今シーズン初の東京ダービーとなったA東京とSR渋谷との試合。前節、ともに痛い連敗を喫して年越しとなった両チームにとって、2025年の初戦を勝って連敗を止めたい試合。
1/4(SAT) Game1
代々木第一体育館 10,098人
A東京 56-69 SR渋谷
1Q 16-20
2Q 18-18
3Q 11-16
4Q 11-15
<渋谷>
#8 ジョシュ・ホーキンソン 13得点6Reb
#5 アンソニー・クレモンズ 12得点 6Reb 6AST
#21 ケビン・ジョーンズ 11得点 7Reb
#22 リード・トラビス 11得点 6Reb
#13 田中大貴 10得点 3AST
<A東京>
#11 セバスチャン・サイズ 13得点 6Reb
#25 福澤晃平 10得点(3P2/4)
#22 ライアン・ロシター 13Reb 5AST 7得点
第1Q、開始早々から渋谷がクレモンズと田中の3ポイントが決まるなど、10-2と一気にリードを奪う。このまま点差を離されたくないA東京も、サイズやメインデルを中心になんとか点数を詰めようとする。しかし、渋谷もホーキンソンなどが得点を重ねて点差を縮めさせない。それでもA東京は、第1Q終了前に途中出場の福澤が3ポイントを決めて4点差に縮め第1Qを終える。
第2Qは、A東京がサイズの連続得点と福澤の3ポイントで、一気に逆転する。しかし、渋谷がすぐさまクレモンズの3ポイントを決め再び逆転し、A東京に前に行かせない。このクオーターは、渋谷はホーキンソン、A東京はサイズを中心に点を取り合い、4点差のまま前半を終了する。
ここから逆転したいA東京。後半さらに引き離したい渋谷。第3Q、先に前に出たのは渋谷。好調のクレモンズの3ポイントが決まり幸先良いスタート。さらにジョーンズの3ポイントなどでリードをさらに広げた。しかしA東京は、このクオーター、小酒部が7得点と粘りを見せて点差を広げさせない。それでも渋谷は、ホーキンソンを中心にじわじわと点数を重ねて、第3Q終了時点で54-45と渋谷のリードが9点に広がり終了。まだまだ試合展開のわからない一桁点差で最終クオーターへ。
第4Q、ここも先手は渋谷。相手の3ポイントが外れると、しっかりディフェンスリバウンドを取り、そのまま攻撃へ繋げ、ベンドラメがしっかり3ポイントを決める。その後はなかなか両チームともに点が決まらない展開が続くが、試合時間残り6分半を切ったところで、A東京のバランスキーが今日初得点の3ポイントを決め、点差を再び一桁に戻す。しかし、A東京の追い上げもここまで。このクオーター終盤は、トラビスのインサイドをA東京が止めきれず点差をさらに広げ69-56で東京ダービー初戦は渋谷に軍配が上がる。
ルカ・パヴィチェヴィッチHC(SR渋谷)
「まずは、本当にいい試合を戦ってくれて、我々にとって大きな1勝をもたらしてくれた。そして、A東京のホームである代々木第一で勝利を収めてくれた選手たちにおめでとうと言いたい。
両チームともフィジカルに、そしてオフェンス、ディフェンスともに集中力の高い戦いを繰り広げた。A東京も我々も、前節2連敗という形で今回の試合に臨んだので、両チームともに高いモチベーション、そしてこの連敗を脱出するために強い気持ちでお互い戦ってくることは予想できていた。その中で我々の選手たちは、その悔しさをしっかり使って強くスマートに戦ってくれた」。
田中大貴(SR渋谷)
J:今日勝利したが相手はA東京、簡単に2連勝はさせてくれない相手だと思いますが、明日はどのような対策をして戦いますか
「バスケットの前に、気持ちの部分や強度の部分で相手に遅れをとってしまうと、こういうレベルの試合は持っていかれてしまう。僕自身が一番彼らは良いチームだと知っているので、クラブとして連敗は許されないチームなので出だしから激しくやってくると思う。そこに自分たちがしっかりマッチして試合に臨むことが出来ないと、自分たちにとって苦しい試合になってしまう。今日のことは忘れてもう一度強く意識して、明日もいいゲームをして良い連勝だったという週末を迎えられればと思う」。
デイニアス・アドマイティスHC(A東京)
「今日のゲームに関しては、出だしがすべてだったと感じている。結果的に渋谷のペースで試合が進んでいった。我々としてもエネルギーレベルが非常に低く、相手のインテンシティレベルについていくことが出来なかった。それと同時に、メンタルのミス、ディフェンスではローテーションミス、そういうところが目立ってしまったので我々のディフェンスの遂行力がなかった。また、前半だけでターンオーバー10個もゲーム内容としては非常に響いたと思う」。
福澤晃平 (A東京) 公式より
「個人としては、(テーブス)海がいない試合で今3連敗。勝てていないのはその海のポジションで一番長く出ている僕がチームを勝たせられていない、自分の責任だと思います。海と同じことはできないですが、それができないから負けるなら、一生勝てないと思うし、海がいないとずっと負けるのかとなってしまう。そこで自分ができること、例えばアウトサイドシュートを決めるとか、ディフェンスをアグレッシブに行ってうまくファウルを使うとか。ベンチには他のポイントガードもいてくれるので、チームとしてのルールをしっかり守った上でアグレッシブにやって、少しでもチームにプラスの要因を与えられるようにならなければいけません。でも全てはやっぱり勝てていないっていうのが現実ですし今の結果だと思います。僕としては、海がいないからっていうのは一番悔しいですし、連敗するようなチームでもないと思っています。そこは僕がしっかり責任持って勝たせるっていうか、勝たせるっていうほど力があるかもわかんないですけど、とりあえず1点差でも何でもいいので、絶対勝ちゲームまで持っていかないと、チームにも申し訳ないし海にも申し訳ないという思いです。明日は何が何でも勝たないといけない、どの試合もそうなんですけど、明日はしっかり結果を出さないと、選手として契約してもらってる責任を果たせないと思うんで、明日しっかり頑張りたいと思います」。