【男子日本代表】吉井裕鷹 ダンクで闘志溢れるプレーを魅せチームを鼓舞し続ける「僕たちはプロとしてお金をいただいて生活させてもらっていてと言うのが大前提にある」

【男子日本代表】吉井裕鷹 ダンクで闘志溢れるプレーを魅せチームを鼓舞し続ける「僕たちはプロとしてお金をいただいて生活させてもらってと言うのが大前提にある」

#91 吉井裕鷹
(SF /196cm /27歳 /三遠ネオフェニックス)

日本代表がアジアカップへ向けての国内最終試合を、ららアリーナ東京ベイにて開催、デンマークとの最後の2試合を終えた。有明で始まったオランダ戦で捻挫もあり韓国遠征では帯同して、ベンチからこのチームを鼓舞した。ベンチからでも積極的にチームに声掛けをしていた吉井が、国内最後の試合で復帰したことは日本代表には幸いだった。強化試合だとしても負けたくないホーバスHCだ。GAME1から復帰した吉井がコートに入るとディフェンス面で安定させる。GAME2では攻守で魅せて15得点と2連勝に貢献した。

吉井の存在は今の日本代表に必要不可欠だ。ホーバスHCバスケットを一番熟知している選手のひとりだ。コート内外で声を出してチームを支えていく。ベンチでも交代選手が戻ってきては必ず声をかけていた。

ホーバスJAPANが発足し、ワールドカップ、パリ五輪と何年も体現してきた吉井は、今回のメンバーがガラッとかわった代表で特にリーダーシップを取ってきた。新しい日本代表にとっても吉井のリーダーシップは必要不可欠になっている。特にGAME2のリードした4Qで、残り2分20秒で、左サイドからドライブしてペイントアタックしてそのままダンクを叩き込んだ吉井のパフォーマンスは日本チーム、ファンブースターを熱くさせて、鼓舞し続けてきた吉井の象徴するシーンとなった。

「気がついたらダンクまでいっていた」この闘志あふれる気持ちが、世界と戦う為には、ここから最も大切な事だと、試合後の会見で、吉井の今の日本代表チーム、若い世代の仲間たちへの想い、プロ選手としての在り方を「もっと、もっと」今何がこのチームに必要なのかを冷静にひとり、ひとりの名前を出して分析コメントした。

そして、会場にもたくさんの子供たちが来ていて、今の日本代表のどんなところを見せたい、見てほしいかの質問に熱く応えた。

:今回の強化試合で、経験の少ない選手に対して鼓舞してきた。 その発言は自身のプレーにも繋がる今日のような素晴らしいプレーになったのでしょうか

吉井:まあ、言うからには、やっぱり自分がやらないとって気持ちが大前提ではありますけど、それで僕自身が空回ってもいけないので、とにかく自分のできることをやろうという事でやっています。

それと僕たちが快適にバスケットするには、もう日頃から激しいバスケットっていう基準がないと、やっぱり試合になって、練習以上の強度でバスケットしてきた時に全員一歩引いちゃうと。正直、それが全員が気持ち強いやつが全員集まってれば、1発オフェンスファウルになってもいいから、一回強く行ってもいいみたいな事はできますけど、今の若い選手はポテンシャルはめちゃくちゃあるんですけど、ちょっと気持ちがまだまだ。 なんかふわついてるといいますか、やっぱり

“僕たちはもうプロとしてお金をいただいて生活させてもらっていてっていうのが大前提にある”

としたら、言われた仕事をしないといけないっていうマインドで僕たちがやってるので、トムさんも常日頃、僕とかには湧川選手にもっと伝えて、もっと言ってと言う事で、まあそこら辺は気兼ねなく伝えていますし、川島や、晶とかはやっぱり頑張ってディナイしようとしてバックカットされるプレーがあった。
それは、アグレッシブにしようとしたエラーなんで、またそれは次のステップのエラーっていうところで、また改善したらいいと思いますし、イブ(山﨑一渉)なんかもうボディ、めちゃくちゃ体をぶつけて、しっかりとディフェンスを頑張ってくれましたし、オフェンスの部分はもうちょっと判断よくするとか、そういうのはありますけど。
まずはやっぱり 僕たちBリーグは(隣の西田と顔を見合わせ)まずディフェンスから入るっていうのは、基本としてあるので、そこら辺のマインドみたいなのは、僕自身が結果が伴ってなくていても、伝えないといけないことだなと思ったんで、試合に出てなくても、韓国戦の時でも、練習の時でも常に伝えています。その分、若手からも色んな意見を伝えて欲しいと思っています」。

「気がついたらダンクしていた」と語る吉井の攻守アグレッシブなプレイでアリーナは盛り上がる

:今日も会場に沢山の子供たちが来ていて、今の日本代表のどんなところを見せたい、見てほしいですか

吉井:まずは勝つところは、やっぱり大前提として、見せたいし、見せないといけない。
あとは日本はサイズが小さいので、気迫溢れるプレーとか、まだまだ体現できてないんですけど、トムさんのバスケットだと、3ポイントがよく入るとか、止まらず動き続けるバスケット、速いバスケット、今のバスケットを見て欲しいなっていう風には思います。速いテンポのバスケットは見てて面白い、そういうところかなっていう風に思います」。

西田:やっぱりトムさんのバスケが体現できるとまた見てて楽しいと思う。僕自身も子供の頃、徳島にプロチームがなくて、たまにプロチームの試合が徳島に来てくれたりもしましたけど、やっぱりそういう試合見てると凄いな、彼らみたいにプレーしたいなっていう風に思いながら小中学生の時のバスケ励んでたので。今こうやって日本のバスケが盛り上がってきて、身近にこうやってレベルの高いバスケが見れるようになってるので、見ていて楽しいバスケを僕らは展開したいなと思っています」。


98年組がコートで日本代表を背負う

 

ロスター12名

#4 ジェイコブス晶 (SF/ 203cm / 21歳 /フォーダム大学)
#7 テーブス海 (PG / 188cm / 26歳 /アルバルク東京)
#13 金近廉 (SF/ 196cm / 22歳 /千葉ジェッツ)
#17 中村太地 (PG / 190cm / 28歳 / 島根スサノオマジック)
#19 西田優大 (SG / 190cm / 26歳 /シーホース三河)
#20 山﨑一渉 (SF/ 200cm / 22歳 /ノーザン・コロラド大学)
#21 湧川颯斗 (PG/ 194cm / 21歳 /三遠ネオフェニックス)
#23 ジャン・ローレンス・ハーパージュニア (PG/ 181cm / 22歳 /サンロッカーズ渋谷)
#24 ジョシュ・ホーキンソン (C/PF / 208cm / 29歳 / サンロッカーズ渋谷)
#25 川島悠翔 (PF/ 200cm / 20歳 /シアトル大学)
#91 吉井裕鷹 (SF / 196cm / 27歳 /三遠ネオフェニックス)
#99 川真田紘也 (C / 204cm / 27歳 /長崎ヴェルカ)

【男子日本代表】湧川颯斗のアジアカップへの想い(PG/194cm/21歳/三遠) 強化試合を終えて「ドライブ、ペイントアタック、3ポイント精度を上げて日本に貢献したい」

【男子日本代表】湧川颯斗(三遠・21歳)のアジアカップへの想い「ドライブ、ペイントアタック、3ポイント精度を上げて日本に貢献したい」

#21 湧川颯斗
PG/ 194cm / 21歳 /三遠ネオフェニックス

「感覚」から「思考」へ進化を遂げた湧川颯斗がついに“第1歩”を踏み出した湧川が体現する日本代表のプレイスタイル

アジアカップに向けて、日本代表は国内最終の国際強化試合デンマーク戦が千葉ららアリーナ東京ベイで開催された。この強化試合では河村、富樫不在のなかテーブス海を中心として新たに若手ガードを召集、各試合ごとに短いプレイタイムのなかで陣熾烈な争いをしている。

今大会、ホーバスHCはグアムで開催されたアジアカップ予選で手応えを感じたコンボガードを併用してチームを作ってきた。合宿が始まってすぐの公開練習では、「マコ(比江島慎)がいないから、ドライブもシュートもできる選手が必要と思いました」と新たなチーム編成に言及して、そこで名前が上がったのは、「湧川颯斗」だ。GAME1の会見でホーバスHCは「若手のポイントガードをもっと試したかったが、その前に勝ちたかった。本来の日本のバスケットは速いバスケ、そして得点では80点台をあげて勝利をしたい」と勝利はしたが、トライアウトでもありまだチームとて構築している段階。

だが、その中で湧川の話になると「彼は判断がいい、日本のバスケットはスピード、新しい戦術も試すなかで彼のパス、こう動く、凄く判断が速いし、私の思っているバスケットと同じで好きです」と期待を込めた。

「194cmでシュートも綺麗ですし、もっとアグレッシブにショットして欲しい。彼の3ポイントシュートをもっと見たい。彼はすごい頑張ってますし、面白いです」と言われた有明から、徐々に頭角をみせてきた。GAME2ではプレイタイムも増え、得意のペイントへのアタック、そしてスリーポイントも決めるなど存在感をみせてきた。

三遠でやってきた“リード&リアクト”

湧川は昨シーズン三遠ネオフェニックスへ移籍。ディフェンス力の向上、自身の持ち味である緩急を活かしたドライブからのフィニッシュ。そして「頭を使うバスケット」への意識の転換。それらすべてが、日本代表のキャンプという舞台で、確実に活きているという。

シーズンが始まる前に、湧川は三遠に移籍した経緯を『目指すのはやっぱり“日本代表”その為に三遠に移籍した』と語った。改めてその大野ヘッドコーチの元で自分がアップデートできた「感覚でやっていたところから、考えさせられるバスケに変わった。三遠でやってきた“リード&リアクト”(読みと反応)は、代表のキャンプでも活かせている」と1年間、苦しみながらも三遠で得た事が活きている。

ホーバスJAPANのバスケットはたくさんの細かいルールがある。コンボガードとして涌川に求められることは多いし、高いレベルで、期待される。高さと速さの判断力兼ね備え得点力のあるポイントガードとして、アジアカップ選考に期待したい。

強化試合最終戦を終えて、涌川に聞くことができた。

J:この試合で涌川選手の意地や強い想い最後まで感じさせてもらえた初代表でしたが自身はどうでしたか

「そうですね。もう国内最後の試合ということで、本当になんだろう、、自分が出た4試合アピールというところで、自分らしいプレーが出せなかった部分もあって、今日がラストだっていう風に思って強い気持ちを持って挑みました。自分が本当に磨いてきた得意でもあるドライブだったり、プルアップ3ポイント、ディフェンスを出せたので、そこはちょっとアピールできたんでホッとしてます。

J:三遠で培ってきたガード、ハンドラーとしてのプレーを出せたと、もっとプレータイムがあればという思いはありますか

「本当に自分自身初めての代表なので、多くプレータイムをもらえると思ってやってないというか、短い時間でもそれを勝ち取るっていう気持ちでやってきたので、ほんとにその力は、昨シーズン三遠でやってきた、1つ1つのプレーを大切にするっていうところからのステップアップかなと思ってます」。

J:代表でのプレーはどうですか

「デベロップメントキャンプから、その次の合宿に呼ばれて、意識が変わった部分があって、もうワンステップ上のことをこのデベロップの先でもやっていたので、今の目標はロスオリンピックに出ること、なので最終的にそこに選ばれればいいっていう考えでやってたんですけどデベロップ終わって、次呼ばれた合宿の時にもっと過程を大事にしていかないと感じました」。

J:その先の代表での試合で学べたら感じたことは何でしょうか

「本当に去年三遠でやってきた厳しさだとか、プロ意識の高さだったりを学べたので、今ここにこれていると思ってます。
この意識をもっともっと高くして、今回代表に呼ばれてなおさら、日本のトップをやってる選手の人たちの練習の取り組み方だったりをしっかり見れたので、そこはもっと意識を高く持ってやっていきたいです。
今回ほんとに自信もつきましたね。自チームに戻った時に、この経験したことをチームで活かしていきたいです」。

J:日本代表でエースとして活躍していこうという気持ちを聞かせてください

「まだ自分はというところはありますが、でもエースになりたいっていう気持ちは変わらないです。なんだろう、今回で今の自分の現在地を知れたというか、代表の中での現在地も知れたし、そこはほんとに良かったです」。

三遠について
大野篤史HCから
「大野HCからは連絡頂いてしっかり思いっきりやってこいって言われてきました」

吉井選手について
「なんか三遠とは違う吉井さんを見てる感じですね。ハーフタイムのところでも、リーダーシップを持って、本当に違う吉井さんを見てるような感じがあった(笑顔)。三遠だと隆成(佐々木隆成)さんや山内さんがいたので、今回、また違う吉井さんの代表の姿を間近で見れたので、はい、自分もこういう風になっていかないといけないなと。本当にいい先輩が身近にいるので、そこでいまバスケット以外のとこも学んでいかないといけないなと思ってます」。

アジアカップでメンバー選考された時には

「今の自分の持ち味であるドライブだったりっていうところを、今日本当にちょっとボールをポロポロしちゃった部分があるので、そこはもっと強くドライブできるようにして、チームの足りないペイントアタック、3ポイントをバランスよくやって、循環させてチームに貢献できるように頑張っていきたいと思ってます」。

 

 

ロスター12名

#4 ジェイコブス晶 (SF/ 203cm / 21歳 /フォーダム大学)
#7 テーブス海 (PG / 188cm / 26歳 /アルバルク東京)
#13 金近廉 (SF/ 196cm / 22歳 /千葉ジェッツ)
#17 中村太地 (PG / 190cm / 28歳 / 島根スサノオマジック)
#19 西田優大 (SG / 190cm / 26歳 /シーホース三河)
#20 山﨑一渉 (SF/ 200cm / 22歳 /ノーザン・コロラド大学)
#21 湧川颯斗 (PG/ 194cm / 21歳 /三遠ネオフェニックス)
#23 ジャン・ローレンス・ハーパージュニア (PG/ 181cm / 22歳 /サンロッカーズ渋谷)
#24 ジョシュ・ホーキンソン (C/PF / 208cm / 29歳 / サンロッカーズ渋谷)
#25 川島悠翔 (PF/ 200cm / 20歳 /シアトル大学)
#91 吉井裕鷹 (SF / 196cm / 27歳 /三遠ネオフェニックス)
#99 川真田紘也 (C / 204cm / 27歳 /長崎ヴェルカ)

 

【男子日本代表】三遠ネオフェニックスで「感覚」から「思考」へ進化を遂げた湧川颯斗がついに“第1歩”を踏み出す「やっと第1歩を踏めたと思う。三遠でやってきた“リード&リアクト”は代表のキャンプでも活かせている」

【男子日本代表】三遠ネオフェニックスで「感覚」から「思考」へ進化を遂げた湧川颯斗がついに“第1歩”を踏み出す「やっと第1歩を踏めたと思う。三遠でやってきた“リード&リアクト”は代表のキャンプでも活かせている」

今までは“デベロップメント”で終わっていた。やっと“第1歩”を踏めたと思う」今季三遠ネオフェニックスで存在感を増したシーズンから日本代表キャンプへ

湧川 颯斗(PG/ 194cm / 21歳 /三遠)

苦しんだシーズンではあったが、今春から日本代表候補合宿に名を連ねるようになった。湧川の表情には、確かな手応えと、次なる日本代表のステージへ覚悟が滲んでいた。

三遠ネオフェニックスへ移籍をした2023-24シーズンを終えた湧川は確かな進化を遂げた。ディフェンス力の向上、自身の持ち味である緩急を活かしたドライブからのフィニッシュ。そして「頭を使うバスケット」への意識の転換。それらすべてが、日本代表のキャンプという舞台で、確実に活きている。

シーズンが始まる前に、湧川へインタビューする機会があり、そこで三遠に移籍した経緯を『目指すのはやっぱり“日本代表”その為に三遠に移籍した』と語った。今シーズンを振り返って、改めてその大野ヘッドコーチの元で自分がアップデートできたことは「感覚でやっていたところから、考えさせられるバスケに変わった。三遠でやってきた“リード&リアクト”(読みと反応)は、代表のキャンプでも活かせていると感じます」と1年間、苦しみながらも三遠で得た事が、日本代表キャンプでも活きているという。https://jbasket.jp/b-leag/44653.html

PGとしてはサイズがあり、ドライブ後のフィニッシュや、2番起用時の3Pシュートでも存在感を見せる湧川。トム・ホーバスHCが求める“コンボガード”でもポテンシャルを持つ存在だ。今回、比江島慎が居ない代わりに、ホーバスHCからも湧川の名前が上がった。湧川は「スピードじゃなく、緩急や一瞬のズレで勝負する。比江島さんのステップも参考にしつつ、自分のリズムも活かしていきたい」と比江島の独特なステップを参考にしているという。そして、代表合宿では、かつて同じ舞台を目指しながらも一度は選考から漏れた大濠の同期たちとも再会。刺激を受ける。「やっと並べたと思う。次は“国際大会に出る”というチャンスを、自分の手で掴み取りたい」と意気込みを語った。

 

——湧川颯斗、22歳。
“デベロップメント”を超えて
ここから本当の勝負が始まる。

J:シーズン始まる前に三遠に移籍した経緯は、『目指すのはやっぱり“日本代表”その為に三遠に移籍した』と取材で応えてくれました。今シーズンを振り返って、改めてその大野ヘッドコーチの元で自分がアップデートできたことだったり、今このキャンプに参加して、その手応えを教えてください

「そうですね、三遠に来て、考え方、バスケットの考え方だったりっていうのを本当に1年間考えさせられたので、今までは感覚でやってきたので、それをまず変えさせられたっていうか、考えさせられて、もっと頭を使ってやるっていう風に言われて、ほんとにその頭を使うっていう事がこのキャンプで活きています」。

 

J:トムさんのバスケットは、A代表に初めて参加される方やっぱり難しいとか、覚える事が沢山あって、三遠でもそうだったと思います。その辺はどうですか

「そうですね、特にリード&リアクト(読みと反応)よく言われるので、それをほんとに三遠でもずっと言われてやってきたので、そこの部分とか。でも本当にこのキャンプに来て本当に活きてきた部分かなっていう風には思ってます」。

 

:今回、日本代表で身長の高いPGが揃うなか自分の強みは

「自分の中の強みはさ、他のポイントカードと比べて身長がでかいので、ドライブした後のもう1個、海(テーブス)さんも同じような事ですが、ペイントでのオフェンスを魅せていきたい。代表では、コンボガードを求められているので、1番の時はコントロールのところや、2番であれば、ペイントアタックや、スリーポイントなどもやって、チームでボールを循環に回せる役割が、コートに出るメンバーで変わってくると思うので、そこを代表での役割を自分の中で考えてます」。

:大濠出身メンバーとこのキャンプで過ごして

「刺激にはなりました。それこそ本当に数年前まではレオンや、悠翔が受かったりって自分は落ちてというのもあって、本当にそこでも負けたくないっていう気持ちもあったので。今まで中学、高校と一緒にやれてるので、ちょっと自分が並べたなっていう気持ちでやってます」。

「今までは本当にデベロップメントで終わってたので、ようやく第1歩、踏めたなって思います。デベロップは基礎みたいなことやっていたので、そこからもうワンステップ上がったことをこっち(A代表)はやってるので、それを経験して、国際大会は、絶対掴み取りたいチャンスです!」


川島悠翔(PF/ 200cm / 20歳 /シアトル大学)


渡邉伶音(PF/ 206cm / 19歳 /東海大学)

第1次強化合宿 日本生命カップ 2025(東京大会)直前合宿メンバー18名

ジョシュ・ホーキンソン (C/PF / 208cm / 29歳 / サンロッカーズ渋谷)
馬場 雄大(SF / 196cm / 29歳 / 長崎ヴェルカ)
中村 太地(PG / 190cm / 27歳 / ライジングゼファー福岡・島根スサノオマジック)
吉井 裕鷹 (SF / 196cm / 27歳 /三遠ネオフェニックス)
川真田 紘也(C / 204cm / 27歳 /長崎ヴェルカ)
テーブス 海(PG / 188cm / 26歳 /アルバルク東京)
西田 優大(SG / 190cm / 26歳 /シーホース三河)
佐土原 遼(SF / 192cm / 25歳 /ファイティングイーグルス名古屋)
狩野 富成 C/ 206cm / 23歳 /信州ブレイブウォリアーズ・サンロッカーズ渋谷)
ジャン・ローレンス・ハーパージュニア(PG/ 181cm / 22歳 /サンロッカーズ渋谷)
金近 廉(SF/ 196cm / 22歳 /千葉ジェッツ)
山ノ内 勇登(C/ 211cm / 22歳 /オーラル・ロバーツ大学)
山﨑 一渉(SF/ 200cm / 21歳 /ノーザン・コロラド大学)
ジェイコブス 晶 (SF/ 203cm / 21歳 /フォーダム大学)
湧川 颯斗(PG/ 194cm / 21歳 /三遠ネオフェニックス)
テーブス 流河 (PG/ 184cm / 21歳 /ボストン・カレッジ)
川島 悠翔(PF/ 200cm / 20歳 /シアトル大学)
渡邉 伶音(PF/ 206cm / 19歳 /東海大学)

日本生命カップ2025 (東京大会) バスケットボール男子日本代表国際試合公式サイト
https://akatsukijapan-men-2025-tokyo.japanbasketball.jp/

【りそなグループ B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2024-25 】大野篤史HC、吉井裕鷹、根本大、引退する柏木真介コメント/三遠が大事にしてきているもの、目指す先とは

【りそなグループ B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2024-25 】大野篤史HC、吉井裕鷹、根本大、引退する柏木真介コメント/三遠が大事にしてきているもの、目指す先とは

今シーズン中地区2年連続優勝して、クォーターファイナルで群馬を破り、初のセミファイナルに進出した三遠は、セミファイナルで琉球と対決した。先に1勝してファイナル王手をかけた。
大浦やメイテンは怪我もあったが出場した。しかし、エース佐々木がアキレス腱断裂でGAME3を欠場となり衝撃が走ったが、選手たちは自分の役割をしっかりと全うし、エゴがなくチームの勝利に献身的に貢献してきた力を存分に発揮する試合となった。
セミファイナルの3試合は本当に激しいディフェンス、そこを掻い潜って得点し、相手の長所を抑え合う、Bリーグ史に残るセミファイナルとなった。

GAME1
https://jbasket.jp/b-leag/51069.html

GAME2
https://jbasket.jp/b-leag/51071.html

GAME3
https://jbasket.jp/b-leag/51162.html

三遠は3年前に大野篤史HCが就任してからチームの全てが変わった。
シーズンを重ねるたびチームに“大野篤史HCの流儀” が選手やスタッフに浸透してきた。地域での在り方、プロとしての意識、試合の勝ちにこだわり、そして楽しめるバスケットを見せてくれた。
三遠ネオフェニックスのカルチャーを培って戦い抜く姿勢は一貫として変わらない。
それは、常に地域に愛されるチームになること、カルチャーを根付かせること、プロとは何かを掲げてきて、それが浸透してきた。

今シーズン前に
「もっと地域に愛され、地域に根づくチームになりたい。もっとブースターの皆さんに愛され、熱狂させられるチームに。もっとパートナーの皆さんに愛され、応援してもらえるチームに。『もっと』『もっと』『もっと』 『For All 支えてくれる全てのために』と掲げて今シーズン始まった。

またこのセミファイナルでチームに貢献した、
今シーズン引退の柏木真介、新しい力の湧川颯斗、根本大がいる。スターターやバックアップからコートに出てチームに力を与えた。
この大事な場面でしっかりと活躍することができたのは、「チーム内競争」もしっかりとあり、また大野篤史HCは各選手に対してチャンスをしっかりと与えてきたことが大きい。

大野篤史HCは、選手を成長させたいからといって頑張ってる選手、パフォーマンスがいい選手のプレイタイムを削ってまで起用することはないという考えで
“競争のないものに、その成長はない”
しっかりそこは競争してプレイタイムを自分で奪ってほしい、その気持ちがないのであれば、プロはコートに立つことはできないと以前に聞いた。

柏木真介43歳、湧川颯斗21歳、根本大22歳

「同じだけチャンスがあるかと言ったら、実際若い子の方がチャンスある。でも、チャンスを掴むか掴まないかは年齢は関係ない。コートでもっとプレイしたいと思うのであれば、競争に勝たなければいけない、チャンスを掴まなきゃいけない。その為に何をしなきゃいけないのかを考えないといけない」と話している。

また、昨年末の12月に吉井裕鷹について聞くと
「吉井はサイズがあって、シュートが上手で、 負けず嫌いですね。悪い言い方すると、空気が読めないぐらい一生懸命コートで表現するっていう姿が僕は好きだったんですね。彼と一緒に仕事がしたいなと、ずっと思っていた」とインタビューで答えてくれている。三遠の勝利に吉井は不可欠だ。セミファイナルでは琉球のローや脇と相手のエースを封じる役割を担って、時にはインサイドでクーリーやカークにもディフェンスする。こんな日本人選手はいない。

セミファイナル後に大野篤史HC、吉井、根本、そして今シーズン引退する柏木のコメントを聞くことができた。

 

 

セミファイナル後コメント

大野篤史HC

大野篤史HCが掲げてきたカルチャー
「このチームが地域の日常になる」

そしてチームで共有してきた
「自分たちが何の為にここにいて、
何の為にバスケットをしているのかを」

セミファイナル終了後にコメントしてくれた。

「自分たちのために欲してる風には僕には見えなくて、何のためにバスケットをしているのかという時に、今日来てくれた沢山のブースターさんの皆さん、自分たちを支えてくれている人たちに喜んでもらうこと、そのためにこのタイトルを選手たちは欲している姿が僕は見えたと思います。

それは本当に自分が作りたかったカルチャーで、まずその第1段階です。
彼らにも勝った時にしか味わえない充実感とか満足感とかを味わわせてあげたかったけど、結果は自分たちが望むものではなかったけども、そのシーズンエンドで感じてたところよりも一回り選手たちが成長してくれたんじゃないかなと思ってます」。

土台ができたということですかと問いに対して
「僕はそう信じてる」と応えた。

大事にしてきたファンブースターの変化をどう感じているかの問いに対して

「1年目にここに来た時に、ぶっちゃけると、なんてお客さんが少ないんだ。自分たちの認知度がなんて低いんだっていうところから始まりました。

それはフェニックスが今までやってきた証。
それを変えるために僕はここに来たので、この1年、2年、今年3年目になって、本当に、うん、苦しい時に自分たちをもう1度立ち上がらせてくれたのはブースターさんの皆さんです。

今日の試合だけではなくて、自分たちが劣勢になった時に、ブースターの皆さんのおかげで自分たちは勇気をもらいましたし、僕たちのプレイを見て、またブースターさんも感じてくれるものがあったと思います。

そういうものの積み重ねで、今のような風景が見えてきたんじゃないかなと思ってますし、これを、もっともっと大きな風を作りたい。
この三遠の地域の皆さんにフェニックスを誇りに思ってもらいたい。そのためには僕らはこれをやり続けるしかない。

