライズのEASLでの今シーズン開幕戦は、香港イースタンと対戦して大きな白星スタートを切った。広島は現在、エースのドウェイン・エバンスは9月末に負傷して、短母趾屈筋、母趾内転筋損傷足と診断され欠場。インサイドの要である河田チリジは椎間板ヘルニアの回復を待つ。またポイントガードの寺嶋良は昨シーズンに負傷し内側側副靭帯損傷から今シーズン復帰に向けて準備している。そして今回は、三谷桂司朗が10/12の試合で腓骨起始部近位損傷と診断され欠場となり、広島は怪我人が増えて緊急事態での試合となった。それでも追い上げる香港を振り切りEASL開幕戦を勝利して白星スタートさせた。広島にとってBリーグ開幕から4連敗して厳しい試合を展開していたので、試合後の指揮官である朝山HCの笑顔も出て、この勝利はチームにとって大きな勝利となった。

10/16(水) エフピコアリーナふくやま
広島ドラゴンフライズ 78-67 香港イースタン
1Q 25-18
2Q 17-12
3Q 15-18
4Q: 21-19

<広島>
ケリー・ブラックシアー・ジュニア 17得点 11リバウンド 5アシスト
ニック・メイヨ 14得点 6リバウンド
市川真人 11得点
中村拓人 4アシスト、上澤俊喜 3アシスト

試合の入りからいい流れを掴みたい広島は、メイヨと山崎が3ポイントを決めてリードする。それでも香港はしっかりゲームを作って一気に逆転していく。ディフェンスを立て直していきたい広島は、ブラウンの得点で勢いつけて、ロバーツも得点して広島の流れを作り、メイヨが3ポイント決めて25-18でリードして1Q終える。追い上げる香港に対して広島は流れを渡さずにゲームを作る中村のスティールから山崎が3ポイント決めて広島のバスケットをしっかり展開して2桁得点差にして42-30で折り返す。

後半は、香港がいい入りをして得点を重ねていき3点差まで一気に詰める。それでも広島は焦ることなく、インサイドの要ブラックシアーや上澤の3ポイント、中村が決めて突き放し力を見せて、57-48とリードして最終へ。広島の勢いは止まらず山崎が決めて、さらに市川が3ポイントを決めて流れを渡さない。終盤には、上澤、ロバーツ、ブラックシアーが3ポイントを決めきって一気に引き離して勝利した。

広島は今シーズン、公式戦の初勝利をもぎ取った。広島はまたリーグ戦に戻り、この勝利から勢いつけて次戦のアウェーでSR渋谷戦に挑む。強豪SR渋谷からリーグ戦初勝利をあげたい広島は、厳しいチーム事情の中でどんな戦いを見せてくれるか楽しみになる。

 

 

試合後コメント

朝山正悟HC
「EASL初戦で勝利できたことは素直に良かった。内容としては締まらなかった印象。前半、良い形でプレーできた部分もあったが、後半にディフェンスリバウンドでやられてしまった。また、前半はターンオーバーが5回だったのが、後半で9回出てしまったところ。この辺は改善しなければいけない。ただ、今日は市川選手が活躍してくれた。普段プレータイムが短かった中、1つステップアップしてくれて非常にいい収穫だった」。

 

上澤俊喜
「EASL初出場ということでワクワクした気持ちで入れて、初勝利が欲しかった中でしっかり集中できた。後半ターンオーバーとリバウンドで相手に競り負けてしまって、難しい試合にはなってしまったが、勝ち切れたところは評価できると思う。勝利から学び、修正はしっかりしていかないといけない」。

市川真人
「今シーズン初めての勝利で自分自身もチームに少し貢献できたと思う。そこが1番嬉しかった部分ではあるが、やはり後半にかけてミスが多くなってしまったり、リバウンドのところで負けてしまった。レギュラーシーズンでも必ず修正していき、この結果を踏まえて、レギュラーシーズンや次のEASLの試合も含めてもっと戦っていきたいと思う」。

 

広島スケジュール

10月30日 19:10
広島vs 香港イースタン(アウェイ調整中)
12月4日 19:10
広島vs 水原KTソニックブーム(アウェイ水原)
12月25日 21:10
広島vs 桃園パウイアンパイロッツ(桃園)
◉ 1月8日 19:10
広島vs サンミゲル・ビアメン(サンプラ)
◉1月22日 19:10
広島vs 桃園パウイアンパイロッツ(エフピコ)

 

東アジアスーパーリーグ(EASL)

EASLは2017年より国際バスケットボール連盟(FIBA)の公認を受け発足。今回が第3回大会となり、B.LEAGUE(日本)、P.LEAGUE+(チャイニーズ・タイペイ)、KBL(韓国)、PBA(フィリピン・バスケットボール協会)さらに香港、マカオのチームが加わった計10チームが出場し、東アジアのチャンピオンの座をかけて戦う。

EASL2024-25シーズン出場チーム
<グループA>
広島ドラゴンフライズ(日本)
水原KTソニックブーム(韓国)
桃園パウイアンパイロッツ(チャイニーズ・タイペイ)
サンミゲル・ビアメン(フィリピン)
香港イースタン(香港)

<グループB>
琉球ゴールデンキングス(日本)
釜山KCCイージス(韓国)
ニュータイペイキングス(チャイニーズ・タイペイ)
メラルコ・ボルツ(フィリピン)
マカオ・ブラックベアーズ(マカオ)

ファイナルフォー
3月7日(金) 調整中:準決勝① グループA 1位 vs グループB 2位
3月7日(金) 調整中:準決勝② グループB 1位 vs グループA 2位
3月9日(日) 調整中:3位決定戦
3月9日(日) 調整中:決勝戦

 

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