福岡第一宮本兄弟がしっかりコントロール
八田が決め切って接戦ながら安定したプレーを見せた
高校バスケの日本一を決めるウインターカップ、第77回全国高等学校バスケットボール選手権大会の男子3回戦が東京体育館で行われた。昨年王者の福岡第一高校(福岡)が洛南高校(京都府)を接戦から勝利してクォーターファイナル進出を決めた。
12月26日 男子3回戦
福岡第一 71-65 洛南
1Q 22-8
2Q 12-22
3Q 17-10
4Q 20-25
<福岡第一>
#77 八田滉仁 26得点
#34 シー ムサ 12得点 10Reb
#10 宇田ザイオン 13得点
#35 宮本耀 10得点 7AST
#33 宮本聡 9AST 4STL 4得点
<洛南>
#5 中島悠登 17得点 9Reb
#6 佐々木凌汰 10得点 7Reb
#8 田中夢大 12得点 8AST
#7 井手巧海 11得点
福岡第一は#34シームサのインサイドとブレイクで勢いがつき16-0のランでリードしていい入りをする。点差が大きく開いたものの、洛南はディフェンスからブレイクを出して4点差まで追い上げる粘り強さをみせる。その後福岡第一のインサイドからの得点がなかなか決まらない中で、八田がスティールから得点して洛南の勢いをとめる。オフェンスリバウンド頑張る洛南は30-28と16-0のビハインドを2点差まで追い上げ、リバウンドも互角に戦い34-30福岡第一リードで折り返す。
速い展開で進める福岡第一に、なんとかくらいついていく洛南に、アウトサイドが決まりだす福岡第一はジャンパーにバスカンとじわじわと点差を広げる。それでも試合通してディフェンスを我慢強くやり続け、ペイントでの得点も粘り強くプレーして、遂に3分切って3点差まで追い上げるが、宮本聡がゾーンディフェンスを切り裂き得点、洛南も続いて得点と全くわからない展開になるが、落ち着いたプレーを見せる宮本兄弟のコントロールで得点し、最後まで粘る洛南は1分切って4点差にするが福岡第一がしっかり守り切り洛南を破ってクォーターファイナル進出を決めた。
試合後Jbasketインタビュー
井手口コーチ
J:16-0のランになると難しい試合になりますね
「まあまあ、でもありがちですよね、最初良くてあとはっていうのはあります。ちょっとそれもそうなるのかなと思ったら、ほんとにそうなっちゃいましたね」。
J:速い展開からハーフのところでどういう展開を指示されていましたか
「24秒をうまく使ってブレイクで8秒ぐらいと、次の16秒と最後の8秒ぐらいにうまく分けて、8.8.8という感じでうまくできるように言っていますね」。
J:接戦となり観ているファンは盛り上がりますがコーチはどのように感じていましたか
「子供たちはあまり洛南高校っていうのはここ数年ちょっと上がってきていなかったのでね、ただ、僕からしたらもう何回も何回も悔しい思いっていうか、もう厳しさを教えられたチームなので、ちょっと僕が少し対洛南ということでナーバスだったかなっていう気もします」。
J:今日のような試合の後は選手たちにどのような話をするのでしょうか
「今日は追い上げられたけど、とりあえず負けてないよっていうところで、なんて追い上げられたのかをちょっと半分腹立ってるんですけども、うん、でもやっぱりゲームですから、負けてないよっていうところを伝えました」。
J:明日の開志国際戦との対決はチームやコーチの対決として注目されますが気持ちを教えてください
「明日は3年生の3年間の全てぶつけてくれると思いますけど、明日からはもう、、もう明日で最後のつもりで頑張ります」
と最後に井手口コーチの気持ちの入った頑張りますを聞くことができた。
正智深谷(埼玉) 72-98 藤枝明誠(静岡)
前橋育英(群馬) 41-89 福大大濠(福岡)
東山(京都) 84-72 北陸(福井)
報徳学園(兵庫) 50-64 八王子学園八王子(東京)
鳥取城北(鳥取) 85-69 京都精華 (京都)
延岡学園(宮崎) 81-67 美濃加茂(岐阜)
北陸学院(石川) 42-69 開志国際(新潟)
福岡第一(福岡) 71-65 洛南(京都)
12月27日クォーターファイナル
東山 vs 藤枝明誠
八王子 vs 福大大濠
福岡第一 vs 開志国際
鳥取城北 vs 延岡学園