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【BリーグFINAL】宇都宮初年度以来の優勝に歓喜/ MVP比江島慎「色々言われてきたけど乗り超えて成長して証明できた」

【BリーグFINAL】宇都宮初年度以来の優勝に歓喜/ MVP比江島慎「色々言われてきたけど乗り超えて成長して証明できた」

5/29(日)東京体育館にて「日本生命 B.LEAGUE FINALS 2021-22」チャンピオンに王手をかけたGame2は、宇都宮ブレックスが琉球ゴールデンキングスに激闘の末勝利して、5年ぶりにチャンピオンに輝いた。

2021-22 Bリーグチャンピオン
🏆宇都宮ブレックス🏆

Game2
琉球 75-82 宇都宮
1Q 12-21
2Q 18-17
3Q 24-17
4Q 21-27

チャンピオンシップMVP
比江島慎

ファイナル賞
鵤誠司

<宇都宮>
比江島慎24得点
鵤誠司 15得点
スコット13得点 10リバウンド
フォトゥ12得点

<琉球>
今村佳太18得点
エバンス16得点
クーリー14得点15リバウンド
ダーラム14得点
岸本隆一10得点

激闘の始まりは、鵤のドライブから得点やクーリーのリバウンドがこの試合もハッスルする。宇都宮は琉球のディフェンスをかいくぐって4連続得点して9-0のランするいい状態で入った。

宇都宮のシュートタッチもよく琉球はディフェンスをどう修正するか。岸本のフリーからのスリーポイントで落ち着き、鵤や今村のスリーポイントで試合が動いて行きシューターが決め切る。リバウンドも琉球は変わらず取るが、宇都宮がオフェンスリバウンドを琉球と互角に1Qから取っていき得点に繋げて21-12宇都宮リードで1Q終える。

2Q入って宇都宮はブレイクを出して得点、琉球のシュートはリングに嫌われ我慢の時間帯が続き2桁得点差をつける。
追い上げていく琉球に、比江島ステップでドライブしてペイントにアタック、フォトゥへと繋ぎ得意なプレーでインサイドから得点を重ねてリードする宇都宮。すぐさま岸本がドライブからレイアップと得点して点差を広げない大事な場面で岸本らしいプレーをみせる。38-30宇都宮リードで折り返す。

お互いディフェンス、ディフェンスで準備してきたもの出して戦い抜くか。シーズン通してペイントにアタックしてやってきたプレーを遂行して行く両チームのインサイドの攻防は見応えある。

後半は、琉球が連続得点して一気に2点差に詰めて勢いに乗ってくる。流れが琉球へ行きそうになると、比江島が1on1からステップバックスリーで決め落ち着かせる。琉球は中々追いつき追い越せない我慢の時間帯から、一度は9点差に戻されるが本来の粘りと強さを見せてディフェンスからブレイク、フリッピンのドライブからエバンスがバスカンでとうとう逆転するが、フィーラーのスリーポイントが3P終わり際に決めて55-54宇都宮リードで最終へ。

4Qに入り比江島、フォトゥ、そして渡邉がチームにエナジー吹き込み宇都宮が一気に10点リードする。琉球はなんとしてもここで離されないで得点が欲しい所から、珍しい連続ターンオーバーも出るが、ここから琉球の猛攻が始まる。ターンオーバーから今村がユーロステップで得点、その後コートに戻って来たミスター琉球 岸本が意地のスリーポイントを決めきって追い上げる。そして3分切って拮抗する。琉球が息を吹き返しインサイドでダーラムのバスカン2点差に、フリッピンのスリーポイントで1ポゼッションにする。

試合は残り46秒、比江島のドライブから意地のバスカンで5点差に広げて会場のボルテージはマックスになる。
残り22秒で2点差の中、フリースロー、ファウル、タイムアウトと1分を切ってバスケットが の醍醐味が存分に出て最後の最後までわからない痺れる展開になる。
最後は琉球のファウルゲームで比江島が決めた後、琉球は決められず比江島のスティールから得点で試合が決まった。

82-75で宇都宮が琉球に激闘を制してチャンピオンに輝く。

 

 

