AsiaCup

【女子アジアカップ】日本はオーストラリアに勝ち予選3連勝、パリ五輪世界最終予選(OQT)への出場権獲得、大会6連覇に向かう

【女子アジアカップ】日本はオーストラリアに勝ち予選3連勝、パリ五輪世界最終予選(OQT)への出場権獲得、大会6連覇に向かう

オーストラリアのシドニーで開幕したアジアカップ2023は、6/26-7/2の間で開催している。予選は8チーム2グループに分けて戦っている。日本は強豪オーストラリアに勝利してグループBを1位で通過した為7/1準決勝進出を決めて、また2024年パリオリンピック最終予選進出も決めた。そしてこの後大会6連覇に向かって7月1日に準決勝を行う。

予選結果
グループA
中国(FIBA2位) 3-0
ニュージーランド(29位) 2-1
韓国 (12位) 1-2
レバノン(44位) 0-3

グループB
日本(9位) 3-0
オーストラリア(3位) 2-1
フィリピン(42位) 1-2
チャイニーズ・タイペイ(33位) 0-3
< 2023年2月28日のFIBA世界ランキング>

予選グループB
6/28(水)Game3
オーストラリア🇦🇺 66-91 🇯🇵日本
1Q 21-15
2Q 11-29
3Q 19-26
4Q 15-21

<日本>
#99 オコエ桃仁花 20得点(3P4/7) 5Reb
#23 山本麻衣 19得点(3P5/9)5AST
#59 星杏璃 15得点

高田、赤穂、ステファニー、林、山本の予選3試合変わらずのスターター。
オーストラリアが連続で得点して入る。フリーで打ってくるオーストラリアの8-0ランで日本は対応していきたい所でステファニーがペイントでの連続得点を決める。オーストラリアのシュートの確率がいいのでしっかりついていきたい。日本は今大会この試合で重視していたディフェンスから守って高田のドライブから得点して返していき、平下が最初のシュートをスリーポイントで決めてついていく。
日本のインテンシティ高いディフェンスで山本、宮崎のブレイクで得点していく。15-21で1Qで終えるが、オーストラリアの高確率に対してしっかりと対応していた日本。

2Qで日本の激しいディフェンスは継続していき、さらにギアを上げていきオーストラリアのパスの選択肢を切っていく。オフェンスではアウトサイドがまだ1本なのでここから決め切っていきたい、それでもオーストラリアのシュート確率が落ちずに高いので、我慢してついていき、ここで山本、ステファニー、林のスリーポイントが炸裂して一気に追い上げて日本の強みを出す。そして山本4本目となる連続スリーポイントで遂に逆転する。オーストラリアも追い上げるがオコエもスリーポイントを決めていき、44-32日本リードで折り返す。

後半も日本のディフェンスの強度は高くオーストラリアは攻めあぐねる。インサイドにボール集めて得点しようする所に日本が対応して、山本が5本目のスリーポイントを射抜き、オーストラリアは日本の速さについてこれず点差を更に広げていく。更に星、オコエのスリーポイントが追い上げるオーストラリアを切っていき日本の強みアウトサイドが炸裂していてオーストラリアを翻弄する。

最終クォーターでもミスがあっても全員で守っていく強さを最後まで見せて、日本はコートに出る選手達がそれぞれ役割を果たししっかり点差を広げて日本のバスケットを展開してオーストラリアを寄せ付けずに91-66と圧倒して勝利した。次はセミファイナル、ファイナルと6連覇に向かっていく。素晴らしい試合展開にチーム一丸となって戦うシーンにさらに期待したい。

 

 

試合後コメント

恩塚HC
「選手達の素晴らしいプレー、頑張りに胸が熱くなる試合でした。オーストラリアは素晴らしいチームなのでタフな試合になるだろう、我慢の展開になる、それをチーム為に一人一人がプレーする、プレーだけではなくベンチでも一緒に戦う、そこで生まれるエネルギーで闘い抜こうと臨みました。
それを全身で表現してくれて感動してます。

今回ディフェンスを勝負のポイントにしていて、パスを選ばせないようにプレッシャーかけていく、それを5人がフルコートで共通理解でやり続けられました。
リバウンドはチームの1番の課題としてトレーニングしてきました。もちろん今日もその話をしてきました。」

 

オコエ桃仁花
「チャイニーズ・タイペイとフィリピン戦でチームに貢献出来なかったので、この試合では絶対に貢献しようと思ってプレーしました。
ベンチから出ていくのでチームの流れを変えられるように、そしてフィリピン戦後に恩塚HCやチームメイトにシューターとして、打つ事、もっと打ってとか、心のモチベーションを上げてもらって今日いいゲームが出来たと思います。
まずOQTに行けるのがホッとしている事と次は6連覇を狙えるように、今日のは自身に繋がりました」

 

日本代表対戦スケジュール

7月1日(土) 準決勝
①日本 vs ニュージーランドとフィリピンの勝者

②中国vsオーストラリアと韓国の勝者

7月2日(日) 決勝戦・3位決定戦

 

日本代表🇯🇵12名

#3 馬瓜ステファニー (PF /182cm /公益財団法人日本バスケットボール協会)
#8 髙田真希 (C /185cm /デンソーアイリス)
#12 朝比奈あずさ (C /185cm /筑波大学2年)
#15 本橋菜子 (PG /164cm /東京羽田ヴィッキーズ)
#23 山本麻衣 (PG /163cm /トヨタ自動車アンテロープス)
#27 林咲希 (SG /173cm /富士通レッドウェーブ)
#31 平下愛佳 (SG /177cm /トヨタ自動車アンテロープス)
#32 宮崎早織 (PG /167cm /ENEOSサンフラワーズ)
#59 星杏璃 (SG /170cm /ENEOSサンフラワーズ)
#75 東藤なな子 (SF /175cm /トヨタ紡織 サンシャインラビッツ)
#88 赤穂ひまわり (SF /184cm /デンソーアイリス)
#99 オコエ桃仁花 (PF /182cm /GEELONG SUPERCATS)

 

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Jbasketライター

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