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【Bリーグ】大野篤史HC 三遠ネオフェニックス3年目 変わらず大事にしていること「地域の人の日常になりたい」「このチームが当たり前に地域に存在する」

【Bリーグ】大野篤史HC(三遠)3年目 変わらず大事にしていること「地域の人の日常になりたい」「このチームが当たり前に地域に存在する」

大野篤史HCは三遠ネオフェニックスへ就任2年目にして圧倒的な強さで中地区優勝に導いた名将、今年で三遠3年目を迎える。

言わずと知れた千葉ジェッツでの多くのタイトルを獲って、三遠移籍した1年目の2022-23シーズンは、開幕からいいスタートを切ったが、怪我人が出てしまい、23勝37敗と負け越しをして中地区6位という悔しい結果となった。指揮官として2年目となる2023-24シーズンは圧倒的な強さを見せて、46勝14敗と2位以下に10ゲーム差をつけて初の中地区優勝に導いた。チャンピオンシップ(CS)では広島の勢いを止めることができず、結果Bリーグ王者に輝いた広島ドラゴンフライズにホームで連敗を喫してしまいクォーターファイナルで終えた。三遠はここ数年は勝ちを重ねる事が難しいチームだったが、大野バスケットが浸透して地区優勝という長きに渡り日本バスケットに貢献してきた名門チームが復活した年になった。昨シーズンを終えた際に、本誌J basket特別編集“HEROES”での言葉「応援して見てくれるファンをハッピーにすること。これが僕の仕事なんです」と、大野篤史の流儀を浸透させ続けカルチャーにする。

大野篤史HCの拘り大切にしていること

激しいディフェンスからオフェンスと大野バスケは誰が見ていても面白く、楽しめるバスケを見せてくれる。勝つために細かい拘りを徹底しチームや選手に試合の中で仕掛けていく。大事な場面では「僕から言ってる時と、選手たちだけで決めてる時があるので、 少し意思疎通が合わない時には、こっちがこうしてほしいことは言いますけど、基本的にはコートに出てる選手が感じたことは尊重してあげたいなと思っています。 選手がやってきて、その選手を尊重してあげることは、コーチとしての大切な仕事かなと思うので、そこで自分が思ってることと選手が感じてることがちょっと差があって、客観的に見て変えた方がいいと思うときは、僕は伝えますけど、その他は選手のその感性を大事にしてやっていますね」と試合の中でも各選手の成長を考えてチームを指導している。

大野篤史のカルチャー

大野篤史HCは、常に地域に愛されるチームになること、カルチャーを根付かせること、プロとは何かを掲げてきた。それが三遠というチームにも伝わってきた。今シーズンもヘッドコーチ継続が決まった際のコメントでも「もっと地域に愛され、地域に根づけるチームに。もっとブースターの皆さんに愛され、熱狂させられるチームに。もっとパートナーの皆さんに愛され、応援してもらえるチームに。『もっと』『もっと』『もっと』 For All 支えてくれる全てのために。来シーズンも一緒に戦えてどうれしい!ばーばー応援してねー」とコメントを出し、チームが地域に貢献できるように常にそのテーマを掲げている。

 

3年目となる今シーズンに入る前に豊橋へ、練習を終えた大野篤史HCへ聞いた。

Jbasketインタビュー

J:新たに4人の選手が加わり
今シーズンのチームはいかがでしょうか

J:どんなチームにして
どんな目標を掲げているか教えてください

J:シーズン前の今
どんな1年にしようと思っているか教えてください

J:今シーズン、大野篤史HCと三遠ネオフェニックスの見どころをお願いします

 

昨シーズンCSでホームで敗退してしまったところから、今シーズンにかける想いは強く、シーズン開幕前から新たなメンバーも加わり楽しみで注目チームになる。今シーズンは中地区にアルバルク東京が入り、さらに激戦区となるに違いない。

パリ五輪で日本代表で大活躍した吉井裕鷹、NBAで活躍してきた、デイビット・ヌワバ、SR渋谷から復帰した津山一球、そして日本の未来を期待される湧川颯斗が新メンバーとして加入した今シーズン。大野バスケットを体現してBリーグ制覇を狙う。

 

キャリア

選手歴
SG/SF 197cm 1977年8月12日生
石川県出身

愛工大名電高校
インターハイ3位
ウィンターカップ4位

日本体育大学
1年生から試合に出場
インカレ、関東大学を4連覇に大きく貢献。得点王(2回)、MVPに輝く。また3P王、アシスト王にも輝く。
関東大学リーグ4連覇に大きく貢献。

三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ
2000-2007 JBL(Bリーグ前身) 初代新新人王獲得。JBLスーパーリーグ初のプレーオフにチームを進出させる。
日本代表としてアジア選手権、アジア競技会に出場して日本代表に貢献。

パナソニックトライアンズ
2007-10 プレーヤーとして活躍してその後に引退。

日本🇯🇵代表
1995年 U18男子日本代表でアジアJr選手権に出場
1997年 U22男子日本代表 ユニバーシティ大会
2001年 男子日本代表 アジア大会
2002年 男子日本代表 アジア協議会
2006年 男子日本代表 アジア競技大会

コーチ歴
パナソニックトライアンズ
引退後にACに就任。
2012-13には、HC代行も務める。

広島ドラゴンフライズ
2014-16 球団創設から佐古賢一HCの元、ACに就任。

千葉ジェッツ
2016-22 誰もが知るHCとして天皇杯3連覇、Bリーグ初の制覇を成し遂げる。

三遠ネオフェニックス
2022- HCとして就任、2023中地区優勝

 

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Jbasketライター

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