7/8-9でワールドカップに向けて男子日本代表の国際強化試合が浜松アリーナにて2試合が行われた。前日のGame1の修正でハードなディフェンスからの日本のトランジッションを見せた。日本代表のチーム力と選手それぞれのプレーの力を上げて試すいい試合を見せてくれた。
参照
この試合でも二桁得点をあげた吉井がスターターで出ると持ち前のハードなディフェンスとリバウンドで1Qから得点でも牽引した。トム・ホーバスHCが考える新たな組み合わせにテーブス、馬場、富永と共にスタートからハイパフォーマンスを見せ存在感を発揮させた。比江島慎は最年長、トムHCは前日の会見でも比江島慎に対して「マコのこれまでの経験も大事になってくる」とその存在と必要性を語ると、この試合ではボールを運び比江島の強みのドライブから得点と起点になり得点がない時間でもゲームを作りアグレッシブにいく姿勢をみせる。相棒の様にWindow6の合宿から今回も川真田との相性の良さを「愛を育んでいます。」と、この試合で見せる事が出来た。そして、Window4(沖縄)カザフスタン戦で初めてトムHCが試した西田のPGだが、この合宿は西田がMVPだと明かす。この試合では得点も取り富樫がPGの時にはシューターとしての存在感、ディフェンスでもみせた。「1番から3番まで出来る事が自分の強みでもある。ガードもやりつつ自分らしさも出せて良かった」とトムHCが作り出す新たなフォーメーションやユニットの手応ある試合となったに違いない。国際強化試合が始まり、ここからワールドカップへ向けた選手選考での大きなポイントになることに間違いない。
試合後のミックスゾーンでも、選手達の声を聞けた。
トム・ホーバスHC
「出だしからDFを良くやって、ブレイクも出て、そこから試合の道を作りました。タイペイがうちのプレッシャーに最初から最後までやられていたと感じた。
昨日の足りなかった所をアジャストして良くなったと思う。昨日の良かった所はあんまり良くなかったかな。だからバランス、昨日はOFは凄かったけど、今日はあんまり入らなかった。OFの2ポイント、フリースローの確率は凄いよかった。3ポイントは入らなかったけど、他の事をやったから95点は悪くないと思ってます」
J:今日スターターで入ったテーブス選手、富永選手、馬場選手含めていい組み合わせを感じますが、新しく感じた事を教えて下さい
「カイの為にスターターの経験をした方がいいかなと思った。だから彼に試合前に準備して出来るかどうか言った。富永はこの合宿1番スリーポイント入ってるから最初からからやってみようと、緊張するかどうかも含めて見たかった」
吉井博鷹
「今日朝コーチ達が話した、トランジッションを増やす事で、そこはどこからくるか、それはDを上げたら自ずとトランジッションは上がってくると言われて、今日はそれを体現できました。今日は僕が思った事、トムさんが言って下さったのこれ以上言う事は無いですけど、僕たちやってる側からすると、DFのシステムを変えて、オンボールのDFをトラップに変えて少し良くなかったけど、これからどんな相手が来るとしても、DFを試しながらいいゲームが出来るんじゃないかという糧になった1試合になりました」
J:今サバイバルで戦ってると思いますが、気持ち的な面で常に試合に臨んでいるか教えて下さい
「個人のサバイバルもそうですし、試合となるとチームなので、チームのみんなが上手い事いけば、僕自身も自ずと上手く、それを先導して出来ていけばベストなのかもしれないです。自分では、試合が始まる前の時にみんなとハイタッチをしたりして上がってきます。
自分個人のサバイバルという意識というよりかは、1試合1試合、毎練習毎練習チームをステップアップする事を心掛けています」
比江島慎
J:今日の試合は何を感じながらのプレーだったですか
「昨日の反省としてDFの所でやられてしまっていたので、スタメンがDFをしっかりやっていたので、それをチーム皆んなで継続する事が大事です。それでも重たい展開になった時にもしっかり修正して、動きを入れつつその中で、ズレを作ってドライブが出来たかなと思います。正直3ポイント決めたかったですね。」
J:川真田選手ともコートでも共に熱くプレーされてました
「笑笑 そうですね。彼はこのメンバーの中で1番スクリーンをヒットさせてくれて、ズレが生じますし、最後自分がドライブ行った時にしっかりシールしてくれますので、いいコンビネーションでやれたと思います」
J:今日はどんな会話でしたか
「コートの時はDFの確認とかしてますね。この間倒されたんですよね笑笑。スキンシップですね。仲良いですね」
J:比江島ファンにメッセージをお願いします
「ぼくがまだ生き残ってるかわからないですが、でも本当にそれくらいのサバイバルが続いていくので、1試合1試合自分の出来る事をしっかりやっていかないと先はないと思ってます。本番までは時間がないという意識で、自分らしさを出して頑張っていきます」
川真田紘也
J:比江島選手とのエピソードを直接聞いてみてとの事でした、よろしくお願いします!
