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【Bリーグ】アルバルク東京 佐賀に連勝して東地区2位へ/積み上げた2勝の価値

【Bリーグ】アルバルク東京 佐賀に連勝して東地区2位へ/積み上げた2勝の価値

東地区4位のアルバルク東京がホームに、西地区6位の佐賀バルーナーズを迎えた第23節GAME1。後半戦、互いに一つも落とせない重要な一戦には多くの佐賀ファンも駆け付けた。接戦の末、東京が逆転でGAME1を勝ち切った。

GAME1|第4Qで強度を引き上げたアルバルクが接戦を制す

第23節 2/14(土)
GAME1|TOYOTA ARENA TOKYO
アルバルク東京 78-71 佐賀バルーナーズ

1Q 13-15
2Q 25-20
3Q 19-27
4Q 21-9

<アルバルク東京>
#2 大倉颯太 8得点
#9 安藤周人 12得点(3ポイント4本)
#11 セバスチャン・サイズ 9得点・5リバウンド
#17 マーカス・フォスター 17得点
#22 ライアン・ロシター 10得点・11リバウンド
#60 チェイス・フィーラー 11得点・4リバウンド
#75 小酒部泰暉 8得点

<佐賀バルーナーズ>
#7 レイナルド・ガルシア 25得点・8リバウンド
#8 轟琉維 8得点・2アシスト
#23 デイビッド・ダジンスキー 17得点
#25 角田太輝 10得点・4アシスト・5リバウンド

<前半>
東京はロシターを起点にミスマッチを突いて得点。すぐさま佐賀もガルシアが果敢なドライブで応戦し、シーソーゲームとなる。流れの中で佐賀は特別指定選手・轟を投入し、3ポイントを沈めてリードを奪った。第2クォーターは東京がサイズの優位とフォスターの連続得点で逆転。
対する佐賀もガルシア、ダジンスキーがミスマッチを生み出し、接戦のまま前半を終えた。

<後半>
後半は東京の小酒部が奮闘し、3ポイントやドライブで連続得点。しかし佐賀は角田が1on1からファウルを誘い、再び逆転。東京はすぐにタイムアウトを要求する。
第3クォーターも拮抗した展開が続き、佐賀が5点をリードして最終クォーターへ。
第4クォーター、東京は安藤が2本の3ポイントを沈め、さらにフォスターがミスマッチを突いて一気に突き放す。たまらずタイムアウトを取った佐賀だったが流れを引き戻せず、東京が最後まで集中力を切らさずGAME1の勝利を手にした。

 

試合後コメント🎙️

アドマイティスHC(A東京)
「今日は非常にタフなゲームでした。佐賀は素晴らしいチームであり、マッチアップの面でも厳しい状況が続きました。
その中で第4クォーターは、最後までエネルギーを出し切り、特にディフェンス面が勝因につながったと思います。また、オフェンスの状況判断も第4クォーターは非常に良かったと感じています。
一方で、疲労のある中でメンタル面のミスが目立ちました。特に前半は13ターンオーバーがあり、そこから佐賀にイージーな得点を許してしまった点は大きな反省です。
明日に向けては、その部分をしっかり修正して戦いたいと思います。」

J:相手はオフェンスのスクリーンアクションからミスマッチを作っていました。前半はそこを突かれて失点もありましたが、次の試合に向けた修正点はありますか。

アドマイティスHC
「前半は確かにミスマッチがありました。バスケットボールは、いかに有利な確率のプレーを選択できるかが重要です。佐賀も我々も、そこは修正すべき点があると思います。
今日の試合ではサイズ面でのミスマッチがある中で、インサイドとアウトサイドのバランスを取りながらアドバンテージを生かそうとしていました。そこから再びアタックにつなげる形が、オフェンスの良い流れになります。
また、フリースロー数を見ると、佐賀に対して我々は8本しか打てていません。
明日はより積極的にアタックし、ファウルを誘ってフリースローでも得点を重ねられるよう修正し、チャレンジしていきたいと思います。」

 

