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【Bリーグ】千葉がCSを賭ける渋谷を撃破し東地区優勝/ 富樫勇樹「チームで泥臭く掴んだ勝利、優勝まであと6試合」

【Bリーグ】千葉がCSを賭ける渋谷を撃破し東地区優勝/
富樫勇樹「チームで泥臭く掴んだ勝利、優勝まであと6試合」

5/8(日)ふなばしアリーナ

千葉ジェッツ🏆東地区優勝

千葉73-71 渋谷
1Q 20-16
2Q 20-16
3Q 16-21
4Q 17-18

<千葉>
富樫勇樹 16得点 7アシスト
ジョン・ムーニー 14得点 11リバウンド
ジョシュ・ダンカン 11得点 11リバウンド
クリストファー・スミス 11得点

<渋谷>
ケビン・ジョーンズ 26得点

この最終戦で東地区優勝を獲りたい千葉、他試合は三つ巴となり、CS出場にかける渋谷の試合は勝つしかない。最後の最後まで戦い2戦目も激戦となる試合の結果は、千葉が勝利して、3年ぶり3回目の東地区優勝を勝ち取った。

富樫が速攻と、スリーポイントの連続得点でチームを引っ張る。両チームディフェンスが最初からギアをあげていく展開で、千葉がボールの展開を良くしてインサイドにダイブし、ムーニーが決めるなど11-3とランする。
渋谷はタイムアウト明けから落ち着いてシュートを決めて渋谷がペースを取り戻し同点にする。1Q終わりに千葉ダンカンのスリーポイントが決まり20-16リード。

千葉はリズムをそのままに入る、ギャビンが積極的にインサイド、ジャンパーとオフェンスして、ディフェンスもハードにプレーする。さらにダンカンもキレ良く得点を重ねる。渋谷は西野が流れをいかせないように、インサイドから連続で得点する。渋谷もディフェンスから仕掛けて何とかしたいところだが、千葉はリバウンドでハッスルしてセカンドチャンスを作り点差を縮めさせない。40-32千葉リードで折り返す。

後半に入った千葉に対してディフェンスのギアを上げていく渋谷だが、こじ開けてドライブ、ジャンパーを富樫がどんどん決めてハードな渋谷を上回るプレーを見せる。渋谷もこの試合にかけてきているので、点差を離されずに3Q食らいつき3Q終盤に3点差まで追い上げる。56-53千葉リードで最終クォーターへ。

4Qに入って渋谷オフェンスは決定力を増し、得点する。田渡のロングツーでとうとう千葉を捕まえて逆転する。渋谷の意地がゲームの流れを変える。千葉は大倉がコントロールしてドライブから得点、ここから一進一退の攻防が繰り広げられる。渋谷はディフェンスは更にハードに仕掛けて千葉のオフェンスを止める。残り2分30で同点で進んでいき1点リードする千葉に、渋谷は高橋のドライブから富樫のファウルでフリースローに2本決めて逆転する。

残り1:30で千葉が仕掛けていき、大倉がファウルを貰いフリースローを2本決めてクロスゲームとなる展開でまた逆転する。1分切って渋谷ボールで再開後にアウトオブバウンズで千葉ボールで残り35秒、富樫が1on1からスリーポイントを決め込む。

4点差にして、会場を最大に沸かせる。残り12秒を渋谷は最後まで勝負に出てベンドラメのスリーポイントフリースローを3本目を敢えて外しリバウンド取りスリーポイントを打ったが入らず、千葉は73-71で勝利して東地区優勝を決めた。

 

試合後コメント

大野HC(千葉)
「正直、ホッとしています。
最終戦で決められて沢山のブースターさんの前で試合が出来、優勝できて良かったです。長いシーズン、コロナで試合が無くなった事もありますが、選手達はしっかり自分達の目標に向かってステップアップしようと、まず選手たちに感謝しています。
CSに向けてブースターさんの前で一つでも多く試合をみせられる様に、勇樹も言ってましたけど、最後みんなで笑える様にしたい。
ホームゲームでブースターさんの前で絶対勝つんだと言う思いが出た良い試合だと思っています。

