今大会の注目選手から3名 世代エースの瀬川琉久(東山)と”宮本ツインズ” 宮本聡と宮本耀に大会後に今の現状とウインターカップに向けて聞くことができた。
東山は今年インターハイ王者となった。その中心にいるのがU18日本代表のエースでもある瀬川だ。FIBA U18アジアカップ2024に出場した瀬川と2年生の佐藤凪を起点として得点とゲームをコントロールして強さを見せてきた。今大会はチームで怪我もあったりと4勝3敗で終えて、来月行われるウインターカップに向けてどんな想いを持っているか。また、福岡第一の宮本聡と宮本耀は、双子で福岡第一に入学してからずっと注目されてきて、今この2年生の2人が福岡第一のガードを担っている。兄の宮本聡がPG、弟の宮本耀がSG的なプレーをしてきたが、お互いが2つのポジションを局面ごとにプレーするのが最大の強みになる。福岡第一は今大会4勝3敗で3位で終わり、来月行われるウインターカップへの強い気持ちを聞くことができた。
瀬川琉久(東山3年)
J:試合が多い中で調子のアップダウンもあると思いますが、気持ちも含めてどう調整していますか
「やっぱり自分1人でやっていると迷ってしまったりとか、自分を見失う部分がたくさんあったので、その部分に関しては大澤先生が声をかけてくれて自分のやるべきことをしっかり直すことができました。本当にいろんな方が自分に声をかけてくれて今日に至ったと思っています」。
J:注目もされていて自分の中では順調にきていますか、それとももっとやるべきことや考えることはありますか
「そうですね。やっぱり皆さんが期待をしてくれてる分、プレッシャーもすごくあるんですけど、まだまだ全然期待に応えられていないですし、本当に自分のやりたいプレー、自分が理想として描いているプレーが全然できていないです。本当に自分でもどうしたらいいんだろうと迷うぐらいダメダメだと思うので、しっかりこの1ヶ月、、1ヶ月しかないと思うんですけど、やれることはたくさんあると思っているので、そういった部分を自分と向き合いながら1ヶ月を過ごしていきたいと思います」。
J:ウインターカップでどう強みを出していきたいですか
「チームが苦しい場面であったり、競ってる場面で点を取ることがエースの仕事だと思ってます。今まではそういった部分をナギ(佐藤凪2年)とかに任せてしまっていたんですけど、そういったところをもっと気持ちの部分で自分が成長して、去年の崎濱選手みたいに最後の場面でシュートを決めきれるようなエースになりたいと思います」。
「自分の持ち味は、点を取ることだと思っているので、今日も24点取れたんですけど、全然満足していないですし、30点、40点を超えるようなプレイヤーとして最後のウインターカップで結果は残したいと思っています。そういった部分はブレずに最後までスコアすることに気持ちを入れながらやっていきたいと思っています。チームとしては本当にリバウンド、ルーズボールと誰もができることを全力でやることが本当にまだ足りてないと思いますし、そういった部分を最後に全員で泥臭いことをやれば絶対優勝できると思っているのでそういったところをチームに発信していきたいと思ってます」。
#33 宮本聡(福岡第一2年)
J;大所帯の福岡第一の代表として戦っている想いを教えてください
「今日もまず東京に来れてないメンバー外の人たちが80人くらいいて、その中で3年生でメンバーに入れてない人が大勢いて、その中で自分はやっぱ出場時間を与えてもらってるので、 そこに責任感をしっかり持たないといけないので、軽いプレーはできないのです。そういう意識でやっています」。
J:兄弟でガードをやって勝つためにここからどんな試合を見せていきたいか教えてください
「何かを変えるというよりかは福岡第一の堅守速攻、固いディフェンスから速い攻めをやっぱ突き詰めていかないといけないので、そのためにはやっぱり練習量がもっと大事で、チーム練習だけではなく、個人練習も大事だと思っています。最後自分たちの堅守速攻を練習で突き詰めて、堅守速攻で勝ち切れるようにやっていきたいと思います」。
J:ウインターカップに向けて
「自分たちは2年生のツーガードですけど、 スターターで出てる以上やっぱりチーム勝たせないといけないので、最後あと1ヶ月追い込んでチームを勝たせられるガードになれるようになっていきたいと思います」。
#35 宮本耀(福岡第一2年)
J;大所帯の福岡第一の代表して戦っている想いを教えてください
「今日も来てないんですけど、 ベンチに入れていない3年生であったり、他のメンバーたちのためにも、自分は2年生ですけど、年齢はコートに年齢は関係ないと思っているので、 自分たちが福岡第一のガードを任せられられてる以上、責任を持ってチームを勝たせないといけないです。そこはウィンターカップでチームを勝たせられるようにしたいです」。
J:その福岡第一の数々のガードの先輩たちが結果を出してますけども、色々と比較されることなど今思うが第一のガードとは
「結局チームを勝たせる力があるのがいいガードなので、それは河村勇輝選手であったり轟選手やたくさんの先輩たちがしてきたので、自分たちがアシストでも得点でもディフェンスでもルーズボールでもリバウンドでも何でもいいので、チームを勝たせることが大事だと思っています。それは今年、僕と聡の2ガードではまだできていないから結果を出したいと思っています」。
J:ウインターカップへの気持ちを
「今日の試合でも課題がたくさん見つかりましたし、あと1ヶ月あるので、とことん練習して追い込んで、ウインターカップ優勝できるように頑張っていきたいと思います」。
「トップリーグでの大濠戦では、全く自分たちのバスケができていなかったです。それでも2戦目の八王子戦でまた走るバスケを展開できたんですけど、そのあとウィンターカップ予選決勝で大濠さんに本当にボロボロにやられてしまって、そこからまたもう一度、福岡第一のバスケをするというのをテーマに1ヶ月やってきたんですけど、今日の美濃加茂戦で多くブレイクが出て、そこは収穫になったんじゃないかと思っています。自分的には、自分がもっと決めないといけないと思っていたので、自分たちの得点が伸びたり、アシストが伸びたりしたらチームもいい方向に行くので、そこは自分の課題として、最後1本決めきれる力が足りなかったのかなと思います」。
U18日清食品リーグとは
リーグ戦文化の導入により、実力が拮抗するチーム同士の対戦や、多くの選手への出場機会、また、予定された試合/対戦相手を見据えた質の高い準備など、公式戦の試合数が確保された環境下で競技に取り組むことにより、競技力の向上を目指して設立した競技大会。今年度も 「U18日清食品リーグ」 として 「U18日清食品トップリーグ2024」、「U18日清食品ブロックリーグ2024」 を開催した。