チェイス・フィーラー(A東京)
「前半はターンオーバーが目立ち、自分たちのペースをつかむことができませんでした。
しかし後半は、試合のテンポをある程度コントロールすることで相手にタフショットを打たせることができ、オフェンスでも自分たちのシュートをしっかり決め切り、勝利につなげることができました。」

J:これまで宇都宮、佐賀、東京と、どのチームに移籍しても柔軟にご自身のプレーを発揮されている印象がありますが、どのようなことを意識されていますか。

フィーラー
「ヘッドコーチが求めているバスケットについて、しっかりコミュニケーションを取りながらプレーさせてくれていることに、とても感謝しています。
コーチ陣だけでなく、チームメイトも細かなディテールまで丁寧にサポートしてくれています。
練習時間が限られている中でも、HCやACがアルバルクのスタイルを明確に示してくれているので、自分自身も非常にフィットし、やりやすい環境の中でプレーできていると感じています。」

 

宮永HC(佐賀)
「プレッシャーから相手のミスを誘い、自分たちのスタイルで試合を進めることができました。選手たちは本当によくやってくれたと思います。
ただ、リードして迎えた第3クォーター以降は動きが止まり、ディフェンスでも足が止まる場面が見られ、オフェンスを展開できなかった点が課題です。
明日はしっかり切り替えて、もう一度戦いたいと思います。」

J:先ほどおっしゃっていた、第4クォーターで積極的になれなかった部分について具体的に教えてください。

宮永HC
「相手のラインナップのどこをターゲットにアタックするのかが明確になっていなかったこと、そしてそこを狙いすぎてオフェンスが止まってしまった点がありました。
五分五分の展開の中で、チームオフェンスからペイントアタックで良いシュートチャンスを2、3回作れましたが、決め切ることができませんでした。
そうした場面を確実に仕留め、最後まで食らいついていきたいと思います。」

 

轟琉維(佐賀)

J:現在のチームにも慣れ、フォーメーションの中で力を発揮できている印象があります。いま取り組んでいるチャレンジは何でしょうか。


「自分はサイズが小さい分、スピードを生かしてペイントアタックし、そこからフィニッシュやアシストにつなげてチームを助けることを意識しています。
ただ、今日はその中でターンオーバーが続いてしまったので、そこは反省点です。」

J:ご自身のワンオンワンについてはいかがですか。


「ヘッドコーチからも積極的に行くように言われていますし、自分自身もどんどんチャレンジしていきたいと思っています。」

J:このチームでプレーしている率直な感想を教えてください。


「自分のバスケットに合っていて、いまはすごく楽しいです。
ドラフトに向けて、さらにアピールしていきたいと思います。」

 

GAME2|アルバルク東京が主導権を握り、ホーム連勝

2月15日にTOYOTA ARENA TOKYOで行われたB1第23節GAME2は、アルバルク東京が佐賀バルーナーズを96-83で下した。アルバルク東京は安藤周人の3ポイントを起点に好スタートを切り、前半を7点リードで折り返す。第3クォーター終盤にはセバスチャン・サイズと小酒部泰暉の連続3ポイントで突き放し、終盤の佐賀の反撃を抑えて勝利を掴んだ。

安藤が21得点、小酒部16得点、フォスター15得点、ライアン・ロシターは16リバウンド・14アシストと攻守で存在感を示した。

この連勝で A東京は東地区2位へと浮上した。ただの順位変動ではなく、勝ち切り方に明確な変化が見えた2試合だった。

GAME1ではビハインドの時間帯を我慢強く耐え、最終クォーターでディフェンス強度を一段引き上げて主導権を掌握。
GAME2では序盤から流れを掴み、サイズとスペーシングを生かして試合をコントロールした。拮抗した展開を制する力と、主導権を渡さない展開力。その両方を示した連勝だったと言える。

シーズン後半戦に入り、ロスター事情や疲労と向き合いながらも、役割の整理と判断の精度が噛み合い始めている。東地区上位争いが激化する中で、この2連勝は勢いではなく、A東京は積み上げによって掴んだ2位であることを強く印象づけた。

 

文:小玉慶二郎
写真:竹内遥

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