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【Bリーグ】島根スサノオマジックがホームで茨城ロボッツに2連勝/キャプテン安藤誓哉「普段の積み重ねが大事だと改めて感じた。小さな達成感の積み重ね、負けられない気持ちは常にありこれからも挑み続けます」

【Bリーグ】島根スサノオマジックがホームで茨城ロボッツに2連勝/キャプテン安藤誓哉「普段の積み重ねが大事だと改めて感じた。小さな達成感の積み重ね、負けられない気持ちは常にありこれからも挑み続けます」

第37節GAME2
2月9日 松江市総合体育館 4165人

島根84-74茨城
1Q 28-30
2Q 16-14
3Q 18-11
4Q 22-19

島根スサノオマジックは第37節の2月8日と9日、ホームの松江市総合体育館で茨城ロボッツを相手に連勝を飾った。8日の試合は66-61で接戦を制し、9日は84-74で快勝。これで通算成績は24勝13敗となり、西地区2位をキープ、首位・琉球との差は2ゲームに縮まった。

GAME1では、平尾(茨城)の追い上げに北川(島根)のマッチアップも会場を盛り上げ、ロースコアの接戦を制す。

8日の試合では、茨城の堅守に苦しみながらも、島根が粘り強い守備で勝利を収めた。島根はエヴァンス・ルークが3試合ぶりに復帰し、ジェームズ・マイケル・マカドゥが14得点16リバウンドのダブルダブルを記録。ニック・ケイも11得点6アシストを挙げ、攻撃の中心となった。

試合はロースコアの展開となり、第4クオーター終盤まで接戦が続いたが、ケイの3点シュートと北川のフリースローで勝負を決めた。島根はフィールドゴール成功率が低調な中、リバウンドで優位に立ち、茨城の速攻に苦しみながらも守備を強化し、試合を制した。
4Q の大事な場面では、平尾(茨城)がコートへ。広島時代に切磋琢磨した北川(島根)とのマッチアップも会場を盛り上げ、ロースコアの接戦を制した。

GAME2では、安藤誓哉が自己最多28得点のシーズンハイの活躍

翌9日の試合では、安藤誓哉が自己最多となる28得点を記録し、攻撃を牽引した。第1クオーターからシュートタッチも好調でふた桁得点で折り返す。ディフェンスでは、30失点と苦しんだ後半にはゴール下の守備を修正し、茨城の得点を抑制。安藤をはじめ、ケイ、エヴァンス・ルーク、津山尚大がふた桁得点を記録し、チームを支えた。

特に、ベンチメンバーの奮闘が光った。納見悠仁は5得点4アシスト1スチールの活躍を見せ、安藤がベンチに下がった際の攻撃の停滞を防ぎ、試合を優位に進めた。津山尚大の勝負どころでの3点シュートや守備での貢献も大きかった。

後半に守備強度を高めた島根は、茨城の攻撃を封じ込み、最終的に10点差で勝利を収めた。

茨城ロボッツ、攻守で奮闘も島根に屈す

茨城は、島根との試合で強い粘りを見せたものの、試合終盤での島根の勢いに押し切られた。特に、#25 平尾のバスケットカウントや、島根#3 安藤誓哉の活躍が光り、試合の流れを作った。1Qでは積極的に攻め、#20 フロイドや#21 ジェイコブセンの空中戦で得点を重ね、#0 フランクスも3Pシュートでチームを牽引。しかし、島根の強力なディフェンスに圧倒され、後半に守備の修正が間に合わず、リードを広げられた。特に、第4クオーターで島根が一気にリズムを掴んだことに対し、茨城は再び立て直しを図るも追いつけず、最後まで島根のペースで試合が進んだ。

島根は約3週間のバイウィーク期間に入り、次戦は2月28日と3月1日にアウェイの舞洲で大阪エヴェッサと対戦する予定。

ポール・ヘナレ監督は、同一カードでの勝利に満足感を示し、特に第1クオーターの失点後、守備を修正して2連勝を達成したことを喜んだ。試合を通じて、選手たちが流れを読み、ディフェンスとオフェンスで良い判断を下したことを評価する。「特に第4クオーターでリズムを掴み、得点を重ねた点に満足している」とコメントした。また、今後の課題として選手の健康管理と、プレーオフに向けた一貫した戦術の確立を挙げ、チームのさらなる成長を期待した。

島根は、主力を欠く厳しい状況の中でも、全員の力で勝利を掴み取り、明るい展望を開いてバイウイーク期間を迎えることとなった。

 

2/9(日)第21節 茨城戦試合後コメント 

安藤誓哉 コメント

「普段の積み重ねが大事だと改めて感じた試合でした。前半は失点もありましたが、オフェンスで粘り、後半は自分たちのペースに持ち込めたのが収穫です。試合中は、どこが一番攻めやすく効率的かを考えながらプレーし、選手同士のコミュニケーションが増えたことで修正もスムーズになってきています。モチベーションの源は、日々の練習で上手くなっていくこと。小さな達成感の積み重ねが楽しさにつながり、それが続ける力になると感じています。負けられない気持ちは常にありますが、成長を楽しみながら、これからも挑み続けます」。

 

納見悠仁 コメント

「前回の負けからしっかり2連勝できたことは、チームにとって大きな意味がありました。特に今日の試合では、悪い流れから立て直し、最後は自分たちのペースに持ち込めたことが収穫です。試合中は、相手に流れを渡さないように得点の目標を決め、全員で強度を維持しながら戦うことを意識しました。個人としても、出場時間の中でどれだけチームに影響を与えられるかを考え、アシストやディフェンスで貢献できたのは良かったです。チームとして100%に近づくためには、細かいプレーの修正やコミュニケーションの強化が不可欠。バイウィークを活かし、後半戦に向けてさらに成長していきます」。

 

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