大怪我を乗り越えてプロ契約して大倉颯太が千葉ジェッツに帰ってきた。ガードに厚みを増した千葉に、前日圧倒された渋谷がどう巻き返すかの戦いになり、ベンドラメが炸裂した試合になった。また、大倉はディフェンスから勢いづけてチームにエナジーを与えて貢献した。合流したばかりなので、これからが楽しみになる。
12/26(日)青山学院記念館
サンロッカーズ渋谷 91-82 千葉ジェッツ
1Q 25-17
2Q 19-13
3Q 21-24
4Q 26-28
<渋谷>
#9 ベンドラメ礼生 33得点(3P 4/8)
#14 ジェームズ・マイケル・マカドゥ20得点 15リバウンド
<千葉>
#21 ギャビン・エドワーズ 23得点
#33 ジョン・ムーニー 16得点
#13 大倉颯太 14分出場 7得点 2アシスト 1スティール 1ターンオーバー 1ファウル
渋谷の石井の得意なスリーポイントがゲーム入りに決まる。渋谷はインサイドにアタックしてパスしっかり回し得点する。千葉は入りがリズムを掴めず渋谷のペースで得点して10-2、千葉はディフェンスでターンオーバーを連続でとり渋谷の勢いを止める。
1Q、終盤にプロ契約した大倉颯太がコートイン、大倉のディフェンスでベンドラメからターンオーバーを奪う。ベンドラメ、盛實が連続でスリーポイント決め、最大16点差になり渋谷は流れを渡さない。44-30渋谷リードで前半折り返す。
後半に入って、千葉がリズムを取り始めるが、渋谷のアウトサイドはこの試合当たっているので点差が縮まらない。富樫、ムーニーのスリーポイントで追い上げるが、ベンドラメ、石井のスリーポイントが決まり、またまた引き離す。
渋谷のシュート決定力が凄い3Qで10/17で58%の決定力。
千葉は、大倉のスリーポイント、冷静にダンカンへのパスからの得点、スティールからの速攻レイアップも出て6点差に追い上げてチームにエナジーを与える。
渋谷はマカドゥがインサイドで強さを見せて連続得点で2ケタ得点差に戻す。65-54渋谷リードで最終クォーターへ
渋谷は、ディフェンスもしっかりと、この日、ベンドラメのスリーポイントも炸裂して千葉を追い付かせない。千葉は富樫がファウルアウト、大倉の速攻からアンスポもらいフリースロー決めて、ギャビンがスリー決めるなどして、残り3分切って6点差にまで詰めてくるが、渋谷はその後もチーム全員で守り切って千葉から大事な勝利をあげる。
渋谷は、選手全員で前日の完敗から一丸となって、東地区首位の千葉から貴重で大事な勝利をあげた。
伊佐HC(渋谷)
「昨日、全く歯がたたなかった千葉さんに戦術は少し変えたが、選手たちのプライドがみれた試合だった。昨日やられた佐藤選手、スミス選手のスリーポイントを抑える事が出来た。連敗を止めて30点差以上の負けからカムバック出来て良かった。」
ベンドラメ礼生(渋谷)
「昨日、凄い良くない負け方をしてしまったので、今日はしっかり立て直せたのが良かった。今後、一勝一敗では上に上がれないので連勝をしていかないといけない。Bリーグでのキャリアハイ、リズム良く打てて入った。次の試合もタフなゲームでチーム全員で戦っていこうと思う」
石井講祐(渋谷)
「出だしから連敗が続いて、エナジー、戦う姿勢が出ていい試合ができた。最後まで耐えて全員で勝ちきれた試合だったと思います。プライドをもう一回確認して、気持ちの土台がないと見てる人を感動させたり、勝てたり出来ないのでみんなで話し合って共有しました。」
大野HC(千葉)
同じマインドをもってディフェンスを出来なかった。それが一番の要因だと思います。点差ついてから自分達がやらないといけない事にフォーカスして、今回1-1だったけど、ディフェンスで納得できる所が見えてきた。献身的な心を持ってディフェンスを継続していくことを話した。大倉は合流まもなくで重たかったので長くは使いたくなかったが、しょうがなく使った。
大倉颯太(千葉)
「昨日と同じディフェンスが出来なかった。インティンシティの部分でアジャスト出来なかった。今週は出るか分からないと言われたけど、準備はしていてました。自分が出た時は、自分しか出来ない事、流れを持ってくる事、スペーシングの部分など動ける様にと思っていましたし、優勝する為に来ました。」