FIBA アジアカップ予選で日本代表を牽引する富樫勇樹が、敵地・タイペイで行われる次戦に向けて意識と課題を語った。
ホームでの快勝から一転、難しいアウェイ戦となる。
【前日公開練習・インタビュー】
シューティングで競い合う、富樫と富永。富永啓生がフロアにいれば必ず居場所は確認しながらプレー
タイペイのビッグマン変更に警戒、しかし「守りやすさ」も視野にタイペイはビッグマンのロスターを変更してくる可能性があり、サイズの面での対策も予想される。
富樫はこの点について「もちろん、そのサイズ面で変えてきたのはあると思います。ただ、日本のディフェンスとしては4番の選手が誰になるかがキー。どういうタイプの選手か次第では、逆に守りやすくなる可能性もあります」
相手の変化にアジャストして、日本のディフェンスコンセプトを軸に対応する姿勢を示した。
アウェイの空気を警戒「軽い入り方をすると難しい試合になる」
ホームゲームでの快勝はチームに手応えをもたらしたが、敵地での戦いは別物。富樫はタイペイの独特な空気が試合に影響すると語る。
「快勝した後に気を引き締めることは全員が分かっています。でもタイペイの会場の空気はすごくて、その雰囲気にのまれる可能性もある。前回の勝ちの印象を持ちすぎると軽く入ってしまい、かなり難しい試合になると思います」
さらに、「そもそも簡単な試合にはならないという前提で臨まないといけない」と語る。初戦でのプレータイムは、渡邊雄太とホーキンソンが30分出場している。
#12 渡邊雄太 29分出場して 20得点・5リバウンド・5アシスト
#24ジョシュ・ホーキンソン 30分出場
14得点・12リバウンド・８アシストとトリプルダブル級の活躍で日本を支える
前日公開練習「ガードと違う縦のアタックも増やしていく」
初戦は結構リバウンドもエナジー高くそこでいいきっかけを作っていた西田
「継続したいなと思うし、ビッグ1人入れたところで、やっぱりリバウンドは、意識の問題だと思うんで、オフェンスリバウンド含めて、クラッシュしたら相手のトランジットも消せると思うんで、そういった意味では続けていきたいなと思ってます」。
公開練習でJbasket インタビュー
日本は連勝を目指し、敵地で真価を問われる一戦へ
ホームで戦術通りの試合で快勝したが、日本代表にとって、タイペイ戦は“勝つべき試合”ではある。しかしアウェイ特有の雰囲気、相手のロスター変更、日本もアジャストする必要がある。
世界大会、何が起こるかわからない、予選の厳しさを知る富樫勇樹の言葉どおり、前回の快勝に捉われず、ハードワークを貫けるか。日本代表のこのWindow1タイペイでの戦い、真価が問われる戦いが、まもなく始まる。
Window1登録メンバー12名
#1齋藤拓実（PG／172cm／30歳／名古屋D）
#2富樫勇樹（PG／167cm／32歳／千葉J）
#3安藤誓哉（PG／181cm／33歳／横浜）
#12渡邊雄太（SF／206cm／31歳／千葉J）
#18馬場雄大（SF／196cm／29歳／長崎）
#19西田優大（SG／190cm／26歳／三河）
#24ジョシュ・ホーキンソン（C/PF／208cm／29歳／SR渋谷）
#30富永啓生（SG／188cm／24歳／北海道）
#31原修太（SG／187cm／31歳／千葉J）
#34渡邉 飛勇（PF／207cm／26歳／信州）
#91吉井裕鷹（SF／196cm／27歳／三遠）
#99川真田紘也（C／204cm／27歳／長崎）
🗓 大会概要
FIBAバスケットボールワールドカップ2027アジア地区予選 Window 1
12月1日（月）20:00（日本時間）／新荘体育館（新北市）
【大会特設サイト】https://fibaworldcup2027-asianqualifiers.japanbasketball.jp/
《アウェー 大会概要》
【対戦】男子日本代表チーム（22位） vs 男子チャイニーズ・タイペイ代表チーム
【日程】2025年12月1日（月） TIPOFF 20：00 (日本時間)
【会場】新荘体育館（新北市）
【テレビ放送】2025年12月1日（月） 19：54～ ＢＳ朝日にて生放送
【配信放送】ABEMA・DAZN・TVerでライブ配信
FIBA大会公式サイト
https://www.fiba.basketball/en/events/fiba-basketball-world-cup-2027-asian-qualifiers
