橋本拓哉(28) 2018年アジア競技大会日本代表、Bリーグ2020-21ベスト6マン受賞、2021年右アキレス腱断裂から復帰して2022-23シーズン全60試合出場した
茨城がホームに大阪を迎えての2連戦2日目。開幕5連敗と苦しい戦いが続く茨城と対照的に開幕5連勝と好調の大阪は、Game2も勢いそのままに大阪が100点ゲームで茨城を退けた。6連勝と勢いのまま水曜日の京都戦につなげた大阪と、次戦でなんとか今シーズン初勝利をもぎ取りたい茨城の試合になった。
10/22(日) アダストリアみとアリーナ
茨城85-93大阪
1Q 24-19
2Q 23-27
3Q 13-25
4Q 25-22
<大阪>
#21 ショーン・ロング 26得点 14Reb
#32 アンジェロ・カロイアロ 13得点 7Reb 5AST
#14 橋本拓哉 12得点(3P4/6)
#8 多嶋朝飛 11得点(3P3/5) 4AST
#31 木下誠 11得点
#7 西川貴之 10得点
<茨城>
#11 チェハーレス・タプスコット 20得点 6AST
#17 山口颯斗 15得点 6Reb
#13 中村功平 12得点
#5 マックス・ヒサタケ 11得点
第1Q、昨日は33点と大阪に一気に走られた茨城だが、今日は中村功平のスリーポイントで幸先良く先制すると、山口とタプスコットの得点で8点のランに成功する。今日はこのまま茨城が一気に走るかと思われたが、5連勝と好調の大阪も木下のスリーポイントやロングのインサイドアタックなどで一時は1点差まで詰め寄る。
このまま逆転を許したくない茨城は、途中出場の松本が4得点、ケネディが相手のファウルを誘ってフリースロー3本を決めるなどで再びリードを広げて5点差で第2Qへ。
第2Q、大阪はいきなり西川、橋本と多嶋の3連続スリーポイントで9点ランで逆転する。茨城も昨日復帰したばかりのキャプテン平尾が得点するも、大阪が再び多嶋のスリーポイントでリードを広げる。そこからは、大阪がロング、ハマーがインサイドから力で攻めると、アウトサイドからは西川がスリーポイントを沈める。茨城も38-46の8点ビハインドから中村功平、山口がインサイドを攻めて相手のファウルを誘い、フリースローで得点を重ねて6点のランで2点差。このまま前半終了と思われたが、大阪のターンオーバーで得た残り2秒の茨城の攻撃で、鶴巻がスリーポイントのブザービーターを見事に決めて茨城が逆転で折り返す。
僅差で折り返して勝利のために両チームにとって大事な第3Q、大阪がロングがインサイドのペイントアタックで得点すると、外から橋本がスリーポーンとを決め、ここでも7点のランで逆転しさらに点差を広げる。茨城も鶴巻と山口のペイントアタックで点差を縮めるとヒサタケも得意のジャンプ力を活かしたペイントアタックでリードする。それでも大阪は木下のアタックで再び逆転すると、茨城がフリースロー2本を外した後のトランジションから多嶋がスリーポイントを決めてリードを広げ、11点リードで最終第4Qへ。
第4Q、ロングの得点からスタートするが、タプスコットが5連続得点で点差を縮め反撃に出て一時6点差まで詰める。それでも大阪はロングにボールを集めてインサイドアタックで得点を重ねる。点差が縮まらず焦る茨城はなかなか得点が伸びず、逆に大阪はロングのインサイドを警戒して守りが薄くなった茨城のアウトサイドから、橋本が2本のスリーポイントを決め点差を再度11点差まで広げる。最後はタプスコット選手が意地のスリーポイントのブザービーターを決めるも、大阪が逆転で勝利。勝った大阪は開幕6連勝で西地区首位をキープ。一方負けた茨城は、いまだ勝ち星なく開幕6連敗で東地区8位。
Jbasket nissy’s eye
茨城は、昨日の反省を活かして第1Qでリードを奪うも、大阪のロングの力強い攻撃を最後まで止められなかった。一方の大阪は、インサイドだけでなく、多嶋と橋本が要所でスローポイントを決めて流れを掴んで、好調のチームをけん引した試合となった。
フィッシャーHC(大阪)
「2試合目勝てたことを嬉しく思う。簡単なゲームになるとは思っていなかったので、予想通り波のある試合だった。今日の前半オフェンスもディフェンスも自分たちのリズムが掴めなくて迷っていた時間帯もあった。ハーフタイムでディフェンスをもっとフィジカルに行かないといけないという所をチームで話して(第3Qは)相手に13点しか取らせなかった一番の今日の勝ったポイントだろう。」
#8 多嶋朝飛(大阪)
「難しい出だしになってしまいましたが、しっかり40分間通して自分たちのやるべきことをやり切った結果、勝利に結びつけることができました。茨城のファンの皆さんが温かい声で迎えてくれて、やっぱりここは良いアリーナだなと改めて感じましたし、茨城で試合ができてすごく嬉しかったです。 もっとチームに慣れて、選手を知って、誰が出てもエヴェッサのバスケができる状態を目指して、チームを築き上げていきたいです。」
アンドリセヴィッチSVHC(茨城)
「今日のゲームに関しては、気持ちや集中力、エナジーは昨日より良かった。第1Qは大阪を5分間の間を6点に抑えた時間もあった。ただ大阪のロング選手が今日は26点と素晴らしかった。色々な方法でロング選手や他の選手を止める方法、解決策を試みたが力が及ばなかった。来週の水曜日は試合があるので、チームとしては成長し続けたいと思う。また、水曜日の試合で勝つチャンスはあるので、そこに向けて準備していきたい。」
山口颯斗(茨城)
「チームとして昨日も負けているので、最初から自分たちがファーストパンチしていこうと話していた。前半は結構我慢出来ていて、第3Qあたまは52-54と我慢出来ていたが、そこから相手にやりたいことをやらせてしまって、自分たちが我慢できずに点数を与えてしまって追いつけなかった試合だった。」
鶴巻啓太(茨城)
「前半は1日目のアジャストをしっかり出来ていた。後半になって徐々に自分たちのバスケットが出来ず、相手に簡単に失点されるようになって相手の試合になってしまった。」