日本はFIBA世界ランキング10位、ベルギー6位と格上のチームとの対戦。
ベルギーのエース、エマ・ミースマン(PF 192cm)は、2011年にFIBAヨーロッパヤングウィメンズプレーヤーオブザイヤーに輝き、WNBAでは、2019ファイナルMVPを獲得している。また得点力は、PGのアルマン・ジェリーもあげられる。
本番まで、残り2試合、日本がどう戦ってどんなバスケをするか注目される。
第4戦
日本(FIBA10位) 84-76 ベルギー(6位)
1Q 26-21
2Q 17-21
3Q 22-23
4Q 19-11
<日本>5人2ケタ得点以上
三好南穂 17得点(3P 5/8)
長岡、高田、町田、オコエ 10得点
町田10アシスト 宮崎7アシスト
<ベルギー>
ミースマン・エマ 30得点 8リバウンド 5アシスト
メスタフ・キム 19得点
身体が大きいベルギーに対して、どれだけ速いバスケットが出来るかがポイントになる。
1Q 町田、赤穂、永岡、高田、三好のスターター。
町田のドライブからオープンの高田がスリーポイントで入り、コーナーからドライブしてファウルもらってフリースロー2本決める。
ボールをフロアで展開して三好のコーナーでフリーでスリーポイント、長岡も走って最後までしっかり決め、13-7と好スタートを切る。
ベルギーもエース、#11ミースマンのスリーポイントを決めてから、高さを活かしてハーフコートバスケットをしっかりやって日本に追いつく。日本は宮崎のスティールもありボールへの執着も素晴らしい。町田、宮崎が日本を牽引した。町田はこの試合ダブルダブルを記録した。
インサイドでのシュートは高さを気にして、オコエ、エブリンが苦戦するも、アウトサイドからスリーポイントを決める。日本のハードなディフェンスでベルギーにターンオーバーを8個誘発させる。26-21日本リードで1Q終わる。
2Q ベルギーエースの1人#5メスタフがアウトサイドを決めていい入りをするベルギーは早いパスでスペースを作ると、どんどんシュートを決めてあっという間に逆転する。
日本は、ボールを止めずコーナー、エルボーからダイブして得点していきたいところを、ディフェンスからリズムを作ってターンオーバーを起こさせて、しっかり得点に結びつける。
得点を離されそうになると、町田のドライブからレイアップが活きる素晴らしいプレーが出て、42-43でベルギーリードして前半を折り返す。
3Q インサイドにアタックする日本、そして三好のオープン、コーナーで連続スリーポイントが出て日本がいい流れを作る。
ベルギーはエース、ミースマンがしっかりインサイドで得点して流れを日本に渡さない。このクォーターは日本の宮崎が素晴らしいドライブを見せて、ベルギーの勢いに対して、シュート、アシストと日本を引っ張る。
4Q 三好のスリーポイント、この試合5本と効果的に決める。素晴らしいエースの活躍。ディフェンスもしっかりヘルプに行ってアウトサイドから打たせて、日本の流れで進む。
日本は、7ターンオーバーに対して、ベルギーにターンオーバーを24個させる日本のディフェンスが試合を通して激しく出来た。
終盤徐々に点差が広がって日本が格上のベルギーに貴重な勝利をした。
日本代表内定12名
#0 長岡 萌映子 (PF/183cm/トヨタ自動車アンテロープス)
#8 髙田 真希 (C/185cm/デンソーアイリス)
#12 三好 南穂 (SG/167cm/トヨタ自動車アンテロープス)
#13 町田 瑠唯 (PG/162cm/富士通レッドウェーブ)
#15 本橋 菜子 (PG/165cm/東京羽田ヴィッキーズ)
#20 東藤 なな子 (SG/174cm/トヨタ紡織サンシャインラビッツ)
#27 林 咲希 (SG/173cm/ENEOSサンフラワーズ)
#30 馬瓜 エブリン (PF/181cm/トヨタ自動車アンテロープス)
#32 宮崎 早織 (PG/167cm/ENEOSサンフラワーズ)
#52 宮澤 夕貴 (SF/183cm/富士通レッドウェーブ)
#88 赤穂 ひまわり (SF/185cm/デンソーアイリス)
#99 オコエ 桃仁花 (PF/182cm/富士通レッドウェーブ)
町田 瑠唯
出だしはよく、途中シューターにどんどん決められたけど後半アジャストして、インサイド、リバンウンドを取って行く事が出来た。相手の大きさと手の長さでカットされたので次は考えてパスする事にします。ペイントアタックをする事が自分の仕事なので意識してプレイした。
自分達は小さいのでディフェンスはアグレッシブにそこから攻め、後半スローダウンしたので、最後までしっかりしたい。
赤穂 ひまわり
1Qから日本のバスケが出来て、、久しぶりに良いバスケが出来た。個人的にも早い攻撃が出来た。オフェンスは最後決め切れるようにしたい。ディフェンスは、判断を早くして手を出さない様に足で詰めてプレッシャーをかけた。
相手の高さ、手の長さを気にするプレイはなかったけど今後はあると思うのでアジャストしていく。
トム・ホーバスHC
「今まで試合出来なくて兎に角気持ちで負けない。前回のポルトガルの試合からレベルアップした。インサイドで30得点取れたのは大きい。2人のスモールPGがペイントダイブして相手が大きくてもプッシュする。その間に高田も休めたしオフェンスは凄く良かった。
ディフェンスは40分間、ウチはしつこいバスケをやりたいし、それが出来た。ファウルも少なく手を出さないディフェンス、簡単なファウルはやりたくない。今日はそれが出来た。」
第5戦
7月17日(土) 15:00 サイデン化学アリーナ
女子日本代表 vs プエルトリコ
◉配信
「バスケットLIVE」にて全試合LIVE配信
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