開幕から4連勝でスタートを切った前年度チャンピオン琉球は、新たな戦力として迎えたローやカークの活躍が激しい戦いに貢献した。またSR渋谷はホーキンソン、田中大貴含めて新しいメンバーがシーズン前に注目された。シーズン開幕の結果は4連敗と厳しいスタートだがここからどんな戦いを見せてくれるか更に注目が集まる。
10/15(SUN) Game2 @青山学院記念館
SR渋谷 82-84琉球
1Q 25-25
2Q 18-20
3Q 18-19
4Q 21-20
<琉球>
#4 ヴィック・ロー 22得点 9Reb 5AST
#7 アレン・ダーラム 12得点 4Reb
#15 松脇圭志 12得点(3P2/5)
#53 アレックス・カーク 12得点 7Reb
<SR渋谷>
#34 ライアン・ケリー 26得点
#13 田中大貴 18得点(3P4/6) 2STL
#5 アンソニー・クレモンズ 12得点 6AST 4STL
#8 ジョシュ・ホーキンソン 10得点 8Reb 5AST
琉球は岸本アウトサイド、松脇ペイントアタックといい入りをする。この試合絶対落としたくない渋谷はディフェンスをハードにいくが、ローの個人技で打開してリードを広げる。新加入の田中もスリーポイントをカークの前からフリーを作って決め切る。そのカークはインサイドの強さを発揮して得点する。ホーキンソンもオフェンスリバウンドからフリースローで得点とお互いインサイド陣が激しく戦い入れ合い25-25で1Q終える。
渋谷はボールもよく動き、ディフェンスも上がっていい展開になる。さらにボールを動かしてホーキンソンから小島に渡りコーナーからスリーポイントを決め切りリードを広げる。小島がディフェンスからハッスルしてこのクォーター小島が引っ張りケリーの個人技で2桁得点差をつける。それでも琉球はしっかり返していきローを渋谷は止められず外から岸本のスリーと逆転する琉球は45-43リードで前半を折り返す。
後半琉球はボール動かし岸本のスリーポイント含めて得点してリード広げて入る。田中のスティールもあり追いげるがローのスリーポイントでまた引き離す。渋谷は何度もスティールからブレイクで得点して逆転するも今村のスリーポイントで64-61琉球リードで最終へ。
お互い得点して拮抗してゲームが進んでいく。渋谷もディフェンスからブレイクでいくが琉球がしっかり抑えていく中で苦しい時間帯で田中がここでスリーポイント決めて1ポゼッション差にして終盤になり激しい攻防になっていく。残り1分ほどで粘る渋谷に岸本の値千金のスリーポイントでリードを広げる。ここから渋谷は粘りすぐに返して1ポゼッション差にする。田中のスリーポイント、ホーキンソンのアタックからフリースロー1本決めスティールから押し込んで残り9秒で遂に逆転する渋谷。しかし琉球のは最後の最後まで諦めない、残り5.5秒でローがしっかりジャンパーを決め切りバスカンが炸裂する。最後の最後で大逆転した琉球が追い上げてきた渋谷を振り切り勝利して開幕4連勝した。
桶谷大 HC(琉球)
「反省はかなり多いですね。特に前半はディフェンスのコミュニケーションが悪くてポップでやられました。ローテーションが遅い所もあり、クロージングも自分達が5点勝ってて3点取られてしまったりその辺は反省かなと思いますます。オフェンスではターンオーバーが多かったですね。チームとしてはそれ以外はどこがアドバンテージかをみつけるのが上手くなってきたと思います」
J:ディフェンスでしっかり切って抑えて行ってましたか抑え所はどうでしたか
「ケリー選手はポップしていき、ホーキンソン選手はダイブも入れてくるのでそこは難しくて、ケリー選手はポップに対する守り方を基本的にやっていて、ホーキンソン選手はどっちもあるのでダイブだったらスイッチはなし、ポップならスイッチとやっていました。そこはほんのちょっとした所ですね。
あとはコミュニケーションが大事で、細かい所は当初から比べればよくなってきていると思います。これからもっとよくしていきたいですね。ポストの守り方は悪くなかったですね。選手ともっとコミュニケーション取ってスムーズに遂行させてあげたいと思います」
ヴィック・ロー(琉球)
「非常に楽しい試合でしたし、最終的にチームを勝たせる事が出来て嬉しく思ってます。最後のシーンはチームメイトが自分を信頼してくれていい結果で終われて良かったです。ミドルショットは得意としているので決められました。HCにタイムアウトで自分が打つように言われればやりますし、チームが勝つために全力でベストを出したいと思ってます」
J:千葉の時は会見の時にいつも楽しませてくれて盛り上げてくれていましたが、琉球ではどんな風に魅せてくれますか
「チャットニホンゴハナセマス!!(笑)
日本語に関しては1日1語を目標にやっていてシーズンが終わる頃には流暢に話せるように頑張っています!
アリガトウゴザイマス!」
ルカ・パヴィチェヴィッチ(SR渋谷)
「今日の試合は素晴らしい強度高いゲームが出来ました。皆さんに感動を与えられたいいなと思ってます。でも今週末1勝出来なかったのは悲しい気持ちです。
この2試合は凄く似ているゲームでした。今日は勝つチャンスが大きくあったと思いますが最後の最後で自分達の手元から勝ちが落ちてしまった。でもいいゲームでした」
J:今シーズンの渋谷はどんなチームになる、していくのでしょか
「20年間コーチをやってきてその中で6年間日本でコーチをやってます。まず求める事はフィジカルに戦えるという事、作戦的な事、準備ができる人達を集めてます。バスケットは色んなシチュエーションが起こるのでそこに対する作戦や戦術を考えるられるチームを目指します。その中でインテンシティ高く、アグレッシブに、またスマートに、そしてソリッドネス固くプレー出来るチームというのを求めています。
モンテネグロ代表、セルビア代表、その他色々なクラブチーム、アルバルクや渋谷とやってきている中で、しっかり先ほどの事を教えるのを大切にやってきました。
最終的に何が必要かというと、準備する事が全てです。シェークスピアの言葉にあるようにここが1番大事になってくるというのを常にチームに言ってきてます」