NBAオールスター2025 サンフランシスコの最終日の2月16日(日本時間17日)メインイベントは、ファン投票で選出された選手たちがチェイスセンターに一同介して集まって夢の祭典が行われた。
このオールスターゲームは先発出場するスターター選手はファン、現役NBA選手、メディアによる投票で決定された。さらに控えとして出場するリザーブ選手は、NBAの30チームのコーチによる投票で決まった。
今年のオールスターは新たなフォーマットが導入されて、4チーム(4チーム目となるのはライジングスターの勝利チーム)が、3試合を行うミニトーナメント形式。2チームずつが準決勝の第1試合と第2試合で対戦しそれぞれの勝者が決勝戦(第3試合)で対戦する。どの試合も先に40得点に達したチームの勝利となる新ルールで行われた。
元NBAプレーヤーのシャキール・オニール率いる「OGs」が優勝した。ホームのウォリアーズのスーパースターのステフィン・カリーが、2022年以来2度目となるオールスターMVPに輝き、カリーは2試合で合計20得点、10リバウンドと活躍して、MVP投票では14票のメディアとファン投票から12票獲得してMVPに輝いた。残りの2票は、1票がジェイソン・テイタム、もう1票はシェイ・ギルジャス・アレクサンダーとなった。
投票者は記者11人で、ESPN、NBA.com、ESPNラジオ、ベイエリアニュースグループ、yahoo!スポーツ、サンフランしか・クロニクル、TNT、AP通信、アンドスケープ、The Athletic、USAトゥデイ、ファン投票3
合計14票となる。
オールスター3チームは、シャックやバークレー、ケニーがドラフトによる3チームを編成して、あと1チームはライジングスターズで勝ち上がったクリス・マリン率いるRisin Starsの4チームが準決勝、決勝を行った。
OGs “TEAM SHAQ”
レブロン・ジェームズ
ステフィン・カリー
アンソニー・デービス(負傷)→ カイリー・アービング
ジェイソン・テイタム
ケビン・デュラント
デイミアン・リラード
ジェームズ・ハーデン
ジェイレン・ブラウン
Young Stars “TEAM KENNY”
アンソニー・エドワーズ
ジェイレン・ブランソン
ジャレン・ジャクソンJr
ジェイレン・ウィリアムズ
ダリアス・ガーランド
エバン・モーブリー
ケイド・カニングハム
タイラー・ヒーロー
GLOBAL STARS “TEAM CHUCK”
ニコラ・ヨキッチ
ヤニス・アデトクンポ(負傷)→ トレイ・ヤング
シェイ・ギルジャス・アレキサンダー
ヴィクター・ウェンバンヤマ
パスカル・シアカム
アルペレン・シェング
カール・アンソニー・タウンズ
ドノバン・ミッチェル
Rising Stars “クリス・マリン”
ステフォン・キャッスル(サンアントニオ・スパーズ)
ダルトン・コネクト(ロサンゼルス・レイカーズ)
ジェイレン・ウェルズ(メンフィス・グリズリーズ)
キヤンテ・ジョージ(ユタ・ジャズ)
ザック・イディー(メンフィス・グリズリーズ)
トレイス・ジャクソン・デイビス(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)
ライアン・ダン(フェニックス・サンズ)
セミファイナル①
バークレー率いる「GLOBAL STARS」が勝利
GLOBAL STARS 41-32 Youeg Stars
カナダのスーパースターでもあるシェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)が12得点を挙げる活躍を見せ、「ヤングスターズ」を41-32で撃破。カールアンソニー・タウンズとウェンバンマヤが6得点 4リバウンド。
セミファイナル②
OGs 42-35 Rising Stars
ライジングスターズはスーパースター相手に入りから押しこまれていだが途中から息を吹き返して追い上げるが、スター軍団は全員得点をして勝利した。リラード9得点、カリー8得点 6リバウンド、テイタムとブラウンが6得点、デュラントとアービングが4得点、ハーデンが3得点 2アシストでファイナル進出へ。
ファイナル
OGs 41-25 GLOBAL STARS