今までやってきたことをもっともっと進化させる必要がある。もっと皆さんのために戦わなきゃいけない。これを積み重ねていって初めてカルチャーができてくる。
僕たちを心に思ってもらえる、僕たちのことを応援してもらえると思ってるので、僕たちがフェニックスというチームも会社も進んでいかなきゃいけないと思ってます」。

そして大野篤史HCが思い描いていることを最後にコメントしてくれた。

「皆さんに、自分事のように喜んでもらいたくて、自分事のように悔しいって気持ちを持ってもらいたくて。
その風景が当たり前になりたい。
当たり前にフェニックスが存在して、
当たり前に試合の日に試合会場に来て、
ご飯を食べる時にフェニックスの話をして、フェニックスのウェアを着て誇らしく、
そういう風景を見たい。
まだまだだと思います」

 

吉井裕鷹

「シーズンが終わってしてしまったなっていう…。
率直に行けなくて悔しいなっていう気持ちでいっぱいです。今日の試合も、うん、我慢できている場面はいっぱいあると思います。で、今シーズンの三遠ですけど、本当にいいチームでした。

優勝はできなかったんですけど、日本で1番いいチームだったと僕自身は思いますし、コーチ陣や選手たち、一言も言い訳せずにやりきったことを、ほんとに誇りに思いますし、いいシーズンだったと僕自身は思います」。

このチームでそういった主力としてチームを戦い抜いた事に対して

「大変、学びになるシーズンでした。主力として出る、出続けるっていうシーズンをあまり過ごしてなかったので、正直アルバルク時代も1年目に見えない役割の違いみたいのがあって、そのいろんな役割の違いをやり続けて毎年成長してたと自分自身は思うんですけど、また三遠に来てから違う役割をもらって、またそこで学びを得たと」。

また来シーズンについては

「どういう役割を与えられて、与えられるって言い方はアレですけど、どういう役割を自分からもぎ取りに行こう、どういうシーズンにするかっていう事を、これまでの5年を基盤に、またいいシーズンにしていきたいなって思います。本当に毎年、自分自身成長してるなって感じています」。

開幕戦の開幕戦からの自身のステップアップできたところは

「琉球戦、勝負を決する時間帯にちょっと出られなかった時間があって、その時に大野さんに、試合終盤で出続けられる自分の考え方やあり方みたいな所を、もう少し学ばないといけないなって言われたから、この3試合、勝負を決する時間帯はずっと出続けられたって思うと、今思えば成長してるのかなって、成長してる途中は自分で成長してるかどうかわかんないですけど、結果として見ると、そういう時間帯に出続けられてるってことは、成長できてるから試合に最後まで出続けられたんじゃないかなって思います」。

 

根本大

J :ピンチの時にボールをしっかり持ってアタックしたり、チームをコントロールして勝利に行くところを白鷗時代から見てきて、そして三遠に来て、数ヶ月でチームの中でチャンスを掴んで、ご自身で得たもの、そして自分の中にある課題など今感じことがあったら教えてください

「得たもので言えば、そうですね、プロとしてやっていくっていう姿勢の部分を得られたのかなと思っていています。
大野さんはずっと“プロとしてやっていく、お金をもらってやっているんだから、その責任を果たさないといけないよ”っていう部分もずっと言っていて、そういった部分は学生とプロの違いっていうのをこの数ヶ月で身につけられたかなと思っています。

課題としては、自分はコンボガードとして隆成さんと颯太さんと、2人で出る部分が多かったんですけど今回、隆成さんが怪我をして。
で、颯太さんも試合を途中から出られなくなったり、自分がポイントガードとして1人でゲームを作っていかなければと、その部分が本当にまだまだ出来ていないと思ったので、来シーズンに向けてこの部分をステップアップしていきたいです」。

 

 


柏木真介
今シーズンで引退する
日本を代表するポイントガード

J:本当におつかれさまでした
ありがとうございます

「本当に三遠に来てよかった」

「悔しいですね、横浜には行きたかったですね。
レギュラーシーズンもそうでしたけど、CSに入ってより自分がチームに貢献ができることは全部やろうと思ってやりました。
怪我や色んなことが起きてしまいましたが、本当にチーム一丸となって最後の最後まで戦い抜くことができました」。

「三遠に来る時に、正直この年齢でまず三河から離れること自体リスクがあるし、ただ、最後やりきるんだったら何か得たいっていう思いがありました」。

「最後のプレイの場所を考えて、最初に思ったのが三遠さんで、最後にもし可能だったらやりたいっていう想いがありました。それが通って三遠さんからもぜひという話をもらったところからだったんです。長くやってきて最後に三遠となりました。
もちろんセカンドキャリアのこともあって、どういうコーチングをして、どういうチームマネージメントをするのかなって。
やっぱり強いチームの中でやるってどういうものかなって。三遠はこれだけのタレントがいて、なおかつ、いいスタッフが揃っていて、強いチームを作り上げることはどういうことなのか、選手として自分自身で知りたかった。
やっぱり選手だからこそ経験できると思いました。
コーチ陣が勉強に来るのと、実際にプレイヤーとして感じるものって違うと思うんですよ。

もうシーズン前、去年の夏、練習が始まって開幕前ぐらいには、もう凄いいい経験させてもらってるなっていうのはあったんですよ。

やっていく中で、この今、Bリーグのトップレベルの選手たちが集まってる中で一緒にやれて、すごく楽しかったですね。
もちろん大変は大変でしたよ(笑顔)。
代表クラスの選手とマッチアップしなきゃいけないし、20歳も離れた選手とマッチアップしなきゃいけないし、大変だったんですけど、
逆にそういう選手たちと一緒にやることもすごく楽しかったです。

自分にできないこと、できることもわかってるから、だからこそ、自分の今までやってきたものが、うん、この選手たちに対してどう通用するのかな、そういうものがチームにどういうプラスに与えられるのかなっていう思いでずっとやってきました。
それがね、本当、なんかやってるうちは全然わかんなかったんですけど、最後、大野さんがね、(自身の評価について)こうおっしゃってくれた時に、なんか、やってきて良かったなっていう、、、このチームで、うん、自分が学ぶためにこのチームに来てるのに、逆にチームにもなんかいい影響を与えられたっていうのを聞いて来て良かったなって。やり続けてこれてよかったっていうという気持ちにさせてもらいました。ほんとに、はい」。

「三遠での1年、そして、色んな場所で出会った方々や、関わって頂いた皆様本当にありがとうございました。これからもいろんなところでお会いするかもしれませんが、よろしくお願い致します」。

 

【りそなグループ B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2024-25 】Bリーグ史に残るセミファイナルは琉球がGAME3で三遠を打ち破り4年連続ファイナル進出を決める/桶谷HC、ヴィック・ローコメント

【りそなグループ B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2024-25 】Bリーグ史に残るセミファイナルは琉球がGAME3で三遠を打ち破り4年連続ファイナル進出を決める/桶谷HC、ヴィック・ローコメント

両チーム総力戦で1ポセッション1ポセッションが熱く、素晴らしい戦いとなった

セミファイナル GAME3
5/19 (MON) 浜松アリーナ
三遠 69-77 琉球
1Q 16-27
2Q 26-16
3Q 17-16
4Q 10-18

<琉球>
ヴィック・ロー 30得点 10リバウンド
脇真大 11得点 3アシスト
小野寺祥太 9得点 3リバウンド
ジャック・クーリー 9リバウンド 6得点
アレックス・カーク 8リバウンド 6得点

<三遠>
ヤンテ・メイテン 27得点 9リバウンド 4アシスト
湧川颯斗 10得点
根本大 9得点 5アシスト
吉井裕鷹 8得点 7リバウンド 3アシスト
大浦颯太 7得点 7リバウンド 5アシスト

<スタッツ>
3ポイント
琉球 11/28 39.3%
三遠 8/32 25%

リバウンド
三遠 42 (OF 13)
琉球 46(OF 18)

ペイントでの得点
琉球 28
三遠 32

セカンドチャンスポイント
琉球 11
三遠 17

ゲーム入りは、琉球が強調するインサイドをどう対応していくかがインサイドでのポイントとなったが、メイテンがインサイドたと速さも活かして得点、GAME2の怪我で三遠の佐々木の欠場によりスターターで出場した根本が3ポイントを堂々と射抜いてリードしていく。琉球は途中出場の伊藤がディフェンスから流れを変えて、荒川、松脇、平良が3ポイントを決め切って9人が得点して逆転すると2桁得点差のリードをする。2Qでは三遠が根本の3ポイント、メイテンのインサイドで流れを引き戻す、CSでロスターに名前がなかった湧川が、途中出場権して三遠に勢いをもたらす。湧川がアタックしてフリースローを決めてチームに力を与える。さらに三遠は勢いつけたいが、琉球キャプテンのローがジャンプシュートを決めてリードを譲らない。だが、三遠はインサイドでの力をGAME3で発揮して体を張ったプレーで琉球をおさえていき追い上げて、43-42とわずか1点琉球がリードして折り返す。

後半に入って、三遠がダジンスキーや吉井がチームを引っ張っていき、8点のリードを広げて試合を進める。その後ローや脇を中心に琉球は連続得点して追いつき59-59の同点で最終クォーターへ。決戦の4Qでは、メイテンやカークと両チームのインサイド陣が得点して一進一退となり、終盤に入り勝負どころでローが3ポイントを2連続で沈めて勝利へ引き寄せる。その後は三遠のオフェンスを最後まで凌いで勝利して、セミファイナルを2勝1敗として4年連続ファイナル進出決めた。

 

セミファイナルGAME3後インタビュー

桶谷大HC(琉球)コメント・Jbasketインタビュー
激闘のGAME3を三遠から勝利して4年連続決勝進出決定

「3戦とも死闘でどちらかってもおかしくないようなゲームで本当にフィジカルでも、足もみんなで動かして、よく最後まで戦ってくれたなって思います。
みんなね、最後ヘロヘロやったんですけど、あの中でもね、1人ずつ交代してローテーションしてる中でリズム崩すかなと思ったんですけど、逆にね、最後に力を出せるようになったんで、出たメンバー含めて、ベンチメンバーのみんなが最後まで一丸となって戦ってくれて、はい、いい試合やったなって思います。三遠さんも本当にめちゃくちゃいいチームで、ほんと理不尽なトランジションがありながら、3ポイントもリバウンドも強いっていう、ほんとによくわからない、いい意味でむちゃくちゃ強かった。現代バスケットボールの1番凄いバージョンみたいなバスケットをする中で、そこに対してしっかり自分たちの強みも活かしながら、彼らの良いところを本当に集中して止めたところが良かったと思います。

今日のゲームに関しては、大浦くんの3ポイントもキーになると思ったんで、そこをしっかり抑えられたところで、吉井くんに対しても本数を打たれてしまって、リーグで1番のベストシューターやと思ってね、今日つきましょうっていう話の中で、ビックマンたちも頑張って、ゲームプラン通りに選手たちがよく最後まで頑張ってくれたなって思います」。

J:先程、強みを強調とおっしゃってました。第3戦目で三遠がペイントの得点、琉球が3ポイントの得点が上回った結果となり、想像してたゲームプランやどう感じたのか教えてください

「三遠さんがディフェンスのところをより中を締めてきたというか、ほんとに自分たちのインサイトのところを徹底して攻めてきたところに対して、僕たちはその中でボールムーブメントしながら、外のシュートは上手く小野寺が決めてくれたなと思います。前半の1Qの入りは、ほんとにボールもしっかり回っててね平良や松脇が決めたり、荒川が決めたりね、あそこらへんはやっぱりめちゃくちゃでかかったなって思っていて、そのシュートが入って前半で43点取れたところ、そこからいろんなことがこちらも仕掛けることができたのかなって思ってます。

ただ、やっぱりね、インサイドをもう少し点数取れるかなと思ったんですけど、寄りも早くてね、リバウンド取った後で潰されるシーンがかなりあったんで、しんどかったですけどね。

それでも前半でシュートが入った分リバウンドが負けてたんですけど、後半は逆にリバウンドを制するようになって、落ちたシュートをしっかりとってセカンドチャンスにして、シュートは決まってなくても相手も結構しんどかったと思うんですよね。
だから逆に自分たちがやりたいバスケットを実は後半もしてたんじゃないかなって思ってます」。

ヴィック・ロー(琉球)セミファイナルGAME3 試合後コメント
30得点(3P 6/11) リバウンド10

「まず、自分がBリーグのチームに加入してから1番ハードなタフな試合だったと思いますし、ハードでタフなシリーズだったと思います。
GAME1で、最後に自分がシュートを打って外して、GAME2で、昨日も最後の場面、シュートを託されて外して、松脇が決めてくれたので、このGAME3、ここで自分が決められたのは本当によかった。

入ってないシュートもありますけど、重要なところは決められたかなと思います。昨日の試合後、疲れてホテルに帰って寝る前に天井眺めてる時に、明日どういうゲームになるかなっていうのを想像しながら、もしビッグショットの打つ場面があったら絶対に自分が打ちたいと思ってましたし、そういうシュートを打つためにバスケットを練習してるので、もし今日の試合で20本外してても僕は21本目を打ちますし、それを決めてチームを助けられるような選手になりたいと思ってるので。チームの責任を任されるのであれば、僕は何回でもシュートを打つと思います」。

琉球ファンの皆さんに対して聞かれると、

「まず僕はキングスのファンのことがとても大好きです。そしてBリーグの中でもトップクラスのファンだと思いますし、こうして浜松まで来てくださること、そして沖縄アリーナを埋めてパブリックビューイングから応援してくださってることにとても感謝してます」。

最後にファイナルに向けてに対して、

「去年僕たちはファイナルで存在感を示せたと思いますし、またブレックスさんと対戦ということで、ブレックスファンの方々もたくさん横浜に来ると思うので、また沖縄のファンたちの応援の力を借りて、ファイナルを戦っていきたいと思います」。

 

Bリーグ・ファイナルスケジュール/放送配信

宇都宮ブレックス vs 琉球ゴールデンキングス
りそなグループ B.LEAGUE FINALS 2024-25 試合概要 @横浜アリーナ

GAME1 5月24日(土) 14:30 TIP-OFF
GAME2 5月25日(日) 13:10 TIP-OFF
GAME3 5月27日(火) 19:05 TIP-OFF

2戦先勝方式につき、GAME2終了時に1勝1敗の場合のみGAME3を開催します。

<放送>
GAME1
日本テレビ系全国ネット、NHK BS(以上生中継)、J SPORTS(生中継予定)

GAME2
NHK総合(生中継)、J SPORTS(生中継予定)

GAME3
NHK BS(生中継)、J SPORTS(生中継予定)

<配信>
バスケットLIVE、J SPORTSオンデマンド、U-NEXT、バスケットLIVE for Prime Video 、DAZN(全試合ライブ配信)
GAME2で優勝が決定した場合GAME3の実施はなし

 

【りそなグループ B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2024-25 】セミファイナル初戦は三遠がホームで琉球を撃破/クラッチタイムまで怒涛の大接戦の末に三遠がGAME1を制す

【りそなグループ B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2024-25 】セミファイナル初戦は三遠がホームで琉球を撃破/クラッチタイムまで怒涛の大接戦の末に三遠がGAME1を制す

CSセミファイナル
GAME1
5/17(SAT)浜松アリーナ
三遠 87-85 琉球

1Q 24-22
2Q 20-23
3Q 29-17
4Q 14-23

セミファイナル初戦は三遠がホームで琉球を撃破。
クォーターファイナル群馬を破って迎えたこのゲームも
柏木がスターター出場

柏木の2分の攻防でディフェンス2つ、オフェンスリバウンドとチームを鼓舞していく三遠。メイテン、吉井、ヌワバ、ダジンスキーが2桁得点を挙げる、佐々木、大浦、根本がアシストでゲームを作る。ベテラン柏木が前後半スターターでディフェンスの強度を上げ勝利に貢献する。

琉球もミスマッチをついていくが、シュートが決まらず、三遠が琉球のスリービッグに対してペイントアタックして得点していく。三遠の激しいプレッシャーは琉球にきいて、根本が伊藤からスティールしてヌワバがダンクでリードを広げる。三遠の的を絞ったディフェンスが狙い通りになる。琉球のディフェンスの強度が一段上がる。その流れから荒川が3ポイントを決め切る。リードを広げる三遠にオフェンスリバウンドの強さも見せて琉球がしっかりとついていく。三遠はアウトサイドから大浦が決めると、アルマが決め返す、そしてダジンスキーが入れ返すなど、一進一退の熱い展開になり45-44琉球1点リードで折り返す。

後半は吉井がいい入りをする。三遠はペイントアタックから、アウトサイドからと得点してリードを2桁得点差にまでする。琉球も伊藤が得点を繋いでいき、73-62三遠が逆転して最終へ。4Q、最終に入ると琉球が力を見せて一気に2点差に追い上げてて、脇が牽引して、インサイドで遂に同点にする。CSでは、レギュラーシーズンよりも、一段階バードな試合になるなか、メイテンと大倉がコートに戻れず、三遠はリズムを掴む前に琉球がカーク、クーリーのインサイドでの力を見せていく。ペイントを使うか勝負どころになる。だが、三遠が底力を見せて2点リードで残り2分から、大事な場面で吉井とヌワバのスリーポイントを決め切り勝負を決めた。

 

CSセミファイナルGAME1試合後コメント

大野篤史HC(三遠)試合後Jbasketインタビュー🎙️

J:今日も試合の内容入りから柏木選手含め、根本選手、佐々木選手とディフェンスから本当にいい影響を与えていたと思います

「そうだね。ゲームのスタートに関してはバックコートからプレッシャーをかけ相手のエントリーを上手くさせない所をしっかり大きく(根本)も隆盛もやってくれと思います。ただ、ちょっと後半怪我人が出てローテーションが回らなくなって、そこが少し出来なくなってしまったので、明日考えなければいけません。リバウンドして、自分達のはかでも計画を立てると体力が、後半は休んでしまったので、そこをしっかり40分間11継続してやっていきたいと思います。」

J:明日もありますが、今日まずGAME1を勝ち切った事に対して、明日の展望とか希望とか教えてください。

「色々、ローテーションも変わってくると思うけど、自分たちは今まで積み上げてきたもので、この試合で一応伝えた事は、その“1つ1つの継続”を40分間やり続ける。で、自分達のために、うまくいかない時間帯だったり、予期せぬ事態が起きた瞬間、その間に重点を置かずに、自分達の方が琉球より積み重ねる量を多くしている。そこをしっかり、明日も選手もスタッフもやっていきたいと思ってます」

 

柏木真介(三遠)試合後Jbasketインタビュー動画

柏木真介は今シーズンで引退を発表している。数多くの日本一のタイトルを獲得して、日本バスケット界に燦然と輝く結果を残し、日本が誇る歴代の名ポイントガードなのだ。クォーターファイナルに続き、セミファイナルの琉球戦でもスターターに起用されて、ゲーム入りの激しいディフェンスやトーンセットを大野篤史HCに任されてこの試合も役割を全うして勝利に貢献した。

試合後に、柏木真介選手にJbasketインタビューする時に吉井裕鷹選手と讃えあうシーンは格別のシーンだった。(動画冒頭部分)

Jbasketインタビュー
今日の率直な勝利への感想、役割、勝つ事、GAME2へ向けて応えてくれた。

 

 

吉井裕鷹 (三遠)コメント

 

「僅差ではありましたけど、2点差で勝てたタフな試合でした。僕の目標みたいなところはまた別にあったりするんで、こういう試合を勝ち切れるっていうのは嬉しいことです。とりあえず優勝に向かって、1試合1試合、勝っていきたいなっていう感じです」。

ファンの方々へも盛り上げる様なジェスチャーもされてましたけど、その辺の気持ちは

「シンプルにこう、いい流れを作れたと自分で思っていたので、その流れをいいものにできるように、少しばかりファンの方たちを煽るんじゃないですけど、ちょっと刺激するようなことは選手としてしても、いいのかなっていう。それが、これまで僕たちがレギュラーシーズン必死に戦い抜いてきた、ホームコートアドバンテージだと僕は思ってるんで、やっぱり大事なことなんじゃないかなっていう。僕たちの力だけではやっぱり勝てないので(ファン、ブースターの声援)全体でいい試合ができると思ってます」。

 

桶谷大HC(琉球)コメント

「1Qと3Qの立ち上がりにおいて、クオリティショットがあまり打てなくなってしまった。入りのところですかね。ボール運びもちょっとしんどくなって、そこで流れを掴まれた所かなって思います。その流れがなかなか無い状態で4Qでそのプレッシャーをかけて自分達のプレイができるようになってきて、そこから、相手も疲れてたと思うんですけどゲームをやっと作れたかなっていう。4Qは自分たちのバスケットが出来たんじゃないかなって思います。今日は負けましたが、次に繋がるバスケットが出来たなっていう風に思っています。あの4Qでやれた事があるかないかで全然、明日の試合が違うと思うので、そこの部分はゲームの中で修正が出来たので良かったかなと思います。

ただ、三遠さんも凄くいいバスケットしてて、ターンオーバー5個は、なかなかこういうゲームではないと思うので。後、フリースローがワーストチームで、その24チーム中24位のチームが80パーセント決めてくるっていうところもね、本当に集中してやられてたんで、今日は三遠さんに拍手を送りたいなと思ってます。以上です。ありがとうございます」。

 

脇真大(琉球)コメント

「大事な初戦を落としてしまったっていうのは痛いですけど、もう切り替えて、明日またすぐに待っているので、しっかり明日もやっていきたいです。今日の総括といえば、やっぱりもう少しアグレッシブに、リバウンドだったりルーズボールだったりができたと思うので、明日はそこを修正して、はい、しっかり勝利を取りたいと思います」。

 

【Bリーグ】三遠が初CSセミファイナルへ進出/大野篤史HC 佐々木隆成 今シーズン引退柏木真介Jbasketインタビューこの2試スターターとして出場の熱い想い

【Bリーグ】三遠が初CSセミファイナルへ進出/大野篤史HC 佐々木隆成 今シーズン引退柏木真介Jbasketインタビューこの2試スターターとして出場の熱い想い

三遠ネオフェニックスは、CSクォーターファイナルでワイルドカードから上がってきた群馬クレインサンダーズと浜松アリーナにて対戦。4Qは大接戦の末GAME1、 GAME2と勝利して初のセミファイナルへと駒を進めた。今シーズンもトップで走り抜け地区優勝を果たしてCS出場枠を掴んだ三遠だが、昨シーズンと同様、レギュラーシーズンの最後に連敗をするなど、大野HCからも苦悩の様子が伺えた。そこに最終節、今シーズンで引退を表明した柏木真介が試合でエナジーを吹き込む。

そして、このホームで開催されたCSは、スターターとしてコートに入り、チームのXファクターとなるのだ。大野HCは「士気を上げるために真介(柏木)を使ったわけではなくて、群馬を止めるために1番オフボールでのスクリーンディフェンスがしつこく食らいついていける、本当にショートタイムですけど、最初にイニシアチブを渡したくかったので、真介にそこ託しました。すごい素晴らしい仕事してくれた」と語る。

この言葉をしっかり体現させる柏木がクオーターファイナルでチームを牽引した。

GAME1
大接戦は三遠が群馬に勝利。目まぐるしい展開から3ポイントを射抜いて佐々木隆成が吠えた🔥 16得点 8アシスト 6リバウンド

5/10 (SAT) 浜松アリーナ
三遠 83-80 群馬
1Q 29-25
2Q 19-21
3Q 20-13
4Q 15-21

大野篤史HC (三遠)
クォーターファイナルGAME1後Jbasketインタビュー

J:最初の入りで、柏木選手をスターターに起用して、3分.4分とチームで強度高いディフェンスして流れ掴んだところ教えてください

「はい、士気を上げるために真介(柏木)を使ったわけではなくて、群馬を止めるために1番オフボールでのスクリーンディフェンスがしつこく食らいついていける、本当にショートタイムですけど、最初にイニシアチブを渡したくかったので、真介にそこ託しました。
すごい素晴らしい仕事してくれたんじゃないかなと思ってます」。

J:GAME1を勝つことで、去年のCSから前に進むことになるのか、いつも通り1つ1つ勝利を重ねていくと感じ方でしょうか

「本当に今日勝ったことはもう忘れて、またあと1つ勝たなければ意味がないので、そこに向けてしっかりチームとして戦っていきたいと思いますし、今日よりもディフェンスのところ、もう少しフォーカス向けてやっていきたいなと思ってます」。

また、試合の前半と後半でペースが変わってと勝ち切れたことについての質問に大野篤史HCは

「我慢強くボールを回せたかなと思ってます。どこかで自分たちのペースが出ない中で、こじ開けようとするのではなくてサイドに振って、自分たちのチャンスを伺えた。チームとしてのオフェンスを構築できたこと、それをするためにしっかりリビルドして、フロアバランスをしっかり整えられたところ、それが1番良かったかなと思ってます」。

粘り強くチームとして、選手たちがやるべきことをやれば結果は出ることをメッセージしてくれた。最後にファンブースターに向けてメッセージは

「もう本当に年々熱を感じられてますし、チームも変わってくる中で、ブースターさんも変わってきてくれてるなと。それを作りたくてここに来たので、この変化は本当に嬉しいです。

僕たちだけではやっぱり苦しい状況を乗り越えられないので、また今日みたいな試合になると思いますけど、選手たちの後押しを、背中をしっかり押してもらえたらなと。
僕たちはやっぱり自分たちのために戦うんじゃなくて、そういう支えてくれてる人たちのために戦わなければいけないので、その自覚を持って選手、コーチ全員、スタッフ全員で戦っていきたいと思ってます」。

 

佐々木隆成 (三遠)
クォーターファイナルGAME1後Jbasketインタビュー
総括
「タフな試合でしたけど、CSは初戦が大事っていうのが昨年に学んだことでもあります。まずは気持ちの部分で負けないようにっていうとこで入って、それこそ本当にタフな試合でしたけれど、粘って粘って勝ててよかったと思います。ただまだ1勝しただけなので、明日また気持ち切り替えて、最初から今日以上に気持ち出して戦えるように今から準備しようと思います」。

また、佐々木はプレイで気持ちを前面に出していく選手でチーム一丸となって、ディフェンス、リバウンド、ルーズボールが大事とシーズン通してコメントも一貫としている。

J:今日の試合での大事な場面で決め切った得点シーンでの気持ちを全面に出した想いが新しいセレブレーションでしょうか

「ちょっともうあんま覚えてないです(笑顔)。ちょっとハイになってたんで、あんまり覚えてないです。決まってちょっとやってました(笑顔)」。

笑顔の中から勝利への強い決意を感じさせてくれた。

 

 

柏木真介(三遠)
クォーターファイナルGAME1後Jbasketインタビュー

J:クォーターファイナルGAME1大事な試合でスターターでしたね、大事なゲーム入りでの激しいディフェンス凄かったです

「まずは自分でもスターターと聞いてびっくりしましたね(笑顔)。ディフェンスのトーンセットで出て、チームのためになるように頑張りました。もうやることはきまっでますので!。
とにかく、もう3分出て、ハードにディフェンスしてチームに貢献するだけですね。3分しっかりやるともうへとへとですね(笑顔)。もうほんと体はきつかったですけど、チームのためにと思って頑張りました。
今年で引退する予定なんですけど、こうやって大事な試合でチームに貢献できる、貢献できたことはほんとに最高ですし、すごく嬉しいです。
明日もGAME2あるのでしっかりやって勝利して次のラウンドに進みたいと思ってます」。

