日本代表

【男子日本代表】パリ五輪へ向けて再始動/アジア杯予選へメディアDay トム・ホーバスHC「パリで試合をしたい、グループ突破する事、2次ラウンド進出です」

【男子日本代表】パリ五輪へ向けて再始動/アジア杯予選へメディアDay トム・ホーバスHC「パリで試合をしたい、グループ突破する事、2次ラウンド進出です」

トム・ホーバスJAPANが再始動。男子日本代表のFIBAアジアカップ2025予選 Window1招集メンバーの22名発表された後、直前合宿が始まった翌日の2月16日にメディアデーで公開練習が行われた。練習後トム・ホーバスHCはパリ五輪の目標を「パリで試合をしたい。グループ突破する事、2次ラウンド進出です」と、8強入りを目指す事と会見にて発表。

パリ五輪1次リーグはフランス・リールで行われ、上位8チームが参加する決勝トーナメントから、パリでの開催となる。

「みんなが同じ船に乗った」

アジアカップ予選に関しては「この合宿はパリ五輪への最初のステージですね。ワールドカップは長い準備出来たけど、何回もステップアップしたい。」と、語るトム・ホーバスHC。

対戦国は3月19日の抽選以降に決定。6、7月に国内に国際強化試合を開催予定、日時、開催地は未定、詳細は確定次第発表となる旨もJBAより発表された。

 

ここから始まるパリ五輪への道のりとしてまずはFIBAアジアカップ2025予選 Window1 から、この日は、原修太(千葉J)赤穂雷太(秋田)吉井裕鷹(東京)はコンディション不良のため練習には不参加となる。天皇杯セミファイナルを終えた、富樫、比江島、今村も合流し17名が初の顔合わせとなり汗をかいた。

いよいよパリ五輪へ向けて日本代表選考が始まった。キーパーソンとなる海外組も、大学へ戻っても絶好調の富永(ネブラスカ大)、28日間ルールのあるNBA所属の渡邊雄太(グリズリーズ)は新しいチームですぐに2桁得点と躍動、そして36得点キャリアハイを叩き出した八村塁(レイカーズ)は2月13日のピストンズ戦後、「オリンピックのことも考えていきたいと思っているので、そこでいろいろ自分でもこれから目標を立てていけたら」と出場に前向なコメントもでている。

前向きな姿勢に指揮官の構想からも期待が膨らむ。

J:目標は決まりましたか

「目標はパリで試合をしたいです!

グループ突破する事、2次ラウンド進出です!それは1勝なのか2勝なのかわからない。得点差もあるけど上のラウンドにいきたい。スタッフと富樫にも話した。アメリカでユウタとも話した。簡単ではないけど出来ると思います。」

J:チームみんなで共有したという事ですね

「全員でしました。次の合宿も全員でやります。」

J:スタイルも変わらずですか

「変わらないけど、少しずつアジャストしてます。ワールドカップのデータ見て足りない事やこの合宿は時間があまりないので上手く出来る事を少し変えてます。」

 

チーム構成については

「八村は、トップレベルのバスケット選手で、ルイが来るなら、ジョシュ5番、ルイ4番、ユウタ3番と結構面白くなる。
リバウンドが強くなる。トランジションバスケットが出来る。うちのバスケットにフィットすると思うから楽しみです。」

「今まで、使ってなかった今村や金近、初めてのハレルソンを使ってみたい。この合宿はパリ五輪への最初のステージですね。ワールドカップは長い準備出来たけど、何回もステップアップしたい。
今回のwindowでは15人以上は連れて行かないです。阿部選手は14得点、4.5アシストと色々出来る選手なので見てみたいです。今村もペイントアタックが良くなった。2年前の今村と今の今村は全然違う、プロフェッショナルになった。もう一回チャンスあげたかった。
金近は身体が強くなった。去年のワールドカップはギリギリだったよ、シューティングも綺麗になった、この経験が大きかったと思う。
川島は本当に上手になった。判断が早くなったし、身体が丈夫なので面白い。3番ピッタリかなと、まだ18歳だからまだ上手くなる。」

中国戦については
「勝ちたい!
2年前には完全に負けた。うちのバスケットが出来なかった。今回勝ったらみんなの自信になる。中国はずっと負けてるんですよ、勝ちたいです。」と話した。

 

日本代表20名

ジョシュ・ハレルソン (C / 208cm / 佐賀バルーナーズ)
比江島 慎 (SG / 191cm / 宇都宮ブレックス)
須田 侑太郎 (SG / 190cm / 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
富樫 勇樹 (PG / 167cm / 千葉ジェッツ)
原 修太 (SG / 187cm / 千葉ジェッツ)
阿部 諒 (SG / 184cm / 仙台89ERS)
ジョシュ・ホーキンソン (C・PF / 208cm / サンロッカーズ渋谷)
馬場 雄大 (SF / 195cm / 長崎ヴェルカ)
今村 佳太 (SG / 191cm / 琉球ゴールデンキングス)
吉井 裕鷹 (SF / 196cm / アルバルク東京)
川真田 紘也 (C / 204cm / 滋賀レイクス)
赤穂 雷太 (SF / 196cm / 秋田ノーザンハピネッツ)
テーブス海 (PG / 188cm / アルバルク東京)
渡邉 飛勇 (C / 207cm / 琉球ゴールデンキングス)
井上 宗一郎 (PF / 201cm / 越谷アルファーズ)
河村 勇輝 (PG / 172cm / 横浜ビー・コルセアーズ)
三谷 桂司朗 (SG / 190cm / 広島ドラゴンフライズ)
市川 真人 (C / 206cm / ベルテックス静岡)
金近 廉 (SF / 196cm / 千葉ジェッツ)
川島 悠翔 (PF / 200cm / NBAグローバルアカデミー)

※平均(Average):193.2cm、26.5歳
※所属は2024年2月12日現在

トム・ホーバスHC
コーリー・ゲインズ アソシエイツコーチ
勝久 ジェフリー アシスタントコーチ
佐々 宣央 アシスタントコーチ

ジョシュ・ハレルソンと阿部諒は初招集、三谷桂司朗は2023年2月ディペロップキャンプ以来の招集になる。

 

FIBAアジアカップ2025 予選window1

2/22(木) 19:05 tipoff  日本(26位)vs グアム(76位)
2/25(日) 14:00 tipoff  日本(26位)vs 中国(29位)

会場:有明コロシアム (東京都江東区)

ラウンド1組み合わせ
グループA:タイ、オーストラリア、韓国、インドネシア
グループB:チャイニーズ・タイペイ、香港、フィリピン、ニュージーランド
グループC:中国、グアム、日本、モンゴル国
グループD:イラク、ヨルダン、パレスチナ、サウジアラビア
グループE:イラン、カザフスタン、インド、カタール
グループF:バーレーン、シリア、レバノン、アラブ首長国連邦
※各グループの上位2チームが、FIBAアジアカップ2025に出場が確定。3位のチームは、2次ラウンドで2グループ3チームずつに分けられ総当たりを行い、各グループ上位2チームが、FIBAアジアカップ2025への出場が確定。(合計16チーム)

放送・配信
2月22日 (木) vs グアム (19:05 TIP OFF)
BS日テレ 18:58~ 生放送
DAZN および TVer 生配信

公式サイト
https://fibabasketballasiacup2025-qualifiers.japanbasketball.jp/

日本代表FIBA
Jbasket

Jbasketライター

-バスケットボール 専門メディア

twitter : @jbasket_web
Instagram : @ jbasket_web