【Bリーグ】千葉3度目ファイナルで悲願の初栄冠、千葉ジェッツ2020-21チャンピオンに
Bリーグファイナル2020-21は2戦先勝方式にしてやはり3戦までもつれ込んだ。
やはりこの方式がファンは1発勝負より楽しめたのではないか。
宇都宮ブレックス 62-71 千葉ジェッツ
6/1(火)19:05 横浜アリーナ
1Q 18-21
2Q 17-14
3Q 15-15
4Q 12-21
<宇都宮>
遠藤13得点 比江島12得点 ロシター11得点
<千葉>
エドワーズ15得点 ショーター14得点 サイズ12得点
試合前から独特の雰囲気の中、宇都宮ピークからインサイドアタック鵤の1on1の個人技で得点。千葉佐藤のスリーでお返し、鵤が積極的にアタックしてバスカン、原のスリーポイントと両チームゲームの入りから確実に決めていく。この試合でのキーになるポイントが出た。
お互いインサイドへアタックする重要性、リバウンド、ルーズボールの執着がポイントになっていたが、千葉もしっかり1on1を仕掛けてサイズがアタックして得点。ピークが縦にドライブしてバスカンとお互い仕掛けて行く。
宇都宮はオフェンスリバウンドもしっかり絡んで取りに行く。
ディフェンスもパスをもらわせない、またズレを狙ってパスをしないと行けないくらいハードにしている。
第3戦のまたもう一つキーになるシュート決定力は、1Qからお互い決め込んでいく痺れる展開。
終盤に西村がコントロールしてフリーでジャンパー決めてバスカンをもらう。ベテランが千葉の攻撃を安定させ、18-21で千葉リードして1Q終わる。
2Q、好調の西村がスリーポイントから入る。アウトサイトに意識も置かきたい宇都宮、少しの隙をダンカンがアタックして決める。またまた西村のフロアバランスいいプレーは千葉の勢いをつけている。宇都宮は離されそうなるが遠藤がコーナーからスリーポイントを決めて追い上げる。
そこで、富樫のスリーポイント、比江島のシュートと2Q終わりに両エースが決めてチームを鼓舞する。今シーズンの名シーンになる。
10点差まで広がるも宇都宮が押し返して35-35同点で折り返す。
後半は、両チームがやるべき事を理解しているいる上で、どこを潰して、どこで攻めるかが見どころ、宇都宮はロシターを起点にボールを展開してリードする。
千葉のアウトサイドは決まらず、宇都宮はしっかりリバウンドをとって速攻に宇都宮の得意の攻撃が出て鵤は、千葉西村に徹底的に持たせないディフェンスをする。その中、今シリーズノッている、フリッペンのシュートで追いつく千葉。
激しいゴール下は宇都宮が優位に立っていたが、またインサイドでは熱いペイントの戦いが凄い。そこから得点の入れ合いとなり、50-50で3Qを終わる。
今シーズン最終クォーターは、比江島がアタックを仕掛け、ドライブからファウルもらいフリースロー2本決めていい入りをした。
富樫の起点からスピードを持ってドライブから宇都宮のディフェンスを切り崩してインサイドにパスでファウルをもらう千葉の得意なオフェンスが出て、残り5分で56-55からリスタート。
どちらも今シーズン戦ってきたプレーが出て拮抗する展開。
富樫が決めれば、4ファウルの比江島慎の個人技で打開して得点。しかし、ここで比江島は5ファウルで退場になる。その後、宇都宮はディフェンスで守り24秒使わせてマイボールへ。
試合終了まで38秒でサイズのタップで5点差が決定的になる。残り17秒だったが宇都宮は間に合わず試合が終了した。
62-71で千葉が念願のBリーグリーグ初制覇した。
1年の集大成がファイナルともいうが、それは違うのかもしれない。ずっと前から、数年前から物語はあってそれがファイナルに通じている。今ファイナルを見て改めてそう感じることが出来た。試合後のコメントであったように、このコロナ禍で本当に最後まで良く達成出来た。バスケットは更に発展していく事をみんなが感じる事が出来たのではないだろうか。
試合後コメント
大野HC(千葉)
やっと取ることが出来ました。
ほっとしてます。
ずっと支えてくれた皆様のお陰でここに居れますし、選手の笑顔見れてよかったです。
Bリーグに関わってくれる皆様へ感謝しかないですし、コロナ禍の中無事終了できた事ホッとしています。