 

 

津屋一球 (三遠)
クォーターファイナルGAME1後Jbasketインタビュー

総括
「今日はスタートのメンバーが特にパンチファーストのところをしっかり体現してくれて、柏木さん筆頭にボールのプレッシャーよく、本当に後からコートに入る身としてはすごくやりやすかったですし、そういうスタートの入りからいい感触を掴んで、その後に追いつかれても、そこを辞めずにずっと継続できたことが、最後の最後のギリギリだったんですけど、勝ちにつながったのかなと思います」。

J:大事な場面で決め切って想いが伝わってくる”吠える” が印象的でした。渋谷時代からここに至って決め切る勝利への想い、ファンの”津屋ってる”想いも含めて教えてください

「そうですね。いつもだったらもっと早い段階で試合出れたりとか、そういう僕の個人的な気持ちは色々あったんですけども、そんなのはもう関係なくて、チームとして戦うっていう風に気持ちはメンタルセットしてて、そういう心からいろんな想いというか、来たボールをシュートを決めるということしか本当に考えてないんです。

いつもシュートを決めた後に、僕はいろんなことがフラッシュバックしてくるので、そういう時には本当にもう気持ちよくなって、ああいう風に、ゴリラみたいに(笑顔)、ああいう風に吠えてしまうのが最近の僕かなと思ってます」。

またプレイ面での質問に対して
「課題であるオフボールの動きのディフェンス、コンタクトについてコーチ陣みんなと本当に徹底的にダメなところの練習をやってきたのがミスが少なくなってきてます。シュートは、チームメイトとコーチ陣が打たせてくれているので、そこは僕の仕事なので、気持ちよく打ててます」としっかり結果を出していることで自信を伺えた。最後に「継続して頑張りたい」とGAME2への闘志を見せた。


 

 

GAME2

GAME2
5/11 (SUN) 浜松アリーナ
三遠 93-84 群馬

1Q 25-22
2Q 25-10
3Q 18-24
4Q 25-28

セミファイナルを決めた試合後にJbasketスペシャルインタビューに大野篤史HCが応えてくれた🎥

大野篤史HC (三遠)
クォーターファイナル群馬戦GAME2勝利後Jbasketインタビュー セミファイナル進出を決める

「ファンブースターさんたちがチームを励ましてくれて奮い立たせてくれました。
そして1年目からいる隆成(佐々木)が
最後責任を取るプレイをしてくれるのが
泣きそうになるくらい嬉しい。

自分たちが何の為にここにいて
何の為にバスケットをしているのかを
彼はよくわかってくれている。
それがプレイに表れてきている。
その成長を見るのが本当に楽しい」。

Jbasketインタビュー🎥
J:凄い2連戦でした

J:相手も作戦も変わる中でどのように選手を起用していますか

J:「カルチャーを作る」ファンブースターに本当に浸透してきていると感じます

J:メッセージをお願いします

 

 

佐々木隆成キャプテン(三遠)
クォーターファイナル 三遠戦GAME2終了後J basket インタビュー

今日の勝ちに感して

「やっぱり自分たちのバスケットをしようっていう風に、僕だけじゃなくてチーム全員で共通認識を持ってやってますし、そういったところが今日はこういい方向に見えたのかなと思いますし、こういったこう接戦を戦うのはこれから、CSで優勝するにあたって大事だと思うので、これをいい材料にできるように今からしっかり準備して頑張りたいと思います」。

J:おめでとうございます。マインドセットのところの話なんですけど、前回の横浜で地区優勝を決めました時も、苦しい中やってきたっていう話されていて、このCSへ向けてどんな風にマインドセットをしてきましたか

「あんまり変えたことはないんですけど、試合に対する準備の仕方だったり、そういったところは変えてはないんですけど、ルーティーンもあるので、それより今までの経験が自分のメンタルを強くさせるというか、そういった感覚はあるので、特に自分からメンタルをあげるようにアクションを起こすってことはあんまりしてないですね」。

J:代表でも、チームでもプロとしての佇まいや振る舞いを感じるんですけども、去年の悔しさが残ってるこか、新たな気持ちで、毎試合進んでいるのさ気持ちを教えてください

「あんまり去年のことは考えてなくて、本当に最後おっしゃってましたけど、毎試合毎試合、1つ1つ勝つつもりで試合をするってのが大事だと思いますし、僕はそういう風にこう試合に臨んできてるので、そういう感じかな」。

J:昨年は、少しだけ若干空席があった記憶があるのですが、三遠がカルチャーになって、今日のアリーナは素晴らしい声援と、空気だったと思います。そのカルチャーを作ってくれるファンとファンに対しての思いを教えてください。

「大野さんとずっと今3年目でやってますけど、最初から支えてくださってる皆様の全ての方のためにプレーしようっていうのをおっしゃってて、1、2年目よりも今の方がそれを理解できてると思いますし、試合前のそれ、それこそマインドセットの時にブースターの皆さんだったり、スポンサーの皆さんだったり、本当に支えてくださってる皆さんのために戦おうっていう気持ちで戦ってるので、そういったところも影響してるのかなとは思います」。

 

 

 

柏木真介(三遠)
クォーターファイナル 群馬戦GAME2勝利後Jbasketインタビュー
日本バスケット界、日本代表としても活躍してきた柏木真介は今シーズンで引退する。大事な2試合スターターとして大野篤史HCに任されて役割を全うした。長くバスケットを見てきたファンブースターは柏木真介の熱いプレイに涙する方々も多くいるに違いない。

試合後に大野篤史HCは柏木真介について
こう語ってくれた。

「CSに出る8チームの中で1番このタイトルを欲しがろう、それを行動、言動に変えていこうとずっと言い続けてきた中で、選手たちは、俺には欲しがってるように見える。
⁡それで、今日の真介は0得点、6分かな、
だけどプラス3点。それはマジででかい。

3クォーターでファウル3回になったけど、あそこで彼らのオフボールスクリーンで3ポイントを打たせなかったことを僕は評価したい。
その姿勢を若い子に見てほしい。
自分の役割が何なのか。
モメンタムを渡さないために必要なことはなんなのか。
自分が時にはヒーローにはなれないかもしれないけど、そういうところの1つのパーツを担うことによって、チームは歯車が噛み合って回っていく。そこの仕事を、真介は今回引退するけど、本当にいい教材だと思う。

ワク(湧川)やヒデヤ(浅井)もいるし、若い子たちにどうやってこのリーグの中でプロとして生きていくのか。また違ったタイプかもしれないけど、でも、タイプとかではなくて、チームの中の役割をすごい見せてくれてるから
僕は真介が1年ここに来てくれたことは、このチームにとってかなりのプラスだったなと思ってます」。

Jbasketインタビュー🎥

J:クォーターファイナル終わって率直な感想をお願いします

J:自身のプレイについて

J:辻選手、藤井選手をオフボールからしっかり抑えて、根本選手にもアドバイスしてましたががどんなことでしょうか

J:ファウル使って柏木選手らしいプレイでしたね

J:メッセージお願いします

 

 

 

CSセミファイナル

三遠ネオフェニックスvs琉球ゴールデンキングス 浜松アリーナ
第1戦:5月17日(土)13:05
第2戦:5月18日(日)13:05
第3戦:5月19日(月)19:05
※必要な場合のみ開催

放送・配信
ライブ中継(テレビ放送・インターネット配信)
これらの試合は全てU-NEXT、バスケットLIVE、バスケットLIVE for Prime Videoで生中継される予定となっている。

テレビ地上波:NHK沖縄放送局(18日)
テレビBS/CS:J SPORTS4(17日)、J SPORTS2(18日録画放送、19日)
インターネット:U-NEXT、バスケットLIVE、バスケットLIVE for Prime Video

 

【Bリーグ】りそなグループ B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2024-25 進出クラブの選手が集結し意気込みを語る/CHAMPIONSHIP 2024-25スケジュール

【Bリーグ】りそなグループ B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2024-25 進出クラブの選手が集結し意気込みを語る

B.LEAGUE CHAMPIONSHIP進出クラブが一堂に集結し、チーム代表選手たちが意気込み語る

2025年5月、都内にて「りそなグループ B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2024-25」に進出したクラブの代表選手が出席する記者会見が行われた。会場には8クラブの選手が集い、チャンピオンシップに向けた意気込みを語った。

B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2024-25は、国内最高峰の戦いの場。激戦を勝ち抜いた8クラブによるトーナメントが間もなく幕を開ける。昨年は、広島ドラゴンフライズが、ワイルドカードから「下剋上」初優勝を遂げた。今シーズンは、最後まで組み合わせが決まらず、特に中地区、東地区はワイルドカート争いでも熱い戦いが繰り広げられた。

<CHAMPIONSHIP進出チーム代表>
宇都宮ブレックス:小川 敦也
三遠ネオフェニックス:佐々木 隆成
アルバルク東京:テーブス 海
琉球ゴールデンキングス:脇 真大
島根スサノオマジック:安藤 誓哉
千葉ジェッツ:金近 廉
群馬クレインサンダーズ:辻 直人
シーホース三河:西田 優大

会見では、それぞれの選手がレギュラーシーズンを振り返るとともに、チャンピオンシップへの決意を語った。

 

レギュラーシーズン1位と48勝12敗と8割の勝率を上げた宇都宮ブレックスの小川敦也は「三河さんは外国人選手、日本人選手とも得点が取れる選手がいるチーム。自分たちはディフェンから速い展開を意識していきたい。」と、対戦相手になるのは、シーホース三河、西田優大は「チームのアイデンティのディフェンスから速い展開、走れるチームとして、そこを存分に発揮して、プレッシャーを感じず目の前にフォーカスしたい。宇都宮さんが負けられない理由も分かるがその気持ちに挑んで行きたい」と語った。

 

関東対決となる注目のカードとして、テーブス海(アルバルク東京)は「ディフェンスから、得点を抑えながらハーフコートバスケに持っていきたい」と力強く宣言。また、若手の金近廉(千葉ジェッツ)は「A東京のインサイド、ビックマンに対してもしっかり戦っていきたい。自分たちは応援力、爆発力が凄くある、オフェンスで巻き返せるチーム。最後は横浜アリーナで皆さんと一緒に行きたい」と話し、フレッシュな存在感を示した。

 

西地区同士の対戦カード。琉球ゴールデンキングスの顔としても活躍目覚ましいルーキーの脇 真大は「島根は乗ったら止められないオフェンス力のチーム、自分たちは、リバウンドが鍵となる。またレギュラーシーズンとは違った戦いになる。僕たちはCSのためにやってきたので、しっかり見据えて試合に臨みたい」と、琉球のインサイドの強みや、優勝までの気込みを語った。対戦相手の島根スサノオマジックの安藤誓哉は「沖縄出身の津山がこの大舞台で活躍をするだろう。アウェイでお互いしっかり準備をするので、レギュラーシーズンとは違った戦いになると思う。」と期待を寄せる。レギュラーシーズンでは3勝1敗で島根が勝利している。

 

そして、三遠根オフフェニックスは、2年連続となるホーム戦を掴む。圧倒的なオフェンス力を発揮できるか。佐々木 隆成は「辻さんを始めとするシューター陣が凄く脅威だな。自分達は、チームディフェンスから速い展開のバスケットでオフェンス力を見せる。CSで優勝するためにここまできた、チーム、スポンサーの皆様へ恩返ししたい。」と,語る。

そして初出場となるベテランの群馬クレインサンダーズは、昨年優勝へ導いたカイル・ミリングHCが広島から今シーズンは群馬へ移り、ワイルドカードから初年度でチャンピョンシップに導いた。キャプテンの辻直人は「昨日、決まったカードで、三遠さん、たまったもんじゃない…と、でも天皇杯でホームで2連敗しているので、リベンジするには良い舞台だと思います。悲願の初出場、群馬一丸をテーマにチームの個性豊かな選手たちと勝利をお見せしたい。勝利はキャプテンにかかっている」と自らの意気込みを語った。

 

2戦先勝方式、どの組み合わせも熱い戦いとなる。今シーズンの頂点に立つのはどのチームか、バスケットボールファンの注目が集まっている。

 

B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2024-25スケジュール

クォーターファイナル(準々決勝)

日程:2025年5月9日(金)~5月12日(月)
※2戦先勝方式。第3戦は1勝1敗の場合のみ開催されます。 

1. 琉球ゴールデンキングス(ホーム) vs 島根スサノオマジック
会場:沖縄サントリーアリーナ
• GAME1:5月9日(金)19:35 TIPOFF
• GAME2:5月10日(土)15:05 TIPOFF
• GAME3:5月12日(月)19:35 TIPOFF

2. アルバルク東京(ホーム) vs 千葉ジェッツ
会場:有明コロシアム(東京都)
• GAME1:5月10日(土)13:05 TIPOFF
• GAME2:5月11日(日)13:05 TIPOFF
• GAME3:5月12日(月)19:05 TIPOFF

3. 三遠ネオフェニックス(ホーム) vs 群馬クレインサンダーズ
会場:浜松アリーナ
• GAME1:5月10日(土)17:05 TIPOFF
• GAME2:5月11日(日)17:05 TIPOFF
• GAME3:5月12日(月)19:05 TIPOFF

4. 宇都宮ブレックス(ホーム) vs シーホース三河
会場:日環アリーナ栃木 
• GAME1:5月10日(土)19:05 TIPOFF
• GAME2:5月11日(日)19:05 TIPOFF
• GAME3:5月12日(月)19:05 TIPOFF

 セミファイナル(準決勝)

日程:2025年5月17日(土)~5月20日(火)
※2戦先勝方式。第3戦は1勝1敗の場合のみ開催されます。  
• GAME1:5月17日(土)13:05 TIPOFF
• GAME2:5月18日(日)13:05 TIPOFF
• GAME3:5月20日(火)19:35 TIPOFF
• 会場:各対戦カードの上位シードクラブのホームアリーナ  

🏆 ファイナル(決勝)

日程:2025年5月24日(土)~5月27日(火)
※2戦先勝方式。第3戦は1勝1敗の場合のみ開催されます。
• GAME1:5月24日(土)14:30 TIPOFF
• GAME2:5月25日(日)13:10 TIPOFF
• GAME3:5月27日(火)19:05 TIPOFF
• 会場:横浜アリーナ 

各試合は「バスケットLIVE」などWEBでライブ配信され、ファイナルは日本テレビ系全国ネットやNHK BSでも放送予定。

B.LEAGUE公式サイトの特設ページ

https://www.bleague.jp/postseason/2024-25/

【Bリーグ】三遠が2年連続地区優勝を決める CSホーム開催権獲得し優勝への挑戦が再び始まる/大野篤史HC 佐々木隆成 大浦颯太地区優勝後Jbasketインタビュー🎙️

【Bリーグ】三遠が2年連続地区優勝を決める CSホーム開催権獲得し優勝への挑戦が再び始まる/大野篤史HC 佐々木隆成 大浦颯太地区優勝後Jbasketインタビュー🎙️

三遠が横浜BCに苦しい展開から逆転して大きな勝利 中地区優勝を決める
大浦 津屋が渾身の3ポイントを沈める

4/23(WED) 第34節
横浜BUNTAI
横浜BC 77-82 三遠
1Q 23-19
2Q 15-17
3Q 22-19
4Q 17-27

<三遠>
#5 大浦颯太 21得点
#2 デイビット・ヌワバ 17得点 9Reb 6AST
#1 ヤンテ・メイテン 12得点 11Reb
#28 津屋一球 9得点(3P3/4)

<横浜BC>
#4 ダミアン・イングリス 16得点 7Reb 8AST
#21 マイク・コッツァー 16得点 5AST
#8 ゲイリー・クラーク 14得点 8Reb
#14 大庭岳輝 14得点

両チームともインサイドにアタックして得点していき、横浜はクラーク、コッツァー、イングリスと強さを見せる。シュートが決まらない三遠は、ブレークを出されてリードを奪われて、横浜のいい展開を許す形となる。
インサイドもメイテンに対してしっかりとビッグマンで横浜は守る。対して、三遠はリバウンドからヌワバがドライブからキックアウトして大浦が3ポイント決め、さらにヌワバが自らペイントにドライブしてバスカンとチームで戦い、チームを引っ張る三遠らしいプレイで追い上げる。横浜も森井がゲームをセットして得点して38-36横浜リードで折り返す。

後半横浜はクラーク、コッツァーの2人がペイントでディフェンスの強さを見せて、ブレイクから走って得点し横浜が後半も流れを作る。さらにイングリス、クラーク、コッツァーの個人技で一気に引き離し、大庭が2本の3ポイントを沈めて一気に2桁得点差にして60-55横浜リードで最終へ。
流れを掴みたい三遠は、激しい攻防から津屋の3ポイントやヌワバのインサイドで1点差に迫り、津屋のコーナーからの3ポイントで遂に逆転する。それでも横浜は、しっかりと返していく中で、大浦が渾身の2本の3ポイントで一気に三遠に勢いをつける。その後横浜もディフェンスからいいシュートを打っていくが三遠がリードを守りきり77-82 で三遠が勝利して、2年連続で地区優勝に輝いた。ここ数試合なかなか三遠らしいバスケットが展開できなかったが、この試合で3連敗を止めてしっかり勝利した。

 

試合後コメント Jbasketインタビュー

大野篤史HC(三遠)

中地区優勝を決めて大野HCは静かにチームに対しての想いを語った。

「3連敗からの臨んだ中で、うん、やっぱりまだ自分たちがシーズン当初からやってきたことを上積みするっていうところにはまだまだ足りないと思ってます。
ただ、そういう課題ばっかりを言うのではなくて、彼らに伝えたのは、”この苦しみがあってよかったねっていうことを最後に言えるかどうか” っていうところに、やっぱりフォーカスしなきゃいけない。

この連敗があったり、この苦しい日があったことが、CSに活きたねっていうように、自分たちが持っていかなきゃいけないよっていう話はしました。そこをみんなで乗り越えて、また今日と同じような、また今日よりも素晴らしい景色が見れるようにやっていきましょうと伝えました」。

J:地区優勝おめでとうございます。気持ちはホッとしていますか、またもうすでに前に気持ちは行っていますか

「そうですね。結果っていうものがついたってことに関しては、もちろんホッとしてます。

シーズン最初の愛知カップでの試合もそうですし、天皇杯で自分たちが見たかった景色まで見れなかった悔しさ。そういう1つ1つの結果については、この地区の優勝っていうのは本当に満足できるものです。

ただ、もう1つ、自分たちが本当に行きたい場所っていうところもあるので、去年ほんとに悔しい思いをして最後終わってしまったので、それは僕たちだけではなくて、支えてくれている、協賛していただいてるスポンサーの皆さんだったり、地域の皆さんだったり、ブースターの皆さんもまだまだその景色が見たいと思ってくれてるはずだと思うので、そこに一緒に行きたいと思ってます」。

自分でコントロールできないことに対してどう感じていたのか、地区優勝セレモニー後にファンブースターを招き入れてフォトセッションした想いについて聞かれた大野篤史HC

「本当にシーズン通して協賛していただいたスポンサーの皆さんで、地域で応援してくれている皆さんで、本当にいい時も悪い時も、ブースターさんが自分たちの支えになってくれたおかげで、力を貸してくれたおかげで、このリーグ、地区優勝はできたと思ってます。その感謝をまず伝えたかったのが1つ。

やっぱり苦しい中で自分がその地域の日常になりたいって思ってやってきてることがほんとに正しいのかどうか。うん。

その地域の皆さんのためになってるのか、また地域の誇りになれるのかっていうところで、うん、このチームに来て3年目のシーズンですけど、苦しいことはたくさんある中で、奮い立たせてくれたのは、やっぱりホームでやるときのブースターさんの皆さんだったり。

その地域で僕らは生活してるので、声をかけていただいてる地域の皆さんだったり、ファンの皆さんだったり、そういう人たちのおかげでまた次頑張ろうと、もっといいゲームをしないといけない。その皆さんに誇りに思ってもらえるような、楽しんでもらえるような試合を続けていかなきゃいけないっていう気持ちになれたので、ほんとに皆さんがいなければ、うん、本当に苦しいシーズンで終わったかなと思ってます」。

 

 

佐々木隆成(三遠)

「まず地区優勝できて本当によかったなと思います。今からが1番大事だと思うので、この地区優勝っていうのはここで1回切り替えて、今日は思いっきり喜びますけど、これからはまたCSに向かってやっていかないといけないと思うので、またCSまでもうちょっと頑張りたいと思います」。

J:ここ数試合ビッグマンのインサイドが強調される中で、どんなこと考えてプレイしていたのか教えてください

「僕たちのストロングポイントっていうのは、やっぱり速い展開でするっていうのが1つの武器ではあると思うので、それは僕たちポイントガードから始まると思いますし、それがでないと、やっぱり僕たちのバスケットを展開できないと、それは意識してやってました。

あとは、本当にどうやったら勝てるんだろうっていうのはずっと考えながらやって、それが今日ね、形になってよかったかなと思います」。

J:今日ホッとしましたか

「ホッとしました。はい、ホッとしました(笑顔)。嬉しかったです」。

また、連敗後からどんな取り組みをされてきたかということについては

「本当にコート外でも僕たちは仲がいいので、僕の感覚ではあんまり言えないことがないというか、きついことも言う選手もいますし、それはいいことだと思うんで。
アツさん(大野篤史HC)からミーティングがあって、昨日の練習とかでもみんなが思ってることを練習中に言ってましたし、そういったところがCSに入っていく時に大事になってくると思いますし、それは引き続きやっていきたいなと思います」。

 

大浦颯太(三遠)

「今までの自分たちのバスケットが何だったのか、少し取り戻すことができた」

「3連敗後の試合ということで、全員が何かしようと変わろうとする中で、まだまだ課題はありますけど、前半の課題から後半で修正したりと我慢して、最後4Qで巻き返したのは良かったですし、その中で結果として勝利して地区優勝できたのが良かったと思います」。

J:ここ数試合相手のビッグマンのインサイドが強調される中で、どんなこと考えてプレイしていたのか教えてください

「ディフェンスのプレッシャーのとこだったりだとか、自分たちがやっぱり毎回ディフェンスにつくことも多いですし、根本も一生懸命、ディフェンスプレッシャーをかけてくれたりだとかで、チームに勢いも出してくれた部分で、ポイントカード陣が良かったと思いますし、今日はなんとしてでも勝利が欲しかったので、よりいつもよりアグレッシブに行こうかなと思ってました」。

J:その気持ちが3ポイントにも出て、よしっという気持ちだったでしょうか

「そうですね、前半入った中で、後半途中入らなかったですけど、チームからいつも打ち続けろと言われてるので、そこでただ入らなかったからやめるのではなくて、しっかり最後まで打ち切った結果がついてきてよかったかなと思ってます」。

また、連敗後からどんな取り組みをされてきたかということについては

「多分、さっきの会見でアツさん(大野篤史HC)の方から、午前練習が良くなかった話ということで、チームは変わろうとしてる中で、結果として変わりきれてないっていうところは、まだまだ自分たちが成長しないといけないとこですし。

全員の前でその言葉は言われてたんですけど、その中で試合を通して少しずつでも変わろうとしてるだとか、選手1人1人がいろんな思いを持ってやってたので、そこをやっぱり練習からだったりだとか、より練習ができない期間でどう変わっていくかってのは重要だと思うので、今日は確かに悪かったですけど、そこをもう少し全員が変えていけたらいいなと思ってます」。

 

【Bリーグ】三遠ホームでの中地区優勝逃したがここから三遠のチーム力でCSへどう向かうのか 大野篤史HC Jbasketインタビュー 佐々木 大浦 湧川もコメント

【Bリーグ】三遠ホームでの中地区優勝逃したがここから三遠のチーム力でCSへどう向かうのか 大野篤史HC Jbasketインタビュー 佐々木 大浦 湧川もコメント

1勝する、シーズン終盤でその大きさを感じた第33節シーホース三河戦。昨シーズンのリーグ戦で圧倒的な強さを見せて、また今シーズンも然りで他チームを圧倒してきた三遠が、ここ数試合で3連敗、ホームで地区優勝することを逃してしまった。そういうことも起きるのがスポーツであり、難しさでもある。この終盤に入って三遠の元々持っているポテンシャルをチーム全員で再確認して、CSに挑んでいくことは、また三遠のさらに大きな強さに変わることになる。リーグを代表するチームとなった三遠のCSに向けてここからどんな戦いを見せてくれるのか楽しみになる。4/23 横浜BC戦も注目したい。

GAME1

三河がCS出場へ向けて熱い三河ダービー 三遠とのGame1を撃破/三遠は中地区優勝まであと1つ/三河のビックラインナップ ガードナー、シェーファーアヴィ幸樹、レイマン、オーガストペイントでの得点とディフェンスが三遠をしっかりと抑えての勝利となった。

第33節 GAME1
浜松アリーナ
三遠 72-80 三河
1Q 13-25
2Q 20-13
3Q 20-24
4Q 19-18

三遠は、ダジンスキー 15得点 7リバウンド、湧川颯斗14得点、ヌワバ12得点 4アシスト

インサイドへのアタックと3ポイントでリードを広げていく三河に対して、この試合ではなかなかシュートが決まらない三遠は、3ポイントを決めて流れを掴みたいが、三河のシュートが決まり一気に2桁得点差をつけられたが、涌川が決め切り流れを止めて折り返す。

後半津屋の3ポイントで三遠に勢いをつける。一気に追い上げるが、メイテンが腹部を痛めてコートから出てしまう中で、三遠はようやくペイントに入って得点していくも三河も返して一進一退で進むが、三河のインサイドが強調されて、2桁得点差となってしまう。三遠は速いバスケットを展開して、湧川、大浦の3ポイントが決まり2点差まで追い上げるが、三河はその三遠をしっかりと跳ね返す強さを見せてリードをしっかり守り三河が勝利する。

 

試合後Jbasketインタビュー

大野篤史HC(三遠)
「僕が信じられなかったら、彼らも信じられられないと思う」

J:一戦一戦戦うことを常に掲げてこられて、負けはしましたがその中で今日は若手の涌川選手がチームに力を与えていたことと、勝利を待ち望んでいるファンブースターへメッセージをお願いします

「そうですね。湧(湧川颯斗)に関してはここ数日は良くなかったんですけど、ちょっと吹っ切れてプレイできたと思います。
誰かが悪ければ誰かが、そのカバーをする。それがチームだと思うので、誰かの調子が悪かったから負けた、誰かが欠場したから負けた、そういうことではなくて、それを補うことがそのチームの強さだと思います。今日ステップアップしてくれたことを、また明日発揮してくれると思います。

