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【EASL】琉球が3位決定戦敗退し4位で大会終える 今村佳太「アジアでもしっかりクリエイトする力は感じていて後は精度を」/DAY5最終日

【EASL】琉球が3位決定戦敗退し4位で大会終える 今村佳太「アジアでもしっかりクリエイトする力は感じていて後は精度を」/DAY5最終日

EASLのホーム&アウェイ方式から日本での5日間で宇都宮、沖縄で開催された今大会はDAY5最終日を迎えた。
今大会はレギュレーションが大きく変わった事もあり2連勝した琉球は得失点差で3位決定戦にて、中華圏のベイエリアドラゴンズと対戦になった。ベイエリアドラゴンズには、得点源のパウエルやカナダ代表で活躍し、NBAマジック、ネッツで285試合プレイしたアンドリュー・ニコルソンがオフェンスでチームを牽引して琉球を退け勝利して3位に入賞した。
またブライアン・グールジアンHCは現在の男子オーストラリア代表のHCも務めていて世界を戦い抜いてきた経験でこの大会の為に作られて1年のチームを率いる事でも注目になった。

3月5日 (日) 沖縄アリーナ
3位決定戦
琉球ゴールデンキングス70-90 ベイエリアドラゴンズ
1Q 14-16
2Q 14-28
3Q 23-30
4Q 19-16

<琉球>
#7 アレン・ダーラム 19得点 7Reb
#1 ジョシュ・ダンカン 15得点 7Reb
#88 牧隼利 10得点

<ドラゴンズ>
#13 パウエル 29得点

琉球のスターターは、ダンカン、岸本、ダーラム、牧、今村。ベイエリアは、ブライアン・グールジアンHC(現在オーストラリア男子HC)率いるタレント揃いの選手たちが揃うチームに対して、琉球はディフェンスでどう仕掛けていくか。
序盤は少し重たい入りになる両チームだがベイエリアは、フィジカルを活かしてペイントへ攻める。また225cmの圧倒的な高さを活かした#21 リュー・チュアンシン(225cm )にもインサイドでもゴール下で苦しむが、今村、ダーラムが積極的にドライブで仕掛ける。

#13 パウエルは、宇都宮にダブルダブルなどパフォーマンスを見せるタレントでエース、やはり個人技でも魅せてくる。点差を離されそうになる琉球は途中からコートインしたタマヨがコーナーから決め、ダンカンもコーナースリーを決めるなど流れを断ち切りたいが、ベイエリアはセカンドチャンスや速攻で得点して二桁得点差になる。
得点がほしい琉球は、牧がコーナーからスリーポイントを決めてくるが、ペイントで、しっかりディフェンスするベイエリアに、強みを出し切れ無くオフェンスが単調になっている琉球は後半どうアジャストしてくるか。28-44ベイエリアリードで前半折り返す。

3P琉球3/13 23.1%とアウトサイドが厳しいゲームになった。

後半、琉球はアウトサイドから積極的に仕掛け、今村、岸本とダーラムがスリーポイントを決めて意地を見せるが、ベイエリアの#44 アンドリュー・ニコルソンもしっかりアウトサイドから決めて23得点差と引き離す。タイムアウト取った琉球はフリッピンがボールを展開して飛勇に合わせてを見せダンク、ダーラムも果敢にインサイドへ攻めていくがフリーになると必ず決め切るベイエリアの選手たちに、このクォーター30得点を取られて最終へ。

なんとか最終クォーター、追いつきたい琉球は、フリッピンが覇気を見せペイントアタックし、自らスリーポイントを決める。その後も飛勇のブロックなどもみせるが、インテンシティ高いベイエリアのディフェンスと決め切るオフェンス力で、琉球は自分達のバスケットを出しきれず70-90で敗退して4位になり、5日間のEASL weekを終えた。

 

試合後コメント

桶谷大 HC(琉球)
「1Q DFで踏ん張れり頑張れて自分たちのオープンショットは作れたけど決め切れずに2Q自分達の動きが止まった時にオフェンスでイニシアチブを取られた。オフェンスの終わりが良く無くてターンオーバーやリバウンドから走られたりファーストブレイクを取られた。
そこで離されてしまって3Q点差がある中を気持ち良く遂行された。良いシュートが打てたり良いバスケットできる時間帯もあったんでしっかりシーズン自分たちもそこを続けられるしていきたい。

今大会は本当にBリーグでは中々味わえないサイズ感がありましたし、外国人選手もそうですし、日ごろ通ってるバスが通らなかったりという所で、ターンオーバーを誘発させられた。コンテストにしても、本当に手をあげてないと簡単にイージーショットに見えてしまう。やっぱりそういった部分でもう1回、原点に立ち戻る自分たちがやるべき事やることに立ち戻りたいなと思う。」

 

渡邉飛勇(琉球)
J :このリーグでの収穫は
「今回、どのチームもとても強くてコロナもあって色んな事が変わったけど全体的には良い大会だったと思う。このキツさに彼らのホームタウンに行って試合をするよりは良かったです。

相手のビックマンに関しては、フィジカルでやられた。日本代表もあってハードワークだったけどやるしかない状況でした。止められる様にと思って頑張ってましたが、入れられました。次の広島戦 カイソットは以前プレイした事もあり、更にシュートとが出来るからヤバいと思ってますが強いディフェンスでやります。」

 

今村佳太(琉球)
J:今回のリーグで糧になったと思う事は
「自分達の形がOFもDFも出させてもらえなかった。個の力でねじ伏せられた事が敗因だと思う。誰が出てもウチのスタイルをする事は変わりないが、やはりそこが大きかった。試合を重ねていく事にステップアップして全てが経験だと思うし、天皇杯、リーグ優勝に繋がっていくと思う。」

「自分としてはチームのハンドラーとしてやらせて貰っている中でアジアでもしっかりクリエイトする力は感じてますし、後は精度の部分だと思っています。そこは自信を持ってBリーグでもやっていけると思いました。」

 

アレン・ダーラム
「​大変タフな試合でした。点数的には厳しい結果となりましたが最後まで諦めずに試合をしましたので、今シーズンのリーグ持ち帰って続けて行きたいと思います。

大会開催では始めは各国を移動するという計画でした。とてもハードなことでしたゲームを試合をして又移動してという、そのエクストラに大変な労力が要るものでし​日本で試合が出来たことで良いバスケットが出来たと思います」

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