ワールドカップに向けて国際強化試合を行なっている男子日本代表はFIBAランキング26位のニュージーランドとGame2を行った。Game1と違ってニュージーランドのフィジカルが際立った試合になった。Game1に引き続き、NBAフェニックス•サンズ渡邊雄太とサンロッカーズのジョシュ•ホーキンソンが欠場した。インサイドの2人の力は大きいが、渡邊飛勇、川真田にとってもチャレンジであり、チャンスを掴んでいっている。
試合は、アウトサイドが中々決まらず、 NZの強度高いディフェンスにいいオフェンスが厳しくなったが、比江島慎、富樫勇樹が日本を牽引した。それでもリバウンドでは NZが圧倒して日本を寄せ付けないGame2になり、しっかりやり返した結果になった。
15人のメンバーから12人に絞るのは、次のアンゴラ戦と当初ホーバスHCは話していたが、東京大会での、フランス、スロベニア戦まで考慮することも示唆した。
国際強化試合
8/4(金) Game2
オープンハウスアリーナ太田
日本🇯🇵 75-94 🇳🇿ニュージーランド
1Q 17-21
2Q 24-29
3Q 13-25
4Q 21-19
<日本>
#6 比江島慎 12得点
#91 吉井裕鷹 11得点
#2 富樫勇樹 10得点
#5 河村勇輝 10得点 3AST
河村、須田、馬場、ヒュー、井上のスターターで臨む日本。
ニュージーランドが前回と同じくコーナーからスリーポイントを決めて入り、更にスペースにダイブして得点する。7-0のランから馬場のペイントアタックしてバスカン3点で入る日本。馬場のプッシュから須田がしっかり決めて得点して返していく。日本らしいバスケットが出ていくが、日本のオフェンスが停滞してリズムを掴めないでいる中で、河村が個人技で打開してバスカンで繋げる。そして西田がコートイン、NZのディフェンスに対応したい日本。そして富樫も入って1Qに3人PGが出る。日本のディフェンスの強度が上がっていくがNZがGame1から常にリズ区を変えていきゲームを掴んでいく。また川真田のハッスルルーズボールから富樫のブザービート3ポイントで17-21で1Q終える。
お互い激しいプレーの中からペイントにアタックするNZに対してヘルプもよくディフェンスしていく日本はオフェンスでヒューが2本フリースロー決める。NZのディフェンスを崩せずアシストも1本も出ていないが、ここから打開していきたい日本は、比江島がスリーポイント、更に”ヒエジマステップ”でアタックして得点して日本を牽引する。
河村が入って、吉井のスリーポイントとボールが動いて得点していく。それでもNZはインサイドから得点を重ねていく。河村がまたしても個人技で打開して得点してしっかりNZに離されずについていく。ここで須田から井上に渡りスリーポイントバスカンで追い上げるもフリーにしてすぐに返されてNZに対応したい。河村から川真田へダイブして得点するも、すぐに得点され41-50で折り返す。
ディフェンスから作っていきたい日本の後半はボールムーブよく展開するNZのスリーポイントを決められて同じような形で連続で得点を決められる。18点差ついて中々リズムを作れない日本は我慢の時間になる。 更にNZは9本目のスリーポイント決めてリードを広げる。吉井が4ファウルでヒュー、川真田と2ビッグで挑むが、井上に代わりオフェンスの流れを作って行きたいところに、富樫のスリーポイントバスカンでなんとか繋げる。この展開は本番での想定にアジャストどうしていくか。2 4点と広がった点差に富樫のスリーポイントで返していくが54-75で最終へ。
4Q、金近のスリーポイント、西田のオフェンスリバウンドからタップで日本に力を与える連続プレーを見せる。NZもしっかり日本のディフェンスを見てペイントアタックして追い上げる日本を切っていく。
原が何度もアタックして得点して日本を鼓舞するも、 NZもディフェンスからハードにいき得点を重ねて日本を再度引き離す。アウトサイドからの得点が炸裂して日本は追いつけない。
そこから日本もゲームを作っていき、比江島が打開して得点し、河村も全開でハッスルして点差はあるが、いろんな想定して展開していく。最後までNZのバスケットが日本のバスケットをしっかり食い止めて75-94で日本が連勝はできなかった。
ワールドカップまであと残り3試合の国際強化試合になる。アンゴラ、フランス、スロベニアとの試合はとても大事な試合になる。
2 富樫勇樹 (PG / 167cm / 千葉ジェッツ)
5 河村勇輝 (PG / 172cm / 横浜ビー・コルセアーズ)
6 比江島慎 (SG / 191cm / 宇都宮ブレックス)
13 金近廉 (SF / 196cm / 千葉ジェッツ)
17 須田侑太郎 (SG / 190cm / 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
18 馬場雄大 (SG / 195cm / -)
19 西田優大 (SG / 190cm / シーホース三河)
30 富永啓生 (SG / 188cm / ネブラスカ大学)
31 原修太 (SF / 187cm / 千葉ジェッツ)
34 渡邉飛勇 (C / 207cm / 琉球ゴールデンキングス)
75 井上宗一郎 (PF / 201cm / 越谷アルファーズ)
91 吉井裕鷹 (SF / 196cm / アルバルク東京)
99 川真田紘也 (C / 204cm / 滋賀レイクス)
◉国際強化試合 東京大会
有明アリーナ
8月15日(火) 19:00 tipoff 日本 vs アンゴラ
17日(木) 19:00 tipoff 日本 vs フランス
19日(土) 15:00 tipoff 日本 vs スロベニア
◉FIBAバスケットボールワールドカップ2023
8月25日(金)〜9月10日(日)
沖縄グループステージ :沖縄アリーナ(日本)
決勝ステージ;マニラ・フィリピン
日本戦スケジュール
8月25日 (金) 21:10 tipoff 日本 vs ドイツ
8月27日 (日) 21:10 tipoff 日本 vs フィンランド
8月29日 (火) 20:10 tipoff 日本 vs オーストラリア