明日は明日の風が吹く。
やっぱりチームが負け慣れてないっていう事が彼らにはあるんですけど、うん、負けて気づけることもあるし、負けたことにフォーカスしすぎないこと。その切り替えが大事。これまでも、いい時も悪い時もたくさん負けたし、うん、たくさん勝ってきたし、その1個1個に一喜一憂せずに、自分たちのスタイルをしっかり貫く。そして、今までやってきたことをやり続けるだけだと思う。

僕が信じられなかったら、彼らも信じられないと思う。僕はもう彼らを全面的に100パーセント信頼してコートに送り出したいと思ってます」。

 

湧川颯斗(三遠)

J:シュートまでが速くなって視野もよく見えていると感じますがどうでしょうか

「そうですね。そのワークアウトの中で、本当にシーズン前は全然上下運動とかがすごかったんですけど、今はそこの上下運動っていうのをなくすことを意識して、プルアップを打ってるので、今日はプルアップ2本ちょっと足りなかったんですが、それはやっぱり自分の感覚の中でも上下運動してるなっていう風には感じてるので、そこをもっともっと、極めていけば速さだったり精度も、もっと上がると思うので今意識はしてやってます」。

J:チームメイトに助けられることもありますが、今はチームを助けてことで自信もついてきたのではないでしょうか

「はい。そこの気持ちの部分は自分がチームに何ができるかっていうのを試合に入る前に考えてやってて、そこでミスしても先輩方が鼓舞してくれての自分があると思うので、本当にそれを返せるよう、プレイでチームに貢献できるようにやっていってます。
なので、明日も、今日はいいパフォーマンスができたんですけど、それを続けていくことが次のステップアップだと思うので、そこを明日はもっと意識してやっていきたいと思います」。

 

 

GAME2

三河が中地区首位三遠をGame2も撃破して2連勝してCSに向けて全開へ。三遠はホームで連敗となってホーム地区優勝を逃す/三河インサイドアウトサイドの強さと1ポセッション毎の勝負強さを三遠戦で発揮した。

第33節 GAME2 4/20(SUN)
浜松アリーナ
三遠 73-89 三河
1Q 22-24
2Q 24-27
3Q 17-21
4Q 10-17

ダジンスキー 20得点 9リバウンド、ヌワバ14得点 7リバウンド 5アシスト、大浦颯太12得点 4アシスト

ゲームの入り3分をしっかり強度高く入ってリードする三遠に対して西田、須田が3ポイントを決めて、三河のペースを作っていく。ゾーンディフェンスを敷く三遠にアウトサイドからレイマン、ガードナーが3ポイントを沈めて一気にリードする。そしてインサイドワークの強さを発揮する三河は、6人が3ポイントを沈めていき、15/30 と大事な試合での高確率で決めていったことで、三遠の追い上げを抑えることができた。

後半、遂に三遠はディフェンスの強度が上がり、佐々木、ダジンスキー、吉井と得点して遂に三河を捉えるが、その後の三河は得点力を上げていき、さらにレイマンの3連続得点で一気に2桁得点差をつける。しっかりとトーンセットしてポゼッションごとのオフェンスの効率がよく三河が三遠を突き放して、三河が三遠から2連勝して、CS出場に向けて全開となって水曜ゲームは、ホームで川崎を迎えての戦いとなる。

 

Jbasketインタビュー

大野篤史HC(三遠) 

三遠はホームでの優勝を逃す連敗となった。試合後に大野HCとチーム選手たちがどの様な会話があったのか

「彼らにちょっと話してたんですけど、去年の悔しさを忘れてないよなって、このままでは去年と変わらないんじゃないかっていう話はしました。で、彼らすごく私生活も仲いいですよね。

今、その私生活の中のリレーションシップを仕事の中で活かすときだと思う。言いたくないことというか、言いにくいことでも“その信頼関係があれば言えるはずだよね”

だから、今こそ、やっぱりいい時は誰でも口を開くことができる、話すこと、伝えることができるんですけど、悪い時にこそ、今こそ口を開こう、伝えようよ。で、何か変え変えないと、このまま進んじゃう、時間だけが進んでタイムアップにしてしまうようなので、何かを変えよう。

っていうことを話しました。
で、いろんな意見が出てきた中で、それはもうみんなでやろうと。

何も変えずにこのまま行くよりは、変えたことが間違ってた方がいい。そっちの方が後悔しない。今その過ぎたことを後悔しても取り戻せないけど、今から変えれるものに関してはどんどん悩もうよ。今から自分たちが良くなるために必要なことをどんどんどんどん口に出してね。それが間違っててもいいじゃない。いや、その答えは1ヶ月後にしか出ないから。ただ、1ヶ月後、何も変えずに後悔するぐらいだったら今、変えようねって、話はしました。

なので、もう1回、その話の中でもベースに立ち返らなきゃいけないっていうプレイヤーの話も出てきましたし、その彼らの声をしっかり次のゲームに、またCSに向けて、コートで表現できるようにやっていきたいなと思ってます。

J:残り5試合、今日で最後のホームでしたが、ここから、どんな風に試合を重ねて、またCSへ向けてホームへ戻ってくるか今の気持ちを教えてください

「そうですね。本当に以前から言ってるように、60試合を通してできる限りの成長を目指していく、そこを追い求めていくってところは変わらないので。

ただ、やっぱり申し訳ないなと思います。ここホームでやっぱりブースターの皆さんの前で地区優勝を決めたかったですし、もうずっと本当に多くのブースターさんに、僕たちは支えられてきたので、その方々と、また共賛していただいてるスポンサーの皆さんと一緒に、地区優勝の喜びを分かち合いたかったなと、率直な気持ちです。

そこが達成できなかったことは、ほんと悔いが残るし。うん、ずっとね、この地域の日常になりたいと、この地域の皆さんの誇りになれるようにっていうところを常々話してきた中で、スポーツなので勝敗、勝ち負けってのは必ずつくんですけど。

うん、今日に限って言えば、本当に申し訳ない。
もうそこしか出てこないかなっていう気持ちです。

 

佐々木隆成 (三遠)

「今日までずっと応援してくれているブースターの皆さんの前で、地区優勝を決めたいと思っていました。それを叶えることはできませんでしたが、まだ終わったわけではないですし、自分たちの目標はCSで勝つことなので、今からCSへどう向かっていくかを考えながら戦っていきたいと思います。

戦術面やディフェンスなど色々な要素があると思いますが、CSでは勢いも大事だと思っています。22連勝したりと自分たちの良い時は雰囲気も良かったですし、わざと良くしようと思ってやっているわけではなくて一人ひとりがバスケットを楽しみながらプレーしていたから、結果的に雰囲気が良かった感じでした。それが最近はなくなってきている感じがします。

CSに向けて色々と考えることはありますが、まずはバスケットを楽しんでやることが大事だと思いますし、それが結果的に勢いに繋がっていけばいいなと思っています。そういったことを意識して、残りのレギュラーシーズンを戦っていきたいです」。

 

大浦颯太 (三遠)

「40分間を通して自分たちのバスケットが対策されていく中で、できないことが増えてもディフェンスやエナジーで相手を上回らないと勝てないと思います。これまで勝てていた時はそれができていたので、もう一度チームとして一からできればと思う試合でした。

今は自分たちに迷いがある中でプレーしています。良い時のことを思い出さずに悪い時のことを引きずってプレーすることは良くないですし、観ている人にも楽しいと思ってもらえるようなバスケットは展開できないと思います。
自分たちが良かった状態を思い出して、シーズン前から取り組んできた自分たちのバスケットを遂行できれば勝てると思うので、チーム全員で一からやっていきたいと思います」。

 

 

 

【Bリーグ】期待される選手たちがBのコートへ 横地聖真(島根)ようやくBコートでデビュー、浅井英矢(三遠)  十返翔里(群馬) がデビューして初得点

【Bリーグ】期待される選手たちがBのコートへ 横地聖真(島根)ようやくBコートでデビュー、浅井英矢(三遠)  十返翔里(群馬) がデビューして初得点

大学、高校で注目されてきた選手がBリーグのコートで初出場や初得点を挙げるなどシーズン終盤に向かう中で、また新たな選手たちが躍動して期待が寄せられている。

横地聖真(島根) 
Bリーグデビュー 1分46秒出場
怪我と長いリハビリで苦しい時期を乗り越えて遂にBのコートへ

3/1(土)第22節大阪戦後コメント
「やっとコートに立つことができて、ホッとしました。とにかくチームに迷惑をかけないように、そして自分の役割を果たそうと意識しました。
Bリーグに入ってから、スリーポイントの重要性を強く感じていて、日々の練習でも意識して取り組んでいます。僕の持ち味はドライブですが、最近はアシストにも自信がついてきました。キックアウトやスリーポイントをぜひ見てもらえたら嬉しいです!これからも頑張ります!」

キャリア
#17/SF
2001年10月3日生まれ
愛知県出身
192cm/98kg

福岡大学附属大濠高等学校
筑波大学
茨城ロボッツ(2021-22)※特別指定選手
広島ドラゴンフライズ(2024.3-2024.5)※練習生
広島ドラゴンフライズ(2024.6-2024.6)※BCLに向けた選手契約
島根スサノオマジック(2024.7- )

代表歴
FIBA U18アジア選手権大会2018 日本代表選手(2018)
FIBA 3×3 U18 Asia Cup 日本代表選手(2019)

 

 

浅井英矢 (三遠)
特別指定選手 Bリーグデビューして初得点

2月28日にチームから発表されて、3月1日2日秋田戦よりチームに合流してBリーグデビューを果たす。秋田戦Game1 13分出場 シュートは決まらなかったが1Reb、Game2では11分出場て3ポイントを決めて3得点と初得点を挙げた。

大野篤史HCから浅井英矢について

「シュートは惜しくも決まりませんでしたが、ディフェンス面ではしっかりと自分たちのチームルールを理解してプレーしてくれました。
物怖じせずに良いパフォーマンスをしてくれたと思っています」。

浅井英矢 コメント
「今日の試合がデビュー戦ということもあり、最初は緊張して少し消極的になってしまいました。積極的にプレーするようにというコーチ陣からの言葉もあり、後半からはシュートを打ち切れるように意識してプレーすることができました。明日以降もやり続けられるようにしていきたいと思います。チームとしては大野ヘッドコーチもリバウンドが課題と言っていて、その部分は自分も貢献できると思うので、しっかりとボックスアウトやリバウンドを意識して、得点も取れるよう頑張っていきたいと思います」。

キャリア
#11/ SF
筑波大学(在学中)
福岡県出身
2003年2月28日生まれ
197cm・94kg

2024- 三遠ネオフェニックス 特別指定選手

日本代表歴
2020 バスケットボール男子U16日本代表選手
2021 バスケットボール男子U19日本代表選手
2023 第46回李相佰盃日韓学生バスケットボール競技大会 日本学生代表選手
FISUワールドユニバーシティゲームズ 日本代表選手
2024 第47回李相佰盃日韓学生バスケットボール競技大会 日本学生代表選手
第43回ウィリアム・ジョーンズカップ 日本代表選手

 

 

十返翔里 (群馬) 特別指定選手
高校生でBリーグ初得点

昨年のウインターカップでも高校屈指のオフェンスマシーンとして大注目を集めて、東海大学へ進学が決まっている十返は、群馬に特別指定選手としてBリーグのコートに立ち4得点を挙げた。サンダーズディベロップメントの練習生として合流して以来、プロの環境の中で成長を続けてきて姿勢とポテンシャルを高く評価された。

ミリングHCが十返について

(十返)翔里は、初日からすごく一生懸命練習をしてくれてましたし、彼のバスケットボールに対するIQだったりか、バスケットボール能力を生まれ持って秘めている選手だというふうに思ってます。ディフェンスのところはもうちょっとがんばらないといけない部分もあるかもしれないですが、このプロの世界に入って、キャリアの長い選手やフィジカルが強い選手と一緒に練習する中から彼が学んでくれたことがたくさんあると思います。 本当に一生懸命ひたむきに練習し続ければ、彼がもしプロに戻ってきたとしても、彼のプロでのキャリアは素晴らしいものになると思ってますので、これからも大学でがんばってくれたらいいなと思ってます。

十返コメント

「今日は最初からの自分たちのやりたいバスケットができて、後半も引き続き点差をキープしていって、最終的に先輩たちが点差を広げてくれて、自分を出させてくれました。自分は本当に1カ月間チームに迷惑ばかりかけていて、何か恩返しできることはないかと考えたときに、やっぱり目に見える得点という形で最終的にチームメートに恩返しできたところは本当に自分としてはほっとしています」。

(フリースローで初得点を決めました)
(菅原)テルさんも、自分にボールを持たせてくれて、その後のファールドローンは高校時代から自分の一つの武器でもあったので、自分の思うようにファールをもらえたことは良かったかなと思います。フリースローは練習ではそんなに入ってなくて、ちょっと不安な気持ちもあったんですけど、1本目決め切ることができて、ほっとしすぎたのか2本目を落としてしまいましたが、本当にBリーグ初得点できたので良かったです。

(その後スリーポイントを決めて会場が盛り上がりました)
その前の1本目のスリーポイントは自分の思うような形ではなかったので落としてしまったんですけど、ファンの皆さんが大歓声を上げてくれて、自分の背中を押してくれたので、2本目を打てて最後に決め切れたっていうのは、本当に皆さんのお陰でもあるので、そこは本当に感謝したいです。

(昨日が初出場。呼ばれてコート出た時のお客さんの雰囲気とかも含めて気持ちは)
昨日は、ちょっと気分的にも緊張してたっていうか、緊張を越して何か変な感じだったんですけど、本当に大歓声というかお風呂にいる感覚っていうか、なんかもう本当にすごくて、自分もやっとこの舞台に立てるっていう嬉しさの反面、プロの厳しさっていうのも実感しましたし、何より大歓声の中に自分が立てたことが本当に一生の財産になると思っています。

(特別指定選手期間に学んだことは?)
自分の中での一つの思い出としては、細川選手と行った(小児がん支援の)レモネード販売の活動。ああいう活動っていうのは高校ではない活動なので、よりプロ選手っていう実感にもなりました。
本当にこの1ヶ月半は、このチームはただのプロではなくて、優勝目指してるチームなので、そのチームの一員になれたってことが本当に自分の中でも誇りに思っていますし、プロの厳しさも間近で痛感したり、この経験をやっぱり無駄にしちゃいけないっていう思いもあるので、これからの自分のキャリアに向けて大事なステップアップに繋がる1ヶ月だったと思っています。

キャリア
#12/ SG・SF
2006年12月22日生まれ
192cm・78kg
八王子学園八王子高校(在学中)
埼玉県出身

2025.1-2025.2 群馬クレインサンダーズ (練習生)
2025.2- 群馬クレインサンダーズ(特別指定選手)
3/2に活動終了

 

【Bリーグピックアップゲーム】 琉球 三遠 千葉J 広島/岸本隆一(琉球) 4つの質問Jbasketインタビュー🎙️

【Bリーグピックアップゲーム】 琉球 三遠 千葉J 広島/岸本隆一(琉球) 4つの質問Jbasketインタビュー🎙️

◉ 琉球 97-88 宇都宮 

東西首位決戦
前日の100点ゲームを宇都宮にやられてのGame2。ケヴェ・アルマ 3ポイント6本 31得点キャリアハイ。ホームで連敗は絶対許されない想い、インサイドの強さ、勝負強さをGame2でしっかりやり返し力をみせた。桶谷HCは「昨日の大敗から、インテンシティ高くチーム一丸となったことが成長に繋がると思う」とコメント。東西頂上対決は1-1で終わる。

オールスター前の岸本に琉球、そして岸本自身の現在地を聞くことができた。Jbasketインタビュー🎙️

J:難しい試合でも常にペイントアタック、アウトサイドからのシュートと大事な場面でも変わらずプレーされてますが、どんな気持ちプレーしてますか

J:ここまでチームでのプレーはやりやすいですか

J:チームの得点力を上げるのにどんな話をしてり、考えていますか

J:琉球の得意なチームでフィジカル強くやり続けることはやはり強みですか

 

◉中地区首位の三遠は脅威の12連勝
三遠 76-64 SR渋谷
5人が2桁得点挙げる(ヌワバ17得点 佐々木15得点 ダジンスキー 12得点 メイテン 涌川 10得点) 。リバウンドもSR渋谷を上回りインサイドでの強さを見せた。強さの中に常に成長していくチーム、それが三遠だ。これだけのチームにも関わらず、セルフィッシュやエゴがなくチームの目標をチーム全員でシェアしていることもこの強さになっている。

大野篤史HC(三遠)コメント
「SR渋谷さんはペースが遅いチームですが、その中でも自分たちのディフェンスにしっかりフォーカスすることができました。自分たちのディフェンスから自分たちのオフェンスに繋げていくことを、選手たちが40分間我慢強くやり続けてくれたおかげで勝利することができたと思っています」。

湧川颯斗(三遠)コメント
「12月18日(水)アウェーA東京戦で、代表クラスの選手たちに対して自分のディフェンスがしっかりできたことが自信に繋がり、そこからは自分らしいディフェンスができていると思います」。

デイビッド・ヌワバ(三遠)
「自分のエナジーでチームメイトがついてきてくれていることもありますが、自分のプレーもチームメイトからエナジーをもらって、それが良い方向に働いてプレーできています。お互いを助け合っていることがチーム内で起きている現象で、互いに頑張れることがチームとして良い形で機能していると感じています」。

 

◉ FE名古屋77-87 千葉J 
瀬川琉久がBリーグデビュー2戦目にして9得点 2アシスト 1リバウンド 1ブロックと躍動。現役高校生、先月ウインターカップに出場していたとは思えない落ち着いたパフォーマンスと、エナジーがチームに力を与えた。「ファンの皆さんの声炎があったからこそ、自分がこのコートに立てていると思う」と語った。スーパー高校生が、ここから千葉Jの進化をもたらすだろう。渡邊雄太率いるスターターとベンチメンバーの躍動が今後も脅威となるだろう。

 


◉京都 57-71 広島

広島が本来の力を見せて京都に連勝して4連勝となる。メンバーが揃いチーム一丸となってきた。ここから西地区上位を本格的に狙って行く。

朝山正悟HC(広島)コメント
「AWAYゲームで2連勝することは本当に難しいことだと思う。今日は40分間しっかりとやり切ることができた。非常に満足のいく良いゲームだったし、最後まで遂行した選手たちを心から誇りに思う」。

山崎稜(広島)コメント 14得点(3P 4/10)
「今日は40分間、最後まで自分たちのリズムを保ちながら、相手に自由を与えないポイントを絞り込んで遂行することができた」。

 

1/26(sun) 試合結果

仙台 76-80 滋賀

秋田 88-59 茨城

京都 57-71 広島

佐賀 75-90 越谷

群馬 81-67 横浜BC

三遠 76-64 SR渋谷

名古屋D 102-91 大阪

FE名古屋77-87 千葉J

FE名古屋 72-78 A東京

長崎 66-74 川崎

琉球 97-88 宇都宮

【Bリーグ】中地区強豪対決 三遠がSR渋谷に強さを見せつけて勝利して11連勝/佐々木隆成19得点(3P4/8) 6AST/大野篤史HC「優勝する可能性があるチームを継続的に作ることが自分の目指していること」

【Bリーグ】中地区強豪対決 三遠がSR渋谷に強さを見せつけて勝利して11連勝/佐々木隆成19得点(3P4/8) 6AST/大野篤史HC「優勝する可能性があるチームを継続的に作ることが自分の目指していること」

三遠10連勝中で迎えたホームで、上がってきているSR渋谷との対戦は、渋谷がリードして始まったが、三遠が前半に渋谷のディフェンスを切り崩してオフェンスが爆発して勝利

第18節 1/25 (SAT) Game1
豊橋市総合体育館
三遠 82-67 SR渋谷
1Q 27-21
2Q 27-15
3Q 15-15
4Q 13-16

<三遠>
#24 佐々木隆成 19得点 (3P4/8) 6AST
#1 ヤンテ・メイテン 17得点 10Reb
#2 デイビッド・ヌワバ 12得点 7Reb
#12 ウィリアムス・ニカ 10得点 11Reb

<SR渋谷>
#22 リード・トラビス 20得点 12Reb
#8 ジョシュ・ホーキンソン 16得点 8Reb
#5 アンソニー・クレモンズ 10得点 8Reb

ゲーム入りからファイトオーバーして三遠からスティールしていき7-0のランで渋谷がリードする。強度高くディフェンスする渋谷に三遠は、津屋の3ポイントが決まり三遠らしいプレーがでていく。渋谷のディフェンスは効いていたが、ヌワバがペイントアタックでこじ開けて得点する。渋谷は田中大貴からホーキンソンへ渡り得点して渋谷のプレーを出していくが、三遠はヌワバ、ダジンスキーそして吉井と湧川の3ポイントで逆転して27-21で1Qを終える。渋谷のディフェンスにしっかり対応して三遠のペースを1Qで作り上げて、得点力が下がらず2桁得点差のリードをする。渋谷はインサイドでのホーキンソンの強みを出して一気に追い上げるが、三遠のゾーンディフェンスを上手く切り崩せないなかで、佐々木が連続得点してリードを広げ54-36と三遠のオフェンスが爆発して前半を折り返す。

後半は渋谷が連続得点で流れを変えようと追い上げるが、三遠のメイテンが巧さを見せてインサイドワークでフリースローをもらいしっかり得点して渋谷の勢いを切っていく。そして津屋が3ポイントを決め切って再びリードを18点差に戻して最終クォーターへ。追い上げる渋谷に4Qは佐々木がドライブからバスカン、3ポイントと決めて三遠は渋谷を突き放し、さらに佐々木がドライブ、3ポイントを決めてこのプレーで最大22点差をつけて勝負を決めた。

 

試合後コメント

大野篤史HC(三遠)

Q:今日はリバウンドが良く、特にウィリアムス選手の活躍が素晴らしかったですが、課題をあげるとすればどの辺りにありますでしょうか?

A:前半は相手にオフェンスリバウンドをかなり取られていたので、そこを改善しようと選手たちに伝えました。後半はしっかりできたと思いますし、自分たちのディフェンスのスタイルでイニシアチブを取ることができました。課題もありますが、試合をしっかりコントロールして勝ちに繋がるようにタイムマネジメントできたのではないかと思います。

Q:ディフェンスの出来が素晴らしく、エンドラインからのボール出しや1on1でもボールを取り、流れを引き寄せていましたが、どのように評価しますか?

A:あれが自分たちのディフェンスなので、良いパフォーマンスだったと思います。
そこで流れを持ってこれたことが、選手たちの自信に繋がっていけばいいなと思っています。

Q:勝利はもちろんですが、改めてチームとして大事にしている指標などはありますか?

A:支えていただいている皆さんに喜んでもらうことが、自分たちのミッションです。
それを試合で、自分たちのパフォーマンスで表現しなければいけません。また、一過性のものにしたくないと思っています。今シーズンだけ強かったではなくて、優勝する可能性があるチームを継続的に作ることが自分の目指していることです。バスケットだけではなく、自分たちがプロとして存在意義を高めるために、自分の利益ではなく、チームやチームメイトのため、支えてくれる人たちのために戦うことを選手やチームに植え付けたいと思っています。

 

佐々木隆成(三遠)
「オールスターで少し試合の期間が空いたということもあり、最初は自分たちのプレーがあまりできませんでしたが、試合が進むにつれて自分たちのディフェンスのインテンシティから早いペースに持ち込むことができたので良かったです。明日は出だしから、今日よりもさらにインテンシティ高くやっていきたいと思います」。

 

ルカ・パヴィチェヴィッチHC(渋谷)
「ターンオーバーをせずオフェンスを構築していくことを念頭に置き、試合の出だしはとても良かった。しかし1Q残り5分からオフェンスリバウンドを取られポゼッションを失ってしまい、セカンドチャンスからの3Pシュートを連続で決められ、プレッシャーに対してターンオーバーを重ねてしまいこの5分間で試合を決められてしまった。その後はゲームを振り出しに戻そうと奮闘したが、三遠は40分間フィジカルに戦い続けてうまく守られ非常に悔しい敗戦になった。明日はまた新しいゲームになるが、しっかり準備し我々のバスケットができるようにチャレンジしていきたい」。

 

【Bリーグ】島田チェアマンに聞く 1/11大野HCの2度のテクニカルで退場になった経緯や真相、その経緯をどうアナウンスするか

【Bリーグ】島田チェアマンに聞く 1/11大野HCの2度のテクニカルで退場になった経緯や真相、その経緯をどうアナウンスするか

1月14日にBリーグのメディアブリーフィングが行われた。

第17節、Bリーグでファンブースターが驚くシーンがあった。三遠ネオフェニックスの大野篤史HCが、仙台戦GAME1の第3Qで残り2分54秒頃に2度のテクニカルファウルを受け、失格、退場となったのだ。

この行為に対し、1試合出場停止の懲罰が発表され、大野HCは12日の第2戦に出場できなかった。

大野HCが退場した試合も、そして翌日の試合もチームは圧倒的な強さを見せてダブルスコアで、三遠129ー64仙台に連勝した。

映像を見る限りでは、どんな事がコートの中で起こったのかは不明。該当選手たち、そして三遠選手が最後にベンチにいる大野HCへ何かを伝えるとその後、烈火の如く怒った大野HCがいた。そしてペナルティを承知でコートへ入って仙台の選手へ何かを伝えていた様子が映し出された。

なぜ、この事態になったのか全くその後になっても状況や真相がわからず、ファンブースターからもたくさんの不満や質問も出ていた。お互いチーム、選手たちの今後のためにも、島田チェアマンへ質問し、そこに応えてくれた。

●懲罰対象
大野 篤史HC(三遠ネオフェニックス)

●適用条項
懲罰規程 第5条【懲罰の基準】第1項第1号および同第6条【選手等に対する罰金】
第10条【規律委員会決定までの出場停止】

●懲罰内容
1試合の出場停止と罰金5万円
※懲罰規程第10条に基づき、既に1月12日(日)に消化済みの1試合分は上記1試合の内から減ずることとする
※本件による新たな出場停止は科さない

今回このメディアブリーフィングで島田チェアマンが真摯に応えてもらえたので、正確に伝えていければと思い掲載します。

島田チェアマン
「事実確認とか事象を確認するプロセスを当然取ってます。事象というのは、仙台のある選手が何らかの言葉を発した。それを三遠の選手が非常に侮辱発言に捉えた。それをベンチにいる大野ヘッドコーチに伝え、大野ヘッドコーチも自分の選手に対するそういう発言に対しては許容できなかったんでしょう。コートインをしてテクニカルファウル、その後またやり取りが続いて収まらず、2度目のテクニカルファウルで退場という、これが事象です。
この退場に対しては理由としても正しいと思っている。2度のテクニカルの妥当性と、それが失格対象になったことは正しきレフリーのジャッジメントだったと思いますし、リーグもその認識です。

問題はその真相です。

本当にそういう暴言があったのかということについては、両チームの当該者、そして周辺にいたであろう選手何人かにきちんとヒアリングをしています。ヒアリングした結果、言ったであろうと疑われている選手は“言っていない。事実無根である”と。

