
FIBAワールドカップ2027アジア地区予選Window1に向けて、召集された20名の選手たちが公開練習でその姿をみせた。日本代表が、再び世界へ挑む。キャプテンは渡邊雄太(千葉J)。2025年、FIBAワールドカップ2027へ向けた長い道のりが、ここから始まる。
今回のwindowで、日本のバスケットを前に進める鍵を握るのはポイントガード陣だ。ペイントアタック、判断力、そしてエナジー。この3つをどれだけコートで体現できるか。そこが勝敗を左右する大きなポイントにもなる。そして今回、その中心として注目されるのが 安藤誓哉 と 齋藤拓実。トム・ホーバスHCが2人に寄せる信頼と期待を語ってくれた。


トム・ホーバスHC「今回のチャイニーズ・タイペイ戦は勝つしかない。みんなもそれをわかっている。」と語る。
今回の予選で、ポイントガードに求めることについて
「ポイントガードはペイントアタックができることが必要。この間のアジアカップではペイントアタックが少なかった。経験があることはすごく大事。誓哉と斎藤はすごい経験があるじゃないですか。2人のそこがすごく大きいと思います。アジアカップでは色々試したけれど、今回は時間がないから、オフェンスも少なくなるけど、細かくしつこくやりたい。」
今回対戦するチャイニーズ・タイペイについて
「台湾は強くなっている。アジアカップではアメリカから何人か帰ってきて、帰化選手も変わった。コーチも変わって、プレースタイルも色々変わったんですけど、今回はアジアカップから5人しかいないんです。少ないんです。新しい選手がいっぱいいるので、今スカウトしていますが、1番と2番の選手が結構上手なので、注意してやりたい。」
安藤誓哉と齋藤拓実について
「コアメンバーは変わらない。そして、斎藤拓実はもうすごい。ずいぶん前から好きだったので、斎藤のペイントアタックが必要だと思う。彼はビッグマンのオンボールの判断がすごく上手なんですよ。
安藤誓哉は、もうずっと前に呼んでいた。呼んだけど、それが色々、怪我とかあったけど、今回はもう、彼は「120パーセントやりたい」と。それはすごく大きいよね。
だからこのエナジーと気持ちの熱いところ。あれが好きだから、そこもこのチームにはすごく必要だと思います。そして今は、オンボールディフェンスがめっちゃ上手いですから。」
競争はある。だが、それ以上に勝つためにまとまるのが今の代表チームだ。
経験値と勢い、判断とエナジー。
それぞれの強みを掛け合わせながら、ポイントガード陣はこのWindowを勝ち切るための心臓となる。



日本のバスケットは、ここからさらに前へ進む。11月28日(金)にGLION ARENA KOBEで行われるチャイニーズ・タイペイ戦へ挑む。
『FIBAバスケットボールワールドカップ2027 アジア地区予選』Window1 直前合宿招集メンバー20名
安藤 誓哉(PG/181cm/33歳/横浜ビー・コルセアーズ)
富樫 勇樹(PG/167cm/32歳/千葉ジェッツ)
原 修太(SG/187cm/31歳/千葉ジェッツ)
渡邊 雄太(SF/206cm/31歳/千葉ジェッツ)
ジョシュ・ホーキンソン(C/PF/208cm/29歳/サンロッカーズ渋谷)
齋藤 拓実(PG/172cm/30歳/名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
馬場 雄大(SF/196cm/29歳/長崎ヴェルカ)
ニック・メイヨ(C/PF/206cm/28歳/広島ドラゴンフライズ)
吉井 裕鷹(SF/196cm/27歳/三遠ネオフェニックス)
川真田 紘也(C/204cm/27歳/長崎ヴェルカ)
渡邉 飛勇(PF/207cm/26歳/信州ブレイブウォリアーズ)
西田 優大(SG/190cm/26歳/シーホース三河)
井上 宗一郎(PF/201cm/26歳/仙台89ERS)
高島 紳司(SG/191cm/25歳/宇都宮ブレックス)
富永 啓生(SG/188cm/24歳/レバンガ北海道)
狩野 富成(C/206cm/24歳/サンロッカーズ渋谷)
ジャン・ローレンス・ハーパージュニア(PG/181cm/22歳/サンロッカーズ渋谷)
金近 廉(SF/197cm/22歳/千葉ジェッツ)
湧川 颯斗(PG/197cm/21歳/三遠ネオフェニックス)
瀬川 琉久(PG/185cm/19歳/千葉ジェッツ)
FIBAワールドカップ2027(カタール開催)へ向けたアジア地区予選が、いよいよ始まる。東京五輪、沖縄W杯を経験した主力に加え、次世代を担う若手が名を連ねる今回のメンバー。W杯2023、パリ五輪、そしてその先へ、日本は「次」を見据えて動き出す。