「あーー!!あの人基本いい人で、本当に中々あんな人いない!
あの人やっぱりゲラなんですよ。何言っても笑ってくれてたわいも無い会話でも笑ってくれるのでダル絡みしてますね笑笑
失礼かもしれないですけど同級生のような気持ちにさせてくれる。合宿でもご飯いって”比江島さん美味い」というだけで笑ってくれるんですよ。マジで本当にいい人で、笑顔がいいんです。今自分は12人に入るサバイバルなのでそこに向かって頑張ってます。比江島さんもやってますので頑張ります」
西田優大
J:今回2試合通してPGの役割含めて手応えを教えてください
「昨日はあまり良くなかったけど、今日はガードもやりつつ自分らしさも出せて良かったと思います。」
J :4Qのフェイダウェイがあったり3Pも入ってシュートダッチも良かったと思いますが、プッシュも速かったりと今日、特に意識した所は
「昨日は考えてセットをやろう、やろう、となっていたので、今日はプッシュを意識してましたし、シュートタッチも昨日も入らなかったですが、悪くはなかったので今日も積極的に打っていこうと思っていました。ガードのとこだけ見ればゼロからのスタートなので質を上げていければと思います。」
テーブス海
J:今日スターターで出た感触はどうでしたか
「今日はリラックスというよりかは責任感という感じですね。スタートで出るという事は出だしが大事な試合だと思っていたので、本当にOFもDFも積極的に行って、あまり考え過ぎずにやりました。ただやはりチームの為にも出だしが大事だという事を理解しながらプレーしました。
J:富永選手ともプレーで凄くやりやすく見て感じましたがどうだったですか
「富永と一緒にやってる時は、彼は打ちたいシューターで、僕はどちらかというとアシストでする選手なので息が合う事は間違いなくあると思います。彼が本当に2.3本連続決めると、僕はボールを渡せばいいだけなので、それは助かります。」
J:自身の得意のプレーでドライブやシュートはどう感じてますか
「ドライブは常に意識してやりたいです。どちらかと言うとスリーポイントの成功率を上げたいのと、もっともっと積極的に試合で打っていきたいと思ってます」
J:次のステップに行くのに何か意識している事はありますか
技術面というよりかは、今は安定性というのを求めてやってます。いい時はいい、ダメな時はダメになる時があるので、それはどんどん減らして安定性を保つというのは次のステップに繋がる事かなと思ってます。」
2 富樫勇樹
6 比江島慎
7 テーブス海
13 金近廉
17 須田侑太郎
18 馬場雄大
19 西田優大
24 ジョシュ・ホーキンソン
30 富永啓生
31 原修太
75井上宗一郎
91 吉井裕鷹
99 川真田紘也
◉韓国遠征
7月20日(木)〜24日(月)
ソウル
◉国際強化試合 太田大会
8月2日(水)19:00 tipoff、4日(金)19:00 tipoff
オープンハウスアリーナ太田
日本 vs ニュージーランド
◉国際強化試合 東京大会
有明アリーナ
8月15日(火) 19:00 tipoff 日本 vs アンゴラ
17日(木) 19:00 tipoff 日本 vs フランス
19日(土) 15:00 tipoff 日本 vs スロベニア
◉FIBAバスケットボールワールドカップ2023
8月25日(金)〜9月10日(日)
沖縄グループステージ :沖縄アリーナ(日本)
決勝ステージ;マニラ・フィリピン
日本戦スケジュール
8月25日 (金) 21:10 tipoff 日本 vs ドイツ
8月27日 (日) 21:10 tipoff 日本 vs フィンランド
8月29日 (火) 20:10 tipoff 日本 vs オーストラリア