“こういう言い方をしただけであって、そういう言葉は吐いていない”と言っています。

『言った』と言っている選手は『聞いた』と言っている状況です。

ただ、周辺の選手たちに確認しても、そういう発言をしたという事実は確認できませんでした。ですから、興奮状態や歓声もありますし、 どのように伝わったかどうかわかりませんけども、この事象だけで見ると、規律委員会の見解としては、両罰規定の適用に抵触されるようなことはないと。つまり、相違しかなかったということ、そういう事実はなかったですけどもこういうことが起こって、テクニカルファウルを2度取られて退場した大野ヘッドコーチがいたということにとどまります。

本来であればリーグが裁定をリリースして発表になるんですけど、今回はそういう意味では、調査の結果、我々としてはその事実を認定できなかったんで、何らかの発信することはないんです。しかし、本来であれば説明責任、リーグとして対外発表する案件ではないんですけど、私もこういうスタイルでやってますしあまりにも隠蔽というか、クローズにしてファンの皆様がモヤモヤしてるような状況が気持ち悪いと思い、今日この場で答えました。リーグから何も出さないと何が起こったかわからないまま終わってしまうので、仙台からもリリースを出します。1番この問題で最終的に懸念してるのは、その暴言や発言があったか否かっていうところが前提で、その当該選手にも誹謗中傷めいたSNSでの発言、クラブに対してもあると聞いてます。
ですから事象に一致してない状況を確認した以上、誹謗中傷は絶対許さない、選手を守る立場にいますんで、クラブからもそういう発信があると思いますけど、私からも改めてそういう行為はやめていただきたいということをお伝えしたい」。

J:どういうことが起きて2度のテクニカルファウルが出てたのか、会場のファン、バスケットLIVE見ている人もわからなかったのですが、ルール規約上、審判がなぜかという状況できないのか、それともあえてしないのか、任せてるのか現状はどうなっていますか

チェアマン
「MCが言ってるそうです。そこで2度目のテクニカルファーで退場と」。

J:それは承知してます、その退場のプロセスを審判に今こういう状況になっているとアナウンスする裁量はありますか、それともできないのですか

チェアマン
「そこでは2度のテクニカルファイルを取って宣告をし、 多分そこでレフリーがこうであってと説明することはそんなにない、してないです。」

リーグの方
「審判は会場に向けて説明することは今はしていません。これは統一的にしてません。 もちろん適切に説明できる方もいらっしゃいますし、正直そういうことができない方もいらっしゃると思います。その発言によって言葉じりを取られてより遠慮するってケースもあるので、ここはJBAの審判グループと話してやらないと、としています。今回のケースで言うと、おそらく、なぜ大野ヘッドコーチがあそこまで激昂したのかっていう理由は、ほとんどの方がコートにいる人間もわかっていなかったと思います。
吉井選手がその後に聞いて怒ったりしていました。何が起きたかわかっていないのがほとんどの方で、審判も含めてわかっていなかったんじゃないかなと思うんで、かつ、かなりセンシティブな内容なので、それを一方的にMCの方がある選手を取り上げて話すってこともできないと思うので、この時点で説明するのは難しいケースじゃないかなと思います」。

J:確認ですが、今後こういうよくわからない状態にこうなった時に、その審判が説明する裁量権はもしくは会場で説明してもいいっていう形になってるいう理解でよろしいですか

リーグの方
「審判は説明しません」。

J:それは規約上で審判が説明しないっていうルールになってるってことでいいんですか

リーグの方
「規約とかには書いてないんですけど、オペレーション上そういう整理をしています」。

J:例えばNBAでは審判が説明しますが、今後はどうですか

リーグの方
「是非はもちろん検討はしているんですけど、先ほど私が申し上げたリスクを考えて今はできませんという整理をしているということです」。

J:今後はこの検討する可能可能性はありますか

「可能性はあると思います」。

チェアマン
「基本的に、その瞬間にその状況の中でレフリーが何らかの回答をするっていうのは、いろんな局面があるんで、結構難易度高いと思います。ですから、なんでこんなことになってるのとファンが置いてけぼりになってるような状況になるんで、そこはなんとかしたいなって思いつつも、その時すぐに何らかの発信をするのは、今の話であれば “何々さんが暴言をしたようなので、それを聞いたものがこう入ってきまして、こうで、、、 ” という会話は多分相当難しいと思います。なので、ちょっとそこはモヤモヤするのはありますけど、今ここで話してるように、説明をしたり、そのジャッジメントがあった時に何らかの補足をするとか、 事後でできる限りにクリアにしたいなと思ってます。
その事後さえもクリアにならないことっていっぱいあったと思いますし、今回はホットな話題ですけど、もしかすると1ヶ月後ぐらいの感じになるかもしれませんけど、答えるべきだなと思います。ファンの方たちを置き去りにしたくないなっていうのがありますし、もうモヤモヤした状態でほったらかしにするのは嫌だなと。
ただ、スピード感持ってモヤモヤを晴らすのは会場が1番ベストだあることはわかりますけど、それがなかなか難しい。ですから、やはりヒアリングをしたり、当事者との試合終わった後に会話をしたり、スピード感に欠けるけれどもちゃんとこう出す。説明できるものは説明していくっていうスタンスでいきたいなと思ってます」。

 

 

【天皇杯】三遠ネオフェニックスが群馬を撃破しセミファイナル進出 2・5琉球と対戦/大野HC ヌワバ 津屋3P5本 コメント🎙️

【天皇杯】三遠ネオフェニックスが群馬を撃破しセミファイナル進出 2・5琉球と対戦/大野HC ヌワバ 津屋3P5本 コメント🎙️

三遠の速いバスケットに群馬が対応して互角の戦いで大接戦に

1月8日(WED)豊橋市総合体育館で天皇杯クォーターファイナルが行われた。
三遠 79-77 群馬
1Q 24-15
2Q 17-28
3Q 23-21
4Q 15-13

<三遠>
#2 デイビッド・ヌワバ 16得点 10Reb 5AST
#28 津屋 一球15得点(3P5/10)
#24 佐々木 隆成 12得点 3Reb 5AST
#5 大浦 颯太 11得点 6AST

<群馬>
#0 藤井祐眞 17得点 8AST
#4 トレイ・ジョーンズ 17得点 6Reb 5AST
#%2 ヨハネス・ティーマン 15得点 7Reb 4AST
#29 細川一輝 14得点(3P4/9)

ゲーム入りは群馬が得点を重ねていい入りをするが、この日5本の3ポイントを沈めてチームに貢献した津屋の得点から三遠の得意の得点力を見せていく。さらにダジンスキーやメイテンの活躍で三遠がリードして1Q終える。

リードを持って入った2Qでは、群馬も粘りを見せていき逆転。リードしてディフェンスを仕掛けていくが、大浦と佐々木隆成が3ポイント決めれば、藤井も3ポイント決めてリードチェンジを繰り返し、2Qで28点挙げた群馬が43-41とリードして折り返す。

後半も激しい攻防が続き接戦となって試合は進んでいき、3Q終わって64-64の同点で最終クォーターへ。4Qも一進一退の攻防が続く。三遠はツーガードで佐々木、大浦、そしてインサイドのやり合いもヒートアップして、勝負は最終局面に入る。残り2分を最後はお互いが勝負をかける痺れる展開になる。両チームインサイド陣がファウルアウトして残り19秒三遠が2点リード。群馬がファウルゲームを仕掛けていき、三遠のヌワバがフリースローを獲得して1本決めて78-75として、3点差から残り18秒から群馬のジョーンズがファウルを取り2本フリースローを決め返して78-77として1点差にする。ここでこの試合群馬を引っ張ってきた藤井がファウルアウトとなる。残り17秒で佐々木がフリースロー2本中1本決めて、最後は群馬のオフェンスでジョーンズのシュートが決まらず勝負が決まった。

お互い競り合い最後までわからない展開が続く見応えある試合は79-77で三遠が群馬に接戦を制してセミファイナルに進出して琉球と戦うことが決まった。

 

天皇杯セミファイナル
2月5日(水) 19:30 tipoff @沖縄アリーナ
琉球 vs 三遠
今シーズン琉球と三遠の対戦は開幕戦を1勝1敗。また琉球ホームで迎える三遠と天皇杯セミファイナルで再びの対戦に注目が集まる。

試合後コメント

大野篤史HC(三遠)
「40分間我慢強く戦えたことが勝因です。特にヌワバ選手がかなり良かったと思います。シュートが入る入らないや派手なブロック、1対1を守り切ったというよりも、最後にグラブする気持ちや勝利に繋がる一つのポゼッションのところに対するメンタリティーをヌワバ選手を通してもっともっとチームに浸透させたいです。そういうところが勝ち切れた要因でもあり、そのメンタリティーを少しずつ成長させていけていると思っています。ヌワバ選手のメンタリティーをもっと浸透させていければ、さらに良いチームになれると思います」。

 

デデイビッド・ヌワバ(三遠)
「特にギアを上げるというわけではなく、試合を通して自分のパフォーマンスでチームを引っ張っていくこと、自分がやることで他の選手にも影響し、良い流れを作ることを心掛けて常にやっています。時には上手くいかないこともありますが、40分間続けてしっかり戦える姿勢を維持するようにしています。どこよりも自分たちの方が良いチームだと思っている」。

 

津屋一球(三遠)
「自分のタイミングや佐々木選手、大浦選手のタイミングがそれぞれあります。そのことをチーム全員が共通理解を持ってプレーすることができています。
自分のシュートだと思えば自信を持って打ちますし、チームから打てと言われているようなパスも来ます。その流れでシュートを打たない方が逆にボールが止まってしまったり悪い終わり方になるリスクもあるので、自分のタイミングと思えば思い切って打つことを選手全員がそれぞれ感じていると思います。天皇杯セミファイナルのこの先は自分も経験したことのない舞台ですが、やるからには絶対に勝ちたいです」。

 

カイル・ミリングHC(群馬)
「最後のプレーは、結果として狙ったようにはならなかったですけれども、自分たちのシュートで終わりたかったというところと、自分たちのシュートで引き分けに持っていってオーバータイムに行きたいという狙いでバックコートを選択し、トレイをシューターにするというのを決めていました。
名古屋Dさんとも延長戦になったり、今日もこれだけタフな試合で、自分たちはまだ遠征が続くので、まず選手にしっかりリカバリーしてもらって、メンタル面でも体の部分でもしっかり準備ができた状態で週末の大阪戦に挑みたいと思っています」。

 

細川一輝(群馬)
「今日は最後の方の本当に大事な場面でシュート2本を決め切れなかったというところはとても悔しいですが、全体を通しては、強い三遠さんの強みを消しながら40分間チームで戦えたので接戦になって、最後まで分からない状況にできたかなと思います。相手にペイントタッチをさせずにいいディフェンスができましたし、全員でファイトして最後まで戦えたと思います。あとはちょっとしたところのミスだったり、オフェンスリバウンドだったり、そこはまたすぐ試合が始まるので、切り替えていきたいと思います」。

 

【Bリーグ】A東京を撃破し中地区首位に立った三遠/湧川颯斗と兪龍海がチームに欠かせない存在に大野篤史HCの大きな期待

【Bリーグ】A東京を撃破し中地区首位に立った三遠/湧川颯斗と兪龍海がチームに欠かせない存在に大野篤史HCの大きな期待

リーグ屈指のトップ対決は三遠がA東京を撃破🔥スターター湧川颯斗、兪龍海がタフにプレーして勝利に貢献

12/15(WED) 代々木第一体育館 9,401人
A東京 72-82 三遠
1Q 17-19
2Q 28-21
3Q 10-20
4Q 17-22

<三遠>
#1 ヤンテ・メイテン 20得点 7Reb
#2 デイビッド・ヌワバ 18得点 10Reb
#14 湧川颯斗 12得点 8Reb 5STL
#24 佐々木隆成 12得点 9AST

<A東京>
#23 レオナルド⚡︎メインデル 16得点 6Reb
#11 セバスチャン⚡︎サイズ 13得点
#3 テーブス海 10得点

古巣凱旋となるはずの吉井(三遠)は体調不良となり、A東京はアドマイティスHCが同じく欠場となった。三遠は湧川がスターターで初登場。試合開始早々に、小酒部からスティールをとるなど、試合を通して5スティール。サイズとスピードのあるPG対決となるテーブス海(A東京)とのマッチアップも対等に堂々とディフェンスから存在感を与えた。

試合は三遠がペイントにアタックしていくがなかなか決まらずA東京がリードしていく。A東京の流れになりそうなシーンで津屋が3ポイントを沈めてしっかりついていく。湧川のA東京へのガードとウィングへの強度高いディフェンスがチームに力を与える。そしてヌワバがグダイティスをブロックしてそのまま運んでグダイティスからバスカンを決めて逆転し19-17三遠リードで1Q終える。湧川の3ポイント、テーブスのドライブからの得点とお互い激しいマッチアップ、そして佐々木と小酒部が3ポイント沈めて一進一退のままお互い譲らず試合が進んでいき45-40でA東京がリードして折り返す。

後半に入ってA東京に対して、佐々木、ダジンスキー、メイテンと畳み掛けてディフェンスからいい流れを作りリードしていく三遠。そして湧川のブレイクから得点して勢います。三遠は吉井が欠場の中で、兪龍海がテーブス海へのディフェンス、またリングへしっかりアタックして1対1で個人で打開していくプレーを見せてチームを盛り上げていき60-55三遠リードで最終へ。得点が欲しい時にヌワバが3ポインを決めてチームを牽引する。A東京も果敢に攻めるが、三遠のディフェンスがA東京のオフェンスの流れを強度高く切っていき、この試合で湧川が試合を通してチームをリードする。オフェンスではスペースにアタックして得点して2桁得点差にする。お互いボールの奪い合うが、三遠がリードして最終局面を迎える。A東京は強さを最後前見せる安藤の連続3ポイントで一気に追い上げる。それでも三遠は佐々木が落ち着いて返して流れを渡さず残り2分切って5点差から抜けたのは三遠だった。佐々木からニカにわたり得点して勝負を決めた。リーグ屈指のカードは三遠が勝利して中地区首位に立った。試合後に勝利した三遠ネオフェニックスの大野HCに湧川と兪龍海について聞くことができた。

そしてアルバルク東京は島根戦に続くホームでの敗戦となったが、長いシーズンで、トップチームとして勝ち続けている。試合後は大倉颯太へ、今回の大野HCとの対面、対戦の気持ちも聞くことが出来た。

ここから、5月のチャンピオンシップは優勝へ向けて更に強度高くお互い負けられない試合が見られるのが楽しみな対戦カードとなる。

 

試合後コメント

大野篤史HC (三遠) 
J:12/14千葉J戦後に湧川選手や若い選手に対してプレーする上で相手選手の名前負けして欲しくないという言葉があってこのA東京戦での感想やどんな会話をされてきましたか

J:どの試合も1/60の一つと常に話していますが、今日の中地区同士の試合での勝利はどのように感じていますか

また大野HCは会見でさらに湧川颯斗選手と兪龍海選手にも言及した。
「名前負けして欲しくない。失うものがあるとすればネームバリューがあるプレーヤーの方しかない。”ワク” “タツミ” 失うものがないんだから怖いものはないはずなのに何にビビっているかわからないけど、自分が持っているものを出し切ろうとしなかったことに僕は気になっていたので、今日の試合は良かったと思います。
テーブス選手や素晴らしい選手がたくさんアルバルクにはいるので、その中で名前負けせずに、はい。弱気なところがちょっとでも見えたらすぐ交代させると思っていましたけど、そういうこともなく、”タツミ”もレイアップは入らなかったけど、メインデル選手にしっかりリジェクト(スクリーンプレーに対しスクリーンとは反対方向にドライブすること) してゴール下までアタックできたことが次に繋がっていくので、若い選手たちとって素晴らしいゲームだったと思う。上のレベルに行くためにも成長してもらいたい、このゲームが大きかったと(シーズン)最後に言いたいと思っています」。

 

佐々木隆成 (三遠)
「A東京さんはリバウンドも強く、スタンダードにビッグマンの選手が活躍しているチームですが、今日は自分たちのビッグマンがボックスアウトを頑張ってくれて、リバウンドもコントロールすることができました。
湧川選手もステップアップして活躍してくれて、チームで勝つことができた試合だったと思います」。

 

湧川颯斗 (三遠)
A東京戦に今シーズン初スターター出場 勝利に大きく貢献 12得点 8Reb 5STL

J:どんなマインドセットでディフェンス入りましたか

J:オフェンスもしっかり得点して貢献しました

「チームの力になれているのが嬉しい」

湧川選手は会見で5STLについて

「ハードなディフェンスをした結果がこの5スティールに繋がったと思います。バイウィーク前からディフェンスが変わったと自分でも思っています。バイウィーク前の試合を見返して課題があって、ディフェンスでしっかりついていくこと、ハードワークしてディフェンスする意識してやってきました」。

また富樫勇樹選手やテーブス海選手と日本代表🇯🇵選手と対戦して感じたことについて

「ディフェンスは自信持ってできています。ここから継続してやっていくことが課題です。オフェンスはチームオフェンスを遂行していく中で自分の強みを出していきたいと思ってます」。

 

岩部大輝ヘッドコーチ代行(A東京)
「82点、これは間違いなく三遠のゲームでした。前回(アウェーで)勝ったGame1では、60点台だったというのはアルバルクのバスケができたということだと思います。今日自分たちのバスケが出来たか出来なかったかという観点で言うと出来なかった。これがまずは最初の所感です。
(2Q早めにタイムアウトを取り修正していたが)三遠さんは火力の強いチーム。8点9点のランはあっという間にいかれてしまいます。相手に絶対やられてはだめだと言っていたプレーが出たら切ることは意識していました。
(後半点差をつけられた点について)島根戦のGame2も同じように10点差付けられたところから選手たちが焦りはじめてしまい、シュートが単発になったり、ちゃんとビルドされていないものを無理やり打ってしまうというシーンが多くなってしまいました。これに関してはチーム全員にやるべきことを共有していかなければいけないなと思っています。
(インサイド強調してペイントに侵入できてはいたのではないか?)三遠さんはこちらのオフェンスのセットプレーの頭の部分を完全に壊しにきていた。そもそも私たちが(ペイントに)行きたい形ではなかったです、ペイントエリアでの攻防を含めて。そういう意味では効率のいいオフェンスではなかった。もちろん現象としては決めたいシーンでしたが、あれが再現性があるとは思ってはいません。狙いたいポイントはあってもそれ以前の問題でエントリーの部分でつぶされてしまった。それは僕らのエクスキューションが低かった、それに尽きます。また、ペイントエリアでの得点が伸びなかったことに加えて、相手のターンオーバーから走りたかった場面でそれがこちらもターンオーバーになってしまった。それが決まればまた会場の雰囲気も変わって「いける」となっていたかもしれません。次に向けてまた準備していきます。ヘッドコーチをさせていただいたのは初めて。この経験を個人としてもいい経験にしなければいけないと思っています」。

小酒部泰暉 (A東京)
「今日は入りから後手に回ってしまい、気持ち的にも相手のペースになってしまって、我慢をする時間帯に自分たち以外にベクトルを向けてしまってフラストレーションを溜めてしまったり、そこを自分たちで改善できなかったからこのような結果になってしまったと思います。島根戦もそうでしたが、そこが今一番足りてない部分だと思っています。お互い気持ちの入ったディフェンスでしたし、そこでの打開策というのがなかなか自分たちの方が見出だせていなかったと感じています。
結果的にもこれ以上連敗は許されないと思うし、まずは勝利するということにフォーカスして、あとは気持ちでどうにかなる部分もあると思うので、しっかりと強い気持ちを入れてやっていきたいと思います。今日も応援ありがとうございました」。

 

大倉颯太(A東京)
また、A東京で今シーズン期待される大倉颯太はまだプレータイム制限がある中で今シーズン怪我から復帰して全試合出場/そしてオールスターにも選出され、多くのファンブースターが大倉颯太の躍動を楽しみにしている。
古巣、千葉ジェッツの特別指定選手時代、そして同郷で大倉颯太の子供時代からのバスケット人生を知る大野篤史HCと、アルバルク東京ホームにて対戦。
石川県でクリニックなども一緒に開催するなど、大野HCが弟のような存在というお互いバスケット人生で切ってもきれない師弟関係でもある。
大倉颯太は「まだ時間制限があるなかですが、大野さんと対戦できて嬉しかったです。次はフルタイムで万全の状態で出来るようになって戦えることを楽しみにしています」。

【Bリーグ】佐々木隆成 (三遠) 千葉2連勝後 “大野篤史HCとの秘話を語る”/「大野さんと話して、僕がめちゃくちゃ心に残ってる会話があるんです」 Jbasketインタビュー🎙️

【Bリーグ】佐々木隆成 (三遠)千葉2連勝後 “大野篤史HCとの秘話を語る” Jbasketインタビュー🎙️

大野さんとの会話で

僕がめちゃくちゃ心に残ってる言葉があるんです

“佐々木隆成というプレイヤー、をどうやって皆さんに見せるかっていうのは本当に大事だよ” 

今や日本を代表するポイントガードに急成長の佐々木隆成。熊本(B2)から三遠に移籍して3年目になる。三遠には千葉ジェッツを何度も日本一に導き、三遠を昨シーズン地区優勝に導いた大野篤史HCがいる。強豪と言われるチームをつくりあげる、この“大野篤史HCの流儀” が浸透して、プロとしての意識、試合の勝ちへのこだわり、地域への貢献、そしてファンブースターが楽しめるバスケットを見せる。そのチームで最も成長して、進化し続ける選手のひとり、キャプテンの佐々木隆成。今月初旬は男子日本代表のアジアカップ予選でポイントガードとして勝利に貢献してアジアカップ出場権を獲得したばかり。

三遠には、今シーズンから加入した日本代表で活躍している吉井、そして大浦もいる。そして、外国籍では2年目のメイテン、ダジンスキー、新加入のデイビッド・ヌワバの存在も大きいく攻守ともバランスのとれたチームに仕上がっている。

短期間でも、新しく入ってきた選手が三遠のバスケットが遂行できるのは、大野HCがチームに培ってきた三遠のカルチャーや戦い抜く姿勢や勝ちかたに対してのこだわりも、一貫しているからだろう。三遠は現在、Bリーグ平均得点数91.7点 1位にいる。

このチームの司令塔である佐々木について、バイウィーク前 大野HCにキャプテン佐々木について聞いたことがある。そして、今月の注目カードとなった第10節の千葉ジェッツ戦に2連勝した試合後に、佐々木隆成にも大野HCのもとで成長している過程について、想いを聞くことができた。

佐々木の試合後のインタビューで大野HCとの会話は印象的だ。

大野さんと話して、僕がめちゃくちゃ心に残ってる会話があるんですけど、”見せ方”とは…

大野HCの流儀のひとつでもある“プロとして”の意思の部分だ。

指揮官からの助言で、戦術以外の話を具体的に選手から聞いたのは初めてだった。お互いの信頼関係が、それぞれ同じ言葉を使ったり、伝え方ひとつとっても2人の関係がわかる貴重なものとなった。

バイウィーク前での大野篤史HCにJbasketインタビューはこちら。

J:三年目に入って佐々木選手も細かいところまで大野HCの考えが浸透してきて、どう感じていますか

「もちろん、3年間一緒にやってるリュウセイ(佐々木隆成) は、本当にすごい成長したなと思いますし、彼は多分僕に1番怒られてるし、1番 要求をされてるプレイヤーで。なんて言うんですかね、わるい言い方すると、リュウセイは 「もうお前に何も言わせねえぞ」ってぐらい思ってると思うんですよ。でも、僕それが好きなんですよね。

やっぱりそうやって向かってきてほしい。そこの要求に負けるようでは、このプレッシャーの中でプレーすることっていうのは難しい。彼がすごく今年変わったなと思うのは、その欲が出てきた。「もっと代表に行きたい」 もちろんそうですし、コートの中で自身が “佐々木隆成” というのはどんなプレイヤーだったのかを示してくれてる。すごい自信を持ってプレーしてくれてますし、自分ができることをしっかりプレーでで表現してくれてます。
うん、いいガードになってきてるんじゃないかなと思ってます」。


そして第10節千葉ジェッツ2連勝した試合後に佐々木選手へJbasketインタビューはこちら。

J:大野HCから佐々木選手の事を「多分僕に1番怒られてるし、1番 要求をされてるプレイヤー。わるい言い方すると、リュウセイは 「もうお前に何も言わせねえぞ」ってぐらい思っていると思うけど、僕それが好きなんですよね」と言ってました。千葉Jに2連勝して今、どう感じてますか

「そうですね(笑顔)。何も言わせねえよという言い方はわるく言うとそうですけど、 ある程度1年、2年、3年やってきて、本当に求められてるものっていうのは自分の中では整理できてるつもりですし、これをしなければいけない、これをしてはいけないっていうのが、今年からですね、本当に分かってきて、自分の仕事がクリアになったから、なんか最近はあんまりね、怒られずに済んでいるというか(笑顔)。それはあると思うんですけど、これからもなんて言うんですかね、、大野ヘッドコーチとは、色々と本当にこの3年間、マンツーマンでも話してきましたし、本当にその期待に応えれるようなプレーはしたいと思ってます。
なんていうか難しいな、、でも本当に求められてるものが明確になったから、 プレーもやりやすくなったと思いますし、本当にそれはこれからもずっとやっていきたいなとは思ってます。

J:プレー面も含めてチームを引っ張っていくことへの気持ちを教えて下さい

「大野さんと話して、僕がめちゃくちゃ心に残ってる会話があるんですけど、”見せ方”っていう言い方になるんですけど、”佐々木隆成というプレイヤー、僕をどうやって皆さんに見せるかっていうのは本当に大事だよ” っていう話を2年前か1年前 してくださって、確かにそうだなって思いました。やっぱり苦しい時に下向いていいことはないし、それを見たこうブースターの皆さんに本当に感動とか勇気を与えられるのかっていうのは、それは違う。っていう話をされて、それは本当にそうだなと思って、それはブースターの皆さんとかスポンサーの方にどう見せるかっていうのは本当に意識して最近はやってるので、それは本当にこれからも続けてやっていきたいなと思ってます」。

またこの第10節千葉ジェッツ戦ではNBAで活躍してきて今シーズンから千葉ジェッツに加入した渡邊雄太の初のアウェー戦となり、佐々木隆成がその渡邊雄太とオフェンス、ディフェンスでマッチアップしたプレーもファンブースターからも話題となった。

 

昨シーズン中地区優勝して初のCSに出場したがホームで広島に敗れたがその経験は大きいと思われる。今シーズンはそれを経験した選手が数多くいる。そして今年は、以前大野HCが会見で佐々木隆成のことをこんな素晴らしい選手がいるので是非メディアに取り上げてもらって代表へとコメントあったのを思い出すが、自身も日本代表に選出されてプレーをした。代表のトップ選手、また世界のトップ選手との違いや勝っているところを感じたはずた。
大野HCが掲げるプロ意識やカルチャー、そして世界で感じた強度高いプレーやバスケットに対する姿勢を見れたことはさらに佐々木隆成を大きくしてくれている。
佐々木の速さ、スピードは世界に行っても劣ってないはすだ。ここからゲームコントロールや大事な場面でのシュート決定力がチームの勝利やその先の優勝に大きくかかってくる。この激しい中地区を制して高みに行くために佐々木はチーム一丸を高めて大野三遠の掲げるバスケットを魅せてくれるだろう。

