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【男子日本代表】桶谷大 新HC「日の丸を背負っている以上、負けたくないという気持ちが一番大切」/ワールドカップ2027アジア地区予選 Window 2へ向けて

【男子日本代表】桶谷大 新HC「日の丸を背負っている以上、負けたくないという気持ちが一番大切」/ワールドカップ2027アジア地区予選 Window 2へ向けて

ワールドカップ2027アジア地区予選 Window 2を前に、男子日本代表は新体制での活動を本格化させている。2月18日のメディアデーで、就任後初の公式戦を迎える桶谷大ヘッドコーチに話を聞いた。
大きく変えることよりも、良いものを残す選択。
スペーシング、テンポ、役割分担。これまで積み上げてきたものを土台に、日本代表はどんなバスケットを見せようとしているのか。桶谷HCの言葉を通して、その考えを追う。

J:これから見る人たちに、どんなバスケを見せたいですか。スペーシングやテンポ、守備の基準などで、従来からどう変化させたいか教えてください。

桶谷HC
「今回、僕はコンセプト自体をガラッと変えたくはないと思っています。時間の問題もありますし、Window 1でもかなり良いバスケットを見せてくれました。当時のメンバーが多く残っている中で、スペーシングとペースは踏襲していきたい。役割分担も一番良かった部分だと思っています。
どちらかというと、何かを思い切り変えるよりも、良いものをちゃんと残していく。オフェンスに関してはライアン・リッチマンコーチがコンセプトを入れてくれていますし、ディフェンスはスペシャリストのダイス(吉本AC)がやってくれている。
インテンシティの高いディフェンスに加え、規律をしっかり保ってローテーションやカバレッジを意識したい。これをやられたらいけないという共通認識を、みんなで理解できるようにしていきたいです。」

J:短い準備期間の中で、勝利に向けてのプロセスの優先順位は何ですか。

桶谷HC
「やっぱり戦うことですよねまず気持ち。今の世の中で気持ちの問題というのはどうかと思われるかもしれませんが、日本代表として日の丸を背負っている以上、負けたくないという気持ちが一番大切かなと思います。」

 

日本代表を率いるということ
「自分がコーチになって、チームとして何を大切にしているか。そして、トム・ホーバスさんから引き継いだ、トムさんのバスケットの非常に良い部分を、ちゃんと継承したいと思っています。そこに、自分たちの強みをしっかり出しながら、チームとしてまとまっていこう、という話をしました。
今の日本で、このメンバーなら最強のチームが作れるのではないか、というメンバーを選んでいます。個の力をしっかり出しながら、それがどんどん大きくなって、チームとしての大きな輪を作りたい。そういうイメージで取り組んでいます」

日本代表としての初陣・沖縄について
「やはり特別な場所です。ワールドカップでオリンピック出場を決めた場所でもあるので、そういったところで、自分が日本代表を背負ってバスケットができることに、本当に幸せな気持ちを感じています。
プレッシャーも感じていますが、そのプレッシャーをしっかり乗り越えた時に、もっと良い自分を出せる。成長できるはずです。このメンバーと一緒にバスケットができることを、すごく楽しみにしています」

中国戦・韓国戦へ
「セカンドラウンドは、ファーストラウンドからのキャリーオーバーがある。だからこそ、ホームでの2勝は今後、非常に大事になってきます。この日本で、ホームで2試合をしっかり勝ちたいと思っています」

中国戦に向けてのテーマ
「一番は共通認識ですね。なかなか準備期間がない中で戦わないといけない。だからこそ、オフェンス・ディフェンスのコンセプトを、全員がしっかり認識して、スムーズにプレーできるようにしてあげたい。
みんな同じ条件だと思っています。コミュニケーションをしっかり取りながら、中国戦までに何をやるべきかを理解させていきたいです」

