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[天皇杯2021ファイナル] 最も歴史ある大会。天皇杯を制したのは「フルスロットル」で勝ち取った川崎ブレイブサンダースが7年ぶり4回目の優勝

[天皇杯2021ファイナル] 最も歴史ある大会。天皇杯を制したのは「フルスロットル」で勝ち取っさた川崎ブレイブサンダースが7年ぶり4回目の優勝

宇都宮ブレックス 60-76 川崎ブレイブサンダース
さいたまスーパーアリーナ

1Q 20-19
2Q 14-22
3Q 14-17
4Q 12-18

〈宇都宮〉
比江島慎 12得点
ロシター 7得点 5ターンオーバー

〈川崎〉
増田啓介 13得点
ニック・ファジーカス 11得点 6アシスト
ジョーダン・ヒース 11得点

両チーム悲願の初優勝へ臨む天皇杯。川崎は、東芝時代2000年「レッドサンダース」2006年の「ブレイブサンダース」、2014年の「東芝ブレイブサンダース川崎」で3度天皇杯で優勝しているが、宇都宮も川崎もBリーグになってからは天皇杯制覇はない。

今シーズン両チームのBリーグでの対戦成績は、3-1で宇都宮が勝利している。

両チームお互い重いスタートでゲームは始まる。川崎は、藤井ニックのツーメンゲームで得点する。川崎の厳しいディフェンスの中、ボールを、展開して比江島のスリーポイント。すぐさま川崎は大塚がスリーポイント、また比江島、篠山と打ち返して緊張感ある展開が進む。

2Q
川崎がオフェンスリバウンド頑張って繋いだからこそ出た、大塚3本目のスリーポイント。
このクォーターにはいってディフェンスが激しくなるも、宇都宮は田臥、川崎は増田のスリーが決まりお互いシュートを入れ合う展開が会場を盛り上げ、宇都宮34-41川崎と、前半戦は川崎がリードを広げた。

3Q
川崎はボールをインサイドにしっかり回してファウルもとるプレー。宇都宮もアタックからシュートが入らず個人技になる時間がある中で、川崎は辻の連続スリーポイントが決まる。
この試合最大の10点差に広がる。

4Q
互い激しさが増して、ディフェンスもハードになっていく。宇都宮は残り時間、仕掛けていくがシュートもリングに嫌われて入らない苦しい時間帯が続くなか、テーブスの2本のスリーが決まりここで、流れをつかみ点差を詰めたいが、川崎は最後までディフェンスも固く、ペースを変えず宇都宮を60-76 川崎はこのファイナルを勝ち切った。

 

〈 大会MVP〉
ジョーダン・ヒース(川崎)

〈 大会ベスト5 〉
藤井祐眞(川崎) 初
パブロ・アギラール(川崎) 初
ジョーダン・ヒース(川崎) 初
ライアン・ロシター(宇都宮) 3年ぶり2回目
比江島慎(宇都宮) 2年ぶり3回目

 

優勝 川崎ブレイブサンダース
佐藤賢次HC

今シーズン始まってから一日一日課題を見つけて積み重ねてやってきたことをこのコートで全部出し切ろうということを話ていましたが、選手ひとりひとりがそれを本当に良くやってくれたと思います。チームの力、皆の力でチャンスを作って、それを決めきってくれました。

サンダースファミリーの皆さん、今日は最高でした!ありがとうございました!そして、宇都宮ブレックスのファンの皆さん、最高でした。最高で最大のライバルだと思っているので、これからも一緒にバスケットボール界を盛り上げていきましょう!最後に、サンダースファミリーの皆さん、リーグ戦優勝を目指して頑張りましょう!

 

篠山竜青
やっと優勝に届いたなと。去年はこの天皇杯ですごく悔しい思いをしているので、その忘れものをしっかりと今日獲って川崎に帰れることが本当に嬉しいです。
今日は挑戦者として40分間、賢次さんが言うフルスロットル、エナジー全開ということをしっかりと体現できた、そういう試合だったと思います。
そして、ブレイブサンダースファミリーの皆さん、天皇杯前に”想い”とか”言霊”という話をさせていただきました。皆さんの”言霊”届きました!Bリーグ チャンピオンシップも優勝します。皆さんと一緒に優勝します。”言霊”大事にしていきましょう!
ありがとう!!

 

辻直人
昨年の悔しさを知ってるメンバーで優勝出来たのは良かった。今シーズン始まって落ちていた時もあったが皆んなで話しあったり、このメンバーは仲良いだけではなく切磋琢磨して出来たチームなのでこのメンバーで優勝出来たことが何より良かった。

 

ニック・ファジーカス
今日、ひとつゴールとしていた天皇杯優勝が出来てよかったです。宇都宮を60点に抑えられたのが良かった。自分がスリーを入った瞬間、ゲームを決められたのは良かった、天皇杯は独特で一発勝負、優勝できた。25点取るのが当たり前だと思っている、自分のマークが強く自分以外が空いてるところに皆んながシュート出来て決めて勝利できた。

 

増田啓介
まさか自分が天皇杯のヒーローインタビューに呼ばれるとは思っていなかったので、すごく動揺していますが(笑)、先輩方をはじめ、チーム一丸となって、そしてファミリーの皆さんの応援があって出来た優勝だと思うので、本当に最高ですし、応援ありがとうございました!

マイナスになるのではなく常にアグレッシブにプレーができました。
まだまだリーグ戦もチャンピオンシップもあります。僕自身ももっともっとチームの力になれるように頑張るので、これからも応援よろしくお願いします!

 

準優勝
宇都宮ブレックス

安齋竜三HC
今日は選手達はプランをしっかり遂行しようと頑張った。自分の采配も原因かなっと思っている。この後の後半に悔しさを晴らしていきたい。若い選手ではテーブス選手は難しい場面でしっかりやって良かったと思う。後半戦に期待したい。川崎はビッグラインが長くリバウンドも取りきれなかった事も、今後に活かしたいと思っています。

 

比江島慎
難しい展開のゲームだった。そこから勝ちきる事をこの後の後半に活かしていきたい。ニックや辻選手をのせてしまったところは良くなかった。今日はアグレッシブに行こうと思っていた。膝も良くなってきているし、これからも、もっとアグレッシブにアタックしていきたいと思います。

 

ライアン・ロシター
ゲームプランは良かったと思う。自分たちの遂行力が足りなかったんだと思う。ディフェンスで相手を止められなかった。そこから速攻を出されたりしたので、今後そういった所を修正していきたい。

 

遠藤 祐亮
相手のスリーや、止めたい事をできなかった。ディフェンスのローテーションが上手くできなかった。増田選手、大塚選手に対してがそうだった。

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