 

キャリア

#24 / PG•/ 180cm/ SG/ 山口県出身/ 天理大学
1996年5月2日生まれ/ 28歳/

2018-19 大阪エヴェッサ 特別指定
2019-22 熊本ヴォルターズ
2022- 三遠ネオフェニックス

🇯🇵日本代表歴
2024年
ディベロップメントキャンプ合宿参加メンバー

第2次強化合宿(北海道大会 国際強化試合直前合宿)

「日本生命カップ2024(北海道大会)」遠征参加メンバー

第3次強化合宿(SoftBank CUP2024 東京大会 直前合宿)

「第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)」日本代表候補選手

アジアカップwindow2モンゴル戦 グアム戦


“三遠三銃士”がコートで揃うシーン

【Bリーグ】渡邊雄太のBリーグ初のアウェーは日本代表で共に戦ってきた吉井裕鷹との対戦/渡邊雄太「日本代表に欠かせない存在」吉井裕鷹「いるだけで大きい存在」お互いについて

【Bリーグ】渡邊雄太のBリーグ初のアウェーは日本代表で共に戦ってきた吉井裕鷹との対戦/渡邊雄太「日本代表に欠かせない存在」吉井裕鷹「いるだけで大きい存在」お互いについて

Bリーグ第10節 12月7.8日に豊橋総合体育館にて注目カードの三遠ネオフェニックスvs千葉ジェッツの対戦が行われた。三遠のホームで千葉Jを迎え入れるのは大野体制になってから初になる。そして試合前にコートにて日本代表で活躍する2人の選手の”再会”があった。この対戦でもマッチアップが注目されていた渡邊雄太と吉井裕鷹だ。
試合は怪我人でインサイド陣が欠場となった千葉Jが厳しい展開ながら三遠に喰らい付いた熱い試合となったが三遠の2連勝となった。渡邊雄太はこの日もダンクや難しいシュートを決めBリーグキャリアハイ29得点、これぞNBAというプレーを見せた。ディフェンスの激しさ、また大事な場面での得点力、それは三遠の吉井もそうだ。日本の強いウイング陣がお互いどう感じているのか、渡邊から12月4日天皇杯での時に吉井の話が聞けた。また吉井から12月7日直接対決の時に渡邊のことを聞くことができた。

渡邊雄太「吉井について」
「吉井と初めて会った時も日本特有の先輩後輩の文化もあって、後輩が先輩にガツガツ行くとこは多少やりにくいこともあるけど、一切そういうことを気にすることなく、代表の練習からガツガツやってきていたので、実際に彼は成長して、これだけ日本代表に欠かせない選手になっている」と吉井を評価している。

吉井裕鷹「渡邊雄太について」
「特徴やクセみたいなものを理解しながらバスケットをしたという感じです。止められた部分、外からドライブした時にあの人がいるだけで打ちづらいし、いるだけで大きい存在だなと、今日はインサイドの外国籍選手が2人いなかったので、あの人のところに集中していたので、心地良さそうではなかった。チーム状況的に難しかったと思います」。と語った。

第10節 Game1
これぞBリーグトップチームの注目の戦い、三遠が千葉Jに対して勝負強さを見せてGame1を勝利/欠場選手いる中で富樫勇樹は3ポイント7本37得点挙げる

12/7(SAT) 豊橋市総合体育館 4,647人
三遠 87-79 千葉J
1Q 22-17
2Q 25-22
3Q 20-19
4Q 20-21

<三遠>
#10 吉井裕鷹 10得点

<千葉J>
#1 渡邊雄太 11得点 6Reb 3AST

Game1後にチームの中心選手の1人となった吉井にプレータイムも増えている中でオフェンスについて聞くことができた。

J:今シーズンはプレータイムも多い中で、シュートとディフェンスで特に強く思っていることはありますか

「シュートは思い切り良く打ち切ることです。基本ゴール下に入ったら自分で打つ方ですが、なるべく自分に相手が寄っていたらキックアウトを出す等もっと見ないといけないです。ディフェンスではチームの戦術をしっかり理解して遂行しようというイメージですので、何かを特別にやるのではなく、全カテゴリーでどういう風にすればいいかを明確化してやっています」。

三遠がゲーム入りからリードして千葉Jの脅威の追い上げを見せるがしっかり引き離して勝利。終盤目まぐるしい展開でさすがBリーグトップチームの戦いで、渡邊雄太へのいいディフェンスから吉井がブレイクでバスカン取って3点プレーも見せてGame1の勝利に貢献した。

 

第10節 Game2
12/8 (SUN) 豊橋市総合体育館
三遠 99-84 千葉J
1Q 33-15
2Q 28-27
3Q 18-20
4Q 20-22

<三遠>
#10 吉井裕鷹 13得点

<千葉J>
#1 渡邊雄太 29得点

この試合で渡邊雄太の凄さが際立った試合となった。20点差ついても渡邊のダンク含めて連続得点を挙げてチームを鼓舞して終盤まで強度高いディフェンスを見せ、最後は個の力で8点差にまで追い上げた。試合は負けたが、ムーニー、ホグ不在でも互角に戦えることを証明した。

 

渡邊雄太は誰もが知るバスケットプレーヤーだ。尽誠学園からアメリカに渡り、ジョージワシントン大学でプレーしてドラフト外からNBAに6年間プレーした。チームからの要請もありまだプレーできたがBリーグに活動の場を変えた。NBAで3ポイントランキング1位にもなり、ネッツ時代にはアメリカのスーパースター デュラントとも深く交流があった。高さがあり速さがある渡邊はブレイクからワンハンドでダンクまで持っていけて、アウトサイドから得点できる。ディフェンスではポイントガードからセンターまで全てのポジションを守ることができる、日本が誇るマルチプレーヤーだ。

また、吉井は気持ちもフィジカルも強く三遠に移籍して吉井らしさが出ている。大野HCも吉井のいい意味での空気を読まないアグレッシブなところを評価している。大野HCが今シーズン吉井をスターターで抜擢してすでにチームの要としてプレーしている。シュートを決め切ること、ディフェンスやリバウンドにしっかり絡んで、泥臭くもしっかりやる。ボールを動かす際にコーナーでしっかり待ち、そこからシュートやドライブ、キックアウトと正確にプレーすることができる。日本代表でプレーする2人は今シーズンに千葉ジェッツと三遠ネオフェニックスに所属していて、千葉ジェッツには富樫勇樹や原修太、三遠には佐々木隆成や大浦颯太と日本代表選手が揃う。ここからリーグ戦も1/3を過ぎようとしている。チームのみならず、2人の対戦や活躍がリーグを盛り上げていくことは間違いない。改めて渡邊雄太が日本でプレーするのを見ることができるのは貴重で素晴らしいことだ。吉井のように渡邊に向かっていく選手がこれからたくさん見れるのが楽しみになる。日本バスケットの更なる発展へ。

 

【Jbasket AND1】大野篤史HC(三遠) スペシャルインタビュー 優勝するために選手への想い起用法について /吉井裕鷹、佐々木隆成、柏木真介、湧川颯斗

【Jbasket AND1】大野篤史HC(三遠) スペシャルインタビュー 優勝するために選手への想い起用法について /吉井裕鷹、佐々木隆成、柏木真介、湧川颯斗

三遠ネオフェニックスはバイウィーク明けの第9節を終えて、現在13勝3敗で中地区2位に位置している。中地区首位はアルバルク東京で14勝2敗で1ゲーム差となる。

三遠は圧倒的なオフェンス力を兼ね備えて、リーグ唯一の1試合平均得点90点を超えて92.7点と屈指のオフェンスと、強いバスケットを魅せてくれている。(2位 琉球85.2点)。リバウンドも琉球に次いで2位、アシストは名古屋Dに次いで2位。

ボールと人が動き、攻守の切り替えも更に速い試合展開。初めてBリーグのバスケットを観る人は三遠のバスケットがおススメだといえる試合だ。

このチームを作っているのは、千葉ジェッツを何度も日本一に導き、三遠ネオフェニックスHCに就任三年目の大野篤史。シーズンを重ねるたびチームに“大野篤史HCの流儀” が選手やスタッフに浸透してきている。地域での在り方、プロとしての意識、試合の勝ちをこだわり、そして楽しめるバスケットを見せてくれている。

三遠ネオフェニックスのカルチャーを培って戦い抜く姿勢は一貫として変わらない。

三遠は常に堅実なチームつくりでレギュラーシーズンは地区優勝をがみえた時点でも、選手たちも“優勝”の言葉を発することなく、ひとつずつ目の前の勝利だけに集中していた。昨シーズンは中地区優勝。CSでは広島ドラゴンフライズ(昨シーズン優勝)にホームで敗戦となったが、今シーズン、チーム一丸となりリーグ“優勝”を目指す。

その大野篤史HCに優勝するために選手への想い起用法について、Jbasketインタビューで5つの質問を、聞くことができた。

大野篤史HCのスペシャル動画は
Jbasket AND1(会員サイト)からご覧になれます
https://jbasket.bitfan.id/

 

大野篤史HC

J:Jbasketです、お元気ですか

「はい、なんとか豊橋で生きてます(笑顔)。そうですね、本当この街、豊橋が好きです。住みやすいし、人もあったかいですしね。 うん、自分に合うんじゃないかなって思ってます」。

J:チームのことを伺います。今シーズンの吉井選手について教えください。何年も前から気になっていた選手だったんですね。

「本当に、そうですね、彼のようなプレーヤーはサイズがあって、シュートが上手で、なんて言うんですかね、 負けず嫌いで。悪い言い方すると、空気が読めないぐらい一生懸命コートで表現するっていう姿が僕は好きだったんですね。彼と一緒に仕事がしたいなと、ずっと思っていました。はい。
特別指定選手で大阪にいた時から、僕はその時は彼のパーソナリティは知らなかったんで、ショウキ(大村将基スキルディベロップメントコーチ)からも色々聞いていて、試合を見て凄くいい選手だなと思っていました。

J:いろんな起用法をみて細かく選手への思いなど感じます

「そうですね。でも、成長させたいからといって頑張ってる選手、パフォーマンスがいい選手のプレータイムを削ってまで起用するとは思っていないので。
“競争のないものに、その成長はない” って僕は思っていて、しっかりそこは競争してプレータイムを自分で奪ってほしいと思っています。その気持ちがないのであれば、コートに立つことはできない。それはやっぱりプロなので。

例えば、シンスケ(柏木真介)は43歳ですけど、じゃあ20歳のワク(湧川颯斗)と同じだけチャンスがあるかと言ったら、実際若い子の方がチャンスある。でも、チャンスを掴むか掴まないかは、43歳だろうがは20歳だろうが一緒なので。
だからそこはもう僕の責任ではない。やっぱりコートでもっとプレーしたいと思うのであれば、競争に勝たなければいけない、チャンスを掴まなきゃいけない。その為に何をしなきゃいけないのかを考えてほしいと思ってます。

J:三年目に入って佐々木選手も細かいところまで大野HCの考えが浸透してきて、どう感じていますか

「もちろん、3年間一緒にやってるリュウセイ(佐々木隆成) は、本当にすごい成長したなと思いますし、彼は多分僕に1番怒られてるし、1番 要求をされてるプレイヤーで。なんて言うんですかね、悪い言い方すると、リュウセイは 「もうお前に何も言わせねえぞ」ってぐらい思ってると思うんですよ。でも、僕それが好きなんですよね。

やっぱりそうやって向かってきてほしい。そこの要求に負けるようでは、このプレッシャーの中でプレーすることっていうのは難しい。彼がすごく今年変わったなと思うのは、その欲が出てきた。「もっと代表に行きたい」 もちろんそうですし、コートの中で自身が “佐々木隆成” というのはどんなプレイヤーだったのかを示してくれてる。すごい自信を持ってプレーしてくれてますし、自分ができることをしっかりプレーでで表現してくれてます。
うん、いいガードになってきてるんじゃないかなと思ってます」。

J:楽しみですね。

「毎年、楽しみ。楽しみですよ」。

J:最後に、大野篤史ファンにメッセージお願いします

「そうですね(笑顔)、豊橋に東京からも90分、 大阪からも、何分?近いですし、南は沖縄、北は北海道。 もし僕のファンがいるんであれば、ぜひ豊橋に来てください。お願いします(笑顔)!!」。

 

大野篤史キャリア

選手歴
SG/SF 197cm 1977年8月12日生
石川県出身

愛工大名電高校
インターハイ3位
ウィンターカップ4位

日本体育大学
1年生から試合に出場
インカレ、関東大学を4連覇に大きく貢献。得点王(2回)、MVPに輝く。また3P王、アシスト王にも輝く。
関東大学リーグ4連覇に大きく貢献。

三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ
2000-2007 JBL(Bリーグ前身) 初代新新人王獲得。JBLスーパーリーグ初のプレーオフにチームを進出させる。
日本代表としてアジア選手権、アジア競技会に出場して日本代表に貢献。

パナソニックトライアンズ
2007-10 プレーヤーとして活躍してその後に引退。

日本🇯🇵代表
1995年 U18男子日本代表でアジアJr選手権に出場
1997年 U22男子日本代表 ユニバーシティ大会
2001年 男子日本代表 アジア大会
2002年 男子日本代表 アジア協議会
2006年 男子日本代表 アジア競技大会

コーチ歴
パナソニックトライアンズ
引退後にACに就任。
2012-13には、HC代行も務める。

広島ドラゴンフライズ
2014-16 球団創設から佐古賢一HCの元、ACに就任。

千葉ジェッツ
2016-22 誰もが知るHCとして天皇杯3連覇、Bリーグ初の制覇を成し遂げる。

三遠ネオフェニックス
2022- HCとして就任、2023中地区優勝

【男子日本代表】三遠から2名のポイントガード佐々木隆成と大浦颯太が日本代表の司令塔候補へ/佐々木がみせた代表に対する貪欲さに期待「今こそ三遠団結」大浦「ファンブースターに代表でプレーをする姿を見せたい」

【男子日本代表】三遠から2名のポイントガード佐々木隆成と大浦颯太が日本代表の司令塔候補へ/佐々木がみせた代表に対する貪欲さに期待「今こそ三遠団結」大浦「ファンブースターに代表でプレーをする姿を見せたい」

11月13日に「FIBAアジアカップ2025予選Window2」男子日本代表のメディアデーが開催された。

新生トム・ホーバスJapanは、Bリーグを中心の若手選手たちが多くいるなか、今回は河村勇輝(NBAグリズリーズ)不在となるが、ホーバスHCが名前をあげた期待がかかるポイントガードがいる。

まず、名前がでた佐々木隆成(三遠)パリ五輪では惜しくも選手には選ばれなかったが、サポート選手として帯同した。ワールドカップ後に代表合宿へ呼ばれ最後の国際強化試合でもインパクトを与えたシーンなども含め、最高峰がそろうパリ五輪へ代表と共に戦ったその経験が佐々木にとって大きく何かを得たことはBリーグが始まり結果としても伝わるものがある。バイウィークに入る前に、三遠の大野篤史HCが佐々木は日本代表への気持ちの“貪欲”さがチームに活きていると語ることがあった。常にプロとして、そのマインドセットに対して事厳しく見抜く大野HCからの信頼は充分に伝わる言葉でもある。佐々木が感じ得たことは何か。

そして初の代表合宿へ呼ばれた大浦颯太。ディフェンス力と得点力、さらに佐々木と一緒にコートに出た時のコンボガードの魅力だ。Bリーグでも現在、得点力でトップチームの三遠ネオフェニックスの屈指のツーガードへ日本代表への意気込みと、この合宿に入ると同時に出てきた三遠アリーナ問題なども含めて、三遠ネオフェニックスファンへのメッセージもあわせて聞いた。

 

Jbasketインタビュー

佐々木隆成(PG/180cm/28歳)
「トムさんが求めるバスケットをやるのが僕の仕事。基本的に三遠でのプレーを見て呼んでもらっていると思うので、三遠でやっているようなプレーをやろうと今は思っています。それが僕の武器でもあるので。あんまり変えるつもりはないというか、自分の得意プレーをやっていくことが大事かなと思っています。基本的に自分で得点を狙うことでアシストも増えると思うので、まずは点を取ること、 それを守りに来てアシストっていう風な考え方かなと思います」。

J:以前、大野HCからシーズン入ってから佐々木選手の代表に対しての貪欲さなども成長に繋がっていると聞いてました。ご自身はそのパリに同行されて、シーズン入って、また今回呼ばれて大きく変わった所などがあれば教えていただけますか

「そうですね。プレー面で言うと、やっぱり本当に世界のトップ選手たちが、もう練習試合にもかかわらず、前から本気でプレッシャーもガツガツかけて必死に40分間戦っている姿を見て、 全然レベルは違いますけど、僕らがそんなにサボるじゃないですけど、そんなことはあってはならないし、ましてやブースターの皆さんが見に来てる中で、そういったプレーを見せちゃいけないなって感じたので、そういった気持ちの部分で前よりバスケットに真摯に向き合うようになったかなと思います」。

J:今、三遠アリーナ問題だったり浮上してきましたが、今回代表に選ばれて地元のファンの方へ何か見せたい、伝えたいことがあったら一言いただけますか

「色々問題はありますけど、僕たちができるのは、見に来てくださるファンの皆さんに少しでも、感動を与えたり、勇気を与えたりするのが僕たちの仕事だと思うので、それをやり続けて人気を出だして、みんながアリーナを豊橋に立てたいと思うように僕たちはやるだけだと思っていますし、今代表とは関係ないかもしれないですけど、三遠は団結してやらないといけないなと思っています」。

佐々木の表情は柔らかい中に強い気持ちが伝わってくる。日本代表選手として、日本バスケットが盛り上がる光景を見せ、その選手たちが三遠ネオフェニックスのコートで見られる事を伝えられることも大きな貢献に繋がる。

キャリア
PG・SG/180cm/ 28歳/ 天理大学/ 山口県出身
2018-19 大阪エヴェッサ 特別指定
2019-22 熊本ヴォルターズ
2022- 三遠ネオフェニックス

日本代表🇯🇵
2024 男子日本代表第1次強化合宿(ディベロップメントキャンプ)
2024男子日本代表 第2次強化合宿(北海道大会 国際強化試合直前合宿)
2024男子日本代表 第3次強化合宿(SoftBank CUP2024 東京大会 直前合宿)
2024 男子日本代表「第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)」日本代表候補選手

 

大浦颯太(PG / 182cm/26歳)

J;昨シーズンから結果を出して代表合宿に参加ですね、率直にどんな気持ちですか

「素直に嬉しいです。まだ正式に選ばれたわけではないので、ここから競争も始まってくると思います。そういった中で自分の持ち味だったりを出していけたらいいなと思っています」。

J:代表では1番2番、コンボガードとしてプレーすることが多くなると思いますが、どんなプレーを意識してやっていますか

「そうですね。代表ではどっちかといえばコンボガード的なプレーをするので、トムさんと話しながらそういうプレーでいく感じですね。そういったことでより2番寄りになっていくことで、シュートも狙わないといけないですし、シュート、パスでやっていくことで自分のプレーもいい方向に行っていくと思います。それもトムさんも話してのことだったので、うまくいけばいいかなと思っています」。

J:ファンブースターの期待が大きいですね

「本当にすごく嬉しいです。自分も責任があると思いますし、 今まで支えてきてもらった方々が喜んでもらえることが、自分の中でもすごく嬉しいので、代表でプレーをする姿を見せれればいいなと思っています」。

昨シーズンの三遠の中地区優勝に大きく貢献した大浦は、2024年5月には男子日本代表の第1次強化合宿のディベロップメントキャンプに選出されている。男子日本代表は今後のロス五輪とワールドカップに向けて、まずアジアカップ2025予選を戦っていく上で大事な大会になる。その代表合宿に大浦は選出されている。
大浦は三遠に移籍して、大野篤史HCの下で自身のポテンシャルを発揮した。2023年までは秋田に所属していて、最後の2シーズンは試合に出場する時間が減っていた。それでも気持ちを腐らせずに自分がやるべき事、自分のプレーを出すことに踏ん張ってやってきた。そこでの経験も合わせて、三遠での速いバスケットスタイル、強度高いディフェンス、何よりも大野HCが掲げるプロとしての意識改革で、大浦自身が持っているものがしっかり合致してチームの勝利や移籍後2年目の地区優勝に貢献した。ここぞの時の落ち着きや巧さ、気持ちが入ったプレーが今回の代表にも必要となる。どんな熱いプレーでチームに鼓舞してくれるのか今から楽しみになる。

キャリア
PG / 182cm/ 26歳/ 日本体育大学/ 広島県出身

2019-23 秋田ノーザンハピネッツ
2023- 三遠ネオフェニックス

日本代表🇯🇵
2024 2024年度男子日本代表ディベロップメントキャンプ合宿参加メンバー

公開練習での佐々木隆成と大浦颯太

 

 

【Bリーグ】吉井裕鷹 5試合連続2桁得点してキャリアハイを更新 三遠の4連勝に貢献/大野篤史HC「このチームはこれから…三遠地域の皆さんの日常になりたい」指揮官の想い

【Bリーグ】吉井裕鷹 5試合連続2桁得点してキャリアハイを更新 三遠の4連勝に貢献/大野篤史HC「このチームはこれから…三遠地域の皆さんの日常になりたい」指揮官の想い

日本代表でのパフォーマンスを三遠で見せる吉井裕鷹

10/27(SUN) Game2
豊橋市総合体育館
三遠 100-89 茨城
1Q 26-26
2Q 25-21
3Q 24-17
4Q 25-25

<三遠>
#2 デイビッド・ヌワバ 22得点 13Reb 3AST
#10 吉井裕鷹 21得点 (3P3/5)
#23 デイビッド・ダジンスキー 21得点 12Reb 4AST
#1 ヤンテ・メイテン 14得点
佐々木隆成 11アシスト、大浦颯太、柏木真介、湧川颯斗のガード陣にも期待

茨城がいいディフェンスを見せてターンオーバー含めて得点して7-2とリードする。スティールからヌワバ、津屋、吉井とボールを動かしスリーポイントを決め、佐々木からペイントのメイテンに渡り逆転する。
茨城は確率よく得点していくが、三遠はフルコートからゾーンディフェンスを敷いて流れを変えて、柏木も1Qからコートに立ち強度とスピードを変えずに三遠は仕掛けていき、26-26て1Qを終える。2Qも三遠ペースで進んでいくが、途中茨城もフランクス、ジェイコブセンがインサイドから得点を重ねて遂に逆転する。そこから三遠は落ち着いてプレーして吉井の3ポイントとダブルクラッチで再び逆転し、51-47三遠リードで折り返す。

後半に入って吉井、ヌワバ、ダジンスキーとアウトサイドとインサイドから得点してリードする。追い上げる茨城にヌワバ、佐々木のスリーポイントで引き離し75-64で最終へ。千葉ジェッツを破ってる茨城は、オフェンス力を見せて三遠にくらいつくが、三遠は粘る茨城を振り切って100点ゲームで勝利した。そのゲームをコントロースする三遠のガード陣も強力だ。メイクもしてそれぞれに個人で打開する力を持ちあわせている佐々木隆成、大浦颯太、柏木真介、湧川颯斗と若手からベテランまで日本を代表するガード陣で今シーズン強豪相手に戦っていく。ここの話を大野篤史HCにスペシャルインタビューで聞くことができた。(お楽しみに)

試合後に大野篤史HCに3年目になる今シーズン
三遠への想いを聞くことができた。

 

Jbasketインタビュー

大野篤史HC(三遠)

J:ディフェンスでは色々な選手を使いながら仕掛けていて、全員が躍動し、まとまりがあるように感じましたが、いかがでしょうか?

「昨日の前半に比べて、今日は1試合通してたくさんのエラーはありましたが、自分たちのスタイルをコートで表現しようと臨んでいる姿が見えたことが収穫だと思っています」。

J:吉井選手は今シーズン2回目のキャリアハイを達成し、すでにチームに馴染んでいるように感じましたが、どのような会話をされていますか?

