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【Bリーグ】富樫勇樹のビックショットでオーバータイム激闘の末渋谷を撃破「信頼を勝ち取る」/ジョーンズ50得点「優勝の為に頑張る」

【Bリーグ】富樫勇樹のビックショットでオーバータイム激闘の末渋谷を撃破「信頼を勝ち取る」/ジョーンズ50得点「優勝の為に頑張る」

開幕後、ホーム初の試合を悔負したGame2負けられない千葉と、ライアン・ケリーが戻った渋谷の今シーズンは出だしで開幕5試合で4勝1敗。チーム変化があった千葉は3勝2敗。お互いアタック、スリーポイント、激しいディフェンスと速い展開を得意とする両チームの戦いは注目カードになる。Game2も昨シーズンのCSの時と錯覚するかのような更に激闘へ、オーバータイムでも激しい攻防の末に富樫勇樹のスリーポイントで勝利を引き寄せ、千葉が渋谷に勝利した。

船橋アリーナ 4532人
70万人Bリーグ最速で達成
富樫勇樹 Bリーグ史上初3P 700回達成

千葉J 96-93 SR渋谷
1Q 24-23
2Q 17-18
3Q 24-20
4Q 18-22
OT 13-10

<千葉J>
#2 富樫勇樹 26得点(3P5/9) 9アシスト 4スティール
#32 ジョン•ムーニー 20得点 18リバウンド
#4 ヴィック・ロー 12得点
#34 クリストファー・スミス 12得点

<渋谷>
#5 ケビン・ジョーンズ 50得点(3P5/9)
#9 ベンドラメ礼生 14得点

原のダイブから得点して入る千葉。ベンドラメもすぐさまフリースローもらう。原は積極的にいきスリーポイント決めてリードする千葉に、石井がスリーポイント決めて流れは一進一退。両チームメンバーを変えていく中、富樫の1on1からのドライブしてバスカン取るなど千葉がリズムを掴み、大倉もアタックしてリードする。渋谷はインサイドにアタックする強さを見せ、ベンドラメのスリーポイントで追いついていく。

千葉が2Q走りリード広げるが、激しい攻防でお互い得点が入らない時間帯になる。千葉は富樫、大倉ダブルガードで大倉のスリーポイントも決まり千葉もインサイドにアタックするが、渋谷ジョーンズのインサイドからと、3本目のスリーポイント連続得点が決まり41-41同点で折り返す。

後半、中々両チーム決まらない中、ベンドラメのスリーポイントから入り石井も続いてペイントにアタックして得点していく渋谷。千葉も富樫のスリーポイントで返し、お互いディフェンスに集中する中、富樫からムーニーへピック&ロールでバスカン。渋谷はジョーンズがスリーポイントを沈めコーナーからダイブして連続でジョーンズが得点あげる。千葉もダブルチームで追い込むがボールムーブよく、千葉は止められない。力のある両チームだが千葉は富樫からギャビンのホットラインで千葉らしい攻撃もでて65-61千葉リードで最終クォーターへ。

そのまま千葉が勢いよくスミス、エドワーズとスリーポイントを決め切るが、そこからジョーンズが止まらずスリーポイントを決めて渋谷を引っ張って同点に追いつく。強豪チームの終盤の戦いは、富樫がここぞのところでスリーポイントを決めてリードする。

リバンウンドで力を発揮するマカドゥのインサイドで1点差にして、エドワーズもインサイドでフリースロー取って得点と、1分切って1点差千葉リードの痺れる展開になる。
この試合チームを牽引する富樫、ジョーンズのルーズボールでジョーンズファウルで富樫1本フリースロー外して、2本目決めて2点差残り21秒、ジョーンズにファウル。残り5秒フリースロー2本決めて同点に。83-83でそのままオーバータイムへ。

延長は、千葉がリードするも、ジョーンズを止められない。また富樫のスリーポイントで千葉がリードする。
富樫ドライブから西村にキックアウトしてスリーポイントを沈める。またしてもジョーンズが決まるという、この試合はこの2人が得点でチームを牽引、1点差にする。渋谷からターンオーバーして、富樫は、小島とのマッチアップでBリーグ史上初3P 700回達成させた。更にベンドラメの1on1からスリーポイントを決め切り、残り32秒で6点差と、日本を代表するポイントガードの凄さを見せつけると会場のボルテージはマックスになった。
その後ジョーンズがすぐスリーポイントで3点差と1人で50得点をあげる。最後のオフェンスの渋谷はジョーンズのスリーポイントが外れて96-93で千葉が大接戦を制した。

 

 

試合後コメント

パトリックHC(千葉J)

「2日間で85分間タフでエキサイティングだった。最後まで諦めない、VUKIもホットになって3P決めて、スティールを取って、ミスがあっても最後に理想的にDF出来なかったけど、OFが良くなってステップアップ出来たと思う。ハイプレッシャーでDFしてるので選手自ら交代を聞いている、ファウルトラブルでも交代して休ませてる形を取った。
開幕まで新しいシステムで全員での練習が少なかったが、今日はいい時間帯、ストレスある時間帯があったけど、相手にタフショット決められても、頭を下げないで最後まで戦ってくれた。」

 

富樫勇樹(千葉J)
「ビッグショットを決めた事に関しては、4Qや最後の場面でHCの指示が僕にボールを預けるプレーではなかった事に対して、HCが変わった事もあって今までと違うのを理解している。信頼を勝ち取らないといけないので、プレーで仕上げていきたい。不得意な所を周りに助けてもらう、新しいスタイルを自分の中で背中をむけていたのもあったのでチャレンジして新たなシーズンにしたい。

タフ2日間で最後勝ち切れたのがすごく良かった。これからチームとしてもっと良くなっていきたい。今までと違うラインナップでチームとしても探り探りの所があって、誰が出ても同じ方向を向いてプレーできるようにやっていきたい。」

 

伊佐HC(渋谷)

「一時7点差からカムバックしたりして、ずっと千葉ペースで進んだが、やるべき事をやりきって4Q最後同点にして延長にもって行けたのは今シーズン凄く共通認識があると思う。延長に入って富樫くん西村くん流石の3P、そこに僕のいい指示が出来なかった。
最後のショットももう一つ選択があれば良かった。それはHCの差が出た。負けたけど有意義な週末だったと思います。
ライアン、マカドゥの調子が上がらなかったけど、ケビンが調子良く50得点してしっかり答えてくれた。最後は千葉が3点取った試合だったけど、開幕からポジティブに行っていると思う。」

 

ケビン・ジョーンズ(SR渋谷)

「今日はタフだった。負けずにいいプレーして最後の最後に千葉に決められたけど、自分達の戦う姿勢はよかった。50得点はチームを助ける為に最大の力を持って挑みました。負けたので悔しい。今シーズンはチームの優勝が目標です。どんな事でも、やり方でも全力でプレーしたい。得点だけじゃなくリバウンド、ディフェンスなど勝つ為にやらないといけない。優勝のために頑張る。開幕からチームは学べて、いい状態だと思う。」

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