颯太のところで、しっかりボールコントロールしてゲームを作っていたのは、僕も安心して見ていられた。彼が居なかったらもう少し厳しい試合になっていたと思う。
シーズン前のゴールは先ず勝つこと、支えてくれる人達に喜んで貰う事。コミュニティ、家族、ブースター、スポンサー、その為に自分達が出来る事を突き詰めていこうね。と、それを体現してくれたと思っています。」

 

富樫キャプテン(千葉)
「タフな2日間でした。勝ちに拘って、チーム で泥臭く掴んだ勝利で東地区優勝できて本当に嬉しく思います。
ホームで戦う事はブースターさんの応援、この雰囲気で後押しされる。アウェイだと連敗してもおかしくない試合でした。CSでホームで出来るのは嬉しいです。
これがゴールではなく、優勝まで残り6試合、ファーストラウンドまで来週まだあるので、気持ちを切り替えていきます。」

 

ジョン・ムーニー(千葉)
「ファンの方々の目の前で最後の試合をホームで勝てて良かった。CSをホームでしたかった。
CSはエナジー、インテンシティレベルは他のチームも上げてくる。そこを次のレベルまでしっかり上げていく。私の仕事はリバウンドだと思っていてコーチ達からも念を押されていてチームでもフォーカスを置いている。ダンクは、出来るだけ沢山のダンクはチャンスがあればやりたい。その方が会場のみなさんも盛り上がっていくので(笑 」

 

大倉颯太(千葉)
「連戦が続いてタフなスケジュールの中、どっちかというと上手くいかない所もあったりしたけど昨日今日とタフな試合で、エナジーで上回ると結果がついてくると思いました。内容修正しないとCS勝ち切れないと思うので頑張ります。優勝に関してホッとしてるけど宇都宮、琉球、川崎と負けて納得してなく、もっともっとやらなければと思っています。ブレない様に自分のマインドを真ん中にしている。成長する為にやらなければいけない事を今どうするか!?を考えて感情のブレを作らない様に今に集中しています。」

 

西村文男選手より大倉颯太選手へ
スペシャルインタビュー

西村選手
「この2戦、大事な試合で同じポジションでもある西村選手が出れなかったと思うんですけど、ローテーションが変わっている中、ご自身としてどう試合に臨んだのかと思いまして?
そういう所を聞けたらと思います。」

大倉選手
「西村選手、で、出れ、、出れそうな感じだったと思うので、CSは本当に活躍して頑張ってもらいたいなと思っていて、しっかり準備して貰いたいなと、思っています。」

西村選手
「ありがとう御座いました!笑」

大倉選手
「ありがとう御座いました!笑」

 

伊佐HC(渋谷)
「昨日同様クロスゲームで、コーチの差が出てしまった。選手たちはこれ以上無い位にサンロツカーズのバスケットを表現しようとしてくれた。負け試合はHCの責任だと頭にある。最後のプレイで選択した大野HC、点を入れ切れた千葉さん、それが出来なかった渋谷。今日まであきらめないサンロツカーズの文化は出来ていると思います。安定して勝ちゲームを増やす事だと思っています。昨日の試合はほぼ完璧で富樫選手、スミス選手のパフォーマンスを半分も出せないようにしたと思っている。昨日よりファイトは出てたと思っています。「沖縄に我々が行くぞ」と伝えた。
負けがあったり浮き沈みもありましたが、結の精神でコートに注ぎこむ事が出来たと思っています。
来週からプレイ出来ない。自分のコーチングのせいだと、皆んなに感謝している事を伝えました。」

 

ベンドラメ礼生(渋谷)
「この2日間チームとしてサンロッカーズらしく出来だと思う。ディフェンスからコンタクト出来てシーズン通して改善できた。最後の最後、後一歩、スタッツをみて分かる通り個人的にも仕事が出来てなかった。そこに関しては責任を感じています。チームとしてより良いシュートを作りだすゲームメイクが必要、プレッシャーの中勝ち切れた千葉は流石だと思うし、後一歩勝ちきれなかったのは悔しい。
勝つしか無い負けたら終わり。どのチームも同じメンタルで、バスケファンに熱い試合をみせられたのはプロとして嬉しい。ファンが熱狂してくれる事をプロ選手として求めてるところで、シーズン最後に勝ちたかったけど、コートで表現出来て良かった。」

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