「特別な話をしているわけではありません。
自分だけが話すというよりはコーチ陣でフィルムを作って、吉井選手に今足りないところや、できていること・できていないことを提示して、彼の中で強みや課題を整理できているのではないかと思います」。

J:三遠に赴任して3シーズン目となり、ようやくカルチャーが浸透してきていると思いますが、この先の展望等お聞かせください。

「自分たちは豊橋をはじめとする三遠地域にしっかりと根付き、三遠地域の皆さんの日常になりたいと思っています。まだ今はそれを作っている最中です。フェニックスといえばどんなチームか?と聞かれた時に、まだ答えは出ないと思いますし、まだまだ認知度も低いです。ただ、今日のような試合を続けていくことで、フェニックスが地域の日常になれる可能性があると感じています。
昨日のような試合をしていれば、なかなか自分たちのことを誇りに思ってもらったり、日常になることは難しいです。それは一朝一夕ではなく、勝っているから観客が増えるわけでもなく、自分たちは物を売る仕事ではないので、観に来ていただいているお客さんに感じて帰ってもらわなくてはいけません。それは決してこちらが求めるものではなくて、お客さんが試合で自分たちの表情や表現するものを見て、初めて応援してもらえるかが決まります。今日は良かったけど明日は違うでは日常にはなれず、だからこそ自分たちはコンシスタントに今日のようなマインドセット持って試合をする必要があり、なおかつ勝たなければいけません。そのことをもう少し理解する必要があります。一過性にしたくないですし、本気でここに根付きたいです。

フェニックスがどんなチームか?と聞かれた時に、この地域に住んでいる皆さんがフェニックスってこういうチームだから応援したくなる、支えてあげたくなると思えるようなクラブを作ると思って、3シーズン目になりますが、まだまだ足りず、自分たちが求めるのではなくて示さなければいけないと思っています」。

 

 

吉井裕鷹 (三遠)

「茨城はやっぱりかなりタフなチームでしたし、 抑えないといけない所をもっと抑えられたと思うんですけど、とりあえず勝ってよかったなと思います」。

オフェンス、ディフェンスで感じていること部分を教えてください

「ディフェンスでは、ローテーションの回り方、簡単にバックカットされてしまったりとか、 僕たちのシステムの中でそこはやられちゃいけない所でやられてしまったり、1on1でドライブさせればいいもの、スリーポイントを決められてる部分とか、僕で言えばオフェンスリババウンド取られました。あとは速攻を出させないなど、今日はファーストブレイクは茨城に23点もやられていますし、そこがダメだったなと思います。 オフェンスの部分では身長のミスマッチがあったので、そこをついていって打つべきシュートは打ったので、それが入ったから点数が伸びたと思っています」。

HCが得意なところでもっとプレーできるようになればいいんじゃないかとお話がありましたが、今後、意識したいことなどありますか

「はい。探してる途中ですね。シューターアクション、シューターでもないですし、 ミスマッチ起きることが多いんで、ミスマッチつくっていうところと、僕としてはもっとカッティングからポイントを取りたいんですけど、なかなかシステム上少なくなってきてて、もうちょっと狙いたいなと思ってます」。

意気込みもください

「バイウィークまで全部落とせない試合なので、集中して チーム一丸となっていいバイウィークを過ごしたいと思います」。

 

【Bリーグ】三遠が愛知ダービーで名古屋Dに大勝/津屋3ポイント4発、大浦ダブルダブル、吉井含めて6人2桁得点で攻守に渡りチームで勝利

【Bリーグ】三遠が愛知ダービーで名古屋Dに大勝/津屋3ポイント4発、大浦ダブルダブル、吉井含めて6人2桁得点で攻守に渡りチームで勝利

三遠に戻ってきた津屋が”津屋ってる”を魅せる
昨シーズンまでサンロッカーズ渋谷でプレーしていた津屋は、持ち前のシュート決定力もさることながら、チーム内での競争を戦い抜き相手チームのエースを止めるディフェンダーとしても大きな役割を果たしてきた。まさに“津屋ってる”はディフェンスから見てほしいと1年前にJbasketインタビューで応えてくれていた。そして、今シーズン三遠に復帰してからはそのディフェンスと併せて、この試合では得意の3ポイントをコートに入るや否やいきなり3本を決めて一気に流れを変えた。津屋のこの1年間やっていたことは、これからさらにチームに貢献するだろう。

試合は、昨シーズンの西地区チャンビン名古屋ダイヤモンドドルフィンズと中地区チャンピオンの三遠ネオフェニックスとの対戦、”愛知ダービー”が行われ、昨シーズン地区王者対決は三遠が強さを見せた。名古屋Dに今シーズンから移籍した今村はコンディションにより欠場となった。

10月23日 ドルフィンズアリーナ
名古屋D 72 -98 三遠
1Q 22-30
2Q 19-25
3Q 15-22
4Q 16-21

<三遠>
#2 デイビッド・ヌワバ:16得点 8Reb 3STL 1BLK
#23 デイビッド・ダジンスキー 15得点 6Reb
#10 吉井裕鷹 14得点
#28 津屋一球 12得点(3P4/6)
#1 ヤンテ・メイテン 10得点 7Reb 3AST 3BLK
#5 大浦颯太 10得点 10AST3Reb 2STL

<名古屋D>
#32 ルーク・メイ 26得点 7Reb
#43 スコット・エサトン 21得点 8Reb
#2 齋藤拓実 7得点 6AST

愛知ダービーの大一番、両チームとも今シーズンにかける想いは強く、とんな展開になるか注目された試合は、入りから三遠が流れを掴んで行った。
両チームとも速い展開のバスケットが得意の中、強度高いディフェンスから得点していく三遠がイニシアティブを取っていった。三遠は1Qから津屋が3ポイントを3本大事なところで決めて一気に流れを掴んでいく。名古屋Dも齋藤、ルーク・メイが得点していき、追い上げるが三遠は落ち着いてプレーして名古屋Dを寄せ付けない。
2Qでは、名古屋Dがリードする三遠に2点差まで詰め寄るが、三遠はディフェンスの強度がさらに上がりターンオーバーもしっかり取り、ファウルトラブルもあって、ヌワバ、メイテンが中心となり三遠が一気に畳み込んでいき55-41として前半を折り返す。

後半に入って流れを掴みたい名古屋Dだったが、三遠のディフェンスでリズムを掴めず、逆にリードが広がっていった。名古屋Dは齋藤、ルーク・メイを起点に立て直していくが、三遠の佐々木、ヌワバの速い展開から得点していき、みるみるうちに点差が広がっていき、三遠は大浦のコントロールも効き、湧川もミスもあったがそれを取り返す得点もあげて20点差にする。さらにダジンスキーも巧さを見せ1Qで炸裂した津屋も3ポイント、吉井もプレータイム多くなりしっかりチームを牽引してを決め、最大リードは33点にまで広げた。
そのリードを4Qもしっかり守り抜き98-72という、愛知ダービーは大差で三遠が名古屋Dから勝利を得た。

次戦の10/26.27は、三遠はホームに戻って茨城と対戦。名古屋Dはホームにて三河と愛知ダービーを戦う。

試合後コメント

大野 篤史HC(三遠)
「ゲームプランをしっかりとコートの中で遂行してくれた良いゲームでした」。

相手のスリーポイントの成功率を10%台に抑えていますが、改めてディフェンスのできをどのように評価されますか?

「前半は少し自分たちの遂行力のところでミスコミュニケーションがありましたが、後半はしっかりとコミュニケーションを取ることができました。自分たちがやられたくないシュートをしっかりと止めることができたと思います」。

オフェンス面では、第1Qからスリーポイントでの得点も多く、その後も二桁得点を積み上げていましたがいかがでしたか?

「チェンジングディフェンスでしっかり対応できていました。個人で打開する局面も少なかったので、チームとしてオフェンスを構築できたと思います。チームメイトのために自分が何をすべきかを、コートにいるプレーヤーがしっかりと理解してスペーシングやスクリーン、ロール等を行い、自分たちがやりたいオフェンスやストロングポイントを発揮できるところををみんなで共有して遂行できました」。

 

津屋一球(三遠)
「前節に続き、第1Qの出だしから良いスタートを切ることができたので、自分のシュートやディフェンスも良いプレーを出すことができました。チームとしてどんな点差になっても、ディフェンスのインテンシティ等やることは変わらないので、そこを継続したことが結果に繋がったと思います」。

前半の連続スリーポイント3本を含め、今日は4本のスリーを決め切りました。自身で振り返ってみていかがですか?

「自分のタイミングだと思って打ちました。あそこで打たない方が自分じゃないと思うので、これからも思い切って打っていきたいと思います」。
「どの相手でもやることは変わらず、自分たちのディフェンスとリバウンドを最後まで遂行し、持ち味であるアーリーオフェンスに繋げて、ペースを落とさずフェニックスらしいバスケットを貫きたいと思います」。

 

ショーン・デニスHC(名古屋D)
「三遠さんは、素晴らしい試合をしたと思います。フィジカルで我々がやりたいことを、全くやらせてもらえなかったし我々がプライドを持っている色々なバスケットの面で相手の方が今日の試合は上手でした。我々がプライドを持っているポゼッションポイント(ターンオーバー、セカンドチャンス)の点数が41対10、31点差で負けています。試合のテーマとしてペイントエリア内でのフィジカルバトルを勝たなければいけないという話しもしたのですが、全くできませんでした。
リバウンドも48対34で負けているところは、許せるところではありません。一番大事な事は、ここから学ぶことです。三遠がスタンダードを見せてくれましたが、我々もそのスタンダードまであげていき改善していきたいと思います」。

中東 泰斗(名古屋D)
「似たようなチームスタイルの対戦ということで、どちらが長く我慢できるかというところが勝負の肝だという事を思って勝負に臨みました。しかし、自分たちの方が遂行力が低く、相手の方が最後まで自分たちのバスケットをやったと思います。そこの完成度というか、決定力の違いでこのような結果になったと思います」。

 

【Bリーグ】大野篤史HC 三遠ネオフェニックス3年目 変わらず大事にしていること「地域の人の日常になりたい」「このチームが当たり前に地域に存在する」

【Bリーグ】大野篤史HC(三遠)3年目 変わらず大事にしていること「地域の人の日常になりたい」「このチームが当たり前に地域に存在する」

大野篤史HCは三遠ネオフェニックスへ就任2年目にして圧倒的な強さで中地区優勝に導いた名将、今年で三遠3年目を迎える。

言わずと知れた千葉ジェッツでの多くのタイトルを獲って、三遠移籍した1年目の2022-23シーズンは、開幕からいいスタートを切ったが、怪我人が出てしまい、23勝37敗と負け越しをして中地区6位という悔しい結果となった。指揮官として2年目となる2023-24シーズンは圧倒的な強さを見せて、46勝14敗と2位以下に10ゲーム差をつけて初の中地区優勝に導いた。チャンピオンシップ(CS)では広島の勢いを止めることができず、結果Bリーグ王者に輝いた広島ドラゴンフライズにホームで連敗を喫してしまいクォーターファイナルで終えた。三遠はここ数年は勝ちを重ねる事が難しいチームだったが、大野バスケットが浸透して地区優勝という長きに渡り日本バスケットに貢献してきた名門チームが復活した年になった。昨シーズンを終えた際に、本誌J basket特別編集“HEROES”での言葉「応援して見てくれるファンをハッピーにすること。これが僕の仕事なんです」と、大野篤史の流儀を浸透させ続けカルチャーにする。

大野篤史HCの拘り大切にしていること

激しいディフェンスからオフェンスと大野バスケは誰が見ていても面白く、楽しめるバスケを見せてくれる。勝つために細かい拘りを徹底しチームや選手に試合の中で仕掛けていく。大事な場面では「僕から言ってる時と、選手たちだけで決めてる時があるので、 少し意思疎通が合わない時には、こっちがこうしてほしいことは言いますけど、基本的にはコートに出てる選手が感じたことは尊重してあげたいなと思っています。 選手がやってきて、その選手を尊重してあげることは、コーチとしての大切な仕事かなと思うので、そこで自分が思ってることと選手が感じてることがちょっと差があって、客観的に見て変えた方がいいと思うときは、僕は伝えますけど、その他は選手のその感性を大事にしてやっていますね」と試合の中でも各選手の成長を考えてチームを指導している。

大野篤史のカルチャー

大野篤史HCは、常に地域に愛されるチームになること、カルチャーを根付かせること、プロとは何かを掲げてきた。それが三遠というチームにも伝わってきた。今シーズンもヘッドコーチ継続が決まった際のコメントでも「もっと地域に愛され、地域に根づけるチームに。もっとブースターの皆さんに愛され、熱狂させられるチームに。もっとパートナーの皆さんに愛され、応援してもらえるチームに。『もっと』『もっと』『もっと』 For All 支えてくれる全てのために。来シーズンも一緒に戦えてどうれしい!ばーばー応援してねー」とコメントを出し、チームが地域に貢献できるように常にそのテーマを掲げている。

 

3年目となる今シーズンに入る前に豊橋へ、練習を終えた大野篤史HCへ聞いた。

Jbasketインタビュー

J:新たに4人の選手が加わり
今シーズンのチームはいかがでしょうか

J:どんなチームにして
どんな目標を掲げているか教えてください

J:シーズン前の今
どんな1年にしようと思っているか教えてください

J:今シーズン、大野篤史HCと三遠ネオフェニックスの見どころをお願いします

 

昨シーズンCSでホームで敗退してしまったところから、今シーズンにかける想いは強く、シーズン開幕前から新たなメンバーも加わり楽しみで注目チームになる。今シーズンは中地区にアルバルク東京が入り、さらに激戦区となるに違いない。

パリ五輪で日本代表で大活躍した吉井裕鷹、NBAで活躍してきた、デイビット・ヌワバ、SR渋谷から復帰した津山一球、そして日本の未来を期待される湧川颯斗が新メンバーとして加入した今シーズン。大野バスケットを体現してBリーグ制覇を狙う。

 

キャリア

選手歴
SG/SF 197cm 1977年8月12日生
石川県出身

愛工大名電高校
インターハイ3位
ウィンターカップ4位

日本体育大学
1年生から試合に出場
インカレ、関東大学を4連覇に大きく貢献。得点王(2回)、MVPに輝く。また3P王、アシスト王にも輝く。
関東大学リーグ4連覇に大きく貢献。

三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ
2000-2007 JBL(Bリーグ前身) 初代新新人王獲得。JBLスーパーリーグ初のプレーオフにチームを進出させる。
日本代表としてアジア選手権、アジア競技会に出場して日本代表に貢献。

パナソニックトライアンズ
2007-10 プレーヤーとして活躍してその後に引退。

日本🇯🇵代表
1995年 U18男子日本代表でアジアJr選手権に出場
1997年 U22男子日本代表 ユニバーシティ大会
2001年 男子日本代表 アジア大会
2002年 男子日本代表 アジア協議会
2006年 男子日本代表 アジア競技大会

コーチ歴
パナソニックトライアンズ
引退後にACに就任。
2012-13には、HC代行も務める。

広島ドラゴンフライズ
2014-16 球団創設から佐古賢一HCの元、ACに就任。

千葉ジェッツ
2016-22 誰もが知るHCとして天皇杯3連覇、Bリーグ初の制覇を成し遂げる。

三遠ネオフェニックス
2022- HCとして就任、2023中地区優勝

 

【It Roster024】湧川颯斗 20歳日本の未来が三遠ネオフェニックスへ移籍した理由、大野篤史バスケットとは、日本代表へのまっすぐな想い

【It Roster024】湧川颯斗 20歳日本の未来が三遠ネオフェニックスへ移籍した理由、大野篤史バスケットとは、日本代表へのまっすぐな想い

日本代表になるためにこの世界へきた。毎日の目標をぶらさず勝負の年になる。

20歳の湧川は、福岡大学附属大濠高校時代から大注目され高校2年ではウインターカップで優勝し、大会ベスト5に選出される。高校卒業した後、通常大学からトップチームに行くのが通常だった日本で異例とも言える決断をして、Bリーグプレーヤーとしての道を選び話題を集めてきた。

在学中に滋賀と特別指定選手契約を締結しプロ選手となった1年目のシーズンは、B2へ降格した滋賀では全60試合に出場した。1試合平均20分出場し、7.2得点、3.2リバウンド、2.9アシスト、3ポイント成功確率34.1%とチームに貢献して、プレーオフでも全7試合に出場して5.6得点、3.7リバウンド、3アシスト、1スティールというスタッツも残し滋賀レイクスB1昇格の立役者となった。

大学へ行かずプロの道を選んだ年、所属の滋賀がB2へ降格となる。湧川は「B2降格という悔しい思いもしましたが、プロ1年目でB1昇格、B2優勝を勝ち得ることができたことはこれからの自分のキャリアにとって、間違いなくとても素晴らしい経験となり成長の糧となった」と語る。超高校級だった湧川は、ひと回り大きくなった体で、いくつものポジションをこなせる速さと上手さを持つの力もあり1年でB1へ返り咲きプロの場でも証明をした。

そしてプロ2年目となる今シーズン活躍の場を三遠ネオフェニックスに移した。大野篤史HCの下で地区優勝連覇とBリーグ制覇に向けて日々練習を重ねている。
大野篤史HCは湧川にたいして「バスケットに対する姿勢、ひたむきさは素晴らしく、マインドセットの部分もいう事はない、そして彼の目が良い」という。このマインドセットに関して厳しい大野HCからの期待も伺えた。

インタビューが終わった後もシューティングをしていた湧川、高校の時からはるかにフィジカルも鍛え、三遠ネオフェニックスで更に成長するであろう日本の未来を担う20歳の選手に更に注目していきたい。

“日本代表になる為にこの世界にきた”

Jbasketインタビュー 湧川颯斗へ15の質問

J:高校からプロになって良かったことを教えてください

「オフとオンの切り替える力、やる時はやる、オフの時は休むこと。プロに来て学べたことですね。プレー面では質良くどれだけできるか、特に三遠に来てそれを更に知ることができました。高校からすぐにプロに来ていいことばかりです」。

J:三遠に移籍したきっかけと理由をおしえてください

「去年いろいろと決める前に、大野篤史HCと佐々木隆成さんの記事を読んで大野さんの考え方を知り、良いなと思って大野さんのところでバスケットをやりたいなと思っていました。そう思っていたところ、1月にエージェントから連絡がきて行けることがわかって決めました。決めてはその記事を読んだ事でした」。

J:今、特に強化しているポイントは

「練習で大野さんに言われますが、パスが見えていることは良いことだけど見えていることで自分の強みを見失っていることもあると言われたこと。もう1つはプロに入って意識していることで、スリーポイントです。三遠で練習している中で、改めて感じることですが、スリーポイントを決めなければ自分の強みのドライブも出せていけないので、スリーポイントシュート、プルアップシュート、キャッチ&シュートを意識してやっています。でもまだまだ、体の連動性など合わず打ってしまうこともあるので、そこをゲームの中でどう確率よく、強くやっていくかだと思っています」。

J:日本代表への想いを教えてください

「日本代表になるために、この世界へきたので、その目標を毎日ぶらさずに、ここ1、2年が勝負だと思うので、この1、2年でどれだけ成長して、4年後のロサンゼルス五輪に行けるかが変わってくるので、日本代表への想いは変わらず毎日練習しています」。

練習後、爽やかにインタビューに応えてくれた湧川選手。チーム最年少選手は、先輩たちからも可愛がられていることが伺えた。

15の質問は是非フルバージョンの動画でご覧ください。

 

J:移籍して新しい場所での生活はどうですか

J:1日どのようなスケジュールを送ってますか

J:バスケット満載ですね

J:自炊はしますか

J:三遠で最年少の中で先輩たちはどうですか

J:高校からプロになって良かったことを教えてください

J:パリ五輪の感想を教えてください

J:パリ五輪で世界で参考や面白いと思った選手を教えてください

J:三遠に移籍したきっかけと理由をおしえてください

J:大野篤史HCのどういったところに共感をされましたか

J:大野バスケが実際に始まりましたが今どんな感じですか

J:自分の考えとチームに求められている所はどうですか

J:特に強化しているポイントは

J:今シーズン三遠での想いを教えてください

J:日本代表への想いを教えてください

J:メッセージをお願いします

 

 

 

キャリア

#14/ PG / 194cm/ 福岡大学附属大濠高等学校/ 広島県出身/ 2004年5月2日生まれ/

2022-23 滋賀レイクス 特別指定選手
2023-24 滋賀レイクス
2024- 三遠ネオフェニックス

🇯🇵日本代表
2022
FIBA U18アジア選手権大会2022 日本代表選手
バスケットボール男子日本代表チーム ディベロップメントキャンプ

2023
FIBA U19ワールドカップ2023 日本代表選手

2024
バスケットボール男子日本代表チーム 第1次強化合宿(ディベロップメントキャンプ)

 

 

【HEROES】大野篤史HC(三遠) 日本代表を支えるBリーグを強くする、チャレンジする土壌=文化をBリーグから育む /メイキング動画🎥フリースロー対決

【HEROES】大野篤史HC(三遠) 日本代表を支えるBリーグを強くする、チャレンジする土壌=文化をBリーグから育む /メイキング動画🎥フリースロー対決 

千葉ジェッツを日本のトップチームに押し上げた後に、チームを退団して、三遠ネオフェニックスで2シーズン前に指揮を執ることになった大野HC。三遠ネオフェニックス就任2年目で、地区優勝に導いた。チームにもたらしたものは何か、地域にカルチャーをもたらし、チームにはプロとしての考え方、勝つことへのこだわり、試合では激しいディフェンスからファストブレークをチーム全員で共通認識をもち、大野HCが持つ信念を選手とコミュニケーション取って信頼関係を築き上げた。そして昨シーズンは中地区優勝に導いた。

現在、日本代表はパリ五輪に向かって強化試合を含めて、最終調整段階に入っている。日本代表を支える、Bリーグでたくさんの実績を作り日本に貢献している大野篤史HCに、「HEROES」でも、勝つことへの拘りを語って頂きました。

J:今の選手に伝えたいこと

J:日本バスケットが更に強くなっていくために必要なこと

J:自身の代表時代のこと

 

また大野篤史HCとJbasket編集長で、取材終わりになんと、フリースロー対決まですることになりました。

その様子は、Jbasket AND1会員限定にて
公開こちらから→ https://jbasket.bitfan.id/

 

今週末は、ヨーロッパ国際強化試合が始まりますが、いよいよオリンピックへ本番へ向けて日本代表が動き出す。

Jbasket特別編集
応援MOOK
「バスケットボール男子日本代表の奇跡 HEROES」
小学館出版
1,300円 (定価)
1,430円(税込)
A4 96ページ

https://www.shogakukan.co.jp/books/09800601

第3刷全国書店、ネットにて、電子書籍も好評発売中

 

 

【BリーグCS】ミリングHC、エバンス、中村拓人、大野篤史HC、金丸晃輔、大浦颯太Game1.2終了後コメント/広島がセミファイナル進出

【BリーグCS】ミリングHC、エバンス、中村拓人、大野篤史HC、金丸晃輔、大浦颯太Game1.2終了後コメント/広島がセミファイナル進出

今シーズン平均89.5得点とB1トップの三遠を、この2試合で70点以下に抑えて2連勝した広島はクラブ史上新たな歴史を刻んだ。ワイルドカードから勝ち上がってきた広島は、確かな自信を持って愛知、ドルフィンズアリーナに乗り込む。

参照:

https://jbasket.jp/b-leag/42248.html

Game1

日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023-24  5/11 (SAT)/Game1 三遠ネオフェニックス 70-77 広島ドラゴンフライズ

ドウェイン・エバンス(広島)

J:東京でCSに向けて、8チームが揃った時に、優勝が目標で、その為に第1戦目が凄く重要とお聞きして、今日の勝利はどう感じていますか

「本当にGame1をしっかりと勝てたんですけども、まずは満足しないというメンタルで、しっかりとGame2に臨めたらいいのかなと思います。まだ次のラウンドに行けたわけでもないですし。ただ、Game1は取れた、ほんとにそれだけだと思います。しっかりと今日のように自信を持って、本当にアグレッシブに明日もGame2を戦っていければいいと思っています」。

「個人的には1人1人の努力、1人1人のエフォートが必要になってくると思いますので、そこは僕も意識しながら今日40分間戦い抜けたんじゃないかなと思いますね」。

 

大野篤史HC(三遠)

J:初のCSでチームの雰囲気は
選手たちの様子はいつも通りでしたか?
気持ちが入りすぎたりしていましたか?

J:相手が色々と新しく仕掛けてくるディフェンスに対して。

 

金丸晃輔(三遠)

金丸晃輔
「 CSはディフェンスとリバウンドなんですよ」

J:新チームでCSでの雰囲気はどうですが?!金丸選手の役割を教えてください。

「チームの雰囲気はレギュラーシーズンとは違った感じで、良かったです。いい緊張感を持った感じだと思います。特別に得点を取りに行くとかそういう思いとかも一切なくて、勝つ事です。
CSはディフェンスの強度が一気に上がるので、戦術どうこうじゃないんですよね。いいオフェンスをしたからではなく、やはりディフェンをしっかりしないとやられるし、もう “CSはディフェンスとリバウンド ”なんですよ。この2つをしっかりチームで40分間遂行しないと勝てないです」。

J:明日に向けての気持ちを

「今までやってきたこと変えるつもりもないし、 試合に出る人が遂行することが強度やクオリティを維持して大事になってくる。今までやってきたことを、そのクオリティをどう高く表現するかが本当に大事なんです。大事な場面ではハドル組んだりして 声かけも大事にしていきたいですね」。

J:ホーム開催で熱いファンからの声援はどうでしたか

「今日特に感じたのは、シュート1本1本が決まると、ギュラーシーズンとは違って、大きな声援が聞こえたし、それを聞くたびに嬉しく思いましたし、CSでみんな一緒に戦ってくれてるんだっていう思いがすごく伝わってきたので、本当に感謝してます。明日もう1回、もう後がないので、もう1度ファンの皆さんと一緒に戦ってほしいです」。

 

Game2

日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023-24  5/12 (SUN)/Game2 三遠ネオフェニックス 66-69 広島ドラゴンフライズ

カイル・ミリングHC (広島)
クラブ初のセミファイナル進出を決める。

「出てくる言葉がない位、良い試合だったと思います。本当に試合云々よりも、 選手たちが今まで積み上げてきたものだったり、本当に今まで犠牲にしてきたものであったり、努力だったりが今日しっかりと報われた戦いになったと思います。40分間、本当に素晴らしかった。

若いチームだと思うんですけども、三谷や、スターターが欠いている状況のなか、こういった場面でもしっかりと自分たちのやるべきことを信じて40分間やれたっていうのは、 本当に選手たちは今日を称えるべきだと思います。

そして僕たちコーチ陣を信じてついてきてくれていること、心から感謝しています」。

 

ドウェイン・エバンス (広島) 

「いつもの様な、本当にいつもの感じのCSのゲームだったと いう風に思います。しっかりと40分間最後まで僕らも戦えたので、今日も勝つことができたので本当に良かったです。

大きな自信を僕らは今持ってると思いますし、ここ数試合でもしっかりとクロスゲームをものにできているので、私たちの大きな自信にも繋がっています。こういった場面でも落ち着いて、しっかりと遂行できたと思います」。

 

中村拓人(広島)

「1試合通して本当に前半にタフな時間帯が続いたんですけど、後半にはディフンスで粘りながら40分間通して僕らのディフェンスができて、それがこの勝利に繋がったんじゃないかなと思います」。

J:今シーズンフルで60試合出場し、チャンスを物にしてきて、昨年のCSでの壁も乗り越えてこらましたが、今シーズンどこが最も上がったのか、気持ちの部分も含め教えてください。

「去年から約1年間、本当にいろんな局面が自分の中でも感じましたし自分の中でも乗り越えていけたという自信にも繋がりました。その要因としては本当に僕自身、役割が明確になってきたのが、自分の中でステップアップできた要因なのかなと思います。特にディフェンスのところもそうですし、ゲームをクリエイトするところは、この1年間本当に自分の中でも自信もってプレーできました。 そこが去年とはまた違った自分を見せらているのかなと思います」。

 

大野篤史HC(三遠)

J:三遠は全国にたくさんのバスケットファンを増やして魅了した一年間だったと思います。

J:ホームでの声援を受けて戦ったシーズン、ファンの皆様への思いも教えてください。

 

大浦颯太(三遠)

J:今シーズン移籍後に“速いバスケットボールでチームの勝利に貢献する”と聞きましたが、この一年間どの様に変化しましたか

「レギュラーシーズンでこの結果をやれたっていうところでは、ディフェンスで貢献できましたけど、 やっぱりこのCSで勝てないと意味がないと思っています。レギュラーシーズンの中で成長はできましたけど、まだまだチームを勝たせられる選手、勝ちに行ける選手というところでは、まだまだ自分自身、成長しないといけなないと思います。
色んなところで成長はできましたけど負けは負けなので、そこは次のシーズンどう活かすかを考えながらやらないいけないと思います」。

「来シーズン自分たちが何が出来るか、自分自身が何が出来るのかを考えながらこのオフシーズンを過ごさないといけないと思います。来シーズンもチャンピオンシップを目指す中で、1つ1つのポジションだったり、1つ1つが大切になってくる事を改めて体験できた事は、次のキャリアの中でステップアップできるポイントかなと思う試合でした」。

 

広島ドラゴンフライズセミファイナル

日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023-24

5/18 (SAT) 14:05
5/19 (SUN) 13:10
5/20 (MON) 19:05
ドルフィンズアリーナ

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(西地区1位)
vs
広島ドラゴンフライズ (西地区3位、ワイルドカード1位)

 