試合後コメント

安齋竜三HC(宇都宮)
「琉球さん今シーズン強くて、最高のチームでそこにチーム一丸となってチャレンジ出来た結果、優勝を勝ち取れた。選手、スタッフ、関係者の皆様に感謝しています。最高のチームが最後に出来た上がったと思います。

優勝したチームだけが凄いと言うことじゃ無い。昨年は負けたから、負けて言うと負け犬の…で、言わなかったけど、昨シーズンは届かなかったという事で、今回届いた。」

 

比江島慎(宇都宮) ファイナルMVP
「本当にタフな試合で無我夢中で試合内容を覚えてないんですけど、CS通して我慢して我慢して……相手に流れが行きそうになっても我慢できて、ハイ…優勝できて良かったです。笑

安齋HC→我慢して、我慢して、て、、毎回同じ、爆笑

ここまでに色々言われたり、ブレックスに移籍して難しかったりあったけど、乗り越えて成長を感じられて、みんなが自分を信じてくれたおかげもあるしそれを証明出来て嬉しいです。」

 

鵤誠司(宇都宮)ファイナル賞
「チーム一丸となって、チーム、スタッフ、コーチ、ファンの皆様とファイナルだけでなく、シーズン通して戦えて優勝出来て良かったです。幸せな事です。本当にありがとう御座います。」

 

田臥勇太キャプテン(宇都宮)
「大変なシーズン、琉球さん、ファンの皆様に感謝したいと思います。本当に成長し続けようと言い続けてきたシーズンで、特にCSに入って更に成長して優勝できて、チーム、スタッフ、コーチ、何よりファンのお陰で優勝出来きたと思います。本当にありがとう御座います。」

 

渡邉裕規バイスキャプテン(宇都宮)
「本当に支えていただいてる皆様のお陰でここまでこれたし、最後の最後、CS入ってからは全員が信じ合えて成長出来た3週間だったと思います。色んなことに大変な時期でしたけど諦めずブレックスらしさを貫いたのが、この結果に今日ここに繋がっだと思います。」

 

ジョシュ・スコット(宇都宮)
「アップダウンの激しいシーズンでしたが、しっかり学んで成長出来た。そして1番重要な時期にピークをしっかり持ってこれて、ベストなチーム を作れたと思いますし、チーム、スタッフの皆様、大好きですし誇りに思います。」

 

桶谷HC(琉球)
「宇都宮の皆様におめでとうと言いたいです。ゲームの方は悔し良い結果になりましたけど、ここまでキングスを連れて来てくれた、選手、スタッフ、チーム、ファンの皆様に感謝したいです。本当にありがとう御座います。これからファイナルがキングスに取ってとって、かけがえ無いものになるファイナルになると思って、またココに戻って来たいと思います。
ブレックスさんと違った点は経験の差だと思う。ファイナルを戦ったチームの差はあると思うけど、僕たちとしては勢いをつけて勝つ、そこもしっかり修正して勢いに乗せない。そう言うところの差だった事もある。」

 

岸本隆一(琉球)
「一言で終わらせるのは難しいが、悔しさもあるし、素晴らしいチームメイトとシーズン最後まで戦ってこれた気持ちもあります。昨日今日と、もちろん悔しいですが宇都宮は強かった。が今の印象です。
シーズン通して、怪我やコート内でも色んな事があって逆境を最後は乗り越えてられなかったが、そこに立ち向かって体現できたのは良かった。チームにとってどうしていけるか、まだ整理できてないけど、チームと一緒にここに来れたことは長い人生、必ず思い出すシーズンになった。」

 

今村佳太(琉球)
「ファイナルの舞台で宇都宮さんと戦えた事を嬉しく思っていますし、悔しい気持ちでいっぱいです。キングスのブースターの皆様に優勝を届けられなかっだ事は悔しいですが、コロナ禍イレギュラーの中で皆さんと戦ってこれた事は本当に誇りに思えるシーズンでした。」

 

ジャック・クーリー(琉球)
「試合の結果は不本意だと思ってますが、キングスの皆様と一緒に戦えたことが嬉しく思っている。結果は悔しいし、修正していきたい。何よりこのチームと戦えた事は誇らしく思っています。」

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