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【EASL】琉球が台北富邦に勝利するも53点差以上の得失点差で3位決定戦へ 牧隼利「最後までやり切る使命がある」/DAY4

【EASL】琉球が台北富邦に勝利するも53点差以上の得失点差で3位決定戦へ 牧隼利「最後までやり切る使命がある」/DAY4

3/4のGame1で韓国の安養KGCがフィリピンのサンミゲルビアメンに142-87という大差で勝利した為、琉球が決勝進出するのには、得失点差で53点差以上をつける事が条件になり、チームはそれを理解してゲームに入った。先日入団会見が行われ、今大会Game1に初出場したばかりの期待の新人、フィリピンの至宝といわれる“カール・タマヨ”(22歳)はプロ2戦目でのホームコートデビューとなった。

3月4日 (土) 沖縄アリーナ
琉球ゴールデンキングス 83-78 富邦ブレーブス
グループA
1Q 20-20
2Q 25-25
3Q 23-8
4Q 15-25

<琉球>
#45 クーリー 22得点13reb
#33 タマヨ13得点
#1 ダンカン11得点

<富邦>
#5 ジョンソン 28得点

入りは琉球の岸本がボールを展開してクーリーがレイアップで得点。続けて岸本のスリーポイントと果敢に攻めていき、一方富邦ブレーブスもプレッシャー早くペイントへアタックしアウトサイドからも決めてくる。この日のジョンソンは試合通して大事な場面で決め切り、連続得点と高さでチームを牽引した。
琉球はクーリーのインサイドと各選手がアウトサイドからの得点を決め切る。この日ホームコートデビュー フィリピンの至宝タマヨも出て得点と琉球のファンは盛り上がりゴール下で前半から熱戦をみせる。

高さと強さで1クォーターから11得点するジョンソンにディフェンスでダンカンがマッチアップするが、富邦ブレーブスは速攻も立て続けに出て点差を取りまたもやジョンソンにダンクを決められるが、岸本がスリーポイントを決めて流れを断ち切りたい琉球。キャプテン田代がバスカン、拮抗する時間帯もあるが、タマヨがスリーポイントで逆転させる。その後もタマヨのスリーポイント、牧と続けて決まるが、富邦ブレーブスもしっかり決め返してきて前半45-45で折り返す。

後半に入って琉球は、ギアを上げてクーリー、ダンカンがインサイドを牽引し激しくなるゴール下の攻防が続く。フリーを作って牧がスリーポイントを決め、岸本が果敢にペイントへ切り込んでインサイドからキックアウトで今村、ダンカンと、アウトサイドが決まり出し琉球らしいオフェンスで一気に二桁得点差に突き放し、3Qは8得点に抑えた。

最終クォーターも強度を落とさず、松脇、小野寺と琉球のディフェンスをみせ、富邦ブレーブスのエース、ジョンソンには得点を許すが、他は仕事をさせないハードなディフェンスをみせる。インサイドでは、ダーラムが不在の中で、強みを発揮したタマヨはリバウンドも取り得点も二桁まで伸ばしてオフェンスに貢献。エースのジョンソンが覇気をみせるが、岸本のスリーポイントでまた二桁にしクーリーのダンクも見せるなと、後半はいつもの琉球のバスケットをしっかり展開して取り戻し、83-78で台湾の強豪チームに勝利した。

53点差の得失点差は中々埋める事が出来る数字ではなく、今大会のルール上、2連勝したが、3/5の3位決定戦に進む事になった。

 

 

試合後コメント

桶谷大HC
「まず台湾の強豪チームに勝てた事は本当に素晴らしいと思いますし、率直に嬉しいなと思ってますが、この試合を53点差以上で勝てないといけないという条件付きで、始まってそこの部分で日頃ないプレッシャーや考えなど必要のない事が脳にインプットされてしまった所が、前半ちょっと問題が出てしまったかなというふうに思っています。後半切り替えて自分たちのバスケを作ってやっぱり勝つ事で終えると全然違うので、点数よりも従来のバスケットをしっかりするというところ後半、切り替えができたことが今日は良かったかなというふうに思います。
この大会で終わる訳では無く水曜日大切なゲームもあるので、自分達のやるべきバスケットをやっていこうと話しました。」

 

牧隼利(琉球)
「コーチから試合前に得失点差を気にしないで自分達のやるべき事にフォーカスしていこう話しましたが、1テンポ早くなってしまったりと勝ち急いだのは仕方ない事だと思います」

J:シュートタッチ、DFも凄くいいと感じます
「そうですね!そういった所で自分の存在感を出していかないといけないので、只々皆んなを良くするためのバランサーにならないように、今日はハンドラーを任せられる時間もあったので自分の味、良い所を徐々に出していけてると思います。天皇杯からシュートタッチも良くなってきてます。」

J:2連勝からの3位決定戦ですが見所や想いを
「Bリーグを代表して大会に出させてもらえてるので最後までやり切る使命があると思います。また一方でEASLを優勝する事が最終目標ではないのでもう1試合が次の広島との試合もあるので勝って勢いを繋げていきたいです。」

 

カール・タマヨ (琉球)
ホームコートデビュー
J:沖縄アリーナとフィリピンアリーナとの違いや歓声など感想を
「沖縄のスタジアムは国際レベルの素晴らしいアリーナだと思っています。ここでゲームをするときは私の同僚たちもずっとサポートしてくれますし、エネルギーが湧いてきてどんどんやっていきたいと感じさせてくれるし、パフォーマンスが良くなる素晴らしいスタジアムだと思っています。」

「次の広島戦でカイソットと戦いますが彼とは高校で一緒にプレーをしてきて、そしてお互いプロになって対戦するので本当にエキサイティングです。勝つは難しいと思いますが、まずは3位決定戦に勝って次へ進みたいと思っています。」

 

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Jbasketライター

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