ビッグマン起用について
「実際のゲームにならないと分からない部分もありますが、一定の選手のパフォーマンスが下がるようであれば、交代メンバーを使いながらやりくりをしていかなければならないと思っています。
ただ、ホーキンソン選手や渡邊雄太選手は、長い時間出ても高いパフォーマンスを出し続けられる。そこはコミュニケーションを取りながら考えていきたいです」

世界と戦うために
「世界と戦えると感じているのは、ガードのスピードやクイックネス。そして、日本はワイドオープンを外さない。決定力は非常に高いと思っています。
課題をしっかり取り除いて、長所を使えるようになれば、自ずと世界と戦えるようになる。フィジカルやサイズに差があっても、アルゼンチンやスペインのように戦えるチームはある。日本人も、チームとしてしっかり考えながら戦っていくことが大事です。数年後には、日本は世界を驚かせる国になると信じています」

 

桶谷 大キャリア
1977年12月23日生(48歳)
出身地:京都府
出身校:京都府立朱雀高等学校 → アリゾナ州立大学

指導歴
2005-06 大分ヒートデビルズ AC(2006.1- HC代行)
2006-08 大分ヒートデビルズ HC
2008-12 琉球ゴールデンキングス HC
2008-09 bjリーグ 優勝
2011-12 bjリーグ 優勝
2012-15 岩手ビッグブルズ HC
2015-18 大阪エヴェッサ HC
2018-21 仙台89ERS HC
2021- 琉球ゴールデンキングス HC
2022-23 Bリーグ 優勝
2025年 第100回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会 優勝

スタッフ
チームディレクター:伊藤拓摩(公益財団法人日本バスケットボール協会/長崎ヴェルカ)
ヘッドコーチ:桶谷 大(琉球ゴールデンキングス)
アシスタントコーチ:吉本泰輔(Grand Rapids Gold/Denver Nuggets)
アシスタントコーチ:ライアン・リッチマン(シーホース三河)
アドバイザリーコーチ:佐々宜央(琉球ゴールデンキングス)
プレイヤーディベロップメントコーチ:ケビン・アンゼンバーガー(長崎ヴェルカ)

選手16名
アレックス・カーク(C/211cm/34歳/琉球ゴールデンキングス)
安藤誓哉(PG/181cm/33歳/横浜ビー・コルセアーズ)
富樫勇樹(PG/167cm/32歳/千葉ジェッツ)
原 修太(SG/187cm/32歳/千葉ジェッツ)
渡邊雄太(SF/206cm/31歳/千葉ジェッツ)
ジョシュ・ホーキンソン(C/PF/208cm/30歳/サンロッカーズ渋谷)
齋藤拓実(PG/172cm/30歳/名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
馬場雄大(SF/196cm/30歳/長崎ヴェルカ)
シェーファー アヴィ幸樹(C/206cm/28歳/シーホース三河)
川真田紘也(C/204cm/27歳/長崎ヴェルカ)
渡邉飛勇(PF/207cm/27歳/信州ブレイブウォリアーズ)
西田優大(SG/190cm/26歳/シーホース三河)
佐土原 遼(SF/192cm/26歳/琉球ゴールデンキングス)
富永啓生(SG/188cm/25歳/レバンガ北海道)
ジャン・ローレンス・ハーパーJr.(PG/181cm/23歳/サンロッカーズ渋谷)
金近 廉(SF/197cm/22歳/千葉ジェッツ)

 

試合概要
第1戦
2026年2月26日(木)19:05 TIPOFF(開場17:00予定)
日本代表(22位) vs 中国代表(27位)
テレビ放送:BS日テレ(18:58~ 生放送)
ライブ配信:DAZN/TVer

第2戦
2026年3月1日(日)14:00 TIPOFF(開場12:00予定)
日本代表(22位) vs 韓国代表(56位)
テレビ放送:テレビ朝日(13:55~ 生放送)
ライブ配信:ABEMA/DAZN/TVer

会場:沖縄サントリーアリーナ

 

 

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