富樫勇樹(千葉)
最高の気分です。
チームに関わった全員に感謝してます。一つ一つの気持ちが最後の一点、二点に繋がったのかと思う。最後の5分間粘り強く出せたのが良かった。
シーズン通してチームに声を掛け合ったりした。感情的に言ってしまう事もあるけどチームが良くなる為、チームの皆んなが理解してくれていた、そこはもっとシーズン通してまだ良くなると思っている。
昨年のリーグ中止を経験して最後まで出来たのは色んな人のお陰です。
西村文男(千葉)
自分が7年目で古参で、1番苦しい千葉を知っているので、全ての人たちに恩返し出来たのではないかと思う。とても嬉しいです。今日終えられたのも皆様のお陰と感じてます。今回のチャンピオンシップは、普段おとなしい人間が泥臭いプレーしてチームに影響を与えて行こうと思ってました。
ギャビン・エドワーズ(千葉)
この3年間優勝を逃していて、やっと手に入れた優勝が嬉しく思う。
Bリーグの関係者、ファンの皆さんに感謝しています。
色んなところでアップダウンあったり、コロナが発生したりあったけど、チームを誇りに思っています。
セバスチャン・サイズ(千葉)
最高の気分です。
優勝が最初からの目標だったので達成出来て嬉しいです。
チームが3年間もう少しというところだったのでやっと優勝できて嬉しく思う。世界的にみても大変な状況でリーグはしっかり対処できた事は良かった。
勝ちに対する拘りや欲は一日で育つものではなく、培っていくもので父から学んだ。世界には勝者と敗者しかいない。勝者しか気づいてもらえない。そこにどれだけの力を注げるものが勝ってチームになる。
原修太(千葉)
Bリーグ制覇を目標に5年やってきて2回ファイナルで負けて悔しい思いをしているので、とても嬉しいです。
ブースターの皆様がずっと声援を送ってくれたおかげです。
最高です。
シーズン最後まで出来たことを嬉しく思います。
安齋HC(宇都宮)
本当にディフェンスの試合になった。選手達が自分達がやる事をしっかりやってきて最後の一試合、選手たちは本当に素晴らしい仕事をやってくれた。応援してくれたファン、スポンサー、関わってくれた皆様に感謝しています。自分としては申し訳ない気持ちで一杯です。
本当に厳しい、色んな事を皆さんが我慢してる中で好きなバスケをさせて貰って、応援してくれる皆様へ何か伝えてられたらと思っていた。最後勝てなくて負けてしまいましたけど、ブレックスの良さを皆様に伝わってくれていれば良かったと思っています。
比江島慎(宇都宮)
前半我慢して我慢して、最後のいらないファウルをしてしまってリズムが悪くなったり申し訳ない気持ちでいっぱい。膝はよかった。心の底から楽しめるようにシンプルにやった。得点を決められた部分はあるけれども、自分の立場はチームを勝たせてなんぼだと思っている。
コロナ禍の状況でバスケを出来て色んな方のサポートがあって、支えてくれたファンの皆様にも感謝しかないですし、素晴らしい舞台でプレイできたことは感謝しかないです。
ライアン・ロシター(宇都宮)
両チーム良いパフォーマンスの試合だったが最後決めきれなかった。
終盤千葉は、しっかり自分達のやる事が分かっていて少し考えすぎて難しくしてしまった。最後は自分達が決めるところがあって、 HCは素晴らしいプランを用意してくれた。最後自分達の判断が足りなかった。
今日の敗戦、結果は言葉に出来ない辛さがある、長い自分にとって辛くなると思う。今シーズンは最後までやり切れたことはリーグ、全てのチームがしっかり我慢してやりきったことに感謝しています。
遠藤祐亮(宇都宮)
入りからエナジー持って出来たけど、自分に足りないところもあった。次に繋げるのが自分達なので今日は楽しく出来たのは良かった。
自分達も我慢しながら、ファンの皆様も最高の雰囲気でこの3日間最高でした。負けてしまっまけど自分達のプライドを見せられた。
誰が観ても良い試合だったと思う。勝てなかったがそれが今の自分達のチカラだったと思うけどチームとしてやるべき事が出来たと思っている。自分の気持ちの浮き沈みもあったが終盤チームの事を一番に意識して考えられる様になってきたと思う。