Bリーグ

【Bリーグ】 瀬川琉久(東山高)が次に挑戦する場に千葉ジェッツを選んだ理由 池内勇太GMのコミット Jbasketインタビュー🎙️

【Bリーグ】 瀬川琉久(東山高)が次に挑戦する場に千葉ジェッツを選んだ理由 池内勇太GMのコミット Jbasketインタビュー🎙️

高校No. 1ポイントガードと言われる瀬川琉久(東山高)が1月4日ららアリーナ東京ベイにて千葉ジェッツへの入団会見を行った。特別指定選手枠でのプロ契約、高校から直接プロへの道を選択した理由を話した。

「この決断に至った理由は、自分の1番最初の目標である次のロスオリンピックに出場することに1番近づける道だと自分で思ったからです。千葉ジェッツの一員として精一杯努力します」

「将来はBリーグからNBAにたどり着いた
河村勇輝選手の背中を追っていきたい」

瀬川琉久へJbasketインタビュー

J:ここに至るまで子供の頃から目標にした選手だったり、こういうプレーを目指してきた選手やチームがあったら教えてください。

「小さい頃から本当にテレビ越しで富樫勇樹選手や渡邊雄太選手であったり、本当に憧れの存在です。今こうやって同じチームとして、チームメイトとしてやれることを本当に誇りに思ってますし、 本当にそういったトップレベルの選手たちからいろんなことを吸収していこうと思ってます」。

J:ウインターカップ終わってからここに至るまであっという間だったと思いますが、どんな日々を送っていましたか

「やっぱり負けた日であったりとか、次の日っていうのは、まだ心の整理も完全についてるわけではなかったですし、でも、本当に1番最初に話したのは大澤先生(東山高校)で、大澤先生が 「結果はついてこなかったけど、 ここでくじけてる場合じゃないし、この経験を次のプロのステージに活かせ」 っていう風に言ってくださって、その時に自分の中でも少し気持ちは吹っ切れたのかなって思ってます。
帰り道では家族と一緒に帰らさせてもらって、その時に本当にいろんな話をして、よく頑張ったねと、そういった声をかけてもらって、そういった声が自分の次のステップに向ける第1歩へ近づけてくれたと思ってます」。

率直に今の気持ちは
「本当に小さい頃からテレビ越しで見ていた千葉ジェッツさんなので、今ここに入れることが本当に自分でも実感がまだできてないですし、本当に誇らしいことだと思ってます。この入団したことに満足せず、 しっかりと今後これが自分のキャリアのスタートだと思って、しっかり毎日毎日自分と向き合ってやっていこうと思ってます。
自分の持ち味であるスコアすること、軸をずらさずにしっかりと貫き通して、 なおかつチーム、ヘッドコーチの求めることをしっかりと全力で遂行できればいいかなとは思ってます」。

スペシャル動画はJbasket AND1にて
https://jbasket.bitfan.id/contents/225981?layout_type=app

 

キャリア
#5/ PG/ 184cm/ 2006年8月14日 18歳/ 兵庫県出身

神戸市立本山南中学校
ゴッドドア
東山高等学校

日本代表歴🇯🇵
・U18 第31 回日・韓・中ジュニア交流競技会
・BWB(Basketball Without Borders) Global Camp 2024
・男子日本A代表 ディベロップメントキャンプ 2024
・NBA Academy Games 2024
・FIBA U18 アジアカップ 2024

 

池内勇太ゼネラルマネージャー

池内GMへJbasketインタビュー
J:瀬川選手といえどもBリーグでの怪我に対してやフィジカルの面に対してはここからどのように対応やケアをしていくのかを教えてください

「おっしゃる通り、まだ高校生で18歳というところになると、体はまだまだ細いですし、これから作っていかないといけないと思っているので、そこはうちの環境と最高のスタッフがいるので、彼らにまず強化をしてもらおうと思っております。そして、フィジカルだったり、その強度の部分にしっかりアジャストできれば、全然Bリーグでもやれると僕は思っているので、 まずここに入って、そこをフォーカスして体作りをやりながら、プレーにもアジャストしてもらおうと思っています」。

今回の経緯について
「彼のことを初めて見たのが中3ですね。Jr.ウィンターカップで、あの当時、千葉ジェッツのU15がJr.ウィンターカップに出ていて僕は応援に行っていて、地元が兵庫県ということもあって、ゴッドドアの存在は知っていて、面白い選手いるなと最初に見た印象です。その後ですね、彼が高校1年生になって関西の地方大会を見に行って、あの子東山高校に行って、また上手くなってるなって感じました。その後高校2年生になって北海道でのインターハイを見に行った時に、ここまでレベルが上がったかと、面白い選手になったなと、すごいなと思っていました。その後にU18日清トップリーグを立飛に見に行った時に育成だったり、今後の日本代表を背負っていく選手になる、育てていきたいなという思いが芽生えて、その後直ぐに東山高校に訪問して大澤先生と彼に会って、そこで色んな話をしました。そこから話が始まったかなと思ってます。

そこからの彼の成長のスピードは凄まじくて、高校界ではもうナンバーワンのプレイヤーになり、NBAのBWB、NBAアカデミーへと経験して、自分の手の届かないようなところにまで彼は成長していってたので、Bリーグより海外の方に目を向けているんだろうなと思っていましたが、やっぱり日に日に彼への思いは募る中で、お父様とお話をさせて頂いて、自分の想いや、千葉ジェッツの良さ、環境面、育成プランを熱弁させて頂いたことを覚えています。そんな中で彼は日本代表になりたいと言っていて、それであればBリーグでやることが1番じゃないかと、河村勇輝くんがこうやってNBAで挑戦して結果を出してるというところも、もしかしたら追い風になっていたのかなと思ってます。その長い育成を経て、NBAに行くにはこうじゃないかみたいな話を本人を交えてさせてもらって、それに対して彼が反応してくれたと思っています。

彼は今後日本バスケットボール界を背負っていく選手になると思いますし、 やっぱり千葉ジェッツとしても、富樫勇樹でこのクラブが成長していったように、 ポイントガードがチームを引っ張っていくのはすごい重要なことであるなと思っているので、次世代のエースとして僕は彼をしっかり成長させて、彼の目標である海外挑戦というところもサポートしながら、 一人前の選手にさせていきたいと思っております。
それが千葉ジェッツGMとしての使命でもあると思ってますし、日本のバスケットボールに関わるものとしての使命であると思っておりますので、しっかりと彼の育成をして、バスケットボール界をさらに盛り上げて、 日本代表でもさらに強い代表に持っていけるようにサポートしていきたいと考えております」。

キャリア
兵庫県出身 1988年11月23日生まれ
早稲田大学
2015-18 西宮ストークス
2018- 千葉ジェッツ

 

今回の瀬川の決断は千葉ジェッツの決断にもなっており、日本バスケット界の大きな新しい一歩となる。瀬川は大学進学という道を選ばず、高校からプロリーグのBリーグで活躍の場を選んだ。現在三遠で活躍している20歳の湧川颯斗がいるが、まだこの道をいく選手は少ない。今回の会見で瀬川は終始言っていたことは、ロス五輪とNBAに行く、この2つのためにとった最善策が千葉ジェッツだったということだ。NBA選手の渡邊雄太、日本代表を牽引してきた富樫勇樹の存在は大きい。瀬川が選んだ道をここからどんな選手になっていくか日本のプロリーグで見ていくことが楽しみとなる。

 

Bリーグ
Jbasket

Jbasketライター

-バスケットボール 専門メディア

twitter : @jbasket_web
Instagram : @ jbasket_web