6/30(木)宇都宮ブレックスは佐々新ヘッドコーチの就任会見が行われた。
昨シーズンCSで全勝優勝を成し遂げたブレックスは安齋氏がヘッドコーチを辞任して、アシスタントコーチだった佐々氏が新たにヘッドコーチになり、2022-23シーズンの指揮を執ることになった。今シーズンは東アジアスーパーリーグもあり、日程的にも厳しい大会や、新しか加入する選手での2連覇へ向けて始動した。
「昨シーズン優勝して、安齋さんが辞めて就任に至るまで迷ったり決断がいりました。最後はこのチームで仕事がしたいと思って決断に至りました。
3月くらいに安齋さんから辞任の話を聞きました。安齋さんの背中を見ていて察していた。シーズン途中で試合を任せてくれるところもあったりして、(安齋さんが辞めるなら)一緒に辞めようと思った。
ブレックスの進化をやってきて、前シーズンファイナルで負けて辛い事もあった。HCは責任も伴うし、難しいと思っていたけど、鎌田GMとも話して、このまま終わっていいのかと感じて、ブレックスネーション、ブレックスメンタリティを途切れさせるのもったいない。自分がやるしかないと思った。
今いるこんな素晴らしい選手たちと出来ることもないので、最終的にやってやろうと決意に至りました。
バスケットのスタイルは時代と共に変わるが、チーム一丸となる事、これは難しい事、これを作ること、作り上げること。
昨シーズン優勝はしたが、全体6位だったので来シーズンはチャレンジャーで地区の順位を上げていく。波があったので、今年は東地区スーパーリーグがあるし、課題があり、テーブス、フィーラーも居なくなるので、選手全員で戦うチーム、バリエーションで強みを発揮できるかが大事な要因になっていくと思う。
比江島が変わってプレーしてくれた。新しいメンバー入ってくるので、ディフェンス、ルーズボールなど細かくやって、各々の力を合わせてやっていきたい。選手が活きるバスケットをやっていきたいし楽しみでワクワクしている。」
今回のHC引き継いで、安齋氏とのエピソードも最後に話してくれた。
「安齋さんとブレックスメンタリティを出発点として作ってきた。継続して進化させていきたい、最後はこの人を男にしなきゃいけないと思っての優勝だったので自分も男泣きを初めてしてしまいました。最高の瞬間でした。ファンが熱くなる試合を展開して新しいブレックスを作り上げていきたい。」
新ヘッドコーチ キャリア
東京都 1984年5月13日生まれ
<コーチ>
2009-12 日立サンロッカーズ(JBL)アシスタントコーチ
2013-16 リンク栃木ブレックス(JBL/NBL)アシスタントコーチ
2017-19 琉球ゴールデンキング ヘッドコーチ
2020 宇都宮ブレックス サポートコーチ
2020-22 宇都宮ブレックス アシスタントコーチ
2022〜宇都宮ブレックス ヘッドコーチ
<日本代表>
2009年
第25回ユニバーシアード競技大会 アシスタントコーチ
2013年
第27回ユニバーシアード競技大会 アシスタントコーチ 第5回FIBA ASIAカップ
2014年
第5回 FIBA ASIAカップ
第36回 ウィリアム・ジョーンズカップ アシスタントコーチ
第17回 アジア競技大会 アシスタントコーチ
2015年
第37回男子ウィリアム・ジョーンズカップ アシスタントコーチ
第28回 FIBA ASIA 男子バスケットボール選手権大会 アシスタントコーチ
2016年
FIBA 男子オリンピック世界最終予選 アシスタントコーチ
第38回男子ウィリアム・ジョーンズカップ アシスタントコーチ
2016 FIBA ASIA チャレンジ アシスタントコーチ
2017年
東アジアバスケットボール選手権大会 2017 アシスタントコーチ
2021年
FIBA バスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選 Window1 アシスタントコーチ
2022年
アジア地区予選 Window2 アシスタントコーチ