シャック率いる「OGs」が11-0のランで一気にリードを拡大。カリーが3ポイントを4本を打ち抜いてリードを広げる。テイタムも15得点を挙げて最後はダンクを叩き込んで勝負を決めて、「OGs」が42-25でファイナルを制して優勝を決めた。アービング は7得点2アシスト2スティール、ハーデンは4アシスト 3得点、デュラントはファイナルでは無得点で終わったが存在感を存分に魅せた。
カリーは地元開催のオールスターで、ハーフコートショットなど2戦合計6本の3ポイントシュートを決め、20得点10リバウンド3スティールを記録。ウォリアーズ公式SNSの投稿によると、レギュラーシーズンMVPとオールスターMVPを各2度、ファイナルMVPを1度以上受賞したことがあるのは、マジック・ジョンソン、マイケル・ジョーダン、レブロン・ジェームズの過去3人。3年ぶりにオールスターMVPを受賞したカリーは史上4人目の快挙達成となった。
ステフィン・カリー
MVPとは
「これは特別な週末なんだ。これまでの道のりを象徴している。僕らにはコート上で成し遂げなければならないことがたくさんあるし、すぐに旅が終わるわけでもない。でもまた、16年間ここでプレーしてきた僕にとって、そして僕の立場にとって、ここは唯一の場所なんだ。この地域でのバスケットボールの祭典は素晴らしいものだったし、これもかなりクールなことだよ。
ストーリーは自分で書くものなんだ。ただ、観客を盛り上げる瞬間があって、僕がフロアで好きなことをする」。
レブロン・ジェームズ
今回欠場理由の怪我について
「今朝はもっと良くなっていることを期待していたんだけど、まだまだだ。シーズン残り30試合、激しい西地区でプレーオフ進出を果たそうとしている今、自分自身をケアし、何が起こっているのかを理解することが大事だと感じている。メンテナンスとは言いたくないけど……まあ、メンテナンスではあるんだけど、それと同時に、何年も付き合ってきたこのケガに関しては、自分のことは自分で守らないといけないという感じなんだ」。
ダンクコンテストについて
ジャ電話モラントが「やってみてもいいかもしれない」とコメントして、ヤニス・アデトクンポ やザック・ラヴィーンも同じようにコメントしたことに
「やらなかったことを後悔している部分はないよ。もちろん、やりたいと思った瞬間は何度かあったし、次のシーズンに向けては、ケガがあったり、自分がその気になれなかったりで、そううまくはいかなかった。でも、どうだろうね。もし彼らがそれを成し遂げたら、彼らはリーグにおけるスーパースターだし、運動能力の高さを私たちは知っている。かなりクールだろうね。いずれわかるよ!」
ケビン・デュラント
今大会について
「今回のフォーマットには慣れてきたけど、一度流れに乗れば、かなりいい感じだと思う。ルーキーの新星たちと対戦した最初の試合はなかなか良かった。流れがつかめてからは特別な時間だった」。
バスケットで教訓にしていること
「どこにいても、誰がフロアにいても、競争心を持ってプレーすること。どんな環境でも、プレーをするたびに最高の選手になれるよう、常に最高の試合にいることが大事なんだ。僕ははそれをよりよく学んだ。
またKDへ今後のオールスターでの1対1の大会は賞金も含めてやってもいい考えをコメントした。
【NBAオールスター2025】試合後ミックスゾーンにスーパースターKDが登場🔥今回のオールスターのフォーマットについて兼ねてから自身の想いを語っていたが、オールスターの在り方を改めてXにも投稿、ファンとのディスカッションも止まらない🗣️#ケビン・デュラント#NBAallstar#NBAAllStar2025… pic.twitter.com/51iEtB8rRC
— 𝗝 𝗯𝗮𝘀𝗸𝗲𝘁 (@jbasket_jp) February 18, 2025
ビクター・ウェンバンマヤ
「オールスターは予想以上によかった。40ポイントというフォーマットは、とてもうまくいったと思う。思っていたよりもよかったし、あのフォーマットはとてもうまくいったと思う」。オールスターになれたことを誇りに思います。今夜、自分のすべてを出し切れたことを誇りに思います。シーズンの変わり目なので、自信をつけること。また、ディフェンスが鍵だと思います。最高のディフェンスをすることが鍵です」。
カイリー・アービング
【NBAオールスター2025】カイリー・アービング がトロフィー🏆を抱えて、最後に日本のファンへメッセージをくれた🔥🔥… pic.twitter.com/3IfLxOK6Bm
— 𝗝 𝗯𝗮𝘀𝗸𝗲𝘁 (@jbasket_jp) February 18, 2025