🧭 ポジション別構成と展望
(メンバーによってポジションが変動します)
【ポイントガード(PG)】
安藤 誓哉(181cm/33歳/横浜BC)
富樫 勇樹(167cm/32歳/千葉J)
齋藤 拓実(172cm/30歳/名古屋D)
ジャン・ローレンス・ハーパージュニア(181cm/22歳/SR渋谷)
湧川 颯斗(197cm/21歳/三遠)
瀬川 琉久(185cm/19歳/千葉J)
経験豊富な富樫・安藤・齋藤に加え、若手のハーパージュニア、湧川・瀬川らも選出。世代を超えた布陣で、プレーメイクの幅を広げる。
【シューティングガード(SG)】
原 修太(187cm/31歳/千葉J)
西田 優大(190cm/26歳/三河)
高島 紳司(191cm/25歳/宇都宮)
富永 啓生(188cm/24歳/北海道)
富永を中心に、シューター・ディフェンダータイプが揃う。特に3ポイントの成功率が勝敗を左右するポイントとなる。ディフェンスも強度高いメンバー構成となった。
【スモールフォワード(SF)】
渡邊 雄太(206cm/31歳/千葉J)
馬場 雄大(196cm/29歳/長崎V)
吉井 裕鷹(196cm/27歳/三遠)
金近 廉(197cm/22歳/千葉J)
渡邊&馬場の両エースに、オールラウンダーの吉井、金近が続く構成。
ディフェンス強度とトランジションで主導権を握る。
【パワーフォワード(PF)】
ジョシュ・ホーキンソン(208cm/29歳/SR渋谷)
渡邉 飛勇(207cm/26歳/信州)
井上 宗一郎(201cm/26歳/仙台)
帰化選手ホーキンソンがインサイドの中心。
スペーシングとリバウンドでチームを支える。渡邉と井上にも期待。
【センター(C)】
ニック・メイヨ(206cm/28歳/広島)
川真田 紘也(204cm/27歳/長崎)
狩野 富成(206cm/24歳/SR渋谷)
メイヨや川真田、狩野ら、Bリーグで存在感を示すビッグマンが集結。
将来的な帰化やローテーションの候補としても期待される。
🗓 大会概要
・11月28日(金)19:05 TIPOFF/GLION ARENA KOBE
・12月1日(月)20:00(日本時間)/新荘体育館(新北市)
📺 放送:BS日テレ/BS朝日
📡 配信:DAZN・TVer・ABEMA
《ホーム 大会概要》
【大会名】FIBAバスケットボールワールドカップ2027アジア地区予選 Window 1
<英語表記:FIBA Basketball World Cup 2027 Asian Qualifiers Window 1>
【対戦】男子日本代表チーム(22位) vs 男子チャイニーズ・タイペイ代表チーム(67位)
※カッコ内はFIBAランキング(2025年9月15日現在)
【日程】2025年11月28日(金) TIPOFF 19:05
【会場】GLION ARENA KOBE (〒650-0041 兵庫県神戸市中央区新港町2番1号 )
https://www.totteikobe.jp/access/
【主催】国際バスケットボール連盟(FIBA)
【主管】公益財団法人日本バスケットボール協会(JBA)
【後援』兵庫県、神戸市
【協力】一般財団法人兵庫県バスケットボール協会
【大会特設サイト】https://fibaworldcup2027-asianqualifiers.japanbasketball.jp/
【テレビ放送】2025年11月28日(金) 18:58~ BS日テレにて生放送
【配信放送】DAZN・TVerでライブ配信
《アウェー 大会概要》
【対戦】男子日本代表チーム(22位) vs 男子チャイニーズ・タイペイ代表チーム(67位)
※カッコ内はFIBAランキング(2025年9月15日現在)
【日程】2025年12月1日(月) TIPOFF 20:00 (日本時間)
【会場】新荘体育館(新北市)
【テレビ放送】2025年12月1日(月) 19:54~ BS朝日にて生放送
【配信放送】ABEMA・DAZN・TVerでライブ配信
FIBA大会公式サイト: https://www.fiba.basketball/en/events/fiba-basketball-world-cup-2027-asian-qualifiers