【BリーグCS】広島が中地区チャンピオン三遠に連勝して初のセミファイナル進出を決める/中地区優勝の三遠は悔しくもクォーターファイナルで敗退

【BリーグCS】広島が中地区チャンピオン三遠に連勝して初のセミファイナル進出を決める/中地区優勝の三遠は悔しくもクォーターファイナルで敗退

「日本生命 B.LEAGUE QUARTERFINALS 2023-24」が開幕した。クォーターファイナルは、2戦先勝方式で行われる。中地区を初優勝した三遠ネオフェニックスに対して、西地区3位、ワイルドカード1位でシーズン終盤には連勝を重ねてきた広島ドラゴンフライズとの対戦が三遠のホームになる豊橋市総合体育館で5月11日、12日で行われた。B1でトップのオフェンス力を擁する三遠を2試合とも激しく、強度高いディフェンスで70点以下に抑えることに成功して、広島はクラブ創設以来初のCSセミファイナル進出を決めた。

 

Game1
広島が最後の最後で三遠に競り勝ちGame1を勝利

日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023-24 5/11 (SAT)
Game1 豊橋市総合体育館

三遠ネオフェニックス 70-77 広島ドラゴンフライズ
1Q 23-21
2Q 18-17
3Q 18-16
4Q 11-22

<広島>
#13 ドウェイン・エバンス 22得点
#30 山崎稜 19得点 (3P5/9)
#8 ケリー・ブラックシアー・ジュニア 10得点 7Reb

<三遠>
#1 ヤンテ・メイテン 17得点 7Reb
#4 コティ・クラーク 15得点 5Reb 3AST
#24 佐々木隆成 11得点 4AST

緊張感漂う中ティップオフしてメイテンがインサイドでバスカンからの3点プレーを見せ、広島はボールを動かしてアウトサイドから決める。三遠は落ち着いてプレーしてコーナーのクラークへと渡りスリーポイントを決めてお互い速い展開で進んでいく。広島のディフェンスが三遠にプレッシャーかけていき、三遠から力みが感じられるが、変わった細川、佐々木が得点してしっかりついていき金丸もスリーポイント決めて23-21とリードして1Q終える。

2Qに入って、ダジンスキーがいつものようにミッドレンジからシュートを決めて三遠はいいリズムで進んでいくが、ターンオーバーをラベナ、クラークと続けてしてしまい逆転される。広島はリーグ終盤からディフェンスの強度は変わらずに高く、三遠のオフェンスを止めにかかる。それでもクラークを起点にオフェンスを組み立て、メイテンがペイントにダイブするいい形で得点するも、広島もすぐにしっかり対応して激しい戦いになる。三遠はブレイクを出して、メイテンがしっかり走って得点して広島の勢いを切っていく。ビッグマンがいち早く走る大野バスケットの強さを見せるも、広島のディフェンスの強度は落ちず、41-38三遠リードがわずかなリードで折り返す。

後半に入って、三遠はフロア大きくスペースを上手く使い、インサイドのメイテン、アウトサイドの金丸シュートで三遠らしいバスケを展開する。広島はエバンスが得点を重なて6連続得点で同点にするが、クラークの活躍もあって59-54三遠リードで最終クォーターへ。

4Qで広島はエバンスを起点に得点し、山崎のスリーポイントで直ぐに同点にする。逆転した広島にクラッチタイムで金丸が逆転のスリーポイントを決めて勢いに乗る三遠は、24秒バイオレーションで守るが、最終局面の1分を切ってから山崎がスリーポイントを決めて逆転する。山崎のシュートが勝負を決める3ポイントとなる。三遠はターンオーバーを起こしてしまい5点差にしてしまい、リードされた得点は縮まらず、広島が三遠を振り切って大事なGame1を勝利した。

Game2
広島が中地区チャンピオン三遠に連勝して初のセミファイナル進出を決める

日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023-24  5/12 (SUN)
Game2 豊橋市総合体育館

三遠ネオフェニックス 66-69 広島ドラゴンフライズ
1Q 21-23
2Q 20-20
3Q 14-7
4Q 11-19

<広島>
#13 ドウェイン・エバンス 18得点 6Reb 5AST
#8 ケリー・ブラックシアー・ジュニア 12得点 5Reb
#30 山崎稜 12得点

<三遠>
#23 デイビッド・ダジンスキー 25得点
#0 サーディ・ラベナ 13得点 6Reb
#1 ヤンテ・メイテン 14Reb 8得点

ゲーム入りから三遠はボールを動かし大浦がスリーポイントを決めていき速い展開から得点する。大野HCがすぐさまヘッドコーチチャレンジと熱い試合展開になる。Game1とは逆に三遠がターンオーバーを狙いラベナがそのままアタックしてバスカンで3点プレーを見せて徐々に三遠がペースを掴んでいく。広島はインサイドでの強さを見せてリバウンドをしっかり取って追いついていき23-21広島リードで1Qを終える。

アウトサイドからの得点がいい広島は、次にインサイドでのスペースを上手く使って得点してリードを広げる。更にエバンスがドライブから得点して広島が三遠のディフェンスを切り裂いていく。三遠も果敢にオフェンスしていくが、広島の厳しいディフェンスで中々リズムを掴めない時間が続き、43-41広島リードで前半を折り返す。

後半エバンスがスリーポイントにフックシュートに決めてリードする。広島のサイズある激しいディフェンスにどう対応して決め切るか。三遠もディフェンスから作って、ダジンスキーがスリーポイントとミドルレンジから得点、そしてダンクと三遠らしいバスケットが展開されていく木、大浦がオフェンスチャージングを2本取ってチームを救い、55-50三遠リードで最終クォーターへ。

お互い激しい攻防は試合開始から強度は落ちつずに上がっていき、同点からインサイドでのリバウンドの取り合いから三遠が押し込んでリードをする。残り5分、ターンオーバーから広島がスリーポイント決めて再び逆転、細川のスリーポイントで三遠は同点にする。激しい攻防は最終局面に入っていく。1点差から広島が得点して3点差にして、最後の三遠のオフェンスになり広島はしっかり守りきる。中地区優勝の三遠から広島が勝利した。三遠に連勝した為、広島のCSセミファイナル進出を決めた。

シーズン終盤から競合相手に快進撃を続けてきた広島が、中地区優勝の三遠に勝利した2連戦になった。広島は10年目でクラブ創設以来初のベスト4に進出した。また三遠はシーズン後半からチーム全体で怪我人が出てローテーションも厳しい状態で進んできたことが悔やまれるが、三遠は今シーズン地域に、日本全国に存在感を示して、バスケット界を盛り上げてくれたことは間違いない。また新たなスタートをここから始まる。

 


セミファイナル

日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023-24
セミファイナル

5/18 (SAT) 14:05
5/19 (SUN) 13:10
5/20 (MON) 19:05
ドルフィンズアリーナ

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(西地区1位)
vs
広島ドラゴンフライズ (西地区3位、ワイルドカード1位)

 

 

【Bリーグ】クォーターファイナル8強が揃う/比江島慎、太田敦也、須田侑太郎、テーブス海、今村佳太、西田優大、ドウェイン・エバンス、金近廉がCSに向けてコメント

【Bリーグ】クォーターファイナル8強が揃う/比江島慎、太田敦也、須田侑太郎、テーブス海、今村佳太、西田優大、ドウェイン・エバンス、金近廉がCSに向けてコメント

B1の年間優勝を決めるチャンピオンシップ(CS)に出場する8チームの主力選手が6日、東京都内で記者会見し、各地で10日、11日から始まるCSクォーターファイナルへの思いを配信後に語った。昨シーズンの悔しさを今シーズン結果としてリーグ1位でシーズンを終えた宇都宮は優勝候補に挙げられる。またリーグ2位で終えた三遠の躍進は今シーズン最大の目玉になった。愛知県にあるB1の3チーム三遠、名古屋D、三河がCS出場を決めたことで、Bリーグ初の同県3チーム出場になる。名古屋Dと三河は最終戦まで熱い戦いを見せた。そのことも含めて聞くことができた。今シーズンのB1はCS出場が本当に熾烈な戦いになった。

 

宇都宮ブレックス vs 千葉ジェッツ

宇都宮ホーム 日環アリーナ栃木
GAME1 5/10 (FRI)19:25 TIPOFF
GAME2 5/11 (SAT) 19.:30 TIPOFF
GAME3 5/13 (MON) 19:25 TIPOFF

比江島慎(宇都宮)
「千葉さんの爆発力いうのは本当にBリーグの中でも1番じゃないかなと思います。 何より天皇杯とEASLと大きな大会での優勝経験があるので、チャンピオンシップの戦い方をすごくわかっている、すごく警戒しないといけないと思います。 警戒する選手もちろん富樫選手は間違いないですが、その他の選手にやらせない、点を取らせないところを意識してやりたいです。
僕らはベテラン選手も多いですし、今シーズン通して誰が出ても、どの時間帯でも相手を上回れるところは強みだと思うんで、40分間集中して、僕らのペースの時間帯を長くできるようやっていければ勝機は見えてくると思います。今回はリーグ全体1位の成績ですけど、 実際、去年僕らはチャンシップに行けなかったチームですし、チャレンジャーの気持ちを持っていければ、優勝は見えてくるんじゃないかなと思ってます。 本当に第1戦目の入りがすごく大事だと経験してわかってるので、そういったところ大事にしたいです」。

 

金近廉(千葉J)
「宇都宮さんはリーグ1位のチームなので、 僕が試合を見ていても安定感がすごくあると思います。ベテラン選手がいる中で、去年千葉にいたキャビンやニュービル選手が新たに加わってより手強いチームになっています。あまり崩れるところが見れないので、僕たちが爆発していつも以上のプレーをしないと、勝てない相手だと思います。本当にしっかり準備してやるしかないと思っています。気をつけないといけないのは、比江島選手です。スリーポイントランキング1位で、ヒエジマステップがあるのでやられないように、僕が活躍して頑張ります。先に2勝したら勝ちなので、1戦目からしっかりとプレーして、 うちは若手メンバーが多いので、しっかりとディエンスからプレッシャーをかけて、そこからいい流れでオフェンスに持っていければチャンスはあると思ってます。宇都宮さんのファンは熱いので、その中でのアウェーはタフになると思います。それでも初戦が勝てれば、勢いに乗れると思います」。

 

アルバルク東京 vs 琉球ゴールデンキングス

A東京ホーム  有明コロシアム
GAME1 5/10 (FRI) 19:05 TIPOFF
GAME2 5/11 (SAT)19:05 TIPOFF
GAME3 5/13 (MON) 19:05 TIPOFF

 

テーブス海(アルバルク東京)
「負けたくないポイントはディフェンスですね。ボールへのプレッシャーだったりとか、 オフェンスからディフェンスへの切り替えのスピードは自分たちの持ち味ではあると思うので、そこは必ず勝ちたいと思います。
今村選手は気をつけたいですね。理由はハンドラーで日本人エースとして1度優勝まで導き、経験値や得点能力が高く、パスもできるので、オールラウンドであると思うので必ず抑えたいなと思います」。

ファンへ
「目標は優勝だけなのでそれに向かって今シーズン、レギュラーシーズン60試合、ほんとにチーム一丸となってずっと戦ってきましたし、 チャンピオンシップでアルバルクの強さを証明して優勝できたらなと思います」。

 

今村佳太(琉球ゴールデンキングス)
「我慢比べの展開に対して、自分は負けたくないなと思っていますし、チャンピオンシップでどれだけこうタフなシチュエーションでも我慢をし続けて戦えるかがすごい大事だと思っているので、そこだけは負けちゃいけないかなと思っています。
テーブス選手は気をつけたいですね。アルバルク東京さんの特にオフェンスに関しては、 テーブス選手がクリエイトして、強力な外国籍選手や日本人選手にキックアウトするパターンが東京さんがやりたいプレーだと思っているので、そこをいかにどう潰せるかが自分たちとしてはすごく大事な部分になってくるので、テーブス選手にどれだけフラストレーション溜めさせるのかが大事になってくると思います」。

ファンへ
「自分たちは2連覇っていうものを掲げていますけど、今シーズンはもう1回優勝を取りに行く気持ちでより一層臨んでいるので、チャレンジャーの気持ちを持って、 もう一度沖縄の皆さんに優勝プロフィールを持ち帰られるように、いい準備をして臨みたいなと思います」。

 

 

 

三遠ネオフェニックス vs 広島ドラゴンフライズ

三遠ホーム 豊橋市総合体育館
GAME1 5/11 (SAT) 13:05 1POFF
GAME2 5/12 (SUN) 1305 TIPOFF
GAME3 5/13 (MON) 19:05 TIPOFF

太田敦也(三遠)
「広島さんは、エバンス選手中心に勢いを使って本当にドライブとかされると1番止めようがなくなってしまうので、その前からプレッシャーかけられるだけかけて、頑張って止めたいなと思います。
うちはオフェンシブに見えるかもしれないですけど、ディフェンスも攻撃的にみんなでプレッシャーかけて、 攻撃回数をどんどん増やして戦ってるので、激しく、僕らのバスケットをしっかりとやって、どんどん走って、自分達のバスケットに持ち込んで勝ちたいと思ってます」。

J:シーズン後半力を発揮してCSに臨みますが、チームの雰囲気と個人の目標を教えてください

「シーズン中は本当に調子がよく、 しっかりと全員でやれて、大きな怪我もなく戦えたことがすごく良かったなと思います。この調子を崩さないことも大事ですし、僕らはずっとCSに出ていたのではないので、やっぱりチャレンジャーですね。とにかく最初の1戦目を勝つことをまず目標にして、そこから勢いだしていきたいなと思ってます」。

 

ドウェイン・エバンス(広島)
「三遠さんは、ヤンテ・メイテン選手は気をつけたいです。インサイドではフィジカルに強い力を発揮してくると思いますので、そこは僕たちがチームでしっかりペイントの外に出せるように頑張っていきたいと思います。今シーズン三遠さんの速いペースのバスケットスタイルで2試合やられてしまったなと考えております。おそらく100点ゲームくらいの試合で負けたんじゃないかなと思いますが、そこはしっかりと僕らのディフェンスを集中して、三遠さんのフェンスをしっかり止めていければと思います」。

J:シーズン後半力を発揮してCSに臨みますが、チームの雰囲気と個人の目標を教えてください

「全体的にチームの雰囲気としては、本当に非常に素晴らしい雰囲気でシーズンを終わることが出来たと思います。CSの目標としては、優勝したいなと思います。でも、その目標を達成するためには、まず土曜日の試合をしっかりと勝っていければと思います」。

 

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ vs シーホース三河

名古屋Dホーム  ドルフィンズアリーナ
GAME1 5/11 (SAT) 15:05 TIPOFF
GAME2 5/12 (SUN) 15:05 TIPOFF
GAME3 5/13 (MON)19:05 TIPOFF

須田侑太郎(名古屋D) 試合後につき映像での出演
「対戦相手の西田選手のチームなのは間違いないと思うので、乗らせないようにしていきたいなと思います。本当に誰が出てもしっかりと高いプレーができる、層の厚さが僕たちの強みだと思うので、出てる時間は100パーセント出し切って、疲れたら交代して、チームの総力戦で戦っていきたいと思います。 僕たちはBリーグになってからCS出場してクォーターファイナルを突破したことがないので、まずはしっかり自分たちのことにフォーカスしながら戦いたいと思います」。

J:CSに向けて最後の試合で決まるっていう、見てるファンもすごい盛り上がったと思うので、プレーされていたお二人の心境はどうだったか教えてください。

「本当にすごくプレッシャーのかかる試合や負けられない試合が多かったので、 そのプレッシャーを背負いながらも、みんなでこう苦しい状況を乗り越えて、乗り越えてということを本当に数多くしてきたので、非常にそのプレッシャーを楽しんで、戦いたいと思ってます」。

西田優大
「僕は初めてのÇSで、Bリーグで初めてプレーした名古屋さんと戦えるのはすごい幸せなことだなと思います。名古屋さんの印象としては、トランジッションもすごい速いですし、スリーポイントも本数が多くて確率も高いので、そこは注意しないといけないです。 僕の印象ですけど、須田選手、齋藤選手であったり、気持ちをプレーに乗せるのが上手い選手が多いと思ってるので、まずはしっかり気持ちで負けないように戦いたいなと思います」。

J:CSに向けて最後の試合で決まるっていう、見てるファンもすごい盛り上がったと思うので、プレーされていたお二人の心境はどうだったか教えてください。

「僕たちは負けたら終わり、勝てば次に行ける、ある意味プレーオフみたいな心境で最終戦を戦っていました。 なんていうんですかね、シンプルなクリアな気持ちで臨めたので、メンタル面としては非常に安定したじゃないですけど楽しみながら戦うことができました。
ファンの人たちも、僕たちの気持ちを凄く後押ししてくれて、本当に最高な応援をしてくれたので、これになんとしても 応えないといけないなっていう気持ちで戦ってました」。

 

【Bリーグ】大野篤史HC 怪我人が続く中で「自分たちの色は出せている、コンディションは整えたい」中地区優勝三遠ネオフェニックス

【Bリーグ】大野篤史HC 怪我人が続く中で「自分たちの色は出せている、コンディションは整えたい」中地区優勝三遠ネオフェニックス

今シーズン中地区優勝を決めている三遠ネオフェニクスは、4月20日サンロッカーズ渋谷戦で怪我人が続く中で連敗を喫した。接戦の展開で最渋谷が上回ったが、いい粘りを見せた。万全ではない時でも、三遠は数年前かつてのチームとは全く違うチームに大野HCが就任してから大きな進化を遂げている。最後まで遂行する強いディフェンス、そしてエゴがないチーム力で得点する高いオフェンス力。大野HCの目指すバスケットが浸透して、結果で証明していて、今シーズンチームとして、得点力とアシストが堂々1位にランキングされている。ここからCSに向けて三遠はどんなバスケットをしていくのかを聞くことができた。

 

J;シーズン終盤激しい試合が続きますね

「そうですね、選手がかなりロスしてる中、コンディションもあまり良くない中でも、1人1人が自分が今できるベストを尽くそうということをコートで表現してくれたおかげで、タフなゲームになりましたけど、なんら恥じることのない、いいゲームだったと思います。アウエーで2連敗をしてしまいましたけど、彼らは本当にコートで一生懸命努力してくれましたし、自分たちの色っていうのは出せたんじゃないかなと思ってます」。

J:ここから三遠のどんなバスケットを見せてくれますか

「まずはコンディションをちょっと整えなきゃいけないなと思ってます。ちょっと怪我人が多いので、CSまでにしっかりコンディションを整えて、 いい状態でコートに送り出してあげたいなっていうところがあります。 ただ、ゲームの中で起こった怪我なのでしょうがないかなとは思ってますけど、いろんな思いはあります」。

 

J:ディフェンスで仕掛ける上で、どんなタイミングどんな考えでされてますか

「僕から言ってる時と、選手たちだけで決めてる時があるので、 少し意思疎通が合わない時には、こっちがこうしてほしいことは言いますけど、基本的にはコートに出てる選手が感じたことは尊重してあげたいなと思っています。 選手が昨日チャレンジしてほしいってことで50何秒で取らなきゃいけない羽目にもなりましたけど、選手がやってきて、その選手を尊重してあげることは、コーチとしての大切な仕事かなと思うので、そこで自分が思ってることと選手が感じてることがちょっと差があって、客観的に見て変えた方がいいと思うときは、僕は伝えますけど、その他は選手のその感性を大事にしてやっていますね。はい」。

「60試合を通して、自分たちは成長できうる限りの成長をするために、努力していこうというところを選手たちは伝えてるので、今日も努力はしてくれましたけど、メンバーがロスしてる、コンディションが整わないプレーヤーがいて、タイムマネージメントが必要な時に、このゲームを勝ち切るためには、やっぱりエンドオブゲームのところをもう少しうまくプレイしなきゃいけなかった。あそこのスリーポイントは許しちゃいけないですし、 最後のところもミス、ゴール下ミスマッチが起こってたんですけど、それを選択せずに 打ってくれても全然良かったんですけど、シュート打つことが仕事なんで、ブロックされてしまうとやっぱりリバウンドにもならないので、シュートを打ってのところでスモールビックの状態になっている、もしくはそこにヒットするかっていうところをやっぱりできてくれば勝ち切れたかなとは思ってますけど、いい経験だと思ってます」。

 

キャリア

SG/SF 197cm 1977年8月12日生
石川県出身

愛工大名電高校
インターハイ3位
ウィンターカップ4位

日本体育大学
1年生から試合に出場
インカレ、関東大学を4連覇に大きく貢献。得点王(2回)、MVPに輝く。また3P王、アシスト王にも輝く。
関東大学リーグ4連覇に大きく貢献。

三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ
2000-2007 JBL(Bリーグ前身) 初代新新人王獲得。JBLスーパーリーグ初のプレーオフにチームを進出させる。
日本代表としてアジア選手権、アジア競技会に出場して日本代表に貢献。

パナソニックトライアンズ
2007-10 プレーヤーとして活躍してその後に引退。
引退後にACに就任。
2012-13には、HC代行も務める。

広島ドラゴンフライズ
2014-16 球団創設から佐古賢一HCの元、ACに就任。

千葉ジェッツ
2016-22 誰もが知るHCとして天皇杯3連覇、Bリーグ初の制覇を成し遂げる。

三遠ネオフェニックス
2022- HCとして就任
2023-24 中地区優勝

日本🇯🇵代表
1995年 U18男子日本代表でアジアJr選手権に出場
1997年 U22男子日本代表 ユニバーシティ大会
2001年 男子日本代表 アジア大会
2002年 男子日本代表 アジア協議会
2006年 男子日本代表 アジア競技大会

 

【Bリーグ】フェニックス一筋17年目 太田敦也存在感を示す「いつも準備している、チームに貢献していきたい」中地区優勝三遠ネオフェニックス

【Bリーグ】フェニックス一筋17年目 太田敦也存在感を示す「いつも準備している、チームに貢献していきたい」中地区優勝三遠ネオフェニックス

中地区優勝を決めた三遠ネオフェニックスに、今年40歳になるベテラン、ビッグマンがいる。長年フェニックスでプレーし続けて日本代表のビッグマンとしても活躍したきた選手が太田敦也だ。三遠は進化して一気にチーム内でのポジション争いも激化してる中、どのチームも怪我人が出たりと、常に万全ではないことが多い。その太田が4月20日、CS出場に向けて激しいバスケットを展開しているサンロッカーズ渋谷との試合で、チャンスをしっかり掴んでいいパフォーマンスを見せてくれた。

4月20日(日)SR渋谷戦でベテラン太田が魅せた
出場時間23分、
フィールドゴールは3/3の6得点、6リバウンド、2アシスト

太田は、リバウンドやルーズボールにも泥臭くプレーする。日本代表でも何度も見せてくれてきた。ピックプレー含めて、スタッツには出ない仕事も、いつも準備してきているからこそ、チームに求められた時にしっかりと役割を果たすことができる。また、太田のポジションはフィジカル強い外国籍選手が多く、その選手たちとやり合ってファイトして懸命に闘い続けている。

今シーズンは出場時間がも少ない状況下でも、いつも準備して臨んでいる。三遠は地区優勝を決めてシーズン終盤を迎えた、4月20日(日)アウェーでのサンロッカーズ渋谷戦で太田は高いパフォーマンスを見せた。怪我人が出てチームは8人で戦い、チームは負けてしまったが、太田はそのチーム事情を汲んでしっかり役割を果たした。出場時間は23分、フィールドゴールは3/3の6得点、6リバウンド、2アシストとスタッツでも献身的なプレーでしっかりチームを支えた。今年40歳になるベテランだ。試合後にどんな気持ちで今、プレーしているか聞くことができた。

 

試合後コメント

J:今日のパフォーマンスは長くみてきているファンはジーンと感動したと思われます

「ジーンときましたか(笑顔)」。

J:いつも準備されていると思いますが、得点、アシスト、それ以外にもスタッツに現れない貢献で、自身ではどう感じていますか

「そうですね。やっぱり試合出れない期間が長くて、デベロップメントコーチの大村といつも試合後もオフの日も練習していて、その準備していたことが本当にそのまま、ミドルシュートなり、ピックのディフェンスなど、しっかり出せたっていうのは、やっぱり準備してて間違ってなかったなと思います。チームに少しでも貢献できてよかったなと。

やっぱり試合に出てなかったので色々わかりつつも、いろんな思いというか、人間なんで僕も(笑顔)。それでもこういうちょっとしたチャンスで結果を出せたことはやっててよかったと思います。他にも同じ立場の人にも、こういう機会がちゃんとあるよって、しっかりと信憑性を持って言えるっていうのは良かったなと思います」。

 

J:ここからCSに向けて、チームとどんなことを共有ししたり、話していますか

「やっぱり本当の本番はCSだと思ってます。でもほかの試合がただの消化試合っていうわけではないので、やっぱりそこも戦っていかなきゃいけないし、その試合を自分らの糧としなきゃいけないと思うので、 やっぱりコンディションが悪い選手はしっかり直して、その分今まで試合に出れなかった、僕とか他の選手とかがそういう活躍の場があると思うので、チーム力っていうものを1個2個押し上げられるような機会だと思って頑張ります。 その出てないメンバーとかと話し合って、しっかりとやりたいなとは思っています」。

 

J:最後に全国の太田ファン、バスケファンにメッセージを

「そうですね、しっかりと自分の役目を僕は果たしたいと思っています! 今シーズンずっと皆さんが後押ししてくれたお陰で、今の結果があると思うので、さらに僕でもいいですし、チームでもいいですし、皆さんの後押しっていう凄い力で、しっかりと押していただけると、僕らも張り切って戦えると思うので、ぜひよろしくお願いします」。

試合について
「うちはちょっとアクシデントというか、万全ではない状態で試合が始まったんですけど、でもそれがリーグ戦であって、言い分けするところではないと思っていて、みんなで今あるできるベストを尽くして戦おうと話して試合に入りました。
それでも全員がアグレッシブに体を当ててファイトして戦っていたので、ちょっといつも通りの試合展開という感じではなく、点数も伸びなかったんですけれども、それでも渋谷さんに食いついてやっていけるようなゲームができました。ある意味僕らの中でも収穫かなと思います。この気持ちやインテンシティをそのまま続けて、全員で万全な状態に戻ってCSを迎えていきたいと思っています」。

 

キャリア

千葉県柏市立柏高校
日本大学

2007-2008 オーエスジーフェニックス東三河(JBL)
2008-2016 浜松・東三河フェニックス(bjリーグ)
2016- 三遠ネオフェニックス(Bリーグ)

日本🇯🇵代表歴
2011 FIBAアジア選手権大会
2012 ウィリアム・ジョーンズカップ
2013 FIBAアジア男選手権大会、ウィリアム・ジョーンズカップ
2014 FIBAアジアカップ、アジア競技大会
2015 FIBAアジア選手権大会、ウィリアム・ジョーンズカップ
2016 オリンピック世界最終予選
2017 FIBAアジアカップ、 東アジア選手権大会
2018 FIBAワールドカップアジア地区予選、アジア競技大会
2019 FIBA アジアカップ2021予選 代表候補選手
2020 FIBA アジアカップ2021予選 代表候補選手
2021 オリンピック(2020/東京) 代表候補選手